DRAGON QUEST -ダイの大冒険- の登場人物

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DRAGON QUEST -ダイの大冒険- の登場人物(ドラゴンクエスト -ダイのだいぼうけん- のとうじょうじんぶつ)は、三条陸(原作)と稲田浩司(作画)による漫画及びそれを原作とするアニメDRAGON QUEST -ダイの大冒険-』に登場する架空の人物の一覧である。なお、技・呪文・アイテム等の説明についてはDRAGON QUEST -ダイの大冒険- の呪文・技や、DRAGON QUEST -ダイの大冒険- を参照。

アバンの使徒[編集]

勇者アバンに師事し卒業の証「アバンのしるし」を授かった者たち。

ダイ
- 藤田淑子
主人公。勇者にして、「竜の紋章」を持つ「竜の騎士」。
ポップ
- 難波圭一
魔法使い。アバンの弟子だったが、後にマトリフに師事する。
ヒュンケル
- 堀秀行
アバンの一番弟子。アバンを養父の敵と思い込み、魔王軍に加わっていた。
マァム
(僧侶戦士→武闘家)
- 冨永み〜な
かつてアバンの仲間だった戦士ロカと僧侶レイラの間に生まれた娘。16歳。母レイラと共にロモス王国のネイル村に住んでいた。ポップの見立てではスリーサイズはB88、W59、H90。当初は、アバンから卒業の際に授かった、弾丸に込められた呪文を放つことができる銃「魔弾銃」を武器とする「僧侶戦士」であったが、フレイザードとの戦いの後(氷漬けにされたレオナの氷を溶かすために)魔弾銃が壊れたことと、自分より回復呪文に長けたレオナの加入を機に転職し、格闘と回復を兼ねた武闘家になる(武神流の師範であるブロキーナに弟子入りし、通常なら何年もかかるところ僅か数日間で武闘家としての極意を修得)。アバンには武術の基礎は習ったものの戦士としての専門的な技術は学ばなかったようであり、アバン流殺法の地・海・空の技は使えないが、武闘家転身後は力技・スピード技など、アバン流の影響とは断定できないがそれぞれに通ずる技を身に付けている。僧侶戦士時代は僧侶としては重量なハンマースピアを使用し、ハンマーの方をメインにしていた。転職後は、父親譲りの力とスピードを生かした攻撃と閃華裂光拳等の武神流の技を使用する。最終決戦時はロン・ベルクが制作した専用装備「魔甲拳」を使用し、手薄だった防御力が飛躍的に上がった。
男勝りな性格だが、内面には献身的かつ母性的。人を慈しみ労りぬく「慈愛」の使徒である。人に与える愛はあるが、本人は恋愛に関しては奥手で鈍感、まだ良く分からないという傾向がある。ヒュンケルの事が気になるが、エイミの積極的な行動をみて動揺する。それをポップに相談するが、彼から「ヒュンケルが好きなんだろう」と突き放される(翌朝、ポップの謝罪により和解した)バーンパレスに再度突入する際に、魔法陣を光らせる際に自分にポップが好意を持っているのだと気付く。その後改めてポップから告白された際にはポップをヒュンケルと同じくらい気になる存在だとしつつ、今の自分にはまだ答えが出せないと伝えた。結局、劇中ではその答えが出るまでには至らなかった(ポップは、冗談でキスをしようとした時、眼を瞑ってしおらしくなったマァムを見て、「脈あり」と称している)。敵味方問わず傷ついた者への優しさを見せるも、良く言えば優しい、悪く言えば甘さであり、アルビナスからは「虫酸の走る良い子ちゃん」と言われた。
アバンの元を卒業する際に「正義なき力が無力であるのと同時に力なき正義もまた無力」の教えを受け、"愛や優しさだけでは必ずしも他人を守れない"と自らの教訓としている。
最終決戦ではハドラー親衛騎団最強であるアルビナスと一対一で対決。上記の教えを改めて悟った後、初めて本気でアルビナスと対峙、死力を尽くした戦いができるほどに成長した。アルビナスは倒したものの、その後はミストバーン戦でミストによって憑依されるなどダメージを負っていたため、即座に「瞳」にされてしまいバーンとの決戦には参加していない(ダメージを負っていたのは合流した他のメンバーもだが、暗黒闘気によるダメージは回復呪文によって回復できないという特性を持つ)。
最終決戦後はポップ、メルルと共に旅に出ている。
名前の由来は「mam(母)」から。原作者によれば「パーティーのおふくろさん」。
〔技(僧侶戦士)〕魔弾銃による魔法攻撃、その他ベホイミなど中級レベルの回復呪文
〔技(武闘家)〕 閃華裂光拳、猛虎破砕拳などの武神流の技、その他ベホイミなど中級レベルの回復呪文(僧侶戦士時に習得していた呪文はそのまま使える。)
レオナ
(姫、賢者)
声 - 久川綾
パプニカ王国の王女。14歳。パプニカが魔王軍に襲われた時、行方不明になった国王たる父に代わって配下達とともに国を支える。確固たる「正義」の心を持ち、世界各国の国王を招集したサミットを主催する等、その指導力・カリスマ性は若年にしては相当なもの。また勇猛果敢な姫として他国にも知られている。
スリーサイズは、B83、W55、H85。
賢者の卵であり、デルムリン島に一人前の賢者となる儀式をする目的でやって来たが、王国の権力を我が物にせんと企むデムジン司教と賢者バロンによって殺され掛ける。バロンが島に放った魔のサソリの毒針に刺された上、ダイとともに地下に閉じ込められた。しかし、ダイの活躍で助け出され、ブラスのキアリーで解毒され助かる。
ダイの人間としての最初の友人(連載前の読み切りエピソードより)で、ダイに好意を持つ。行動力に溢れ、はっきりとものを言う傾向にあるが、逆にその王族としての振る舞いで周囲を呆れさせることもある。[1]年頃の少女らしく少々耳年増な一面もあり、ダイ達のパーティ内の複雑な多角関係に心を躍らせる場面もある。なお、ダイたち仲間と接している時は「あたし」、王女としての立場や役割を担う時は「私」と、一人称が完全ではないもののある程度区別されている。
ベホマやザオラルなどの高度な呪文(作中ではベホマラーやベホマズン、ザオリク等のゲーム中最上位に当たる回復呪文は使えるものがいないとされているため、ベホマ、ザオラル共に高度な呪文に位置する)を習得しているが、魔法力そのものは普通の魔法使い程度であるため、攻撃呪文に関してはポップに遠く及ばず、回復面以外でさほど目立った活躍はない。上述のポップ、ヒュンケル、マァムと比べて戦闘に参加する機会が少なく、政治レベルでの活躍など、後方支援が目立った。明確にパーティーの一人として迎えられたのは最終決戦から。
最終決戦ではダイと行動を共にし、先の敗戦によって萎縮したダイに活を入れたり、ドルオーラを連発する作戦を阿吽の呼吸で成功させる。更に真の肉体に戻り究極の力を手にしたバーンにも臆せず斬りかかり、大魔王とて無敵ではないと言い放つなど、とりわけ精神面でダイを支えていた。しかしその奮闘がかえってバーンの怒りを買い「瞳」にされる。その際ゴメちゃんと共に瞳にされていたため、ゴメちゃんの能力で瞳が動いた時バーンによって一緒に元に戻される。
所持していた「アバンのしるし」は、他のアバン使徒と違い卒業の証ではなく女王フローラから譲り受けたものだったが、最終決戦中にアバンから使徒を導くものとしての教えと二種類のフェザーを受け(アバンの持ち数の半分を託された)、アバンの使徒の中で修行期間最短記録をマークすることになる。
名前の由来は「leo(獅子)」から。原作者によれば、「ダイが竜なので虎にひっかけようと思ったが可愛くないので獅子(レオ)に」なったとのこと。
〔呪文〕 回復呪文(ベホマ)、蘇生呪文(ザオラル)、破邪呪文(ミナカトール)、氷系呪文(ヒャド・ヒャダルコ)、ラリホー、他幾つかの攻撃呪文など

