Dr.スランプ

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Dr.スランプ
Dr.SLUMP
ジャンル 少年漫画ギャグ漫画
漫画
作者 鳥山明
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス(JC・完全版
集英社文庫(文庫)
発表号 1980年5・6合併号 - 1984年39号
巻数 全18巻(JC)
全9巻(愛蔵版・文庫版)
全15巻(完全版)
その他 第27回(昭和56年度)小学館漫画賞少年少女部門受賞
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Dr.スランプ』(Dr.SLUMP、ドクタースランプ)は、鳥山明による日本漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1980年から1984年まで連載。1981年アニメ第1作は『Dr.スランプ アラレちゃん』、1997年のアニメ第2作『ドクタースランプ』は本項で説明する。

作品解説[編集]

ペンギン村に住む発明家、則巻千兵衛(のりまき せんべえ)博士が作ったロボット、則巻アラレのハチャメチャな日常を描いたギャグ漫画。基本は一話完結型だが、複数回に渡って続く話もある。

コミックスの発行部数は累計3000万部。ジャンプ・コミックスの第5巻は、初版130万部を発行し『ドラえもん』(巻数は不明)の120万部を上回り、当時の日本におけるコミック単行本の初版部数を更新[1]。さらに第6巻は初版220万部と、日本のコミック単行本初の初版200万部超となった[1]

ロボットなのに眼鏡をかけるという設定、擬人化した動物のキャラクターが登場するなど独特の世界観も人気の一つであった。鳥山の出身が愛知県清洲町(現・清須市)ということもあり、その地域で使われる方言の名古屋弁が作中で多用されている。また、「ほよよ」、「んちゃ」、「キーン」、「バイちゃ」などのアラレ語は流行語にもなった。原作に見られる、 則巻千兵衛やスッパマンらを馬鹿にするいわゆる「中傷語」は大幅にアニメではカットされ削除された。

当初は則巻千兵衛を主人公として毎回発明品で失敗する、という方向性のストーリーであったが、担当編集者の鳥嶋和彦の強い主張により、アラレを主人公に据えて展開された。この時点ですでに4話分のネームが完成していたため、主人公は4話までが千兵衛、5話以降がアラレという変則的な展開となる[2]。この変更に鳥山は当初抵抗感があったものの、結果的に本作は人気作品となったため「鳥嶋さんが正しかった」と後に認めている。なお、本作が短期打ち切りとなった時のことを配慮し、連載開始前からすでに鳥嶋と次回作の打ち合わせをしていたことも明かしている。

鳥山が大の車好きということもあり、扉絵にはアラレが自動車を運転する場面などが多く描かれた。しかしあまりに描きすぎて、担当の鳥嶋に注意されたこともあった。大概は鳥嶋の意向を汲んできた鳥山であったが、恋愛漫画を描くのが大の苦手であり、アラレとオボッチャマンのラブシーンの要求には気が進まず拒否したという。

作中の時間経過は現実にあわせてあり、千兵衛の年齢は連載当初では28歳だったが終盤では33歳になっている。また、アラレたちも進級し、終盤では高校生だったタロウが就職したり、アラレやあかねが自動車の免許を取る話もあった。

ちょっとだけかえってきたDr.スランプ[編集]

ちょっとだけかえってきたDr.スランプ
ジャンル ギャグ漫画
漫画
作者 鳥山明
出版社 集英社
掲載誌 Vジャンプ
レーベル VJC
発表号 1993年2月21号 - 1996年9月号
巻数 全4巻
話数 全40話
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ポータル 漫画アニメ
ちょっとだけかえってきたDr.スランプ』(ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP)は、鳥山明による日本の漫画作品。『Vジャンプ』(集英社)にて1993年2月21号から1996年9月号まで連載。単行本全4巻は絶版。『Dr.スランプ』から数年後を舞台とされている。本作の単行本はフィルムコミックとして発売された。TV終了後に公開された映画4作『んちゃ! ペンギン村はハレのち晴れ』、『んちゃ! ペンギン村より愛をこめて』、『ほよよ!! 助けたサメに連れられて…』、『んちゃ!! わくわくハートの夏休み』は本作の設定を踏まえて製作されている。キャラクターデザインなどが若干アレンジされており、Dr.マシリトやスッパマンのデザインはそのまま『ドクタースランプ』に引き継がれた。
  • 原作・監修:鳥山明
  • 脚本:小山高生
  • 作画:中鶴勝祥
  • デザイン:バナナグローブスタジオ
  • 企画ページ構成:樹想社

映画[編集]

登場人物[編集]

則巻アラレやその同級生などのペンギン村の面々が主として登場。時折、さまざまな宇宙人などもゲストキャラクターとして姿を見せる。

愛蔵版以降では登場キャラクターの一部が修正されている。黒人差別をなくす会の抗議により、人食い人種のキャラクター(単行本第9巻・新婚旅行の話の導入部など)や大都会島アメリカンハイスクールのサンデーブラザーズやアラレ、あかね、オボッチャマンがやらされたジャングルの奥地の住人の扮装が愛蔵版では修正された。完全版においては、新婚旅行に登場したキャラクターのデザインが元に戻っているが、表紙ではナス、本編ではトマトを連想し易い配色に変更している。

また、連載初期はウルトラマンなどの特撮キャラクターが背景に描かれていたが、愛蔵版以降では円谷プロダクション関連のキャラクターがオリジナルキャラクターに描き換えられている。一方、ゴジラの場合は「©東宝」の表記を加え、許諾を得たことで改変が回避されている。なお、文庫版は愛蔵版と同一の版を使用して印刷されているため、修正箇所なども愛蔵版と同一。その他に、学校での授業風景、並びに山吹(則巻)みどり、ニコちゃん大王、コマッタちゃんなど、「ロンパールーム」に対するオマージュとも取れる設定の場面や登場人物もあった。

