EMD SD40T-2形ディーゼル機関車

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EMD SD40T-2
RJCorman-No-8569.jpg
RJコーマンの8569号。
基本情報
動力方式 電気式ディーゼル
製造所 GM-EMD
製造日 1974年4月 - 1980年6月
総製造数 312両
主要諸元
軸配置(アメリカ式) C-C
軌間 1,435 mm
全長 70フィート8インチ(21.5m)
燃料容量 4,000ガロン(15,100リットル)
主動力 EMD 645E3型 1基
気筒 V型16気筒
出力 3,000馬力 (2,240 kW)
経歴
愛称 トンネルモーター

EMD SD40T-2は、アメリカGM-EMDが製造した6動軸の電気式ディーゼル機関車である。車体形状はフード・ユニット、軸配置は3軸台車のC-C形。搭載するディーゼルエンジンの出力は3,000馬力(2,240kW)である。1974年4月から1980年6月の間に312両が製造された。

SD40-2の長大トンネル対策仕様であり、SD45T-2とともにトンネルモーター(トンネル用機関車の意)と呼ばれるが、正式にはSD40-2の冷却システム変更版とされ、EMDのマニュアルにもその旨が表記されている。

解説[編集]

SD40-2。車体後部ラジエター上にファンが3つ見える。
SD40T-2。車体後部ラジエター側面の吸気口は下にあり、上にファンはない。

長大トンネル対策仕様の最大の特徴は、ラジエターの冷却風の取り入れ方にある。長大トンネル内の天井付近には高温の排出ガスが滞留し排出されにくいため、通常の機関車ではその高温の空気を冷却風として取り込んでしまい、冷却能力に影響が出てしまう。そのため、吸気口をランボード(車体側面のデッキ)の高さに位置することで、新鮮で温度の低い空気を取り入れることができるようにしている。通常、ラジエターファンのグリルは車体後部(運転室と逆側。ロングフード側端部)の側面上側にあるが、本形式は、ランボードに接している。

当初はサザン・パシフィック鉄道(SP)その子会社の計3社が保有していたが、その子会社がSPに合併したため各車ともSPに集結した。後にSPはユニオン・パシフィック鉄道(UP)と合併したため、全車がUPに継承されている。2005年から各社にリースされている。

新製時の所有者[編集]

鉄道会社 両数 ロードナンバー 備考
デンバー・アンド・リオグランデ・ウェスタン鉄道(DRG) 73 5341-5413 すべてショートノーズは81インチまたは88インチ仕様
セント・ルイス・サザン鉄道 (コットン・ベルト) 10 8322-8326, 8372-8376 スヌート・ノーズタイプ
サザン・パシフィック鉄道(SP) 229 8230-8299, 8300-8321, 8327-8341 8350-8371, 8377-8391, 8489-8573 8300台のものは無線操縦装置を搭載したためスヌート・ノーズ。

関連項目[編集]