過去の勇者たち[編集]

アバン
声 - 田中秀幸(ナレーションも兼任)
かつて魔王ハドラーを倒した勇者。ダイ達の師(先生)に当たる。
フローラ(王女→女王)
カール王国の女王でレオナの憧れの人。誰もが認める美人。アバンに想いを寄せる。29歳。10代の頃には父王に代わって騎士団を率いてハドラーの侵略に抵抗した。その後王位を継承、カール女王となる。国がバーン率いる魔王軍に滅ぼされた後に地下組織を結成、バーンへの反攻の機会を窺っていた。これにダイやレオナ達を始めとした世界中の有志が加わり、その後魔王軍との最終決戦を繰り広げる。武器はチェーンクロス(ゲームにも登場する鎖の鞭)を使用する。大魔王との決戦後はアバンと共に玉座に座する姿が見られた。アバンの死を彼の過去の行動から察し、それを何ら疑っていなかったようで、実は生きていたアバンとの終盤での再会時には卒倒してしまう一幕もある。最終決戦後はアバンと結婚。最終話ではハドラーとの戦いの後、旅に出ていたアバンのことを指して「勇者なんてものは事が終われば姿を消してしまう」と皮肉っており、アバンもたじろいでいた。回想場面などで登場する10代の頃の姿はレオナによく似ているが、性格こそ気丈ではあるものの(数は少ないが弱音を吐く場面もある)、レオナほどお転婆ではなく、むしろ淑やかで控え目であったようだ。
ポップがフローラを指して「アバン先生の恋人」と露骨な表現を用い彼女の年齢を詮索しようとして、これに激怒したレオナとマァムから「失礼な事を言うな!」という怒号と共に二発同時の鉄拳を喰らい、打たれた杭の如く地面にめり込む一幕があった。
ロカ(戦士)
かつてのアバンの仲間。カール王国の年長の騎士達がハドラー軍侵攻で全滅したため、若くして騎士団長に就任した。アバンとは旧知の仲。アバンと出会った当初は、そののんびりとした優男ぶりに疑問を抱いていた。ハドラーがカールを襲撃した際、勝手に行方をくらませたアバンを軽蔑し、「お前との仲もこれまでだぜ」と考えたが、それは魔王軍のモンスター達を同士討ちさせるための「毒蛾の粉」を精製するためであった。突如として隠していた実力を発揮してハドラーを撃退したアバンの必殺技(未完成状態のアバンストラッシュ)に希望を見出し、彼と共に打倒ハドラーの旅に出る。直情的な性格で、「おれは一生女の子なんか好きにならない」「結婚なんかするようなことがあったら国じゅう裸で走り回ってやる」と言っていたが、決して朴念仁なわけではなく、仲間のレイラと恋に落ち二人の間にはマァムが生まれた。シリーズ開始時点では故人(亡くなった経緯については一切描写がされなかった)。
マトリフの台詞によれば、マァムの持つ怪力はこの父譲りとの事(アバンやヒュンケルも信じられないほど大きな岩を軽々と運んだり投げたりしており、この世界では戦士として高い技量を持つものは大概怪力である)。
レイラ(僧侶)
声 - 上村典子
かつてのアバンの仲間。33歳。魔王ハドラーと戦うアバンとロカに力になりたいと、押しかけパーティに加わったらしい。その冒険途中にロカの子(マァム)を身ごもり、パーティは一時解散となっている。魔王を倒した後は故郷のネイル村でマァムと共に暮らしている。ダイやポップと共に戦いたいと思っていたマァムを笑って後押しした。
マァムの母親だけあって、マァムに負けず劣らずのプロポーションの持ち主であり、マトリフと再会した時に「マァムは若い頃のお前に体つきが似てきた」とからかわれている。
アバンと共に魔王と戦ったほどの実力の持ち主ではあるが、現在では完全に引退している。旧勇者パーティのマトリフやブロキーナまでが老齢を押して参戦した中で、彼女だけは最終決戦まで一度も戦う場面は(呪文を使う場面も)なく、ネイル村に留まり続けた。
マトリフ(大魔道士)
声 - 青森伸
かつてのアバンの仲間。98歳。
世界最強の呪文使いと豪語し、魔法使いの呪文のみならず僧侶の呪文をも操る「賢者」と言える存在なのだが本人は断固として賢者とは名乗らない。本人いわく「言葉面が気にいらない」「いかにも偉そうで性に合わない」「ドスが効いていない」とのこと。そこで自ら「大魔道士[2]」という誰が聞いても恐れ入るような肩書きを考え出し、名乗っている。口の悪い毒舌家でもある。