舞台設定[編集]

ペンギン村の月名
1月 ハコフグ
2月 ニジマス
3月 ホヤガイ
4月 ヘラブナ
5月 トビウオ
6月 イソギンチャク
7月 ロボソ(クチボソ[3]
8月 ハリセンボン
9月 ザリガニ
10月 ペンケイガニ[4]
11月 プランクトン
12月 シーラカンス

本作の主な話の舞台は、ゲンゴロウ島にある村「ペンギン村」。作中では何度もド田舎であることが強調されており、風景は山々や地平線ばかりがのぞき、民家もまばらにしか存在しない。生徒が少ないため、学校は一クラスのみであり、入学試験などもない。作中の設定では日本国内となっており、ゲンゴロウ島は日本列島近海にある島とされている[5]。モチーフはアメリカ西海岸[6]

人間とともに、人語を話し二足歩行する動物も、数多く在住し、人間と同等の権利を有している。その一方で人語を話さず二足歩行しない動物も棲息している。架空の動物や怪獣の類いも数多く在住、あるいは棲息し、モブシーンでは何故かモビルスーツまでおり、かなり混沌とした状況となっている。

住民の気質は総じてのんきで大らかであり、細かいことは気にしない人々ばかりである。そのため村は平和でのんびりとしてるようにも思われるが、「アホしかいないだけに、犯罪件数も決して少なくは無い」と、治安の悪さを物語るエピソードが存在する。作中でも身代金目的の誘拐や、銀行強盗などの凶悪犯罪が何件か発生していた。一方、過剰な取り締まりが原因で村民全員が逮捕されたこともある。

ゲンゴロウ島にはペンギン村の西北西にドラゴン町(まち)がある。またそれ以外にもあげは町、モンシロ町、カナリア村があり、他にも2村存在。ペンギン村の南部にある海峡を隔てた離島にはカモシカ村、位置関係は不明だが離れた(手漕ぎのボートでは到達困難な)場所に大都会島がある。

本作では、作中の日付の月の部分は通常の「XX月」の代わりに、魚などの水棲生物の名前を使用している。小説『Dr.スランプ(映画編)』によると各月との対応は表の通りである。これらの頭文字を繋げると「ハニホヘトイロハザペプシ」となり、ペンギン村の小学園で真っ先に教えられることとされる。年については、本作中では連載時の現実の世界にあわせた西暦が使用されている。のちに『ドラゴンボール』と同一世界になったため、エイジ紀元で解説する書籍もある[7]

則巻千兵衛の主な発明品[編集]

作中には千兵衛による発明品が数多く登場している。ここではそのうち、原作に登場したものを挙げる。アニメ版ではこの他にもオリジナルの発明品が登場する。擬人化されたり喋ったりするメカも多い。

