EGBRIDGE
| 開発元 | エルゴソフト |
|---|---|
| 最新版 | 17.0.2(2007年10月26日) |
| 対応OS | Mac OS X |
| 種別 | 日本語入力システム |
| ライセンス | プロプライエタリ |
| 公式サイト | 閉鎖済 |
EGBRIDGE(イージーブリッジ)は、エルゴソフト(コーエー傘下)が開発・販売していた日本語入力システム(かな漢字変換ソフトウェア)の名称。Mac OS X向けのegbridge Universal 2 (Ver.17.0.2) が最終版となった。最後の商品はMac OS Xのみの対応であったが、それ以前にはMS-DOS(PC-9801)版やWindows版(Ver.6.0〜9.0)やBeOS版、HP-UX版(OSのアジア言語システム環境(ASE)に同梱)も存在した。日本語ワープロソフトであるEGWORDに付属したほか、単品でも販売されていた。
2008年1月28日にパッケージソフト事業終了に伴い、egbridge Universal 2の販売も終了した[1]。
2009年10月26日、コーエーのライセンスを受けた後継ソフトとして、egbridge Universal 2をベースとした日本語入力プログラム「かわせみ」の販売が、物書堂により開始された[2]。
目次 |
[編集] 歴史
1984年1月にエルゴソフト設立と同時に開発が始まり、後にMac用のEgWordとして製品化されるLisa用日本語ワープロ「Lingo」を源流とする。EgWordの心臓部である漢字変換エンジンは「EgConvert」と呼ばれ、この部分を「EgBridge」として単独の製品とするプロジェクトが早くから進められていた。1985年5月に発表され、同月下旬にEgBridge 1.0が発売された。同年8月20日、キヤノン販売が独自に日本語対応を施したDynaMac(ダイナマック)を発売した際に、「マッキントッシュ日本語化ツール」としてEgBridgeが同梱された。これは、EGBRIDGEが漢字Talk 1.0(1986年発表)に先行するもので、アップルによる日本語環境、日本語入力システムよりも歴史が長いことを意味する。アップルジャパンは、初代社長の時代からEgWordに対して開発支援を行っていたため、2代目社長がEgBridgeの権利を手中に収めようとしたが、他機種への展開を構想していたエルゴソフトはこれを断り、アップルは独自に日本語入力システムを開発することとなった。
(以下、注記のないものはMac版、Ver.12以降はMac OS X版。)
- 1985年5月 - EgBridge Ver.1.0発表
- 1985年10月 - EGBridge Ver.2.0発売
- 1986年4月 - EGBridge Ver.2.2発売
- 1986年10月 - MS-DOS用EGBridge Ver.1.0発売
- 1988年4月 - EGBridge Ver.3.0発売(漢字Talk 2.0対応)
- 1989年3月 - EGBridge Ver.4.0発売(漢字Talk 6.0対応)
- 1989年9月 - EGBridge Ver.4.1発売(漢字Talk 6.0.2対応)
- 1990年10月 - EGBridge Ver.5.0発売(漢字Talk 6.0.4対応)
- 1991年8月 - EGBridge Ver.5.1発売
- 1993年2月 - EGBridge Ver.5.2発売
- 1994年6月 - EGBRIDGE Ver.6.0発売
- 1994年10月 - Windows用EGBRIDGE Ver.6.0発売
- 1995年11月 - EGBRIDGE Ver.7.1発売
- 1997年2月 - EGBRIDGE Ver.8.0販売開始
- 1997年11月 - EGBRIDGE Ver.9.0販売開始
- 1998年 - EGBRIDGE Ver.9.0 for Windows 95/98/NT 4.0
- 1998年11月 - EGBRIDGE Ver.10販売開始
- 1999年11月 - EGBRIDGE Ver.11発売
- 2001年2月 - EGBRIDGE Ver.11.5を発売、Mac OS X 向けベータ版の提供開始
- 2001年7月 - Mac OS X対応版EGBRIDGE Ver.12発売
- 2002年3月 - EGBRIDGE Ver.13 for Mac OS Xを発売。 EGBRIDGE Ver.11.8 for Mac OS 9/8.6同梱。
- 2003年3月 - EGBRIDGE14発売。電子辞典を標準搭載。
- 2004年10月 - EGBRIDGE15発売。文脈解析技術を採用。これまでは主辞書登録語の増強とAI変換で効率を上げていた。
- 2006年3月 - egbridge Universal発売
- 2007年3月 - egbridge Universal 2発売
- 2008年1月28日 - 販売終了
- 2009年9月28日 - 株式会社物書堂より事実上の後継である“かわせみ”が発売されることが発表された[3]。
- 2009年10月26日 - “かわせみ”の販売が開始された[2]。
[編集] 評価
アップルによるMac付属日本語入力システム(漢字Talk、2.0変換、2.1変換、漢字Talk 7以降はことえり)よりも変換効率やカスタマイズ性に優れ、Macユーザに古くから愛用されている。Mac OS Xへの移行後は、OSの最新バージョンへの対応が迅速で、OSの新機能の活用(たとえば「ヒラギノ2万字」やUnicodeといった大規模文字セットへの対応)にも積極的だった。
[編集] 出典
- ^ エルゴソフト (2008年1月28日). “egword、egbridge パッケージソフト事業終了のお知らせ”. 2008年1月28日閲覧。
- ^ a b 物書堂 (2009年10月26日). “かわせみの販売を開始しました。”. 2009年10月26日閲覧。
- ^ 廣瀬則仁 (2009年9月28日). “使い慣れた日本語入力プログラムを再び... (HTML)” (日本語). 物書堂. 2009年9月28日閲覧。
[編集] 参考文献
- 斎藤由多加『林檎の樹の下で : アップル日本上陸の軌跡』毎日コミュニケーションズ、2003年 ISBN 4-8399-1270-X
[編集] 外部リンク
- egbridge Universal 2 製品情報(エルゴソフト)
- EGBRIDGE Version 9.0 for Windows 95/98/NT 4.0
- EGBRIDGE Ver.9.0 for BeOS
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