魔王ハドラー打倒後は、パプニカにて重鎮として迎えられ国王の相談役を務めていたが、彼の存在が気に食わない側近達の嫉妬を受け冷遇された。そのため、助けてもらった恩もすぐ忘れ掌を返す人間に嫌気が差し、バルジ島近くの孤島に移り住み、洞窟に一人こもって生活していた。ダイたちをフレイザードから救った際も、それは気まぐれであってそれ以上は手を貸さないと言い切ったが、アバンの訃報とダイの気魄に打たれ、ダイたちに力を貸すことになる。
片手で使えるものであれば、2つの呪文を同時発動させることもできる。極大閃熱呪文ベギラゴンをも使いこなし、その威力は魔王ハドラーをも凌ぐ。総合的に見て人間としては最強レベルの魔力と魔法の技術を誇っていると言える。本人曰く「地上で1分間の魔力勝負ならまだまだ誰にも負けねえ」。
ぬるま湯にどっぷりと浸かっていたポップの未熟さに見かねて彼の師匠となり、スパルタ教育の末、ベタンやメドローアなどオリジナルの強力な呪文を授け、ポップの精神的な成長にも多大な影響を及ぼした。ポップの相談に乗る事も多く、最終的にはポップの事を「自慢の弟子」と呼び、半ば実の子供のようにも思っていたようだ。ポップも師として尊敬しており、好敵手シグマとの決戦時にはマトリフと同じ「大魔道士」の称号を名乗った。
「魔法使いはパーティーの中で一番クールでなければならない」が持論で、戦況を冷静に観察し見極める。一方では仲間を何よりも大事にする熱い面を持っている。アバンの人柄を認め「数少ない友人」だと語っており、かつてアバンをみすみす犠牲にした事を悔やんでメドローアを開発したり、13巻ではアバンを殺したと思われていたハドラーに対して強い怒りを露わにし、「アバンの元へ送ってやるから謝って来い」と言い放っている。また、マァムの父ロカに対しても「いいやつ」だったと認め、早過ぎた死を惜しんでいる。過去に自己犠牲を厭わず仲間のために禁呪法等を使った無理がたたり、体を蝕まれている。そのため強力な呪文を用いると吐血してしまい、しばらく安静にしている必要が出てしまう。
「女を泣かさない」のが主義だが、無類の女好きかつ女癖が非常に悪く、作中ではマァムやエイミの胸や尻を触るなどのセクハラ行為で彼女らをよく怒らせている。レイラとの会話から、かつてパーティーだったときにもセクハラしていたらしいことが仄めかされている。昔はレイラの家によく遊びに来ており、その娘であるマァムのおしめを替えたこともあるらしい。編集者の鳥嶋和彦が風貌およびネーミングのモデルとなっており、『週刊少年ジャンプ』掲載時に「マシリト」と誤植されたことがある。
本人の台詞によれば「ブロキーナと並んで世界で一番有名な老人」。偽勇者パーティーの一人のまぞっほとは、かつて同じ人物に師事していたようである。最終決戦で黒の核晶の爆発寸前に、まぞっほがその師匠の元から夜逃げして以来という再会を果たし、活を入れた。それをきっかけとなったのか、最終決戦後は偽勇者達の面々から金品を巻き上げていた。
〔技〕 殆ど全ての系統の攻撃呪文・補助呪文・回復呪文、極大消滅呪文(メドローア)、重圧呪文ベタン、瞬間移動呪文ルーラ、飛翔呪文トベルーラ、他多数(作中で見せたのはごく一部)
ブロキーナ(拳聖)
かつてのアバンの仲間(臨時)で、当時世界最強の武闘家と言われた人物。マァムの格闘の師匠で、自身で編み出した流派・武神流を授けた。その後は、布袋を被った変装で「ゴーストくん」や「ビーストくん」となって弟子達を見守る。
基本的には真面目なのかとぼけているのか分からない性格でしばしばジョークを発し、「おしりぴりぴり病」「ひざがしらむずむず病」「くるぶしつやつや病」などの謎の持病を持つといい、無駄な争いを避けたり、弟子入りを断る方便に使っている(その際に必ず咳き込むが、「何故その病気で咳を…?」とマァムやチウ等に心の中でツッコまれている)。然しその実力は本物で、ヒムからは「格闘の教科書みたいな戦い方」と絶賛され、ラーハルトにも「あれほどの動きを身につけているとは」と驚かれている。全力時はバーンの肉体を使用したミストバーンをも圧倒するほどの実力を見せる(マァムには「ミストバーンでなければ一撃で終わっていた」と言われている)。但し老齢のため、全力を出せる時間はわずかに約一分間しかない。
自分が有名な事はアバンの仲間になるまでは知らなかったようである。
名前の由来は「武道の翁」から。
〔技〕 土竜昇破拳、ほか武神流の技・奥義(閃華裂光拳、猛虎破砕拳等も使えるはずだが作中では見られなかった)、回復呪文

ニセ勇者一行[編集]