アンドロイド
人造人間の定義ではアンドロイドだが、作中では「ロボット」や「人間型ロボット」となっている。
ロボビタンA(エー)
アラレとオボチャマンの燃料。原料は海水
「しんぞうのおと」テープ&デベソスイッチ
アラレが学校で健康診断を受ける際に、アラレに心音が無くてロボットとばれることを恐れ心音のカセットテープを作って彼女の胸に仕込み、ヘソのスイッチで音が出るようにした。テープには本物の心音ではなく千兵衛が口真似して吹き込んでおり、さらにアラレが余計な歌声(ドンパン節)を入れ、アラレへの千兵衛の怒鳴り声まで入っていたため、聴診した医者が驚いて心停止を起こし救急車で運ばれる騒ぎになる。
アラレ目テレビジョン
アラレの首の配線に映像送信機を接続し、彼女の目を通した映像をテレビに映す。アラレの行動監視のために作ったが、千兵衛はアラレがみどりのパンツを見たことから、一緒に入浴させてみどりの裸を見るという作戦を思いつく。だが、アラレの近眼を失念していたため失敗に終わる。
エネルギー警報装置
アラレがエネルギー切れすると、千兵衛の研究室にある火災報知機に似た装置が鳴って知らせる。ただしアラレの居場所まではわからない。
警察犬ロボット
声 -第1作・ 玄田哲章 / 第2作・今村直樹
行方不明となったアラレを急遽探すために作られた。匂いで目標を追跡する。実際の犬に忠実に作りすぎたためマーキング(小便)や喧嘩などをしてしまう。
デカチビ光線銃
対象物を100倍の大きさにしたり、100分の1の大きさにすることができる。ヘアードライヤーと形が似ている。アラレたちに悪戯されるのを防ぐため、後に1時間の制限がつく。
みらいカメラ
ダイヤルで指定した年数分の未来の姿を写すことができるカメラ。千兵衛は自分が将来禿げるのを知られたくなかったため、このカメラを隠しておいた。また、この道具の効用を披露した際、千兵衛はアラレから「ドラえもんみたい」と評されるが、即座に「あれはマンガ!」と返していた(直後に作者に「あんたもマンガ!」と突っ込まれた)。空豆タロウが将来、警察官になることを最初に示したのも、この道具だった。
タイムスリッパー
タイムくんの - 第1作・千葉繁 / 第2作・風間信彦
置き時計に口と手足の付いた「タイムくん」と「ツンツル板」から構成されたタイムマシン。タイム君とツンツル板を接続してダイヤルで年数を指定後、タイムくんの頭上のレバーを操作し(過去に行く場合はレバーを押し、逆に未来に行く場合はレバーを引く)、タイムくんがツンツル板の上で「タ〜イムスリップ!」の掛け声と共にダッシュしながらスリップすることによりタイムスリップができる。ツンツル板がなくてもツルツルしたもの(例:ピースケの刈られた頭)があればタイムスリップは可能。作中で千兵衛が「1年単位でしかタイムスリップできない」と語っているが、何度か日もしくは時間単位で移動している。アニメ第1作190話では根性で30分前にタイムスリップしている。また誤って「タ〜イムストップ!」と叫びながらスリップし、時間を止めたこともある。
連載初期およびアニメ版第1作では、タイムくんは千兵衛の発明品の中でよく顔を見せている。性格は生みの親である千兵衛を呼び捨てする生意気な面がある。
後にターボがより高性能な昆虫型タイムマシンを製作しており、オボッチャマンと作者がそれぞれ10年後の未来に行くために使用している。
起動の際は「本日は幸い好天に恵まれまして…」といった無駄な挨拶をすることが多い。案内の際は「本日の御乗車ありがとうございます」「現代行き発車いたします」など、鉄道会社の車掌を思わせる言葉を口にする。
しびれ光線銃
タイムスリッパーで中生代へ行った時に携行した武器。恐竜を痺れさせるはずだったが、恐竜のバリヤーに防がれてしまった。
エンヤコーラ号
空を飛びたいとせがむアラレに作った二人乗り飛行機。タロウによると操縦盤はバイクより簡単。エンジンの代わりにドラム缶サイズのコーラを良く振ってセットし、噴出の勢いで飛ぶ。ただしコーラが切れると墜落する。アニメ第2作ではその後も翼を広げ滑空できたが、その翼もすぐ壊れた。「エンヤコーラ号」の名は作中には登場せず、ジャンプ・コミックスの発明人気投票結果で明かされている。
変身ポンポコガン
タヌキの顔を模した光線銃形のメカ。対象者に向かってマイクで変身させたい物を叫んでトリガーボタンを押すと、先端の球から変身光線が出て、対象者の姿をその物に変えることができる。元に戻すときは「元に戻れ!」と言い、自宅が破壊されたときもこの機能で復元させている。何かを変身させた時にポンポコガンが壊れてしまうと、修理または新たに製作しない限り元に戻せない。
ホンモノマシーン
声 - 第1作・佐藤正治(239話) / 第2作・太田真一郎
手足と顔がついた大型電気炊飯器の形をしたメカ。写真や絵などをこの中に入れてお湯を注ぎ蓋をし、ロックバンド「ザ・マヨネーズ」の音楽に合わせてダンスを踊りだす。一仕切り踊ると沸騰音が鳴り、中から写真や絵の中の物が実体化して現れる。アニメ第2作では貨幣、美術品、人間などの不正コピーを防ぐため時間制限がある。スケベ本の中の女性モデルを実体化するために製作した。
床屋ロボットバーバーマン
声 - 第1作・飯塚昭三
散髪をするロボット。腕は悪く口も悪い。立場が危うくなると自爆する。独身時代、「(園長)先生がうちに来るよ」とアラレが言ったのを、みどりが来ると勘違いして髪を整えようとしたが、バーバーそらまめのクリキントンが留守だったため慌てて製作した。
イチゴパンツ大作戦