勇者の名を騙っていた一味。なお、彼等一行は『ドラゴンクエストIII』の各職業と同じ容姿をしている。

魔王ハドラーがアバンに倒され平和が戻った世界で、魔王の支配から解き放たれ大人しくなったモンスターを退治して不当に名声を得ていた。ゴールデンメタルスライムの伝説に目をつけゴメちゃんをさらいロモス王に献上しようとするが、仲間を傷つけられゴメちゃんをさらわれたことに怒ったダイがデルムリン島のモンスターと共にロモス城に乗り込んできたことでダイと戦う羽目になり、そこで本性を現したために計画は頓挫。

以後は多少なりとも改心したらしく誘拐などの犯罪行為をやめ、地道に本物の勇者一行を目指して冒険を続けるようになったが、自分よりも強いものに対して萎縮してしまう小心さは相変わらずで、常に強敵を避けて弱い敵とばかり戦っているため、目立った功績をあげられてはいない。

しかし、百獣魔団長であったクロコダインがロモス城を襲撃した際には、まぞっほがダイを見捨てて逃げようとするポップに渇を入れ奮い立たせたり、大魔王バーンとの最終決戦では世界の行方を左右する役目を背負い重要な役割を果たしている。

でろりん(ニセ勇者)
声 - 緑川光
勇者の名を騙って詐欺を働いていた人物。初期にデルムリン島を荒らしてゴメちゃんをさらい、ロモス城でダイとモンスター達の逆襲を受け敗れた。その後は弱い敵を倒して小金を稼いだり、火事場泥棒などを行うようになる。
イオラを使えるなどの点からも、公表されているデータ的にも決してそこまで弱いわけではないのだが、クロコダインの王城襲撃の際はまったく戦いに行こうとはせず、後に魔界のモンスターを見た時も「見るからに勝てそうにない」と怯えるなど、小心で危険な戦いをしようとはしない。これは、彼の仲間達も同様である。
既に滅んでいるため大魔王の攻撃に晒されないだろうとオーザムに避難したところ、投下されたピラァ・オブ・バーンに遭遇。全世界に対して送られたダイのメッセージを受取り、誰もいなかったはずのオーザムにいる勇者として「偽物だけどなあ!」と叫びながら黒の結晶の凍結に向かった。
最終決戦後、今まで手に入れた金品をマトリフに巻き上げられる。
アニメ版では、その後ダイ一行の名を騙っている。ロモス王国出身。20歳。
〔呪文〕メラ、爆裂呪文イオラ、他
ずるぼん(ニセ僧侶)
声 - 江森浩子
ニセ勇者一行の一人で、影のリーダー格。悪知恵がよく働く性格。洋服屋でお化けキノコに甘い息で眠らされて拉致され、他の三人の弱点を聞き出すため大アリクイに足の裏をくすぐられた。見張りのスライムを捕らえて人質に取ったが、そのスライムが合体したキングスライムに押しつぶされた。
アニメでダイ一行の名を騙っていた時にはマァムを装っていた。ロモス王国出身。22歳。
〔呪文〕ホイミ(あまり効き目はない)、バギ
まぞっほ(ニセ魔法使い)
声 - 青野武
ニセ勇者一行の一人。自分自身もニセ勇者一味として振る舞いつつ、自分たちの行動をやや冷めた目で見ている部分もある。元マトリフの弟弟子で、今でも彼を「兄者」と呼び、若い頃は共に同じ師匠の元で正義の魔法使いを目指して修行していたらしい。だが自分より強い相手を前にすると、どうしても踏ん張れなかったらしく、修行途中で夜逃げし、以来落ちぶれてニセ勇者一味に身を落としてしまうことになった。マトリフと血縁があるのか、単に弟弟子であるのかは不明。
クロコダイン戦において自分と同じく眼前の危機から逃避をしようとしていたポップに重要な助言を与え、彼が真のアバンの使徒へと成長するきっかけを与えている。このようなポップとのやりとりからファンの人気も高く、初期の人気投票では上位に食い込むこともあった。
最終決戦中、黒の結晶を凍らせに赴いた際も怯えて力を発揮できなかったが、兄弟子マトリフの叱咤を受けて凍結呪文を唱え、見事に世界を救った。
アニメでダイ一行の名を騙っていた時にはポップを装っていた。また、その際にマトリフ、ポップとニアミスしている。パプニカ王国出身。68歳。
〔呪文〕氷系呪文、他
へろへろ(ニセ戦士)
声 - 堀之紀
ニセ勇者一行の一人。ゴリラのような顔つきでスキンヘッドの巨漢だが、人柄は基本的によく、メンバー内では一番損をさせられている。金や宝石類が好き。
アニメでダイ一行の名を騙っていた時には、ゴメちゃんを装っていた。リンガイア王国出身。25歳。

諸王国の関係者[編集]

パプニカ王国[編集]

バダック(兵士)
声 - 田原アルノ
レオナ姫付きのパプニカ国の兵士。手先が器用であり、武器・防具の修理や、爆弾を開発するなどしてダイたちに協力した。自称「パプニカ一の剣豪」「パプニカの発明王」。クロコダインの必殺技「獣王痛恨撃」を痛々しい名前でイメージが悪いからと「獣王会心撃」と改名を勧めて以来、彼とは友人の間柄である。58歳。娘夫婦と孫が一人いる。
最終決戦直前において、チウのために「ズタズタヌンチャク」を開発した。
テムジン(司教)
声 - 増岡弘
パプニカ王国の司教。賢者バロンと結託し、レオナ姫を亡き者にして自らが権力を握ろうとするが失敗、用無しと判断されたバロンに張り飛ばされ、後に捕縛される。パプニカ陥落後の行方は不明。
バロン(賢者)
声 - 塩屋翼
パプニカ王国の賢者。賢者でありながら悪しき野望を持ち、旧魔王軍の遺物キラーマシンでダイと戦う。キラーマシンの力の虜になってしまい、結託していたはずのテムジンをも張り飛ばすが、紋章の力を発動したダイに敗れ、捕縛される。パプニカ陥落後の行方は不明。
パプニカ重装歩兵
アニメに登場。フレイザードに挑んだが、温度差で鎧を砕かれ敗北。