みどりのパンツを見る目的で仕掛けた、ルーブ・ゴールドバーグ・マシンのようなもの。ネズミが駆け出すのを引き金に、配置された様々なからくりや動物たちが連鎖的に動き(からくりの確実性や動物たちの性質は、ギャグ漫画ならではの荒唐無稽な代物)、最後にブタがくしゃみをした勢いでスカートがめくれる寸法。前編ではみどりがスラックスを履いていたため挫折し、後編では狙いが逸れて前を歩いていたのんきおじっさの上着がめくれてしまった。アニメ第2作では千兵衛のじいちゃんの作戦(標的は同じくみどり)。
透明人間になる薬
婦警に無実の罪を着せられた復讐のために調合。内服薬なので衣類は透明にならないが、千兵衛はパンツを脱がなかったために宙に浮いたパンツとして追い回された挙句、婦警に飛びかかろうとした際に信号無視して車にはねられた。
おとぎマシーン
声 - 第1作・千葉繁 / 第2作・中尾みち雄、太田真一郎
シルクハットを被り、厚い眼鏡をかけた小型のマシーンで、マシーンが「本に入りゃ!」と言って持つ傘から放つ光線を浴びると、本の中の世界に入ることができる。入った人物の行動によっては、本の内容が変わってしまうこともある模様。本に入った人物を出すときはマシーンが「本から出や!」と言っているが、状況によっては本の登場人物が一緒に出たり、入っていた人物の一部が本の中に取り残されたりすることもある。スケベ本の中に入るために製作した。
ピンポン号
声 - 第1作・古川登志夫 / 第2作・沼田祐介
手足が付いた球形の乗り物。団扇を使って空を飛び、潜水具を付けて水中も泳げる。ワンダーアイランドに向かうため最も短い発明時間で作った。則巻家全員と冷蔵庫などの大荷物を載せて世界各地を飛んだことがあり、かなりのパワーと滞空距離がある。
ビデオくん
声 - 第1作・千葉繁 / 劇場版・田の中勇
ビデオデッキ内蔵テレビを擬人化したようなメカ。ビデオテープを口から飲み込み再生する。千兵衛の父が遺したビデオを再生した際、再生後にテープが「自動的に消滅」したため一緒に吹っ飛ばされた。
ホーホレチャッタノヨララランラン薬
ワンダーアイランドに住むギャースカ大魔王の涙に自分の鼻糞を混ぜて作った惚れ薬。正確には千兵衛の父の発明品で、彼も妻(千兵衛の母)に使用した。冒険の末に完成させみどりに飲ませようとしたが、アラレがあかねに見せようと持ち出した際に誤ってこぼして樹にかかり、その樹が千兵衛に惚れて動き出す。アニメ第2作での名称は「ホレナミンX」。
百円ライター
オルゴールのような箱で、ゼンマイネジを巻いてボタンを押し、百円玉を入れるとミニロボットが出て来てマッチで火をつけるというやたら手間のかかるライター。ロボットは妙に礼儀正しい。
宇宙船
原作では4機の宇宙船が作られている。個別の名称がないので便宜上製作順に「○号機」と呼称する。1号機と4号機は大気圏突破や現実の宇宙船を遥かに超えた高速飛行(太陽系外の惑星にもドライブ感覚で行ける)が可能。
1号機
みどりとのデートに用意した。軽乗用車のようなボディに二足と小さい三角翼が付いたデザイン。後に4号機でアラレたちがニコチャン星に行ってしまった際、連れ戻すために使用した。軽乗用車型だけにトイレは装備されておらず(2号機以降も装備されているかは不明)、催したら人間が呼吸できる星に降りなければならない。
2号機
ドランパイア達が泥棒に入った夜に、仕上げ直前まで作っていたロケット型。まず乗っ取って母星に帰ろうとしたニコチャン大王達が侵入、続いて大型金庫と間違えて入ったドランパイア達が金の隠し場所を開けようとして誤発射させ、彼らを乗せたままドランパイアの館に飛び込み大破した。
3号機
みどりとの新婚旅行に用意した。円盤のようなデザイン。まいごバッジ(後述)の信号を受信するレーダーや、ビーム砲を搭載。大気圏外に出ることなくジャングル少年に撃墜されたが、千兵衛の旅行計画からすると数日で太陽系を一周できる性能があった模様。
4号機
重力コントロール装置(後述)を組み込んだ。いまいち成否に不安があったので、試しにニコチャン大王達に贈って乗せたところ成功、彼らは念願の帰郷を果たす。しかしアラレとガジラも密航して行ってしまった。
ドロボット
声 - 第1作・古川登志夫
サンタクロース気取りでよその家に潜入する時に使った、ゼンマイ式のピッキング用小型ロボット。
オーチャくん
声 - 第1作・増岡弘 / 第2作・西村知道
乗り込んだ者の思ったことを何でもやってくれるパワードスーツ型のマシン。アラレ曰く「カニロボット」。名前の由来は「横着」からで、使いすぎると不潔かつ運動不足になる。アラレの家事能力の無さに嘆いて製作した。
スーパーセンちゃん
大都会島テレビの番組に出演することになり、番組に持参する発明品として作った遠隔操縦式の身代わりロボット。本物の千兵衛はペンギン村から操縦している。一見妙なコスプレをした千兵衛当人にしか見えず、怪力を振るったりもしたがリハーサルで頭部を外して見せるまでロボットだと気付かれなかった。スタッフからも絶賛されたが、本番直前に誤って操縦機が壊れ暴走し、外で「戦争ゴッコ」をしていたアラレ達と共に大都会島で暴れ回り番組どころではなくなった。アニメ第2作64話ではマークIIが作られたが起動と同時に暴走する。
呼称は本編中では呼ばれず、副題とジャンプ・コミックスの発明人気投票結果で表記。
スペシャル船(シップ)
テレビ番組出演で大都会島へ向かうために作った。ロボット船頭が櫓を漕ぐ和船で、非常に遅いために途中でチビルのタクシードラゴンに乗り換える。『ワンダーアイランド2』でも同形の船が登場している。
コピーくん
声 - 第1作・大竹宏(50話)、佐藤正治(210話) / 第2作・田中一成
巨大なカメラに手足が付いたロボットで人物の分身を作ることができる。千兵衛のブッキング(アラレたちとの約束とみどりとのデート)対策として製作される。被写体をピントに合わせ、フラッシュを焚いて撮影した直後に後方カバーが上に開き、中から分身が飛び出す。但し、分身もやりたいことは本体と同じで喧嘩になり、ブッキング対策としては役に立たなかった。フラッシュを一回につき連続して焚くことにより一度に分身を数多く作ることもできる。
アニメ第1作の50話ではスローな口調で喋り、一人称は「私(わたし)」。アニメ第2作ではハキハキとした口調で喋る。分身は本体と比べて身体と服の色が薄く、区別しやすくなっている。また新たな設定として「コピーよ消えろ!」とコピーくんが叫ぶとフラッシュが焚かれるとともに分身が消滅する。
時間よ止まれマシーン
作者の依頼で作った大掛かりな時間停止装置。操作者自身も停止してしまう欠陥品で、停止後にどうやって復帰したのかは作中でも謎とされている。アニメにおいては、ペンギン村の村民全員が「自分以外の人間の時間が停止する」と思い込んで集まってくるという内容で、オチが半ば以上わかってしまう内容になっている。
若返り薬
加齢による体力の衰えを感じた千兵衛(当時29歳)が、オジン臭さからみどりにふられることを危惧して作る。材料(牛乳200cc、ミミズの目玉3個、梅干し3個、ガメラの卵2個、角砂糖1.5個、塩大匙1杯、オロビタンD〈架空のドリンク剤〉1本)を良くかき混ぜ弱火で約20分間煮詰めて冷蔵庫で冷やすと完成。この材料で作った分量を飲み干した千兵衛は赤ん坊になる。当日の晩、赤ん坊の姿をいいことにみどりに甘えた後に眼前で急に元の姿に戻ったので、仰天したみどりにボコボコにされた(急に元に戻ったことはアラレも驚いていた)。
お手伝いロボットアキコさん
Dr.スランプの登場人物の「アキコ」を参照。
レッツゴウ号
ペンギングランプリで使用した水陸両用マシン。球状の本体に手足、オール、スキーが付いている。湖を浮いてオールで漕ぎ進み、崖をボールのように弾んで飛び越え、雪山をスキーで滑走するが、最後の難関・地雷原(アニメ第2作では溶岩地帯)で大破した。
みにちゅあわが家
則巻家のミニチュア。このミニチュアに起こった出来事が、指定した時間後に(0の場合は直ちに)本当に起きる(例えば、ミニチュアの屋根に指を突き刺すと、本物の屋根も巨大な指に突き破られる)。特定人物のミニチュアを作って操作することで、本人に影響を及ぼすことも可能。みどりのパンツを見てさらにキスをするために製作した。千兵衛が「この漫画に理論など無い」と言い切ったように、原理は謎とされている。
アニメ第2作ではミニチュアに起きた出来事は、装置の電源を切ればキャンセルできる。また、この時の騒動がみどりへのプロポーズのきっかけになった。
おサンポジェット
アラレ用の、背中に背負う飛行ジェットエンジン。みどりとの新婚旅行を邪魔されないように気をそらす目的で作ったが、さらわれたみどりの追跡に活躍することになる。みどりを食べようとするジャングル少年との戦いで壊れた。
まいごバッジ
新婚旅行の際に迷子対策として作りみどりに持たせた、発信機入りバッジ。信号は宇宙船(3号機)のレーダーで探知でき、さらわれたみどりの追跡に活用した。
モリモリと元気に生長する薬
アラレがニコチャン大王から手乗り文鳥を貰って来たが、飼い方を知らずにアイスキャンデーを食べさせて具合が悪くなったので回復のために調合。一匙飲ますと文鳥は元気になったが、則巻家より巨大に成長してしまった。
変身コンコンヘルメット
声 - 第2作・宇和川恵美
キツネの頭を象ったヘルメット。葉っぱに変身したいものの名を書き、その葉っぱを頭に挟んでこれをかぶり宙返りをすると変身できる。みどりに悪戯をするつもりで別の女性を触ってしまい、痴漢で逮捕されることを恐れて慌てて製作した。この後アラレ達によって持って行かれ、このヘルメットによってペンギン村をパニックに陥れる。
重力コントロール装置
ルマルマ星人タマからもらった、壊れた偵察機のエンジン。早速真似て作ったものを烈津號に取り付け摘一家は中国に帰ろうとしたが、部品などの見落としが多数あって出力が続かず墜落した。次に作って組み込んだ宇宙船(4号機)では成功。だが、その後あかねに作ったエアバイクは壊れ易い上に自転車より遅い代物で、ターボが改良してやっとまともに動いた。
ロボビタンA(エース)
読者投稿作品。空を飛ぶ哺乳瓶型ロボット。アラレがエネルギー切れになると探して飛んで行き、エネルギー源であるロボビタンA(エー)を補給する。オボッチャマン編で一回だけ使用された。
テレポートぼうし
読者投稿作品。どこへでも瞬間移動できる帽子。作中の使用は1話分2回きりで、「最近出番が無いため」という理由で脈絡も無くマシリトの所に出現したのみ。
タイムストップウォッチ
懐中時計の形をした、時間を止める機械。製作目的は、みどりのパンツを15センチ間近で見ること。使用した者の時間だけが止まらずに進んでいくため、乱用するとどんどん歳を取っていく。千兵衛の設計では作動せず、ターボがこっそり設計図を書き直して完成した。
瞬間カルタとりき
瞬間的にカルタが取れるという発明品
ドリーム・マシン
第226話で登場したみたい夢を見られて、最大5人まで同じ夢を見られるというマシーン
怪物オートバイ
第2回ペンギングランプリで使用したスーパー二輪車。バイクというよりはローラー車に近い。どんなハード走行にも耐えられると豪語していたが、レース前半で落とし穴にはまりあえなく脱落。
最終回用メカ
最終回のために連載開始時から考えていたらしい、巨大なロケット。派手な打ち上げで盛り上げた割には、最後に戻って来た先端のカプセルから小さいロボットが出て短く挨拶するだけ。最後を飾るにはあまりに下らなかったため、千兵衛は集まった住民に袋叩きにされた。