パプニカ3賢者[編集]

アポロ(賢者)
声 - 緑川光
パプニカ3賢者の一人。呪文は火炎系や防御呪文を得意とし、「太陽」のシンボルを与えられている。20歳。
名前の由来はローマ神話の太陽神アポロから。また3賢者の服装はドラゴンクエスト3の賢者の服装を基本にしている。
マリン(賢者)
声 - 江森浩子
パプニカ3賢者の一人。エイミの姉。呪文は氷系呪文や回復呪文を得意とし、「海」のシンボルを与えられている。20歳。バルジの塔に乗り込んできたフレイザードに顔を焼かれる。その後レオナのベホマで治癒される。その後、ポップに不可抗力でミニスカートをずり下ろされ、張り手を浴びせたことがある。
名前の由来は「marine(海の)」から。
エイミ(賢者)
声 - 冬馬由美
パプニカ3賢者の一人。マリンの妹。攻撃呪文、回復呪文を得意とし、「風」のシンボルを与えられている。18歳。ダイたちがパプニカで出鱈目に放った信号弾を発見し、彼らをバルジの塔に案内する。いつしかヒュンケルに好意を持つようになり、告白したが断られた。しかしその後も想いが変わることはなく、戦いの中に生きる彼と運命を共にする事を誓う。そして決戦後はヒュンケルとラーハルトの後を付いていっている。
ダイたちが最初に出会った3賢者の一人であり、ポップは彼女と出会うまで3賢者は老人ばかりと想像していた。

ロモス王国[編集]

シナナ(ロモス国王)
声 - あずさ欣平
ロモス王国の国王。58歳。ゴメちゃんを奪回に来たダイの勇気を知り、未来の勇者と見込んで覇者の冠を授ける。オリハルコンで造られたこの冠は、後に「ダイの剣」へと生まれ変わることになる。温和で寛大な国王である一方、クロコダイン率いる百獣魔団の総攻撃を受けたり、超魔生物ザムザが暴れだしたりしても逃げることなくその場に留まり、怯まずに部下の士気を鼓舞するなど判断力と気骨を兼ね備えた人物でもある。家族は、母親・妻・息子3人・娘1人がいる。
なお、ロモス王国には覇者の冠の他にも冠と対になる武器「覇者の剣」が保管されていたが、武術大会開催の際にハドラー達に盗まれた上に偽物にすり替えられていた。
ネルソン(船長)
ロモス王国の船長。ダイ達一行とシナナを、それぞれパプニカへ案内した。鬼岩城出現の際は、自己の判断でベンガーナ軍と共に鬼岩城を艦砲で攻撃するも、反撃され船を撃沈された。

テラン王国[編集]

フォルケン(テラン国王)
テラン王国の国王。80歳。世界中の伝説や神話に通じ、かなりの博学。生涯独身を貫いている。登場時すでに病んでおり、自分の命が長くないであろうことを悟っていた。厭戦の考えを持ち、そのことから国民に争いに繋がる武器等の開発を一切禁じたため、テランの国力は衰退、わずか50人ほどの小国家となった。しかし戦いを嫌う彼の考えを支持する者もおり、国王としてのカリスマを感じさせる部分もある。最終決戦前にミナカトールの古文書をダイ達に送った。
メルル(占い師)
声 - 南場千絵子
テラン王国の占い師でありナバラの孫。15歳。内気で大人しい性格ながら、日々成長するその占いの才能は祖母をも凌駕するに至った。その力は祖母ナバラに「ほぼ百発百中で気味が悪いくらい」と評されるほどで、占いと言うよりは近未来予知に近い。ただし、水晶玉の扱いに関しては、まだ祖母ほどの実力は無い。彼女の占いがポップを故郷ランカークス村に居る両親と再会させ、ダイ達がロン・ベルクと出会うきっかけとなった。気配を察知する能力と回復呪文でダイ達をサポートする。なかなかの美人であり、ポップのことが出会った時から好きであった(想いを察したマトリフは鈍感なポップを見て「勿体ねえ」と心中で呟いている。)。物語終盤付近でポップをかばいザボエラの毒牙の鎖の攻撃を受けて瀕死の重傷を負い、自分の死期を悟った彼女はポップに想いを打ち明ける。その想いは届かなかったものの、その直後に賢者の力に目覚めたポップが放ったザオリク級の回復エネルギーにより回復、それをきっかけに「他人とテレパシーで交信する(但し対象は一人だけ)」という新しい能力に目覚め、バーンパレスのポップと交信し、逆転劇のきっかけを作る。最終決戦後はポップ・マァムとともに旅に出ているがどういう関係なのかは不明。
名前の由来は「いつも目がウルウルしているような女の子」ということから。登場した当初は完全に黒目のみであった。
ナバラ(占い師)
声 - 江森浩子
テラン王国の占い師。主に水晶占いを行なう。厭世的で、やや毒舌の傾向がある。竜の騎士が人間の味方であるとは思っておらず、竜の騎士が人間を滅ぼすのなら、それも仕方ないと考えている。メルルの腕が上がりすぎて隠居状態と語っており、ランカークス村以降はメルルと同行することはなく、テランで暮らしている。72歳。
カナル(兵士)
テラン城の兵士。王の寝室でフォルケンの警護を行なう。フォルケンからレオナに協力をするよう指示され、ダイを匿うための地下牢へ彼女達を案内した。

ベンガーナ王国[編集]

クルテマッカVII世(ベンガーナ国王)
ベンガーナ王国の国王。42歳。強大な軍事国家の主というだけあって自信家。当初は自国の財力・軍事力を鼻にかけてレオナ姫ら他国の代表と反りが合わなかったが、鬼岩城を撃破したダイの活躍を目の当たりにして感動し、以降は強力な支援者となった。腹の据わったところがあり、一度信を置いた相手はとことん信じぬく。「賭けに勝つコツは、最後まで勝利を疑わないこと」という持論を持ち、それによって代々の財産をさらに大きくしてきたという。大魔王バーンから世界各国の鏡に己の勝利宣言のような血文字のメッセージが送られてきたときにも、ダイ達に全てを賭けていた彼は動揺を見せなかった。家族は、妻・息子1人・娘1人がいる。
アキーム(戦車隊長)
ベンガーナ王国の戦車部隊隊長。24歳。自国の軍隊、特に自身が率いる戦車部隊には絶対の自信を持っている。登場時は無口で愛想が悪く、ポップやクロコダインから悪い印象を持たれていたが、本当は職務に忠実なだけの礼儀正しく生真面目な青年。鬼岩城戦では命を捨てる覚悟で先陣を切って戦う気概を見せ、以来同じ武人肌のクロコダインとは互いに敬意を払う友人になった。ダイ達のカール遠征にも参加した。初登場時は兜をかぶっていたがスキンヘッドが特徴。家族は、両親と弟がいる。

リンガイア王国[編集]

バウスン(リンガイア軍総司令官)
勇猛と名高いリンガイア王国の将軍。リンガイア王軍の猛将と謳われていた。超竜軍団の攻撃による国家滅亡の際に負傷するが、パプニカ三賢者の一人に救出された。行方不明になった国王に代わって世界会議(サミット)に出席する。のちに戦士団を再編成し、ダイ達のカール遠征を共にした。
ノヴァの父親。妻は、ノヴァが幼い頃から既にいないらしい。37歳。息子のわがままで自己中心的な性格を男手一つで育てたせいと悩んでおり、登場当初はノヴァの性格の悪さをレオナからづけづけと酷評され、言葉もないという風に微妙な表情を見せていた。しかしストーリー終盤、ノヴァが尊敬できる人物(ロン・ベルク)と出会い、目標ができたことを心から喜んでいた。
ノヴァ(北の勇者)
リンガイア王国将軍バウスンの息子。16歳。冷気呪文と闘気を使った闘法を得意とする。闘気で剣を形成し、最強の金属であるオリハルコンをも切り裂くほどの威力を発揮する「闘気剣」を使いこなす。闘気を固めて手や剣から放つ「闘気弾」も使用できるが、闘気の性質上遠距離での命中精度は低い。最大技は宙高く跳び上がり十字架の形状を成すほどの闘気を込めた闘気剣を振り下ろすノーザングランブレードで、その威力はライデインストラッシュにさえも匹敵あるいは凌駕するという。しかし総合的にはまだまだダイ一行のレベルには及ばず、ハドラー親衛騎団との戦いでヒムとアルビナスに敗北してしまう。
リンガイア王国では「北の勇者」と呼ばれており、同じく勇者と呼ばれるダイに対してライバル心を抱いていた。初登場時はダイたちを「自称勇者ご一行」と嘲笑を浮かべたり、ダイを「チビ助」と見下し、レオナの怒りを買っていた。リンガイア陥落時にはオーザム救援のために遠征しており、自分さえいればバランの来襲を退けリンガイア王国を守ることが出来たと考えており、実力はあるものの当初は単独行動が目に付くことから、レオナに「壮絶に自己中心的な勇者」といわれるほど傲慢な性格であった。共に修行するうちにダイとの力量の差を知って志を改め、以降は後方支援に徹した。
登場当初は「傷ついた人々を救うよりも、先に目前の敵を倒すべきだ」と考えていたが、後にダイと接する中で「勇者とは勇気ある者ではなく勇気を与える者」だと悟り、正真正銘の勇者へと成長を果たす。最終戦においては多勢に無勢の状況であるにもかかわらず魔王軍の雑兵や魔界の強豪モンスターを打ち倒し続け、最後には生命の剣を生成し超魔ゾンビとなったザボエラに立ち向かうことで皆に「勇気」を与えようとした。ロン・ベルクに出会った当初は軽くあしらわれて反感を抱いていたが、自分たちのために自らの両腕と生涯をかけて作成していた剣を犠牲にしたロン・ベルクに感動し、その後は彼の鍛冶師としての弟子となる。
名前の由来は「nova(新星)」から。原作者によれば、「さっそうと登場した新キャラなので」とのこと。
〔技〕闘気剣(オーラブレード)、ノーザングランブレード、生命の剣、ヒャド系呪文(マヒャドまで極めている)

旧アルキード王国[編集]