テレビアニメ[編集]

Dr.スランプ アラレちゃん[編集]

1981年にアニメ化。大ブームを巻き起こし、アニメ視聴率歴代3位を記録している。原作が少年誌掲載でありながらもその人気は、女性や未就学児にまで広がっていった[8]

エンディングテーマ『アラレちゃん音頭』は、全国の盆踊り大会で使われ大ヒットした。一方で、ウンチが毎回のように登場するなどの点で日本PTA全国協議会から槍玉に挙げられたこともあった。アニメ第1作の初期はウンチに関する描写はかなり抑えられており(ウンチをとぐろを巻いたヘビに変更するなど)、アラレが「みっちゃんみちみち」を歌う場面も歌詞が差し替えられていたが、しばらくして大っぴらに描写されるようになった(顔をつけて擬人化し色もピンクやオレンジなどにして不潔感を抑える工夫をしている)。

他国では香港においても『IQ博士』というタイトルの広東語吹き替え版(歌:アニタ・ムイ)が放送され人気を博し、テーマ曲も広い世代に知られている。その他アジア各国、ヨーロッパでも放送され、中国では『阿拉蕾』というタイトルでも知られている。

ドクタースランプ[編集]

ドクタースランプ
ジャンル ギャグアニメギャグ漫画
アニメ
シリーズディレクター 山内重保
シリーズ構成 西園悟
キャラクターデザイン 中鶴勝祥山室直儀
音楽 Funta、鍵山稔
アニメーション制作 東映動画
製作 フジテレビ・
東映動画
放送局 フジテレビ系列
放送期間 1997年11月26日 - 1999年9月22日
話数 全74話+スペシャルエピソード2話
テンプレート - ノート
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鳥山明の原作漫画『Dr.スランプ』のアニメ第2作。1997年11月26日から1999年9月22日に11年間続いたドラゴンボールシリーズ最終作『ドラゴンボールGT』の後番組としてフジテレビ系で放送された。キャラクターデザイン、色設定、スタッフ・キャストなど一新した作品。主要キャラクターのデザイン原案は原作者・鳥山自身が務めている(本作DVDのブックレットなどに鳥山の描くキャラクターが掲載されている)。旧作が大ヒット作だった事から、集英社では自社の雑誌数十誌でアニメ化告知を掲載するなど大規模な宣伝を展開し、良好な視聴率を残した。

本作の前年にスタートした『ゲゲゲの鬼太郎(第4シリーズ)』が、シリーズ後半の第64話から東映アニメーション初となるフルデジタル制作を導入し、コストダウン・省力化などで実績を挙げたのを踏まえ、本作もフルデジタルで制作された。彩度が高くエッジがハッキリした独特のメリハリ感の強い画調が特徴。またキャラクターの衣装などポップなイメージを重視し、ノウハウ取得・蓄積のための実験的な作画手法などもみられた[9]。なお、原作の脇役キャラクターのうち、ウルトラマンゴジラガメラなど版権キャラクターをモデルとしたキャラクターなどがほとんど登場しないのも特徴である[10]

番組終了後は『ONE PIECE』が放送開始し、『Dr.スランプ アラレちゃん』から水曜19:00 - 19:30枠にて18年半続いた鳥山明原作のアニメは終了となった。

2008年3月21日に「SLUMP THE BOX 90's」と題してDVD-BOXが発売された。

テレビ[編集]

旧シリーズと同様に初期は1回の放送が2話構成だったが、途中から1回の放送で1話の構成になった。なお、あくまで体裁のみが1話構成で実際にはABパートで別のエピソードを放送することも多かった。

中盤以降は、原作で数話にまたがるエピソードを連結して1話にしたり、アニメオリジナルのエピソードを放送する場合も多く、全74話のうち3割ほどがアニメオリジナルのエピソードとなっている。

終盤には3週・4話に渡り『ドラゴンボール』の孫悟空を登場させた(『ドラゴンボール』の原作漫画およびアニメに存在するエピソードを逆輸入。ただし、登場人物などいくつか相違点も見られる)。

  • 放送期間:1997年(平成9年)11月26日 - 1999年(平成11年)9月22日
  • 放送時間:毎週水曜日19時00分 - 19時30分
  • 放送話数:全74話+スペシャルエピソード2話
  • 平均視聴率15.3%、最高視聴率24.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
スタッフ[編集]
  • 企画 - 森下孝三、吉田竜也、河合徹→川上大輔
  • 原作 - 鳥山明 
  • 製作担当 - 鳥本武
  • シリーズ構成 - 西園悟→(不在)
  • 音楽 - Funta、鍵山稔
  • キャラクターデザイン - 中鶴勝祥山室直儀
  • 美術デザイン - 辻忠直
  • 美術ボード - 吉池隆司
  • 色彩設計 - 浅井聡子、辻田邦夫
  • シリーズディレクター - 山内重保
  • 美術進行 - 御園博
  • デジタル撮影 - 三晃プロダクション
  • オンライン編集 - 福光伸一
  • 録音 - 二宮健治
  • 効果 - 新井秀徳
  • 選曲 - 渋江博之→神保直史
  • 記録 - 梶本みのり→小川真美子→原芳子
  • 広報 - 為永佐知男
  • 録音スタジオ - タバック
  • オンライン編集 - TOVIC
  • 製作協力 - 東映
  • 製作 - フジテレビ、東映動画(現・東映アニメーション)[11]
主題歌[編集]
オープニングテーマ
「顔でかーい」(第1話(1997年11月26日) - 第30話(1998年8月19日))
作詞 - U子 / 作曲 - Hide&U子 / 編曲 - Hide / 歌 - Funta
  • 歌詞の内容が差別や中傷を含んでいると話題になった。
「HELLO,I LOVE YOU.」(第31話(1998年8月26日) - 第61話(1999年5月26日))
作詞 - サンプラザ中野 / 作曲・編曲 - M・KAWAI / 歌 - YURIMARI
「アラレ!パラレ!」(第62話(1999年6月2日) - 第74話(1999年9月22日))
作詞 - 太田光 / 作曲・編曲 - 太田美知彦 / 歌 - ドクタースランプオールスターズ
エンディングテーマ
「鼻毛がちょっととびだしている。」(第1話(1997年11月26日) - 第33話(1998年9月9日))
作詞 - U子 / 作曲 - Hide&U子 / 編曲 - Hide / 歌 - Funta
「LET ME GO!」(第34話(1998年10月14日) - 第45話(1998年12月23日))
作詞 - 松崎麻矢 / 作曲 - 木村貴志 / 編曲 -木村貴志&Achilles Damigos / 歌 - Favorite Blue
  • エンディングでは唯一歌詞テロップが表記されなかった。また途中から映像に合わせた登場人物のセリフのやりとりが挿入された。エンディング映像の元は原作『ドドドでペンギン村の巻』。
「あなたがいてわたくしがいて」(第46話(1999年1月13日) - 第74話(1999年9月22日))
作詞 - 奥山美由希 / 補作詞 - m.c.A・T / 作曲・編曲 - 富樫明生 / 歌 - オボッチャマン君(くまいもとこ)
  • 作詞は番組で募集した視聴者によるもの。毎回イントロ部分ではその回の主要キャラクターによる反省会的なかけあいがあった(46話から47話のみ無し)。エンディング映像の元は原作『ガッちゃんえらいっ!!!の巻』。
各話リスト[編集]
フジテレビ系列 水曜19:00 - 19:30枠
前番組 番組名 次番組
ドクタースランプ
(1997年11月26日 - 1999年9月22日)
ONE PIECE(第1話 - 第63話)
(1999年10月20日 - 2001年3月21日