ソアラ(王女)
声 - 山崎和佳奈
かつて存在したアルキード王国の王女。ダイの母親。19歳(ダイを産んだ時)。心優しく、慈愛に満ちた人物で、大変な美人。
ヴェルザー戦後、瀕死状態だったバランを救い自分の城に招き入れた本人。二人はやがて愛し合うようになるが、見ず知らずの怪しい者が次期国王になることを良しとしなかった王城内の役人たちの謀略でバランは城を追われる。これを追ったソアラは自分がバランの子を宿していることを打ち明け、2人は駆け落ちする。
やがて逃げ延びた先(テラン王国内)の森でディーノ(後のダイ)が生まれ平和な生活を送っていたが、アルキード国王たちに見つかり、バランは妻子の安全保障と引き換えに縛につく。息子は異国の地に流され(実際は船が難破し、ダイはデルムリン島に流れ着くことになる)、やがてバランは魔王軍の生き残りとして処刑されることになるが、これを庇って処刑のために放たれた呪文をその身に受け、最期を遂げることとなる。それでも死の間際まで人間の本質を善なるものと信じ、「人間を恨まないで、皆臆病なだけ」とバランに諭し訴えた。
この悲劇はバランの心を大いに歪めることとなった。ダイを産んですぐに引き離されかつ故人となった為、ダイは顔を覚えていないのだが、ダイの夢の中に出てきたり、バーンとの最終決戦時に幻として出てきた事もある(ダイは双竜紋解放時にバランの紋章と共に記憶が継承されたためと推察している)。
その言動・行動からは、物事の本質を見極め、恐れを抱かない人物としての側面が強い。バランは彼女を「太陽のような女」と形容した。
アルキード王
ソアラの父親で、血縁上はダイの母方の祖父に当たる。ソアラが助けた人物(バラン)を当初は受け入れていたのだが、彼の存在を快く思わなかった側近たちから「もしかしたら魔物かもしれない」との讒言を受け入れ、悩んだ末にバランを追放する(当時はハドラーによる侵略で人々は魔物に対して恐怖を抱いていた)。しかし既にこのときソアラは妊娠しており、二人を駆け落ちさせることになる。やがてソアラが子(ディーノ、後のダイ)を産んだあと、テランに侵攻してソアラを取り返し、バランを捕らえる。無抵抗のバランから妻と子の無事を保証してほしいと懇願され、アルキード王も「魔物の子供とはいえ私の孫だ」と、ダイを手にかけはしなかったが流刑にしてしまう。
その後バランを処刑しようとしたが、突如ソアラが庇い、結果として取り返したはずの娘を失う。その直後「恥を晒しおって」と娘の死を侮辱する言葉を口にしたために「何様のつもりだ」とバランを激怒させた結果、自分の命はおろか国や民までも消滅させた挙句、竜の騎士たる彼を「人間がこんな奴らだとわかっていたら助けはしなかった」と完全に絶望させて人間の敵に回すという最悪の事態を招くことになった。ラーハルトのダイ出生にまつわる独白回想シーンでしか登場しないが、ダイやバランの人生に「悪い意味」で大きな影響を与えた最大の元凶であり、バーンも指摘した人間の弱さ、醜さを端的に表した人物である。

ロモス武術大会ベスト8[編集]

ラーバ(戦士)
29歳。怪力無双の戦士。最終決戦に参戦する。
ゴメス(格闘士)
26歳。レスリングを得意とする。予選でチウと戦い圧勝した。最終決戦に参戦する。兵士達のムードメーカーとなる一面もある。
スタングル(木こり見習い)
15歳。万能ムチを使う少年。最終決戦に参戦する。
バロリア(騎士)
18歳。甲冑に身を包み、素早い剣さばきを得意とする。ハドラー親衛騎団の襲撃で重傷を負った。最終決戦では姿が見られないが参加している。
フォブスター(魔法使い)
24歳。数多くの呪文を使いこなす。最終決戦に参戦する。
ヒルト(狩人)
30歳。弓矢を得意とする。バロリア同様、最終決戦では姿が見られない(キャラクター・プロフィール44によれば参戦はしている模様)。

なお、ベスト8の残りの2人はマァムとゴーストくん(ブロキーナ老師がゴーストの様な布を被って変装)である。

サブキャラクター[編集]

ホルキンス(騎士)
声 - 梁田清之
カール王国の騎士。バラン率いる超竜軍団が攻め入った際にバランと交戦した。弟がいる。直接ダイ達との関わりはない。当時のカール王国最強の騎士だったらしく、弟によれば剣のみの勝負ではバランにひけをとらなかった程の実力者。しかし、ホルキンスを手強いと見たのか、バランは紋章閃を放ち、一撃で敗れる。死後、弟の願いを聞いたヒュンケルによって葬られるが、その鎧には竜の紋章の形の跡が残っており、ヒュンケルがダイとバランの関係に気づくきっかけとなった。
ゴッポル(商人)
声 - 龍田直樹
ベンガーナのデバートのオークションにおいて、ドラゴンキラーを落札した商人。自身は戦いなどまったくできず単なる財テクのためにドラゴンキラーを買っただけだと、恥じらいもなく述べる。そのくせ、超竜軍団にベンガーナが襲われ恐慌状態になっている際にも、自分のものだからとドラゴンキラーを貸そうとさえしなかった[3]。戦いの後、人間離れした戦いをしたダイを他の人間たち同様に恐れる。

ランカークス村関係者[編集]

ポップの出身の村。

ジャンク(武器屋)
ポップの父。45歳。現在はランカークス村で武器屋を営んでいる。ポップとは似ても似つかない頑固者の武闘派で口より先に手が出る性格であり、ポップが最も苦手としている人物。実はかつてベンガーナ王宮随一の腕をもつ鍛冶屋であったが、威張ってばかりいる大臣を殴って辞めたらしい。
彼が経営する武器屋でダイたちが武器探しをした時には「(小さな店だけど)思ったよりずっといい武器が揃っている」と評されており、技量はまだ衰えていないようだ。
「上司に逆らって栄職を捨てた」という点ではロン・ベルクと共通の過去を持つため、知り合った経緯は不明だが彼とは肝胆相照らす友人同士であり、たまに武器製作も依頼する。
息子には決して直接言わないが確かな情愛を持っている。息子が家出同然で出て行ったためアバンのことを恨んでいたが、再会した時ポップの逞しさを見て「男の目をしてやがった。あのように育ててくれたアバンさまに感謝しよう」とアバンに対するわだかまりを解いた。
スティーヌ(ポップの母)
ポップの母。41歳。夫とは違って大人しそうだが芯の強い女性。どちらかというと、ポップは母親似である。幼少期のポップに彼女が語った言葉は、大魔王バーンとの最終決戦時、戦意を完全に喪失したダイを奮い立たせるきっかけとなった。
ポップがアバンに惹かれ家出同然で勝手についていってしまったことから、かつてはアバンを恨んだこともあった。しかし再会した息子の逞しくなった姿を見て夫と同じくわだかまりを解いた。

ネイル村関係者[編集]