映画・特別編[編集]

映画
  • ドクタースランプ アラレのびっくりバーン(1999年)
    • 2009年9月21日発売の『Drスランプ 劇場版DVD-BOX』に収録されている。
特別編
  • ドクタースランプ ロボット対決!宿敵ドクターマシリト登場!!キーンで優勝!?ペンギン・グランプリ(1998年4月1日)
  • Xマスだよ!ドクタースランプ キャイ〜ン声優初挑戦SP!!んちゃ砲でニコチャン星を救えっ(1998年12月23日)
  • ドクタースランプ 悟空登場!!アラレ感激、最後のドラゴンボールはペンギン村にあったぞ!!スペシャル 超マルヒ大ザルの正体を見た(1999年4月14日)
  • アラレ最終回?!鬼塚ビックリ!!豪華アニメ2時間スペシャル(1999年9月22日)
  • ドクタースランプ んちゃ!アラレのおしおき!アイデア泥棒をやっつけちゃえ
    • 7巻、12巻の内容を使用した工業所有権教育用ビデオ。

DVD[編集]

SLUMP THE BOX 90's
2008年3月21日発売。定価52,500円。DVD13枚組で『ドクタースランプ』を全話収録。特製ブックレット・非売品アニメコミックほか特典多数。

漫画[編集]

原作・監修:鳥山明 / 脚本:小山高生成田良美 / 作画:山室直儀。『Vジャンプ』にて1997年12月号から、2000年7月号まで掲載(2000年1月号・2月号休載)。全30話。

『ドクタースランプ』を原作とした漫画であり、オールカラーであった。アニメ終了後も連載が続いたため、アニメでは描かれなかったターボ君関連の話も描かれている。

単行本化はされていないが、DVD-BOX「SLUMP THE BOX 90's」に封入特典として付属している。

コミックでわかる著作権[編集]

1999年、日本著作権センターから、子供向けの著作権学習教材として、「コミックでわかる著作権 ドクタースランプ ニコチャン大王 チタマ脱出作戦」(シナリオ:菅原圭一 / 作画:田中久志)が出版された。

なお、漫画そのものの原作ではなく、アニメ『ドクタースランプ』(第2作)をベースとしている。

あらすじ
ペンギン村芸術祭を間近に控えたペンギン村村立中学園で著作権について学んだアラレは、帰宅後、千兵衛にこの日に自分が習ったことを報告する。それを盗み聞きしていたニコチャン大王と家来(このとき彼らは大根売りのアルバイトをしていた)は、「コピー」という言葉を聴いて、千兵衛の以前作製した宇宙船をコピーしニコチャン星に帰ることを思いついた。ニコチャン大王たちはその夜、コピー君をそそのかして宇宙船とペンギン村芸術祭の作品をコピーし宇宙船で帰ろうとするが(彼らはコピー品で儲けようとしていた)、その翌朝にこの事件がマスコミによって報道され彼らは山頂で千兵衛が作ったコピーサーチ君を基に追跡してきたアラレとガッちゃんに見つかり撃ち落とされてしまう。千兵衛からの説教で勝手に他人の作品のコピーを取ることはその作品を粗末に使うことで、作った人に迷惑をかける行為だと知ったニコチャン大王たちは反省し、もう二度と勝手にコピーしないと誓い、おとなしくペンギン村警察署併設の刑務所に収容された。コピー品がすべて消え、ペンギン村芸術祭が無事開催される中、ニコチャン大王たちは刑務所の中で「地球(チタマ)の思い出」と題した本を書きながら、いつになったらニコチャン星に帰れるのかと嘆いていた。

スピンオフ作品[編集]

Dr.スランプ2007 特別編 Dr.MASHIRITO ABALEちゃん
2007年にアニメ第1作のDVD-BOX発売とそれに関連した劇場アニメ化により、映画原作として『月刊少年ジャンプ』4月号に掲載された。この作品は原作完結後に鳥山自身の筆で発表された唯一の『Dr.スランプ』でもある。内容は、則巻千兵衛やアラレのライバルで地球征服を企んでいたDr.マシリトの息子、Dr.マシリトJr.がアラレに似たアンドロイド「ABALE」を作り、アラレたちを倒そうとするというもの。公式サイトではテレビアニメ第1作から約1年後、帰ってきたアラレちゃん編(『ペンギン村より愛をこめて』以降の映画作品)の数年前の舞台とされている。単行本には未収録となっている。
5分程度のアニメ映画に仕立てられ、『Dr.SLUMP Dr.マシリト アバレちゃん』のタイトルで『ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』と同時上映。アニメ第1作の声優を中心としたキャスティングになっている。

小説[編集]

小説!? Dr.スランプ
辻真先著、集英社コバルト文庫にて1981年7月初版発行。(ISBN 4-08-610432-6
小説!? Dr.スランプの逆襲
辻真先著、集英社コバルト文庫にて1982年4月初版発行。(ISBN 4-08-610488-1
Dr.スランプ(映画編)
雪室俊一著、集英社コバルト文庫にて1982年7月15日第1刷発行。(ISBN 4-08-610504-7
ペンギン村に陽は落ちて(ISBN 4-08-772714-9)、ゴーストバスターズ(ISBN 4-06-207274-2
高橋源一郎著、いずれも『Dr.スランプ』の世界観を拝借したオリジナル作品。

ラジオドラマ[編集]

TVアニメと同時期にはニッポン放送のキリンラジオ劇場でラジオドラマ[12]もされており、アラレ役はサザンオールスターズ原由子を、則巻千兵衛を伊武雅刀[12]が演じた。

ゲーム[編集]

電子ゲーム[編集]

ポピーから以下3種の電子ゲームが発売された。

Dr.スランプ アラレちゃん 第1巻 ホヨヨボンバー
1982年発売。アラレちゃんを操り、千兵衛にウンチ型の爆弾を投げつける。本体色は赤、青、黒の3色。
Dr.スランプ アラレちゃん 第2巻 ガッちゃん! ガジガジ
1982年発売。ガッちゃんが主役のゲーム。
Dr.スランプ アラレちゃん 第3巻 んちゃ! バイちゃ
1982年発売。アラレちゃんがペンギン村の住人に挨拶をして巡る。
現在はPica Picというサイト上で無料でプレイできる。 http://www.pica-pic.com/#/ncha_bycha/

ゲームソフト[編集]

Dr.スランプ バブル大作戦
エニックス(現・スクウェア・エニックス)より1984年に発売。機種はPC-6001、ジャンルはアクションゲーム
ドクタースランプ
バンダイ(現・バンダイナムコゲームス)より、1999年3月18日に発売。機種はプレイステーション。ジャンルはアクションゲーム。キャラクターデザインは『ドクタースランプ』に準拠している。
Dr.スランプ アラレちゃん
バンダイナムコゲームス(バンダイレーベル)より2008年10月30日に発売。機種はニンテンドーDS。キャラクターデザインはアニメ版第1作に準拠している。詳細はDr.スランプ アラレちゃん#ゲームを参照。

その他出演ゲーム[編集]

他作品との共演[編集]

連載終了後、鳥山の次作『ドラゴンボール』(其之八十一 - 八十三)の舞台としてペンギン村が登場する。『Dr.スランプ』のキャラクターも出演し、話の大筋にも絡む。このときのペンギン村は、『Dr.スランプ』連載終了時の設定がほぼそのまま受け継がれている[13]。該当部分がアニメ化された際には(アニメ『ドラゴンボール』第55話 - 第57話、および劇場版『ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険』)、『Dr.スランプ アラレちゃん』と同一キャストの声優陣が出演した。また『ドクタースランプ』では、この部分がペンギン村視点でリメイクされている。

鳥山作品以外のキャラクターとの共演では、1981年7月25日に放送された特番『夏休み人気アニメ祭り アラレちゃん一家総登場!! 1000年女王の正体は!?』において、当時『Dr.スランプ アラレちゃん』と同じくフジテレビで放送中だったアニメ『新竹取物語 1000年女王』のキャラクターとの共演がある。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 「集英社、コミック単行本『Dr.スランプ』絶好調──第6巻初版220万部、業界新」『日経産業新聞』1981年12月21日付、4頁。
  2. ^ 『鳥山明○作劇場「改」』其乃壱 75ページ
  3. ^ 口(くち)をロ(ろ)と読む。
  4. ^ この月表記を決めたとき、村の寄り合いの書記が老眼だったためにベンケイガニの濁点と半濁点と見間違えて書き写してしまい、この呼び名になった。
  5. ^ 例えば、摘さん一家は中国人であり、ペンギン村の住人を日本人と言っている。
  6. ^ 『ドラゴンボール大全集』2巻 262ページ
  7. ^ ドラゴンボール大全集7巻
  8. ^ 「さらばわが青春の『少年ジャンプ』」飛鳥新社 293、294頁。
  9. ^ 第1期のOPアニメ(第1話 - 第28話)の多数のキャラクターによるダンスシーンがその典型である。従来の技術ではセル画を重ね合わせて撮影する必要があるが、セル画の性質上「重ね撮り」できる枚数には限界があり、デジタル作画ならではの作画手法となった(「SLUMP THE BOX 90's」付属ブックレットの解説より)。
  10. ^ ただし、ゲストキャラクターなどとしてしばしば登場している。
  11. ^ 61話(1999年5月26日放送分)までは東映と表示されていたが、1998年に東映動画株式会社から東映アニメーション株式会社に商号を変更したため、第62話(1999年6月2日放送分)からオープニング曲の変更に合わせて東映アニメーションと表記されるようになった。再放送でも東映アニメーションと表記している。
  12. ^ a b かんぺーoffcial blog(2011年2月23日のブログ)
  13. ^ タロウが警察官になっており、アラレたちはまだ高校を卒業していない。

外部リンク[編集]