ミーナ
声 - 山田恭子=現:山田ふしぎ
ネイル村に住む女の子。母親が毒のスライムに噛まれたので毒消し草を取りに魔の森に入り、モンスターに襲われていたところをダイたちに助けられる。ゴメちゃんと仲良くなった。
ネイル村の村長
本名は作中で明らかになっていない。ネイル村で一番の呪文の使い手であり、マァムが持っていた魔弾銃の弾丸に入っていたマヌーサなどの呪文は、彼が込めたのではないかと思われる。呪文の修行を懇願するダイに対して、最初は勇者の弟子に修行をつけるほどの力は自分にはないからと躊躇していたが、修行を途中までしか受けていない旨を知らされて承諾し、短期間ながら呪文の指導を行った。これによってダイはメラを使えるようになる。また彼が以前ミーナの父と対局後に語ったチェスの定石「クイーンは迂闊に動かすな」は、のちにマァムがアルビナスに勝つきっかけを作った。

人間以外の仲間[編集]

ゴメちゃん
声 - 冬馬由美(劇場版1作目のみ國府田マリ子
ダイとともにデルムリン島で暮らしていた親友であり、ダイの冒険にも同行する。翼の生えた金色のスライムの姿で、ゴールデンメタルスライム(後にゲーム本編に登場する「ゴールデンスライム」とは別物)という稀少なモンスターだと思われていたが、その正体はどんな願いでも叶える(だが悪しき願いは叶えさせないために心を持っている)という神々の生きたアイテム「神の涙」が幼少のダイの「友達になってほしい」という願いによって姿を変えたものであった。そのため普通のモンスターと違いバーンの支配を受け付けない。ダイの体力を回復させる、ポップを死の淵から一瞬だが引き戻す、体をオリハルコン以上の強度にして体当たりするなど、仲間を守るため様々な奇跡を起こす。チウの獣王遊撃隊の隊員第2号であり、隊長に忠誠を誓うようにというチウの命令を忠実に守っていた。最後は正体を知ったバーンに恐れられ、握り潰されて砕け散る。そして、ダイの最後の願いである「皆の心をひとつにする」という願いを叶え、消滅した(バーンに砕かれずとも、力を使い果たす頃合だったらしい)。生物ではないため、死ぬことは無いが、破壊された場合、復元には、願いを叶え続けていたのと同じ時間、この場合は幼少期のダイの願いで「ゴメちゃん」になっていた期間と同じ、10年間を必要とし、復元した時には「ゴメちゃん」としての記憶は消えているという。それでもダイはいつか「神の涙」としての彼を探し、出会った時と同じ願いをすると誓う。
ブラス
声 - 田の中勇
魔王軍 (ダイの大冒険)参照。
クロコダイン
声 - 銀河万丈
魔王軍 (ダイの大冒険)参照。
チウ(空手ねずみ、獣王遊撃隊隊長)
「ドラゴンクエストシリーズ」に登場する怪物「おおねずみ」。ブロキーナの弟子で、一応武闘家(自称・空手ねずみ)。年齢は人間の年齢に換算して10歳前後。パワーはあるが手足のリーチが短いため相手に届かないことが多い。怯えると尻尾が硬直する癖がある。泳げない。マァムに憧れを抱いており、初対面時の経緯からポップにだけは態度が冷たいが、決して仲間として認めていないわけではない。
元々は悪い魔物で村で暴れていたりしていたが、3年前にブロキーナが捕まえて徹底的に体質改善を行った結果、魔王の邪悪な意思を跳ね返せる強い心を持ち人間の言葉を話せるようになった。ただ、人間の格好良いところにばかり憧れていて格好付けてばかりいたため、3年間修業してもまるで上達せず、後輩のマァムにもあっさり追い抜かれてしまった。しかしダイ達と出会った後に勇気を奮い起こし、強敵になりふりかまわず身を捨ててぶつかることにより見事に殻を破り成長した。怪物の身で人間に混じっても自然体で振舞う彼に、ダイは「(純血の)人間でないと悩んでいた自分が小さく見えた」と言い出生に関する葛藤を解くきっかけをもらっている。ポップとマァムとの関係を誤解して手切れ金を渡そうとするなど、どこで覚えたのか、人間の恋愛に関して妙な知識がある。
見栄を張る癖があるが、ただの見栄ではなく、仲間や部下を守るために自己犠牲をも厭わない勇気の現われである。死の大地の調査の際には圧倒的実力差のフェンブレンに一方に嬲られ続けるも、初めてできた怪物の仲間を必死に守り続け、見栄や栄光だけを求めることを捨て去る(黒星であったが、フェンブレンとの対決は結果的に彼の精神的成長に大きな影響を与えた)。
クロコダインの修行の手伝いをしたことで、褒美として「獣王の笛」をもらう。それを使って呼んだモンスターたちとともに獣王遊撃隊を結成し、隊長となった。戦力的にはダイ達にはとても敵わないが、仲間内でも一目置かれており、獣王遊撃隊の隊員達からは尊敬を一身に受けている。前述のフェンブレンをして「立派だ」と敬意さえ表した。バーンパレスのミストバーン戦では戦えなくなったヒュンケルを庇う活躍を見せた。
隊員は1号パピィ(バピラス)、2号ゴメちゃん、3号マリべえ(マリンスライム)、4号アリババ(大アリクイ)、5号ドルやす(ドロル)、6号ラミた(アルミラージ)、7号ドナドナ(ドラキー)、8号クマチャ(グリズリー)、9号バタコ(ハンターフライ)、10号だいご(大王ガマ)、11号ビーストくん(=ブロキーナ)、12号ヒム、そしてのちに隊員になったと思われるバアラック2体を含め14名から成る。チウとクロコダインを含めた彼らは邪気が浄化されているので破邪呪文(ミナカトール)の影響を受けない。
なお、彼自身も戦い続ける中で鍛えられ、それなりの強さは有している。当初は軍隊アリの群れを相手に薬草を使いきってしまう程度の実力だったが、鬼岩城戦の時には魔影軍団の鎧兵士の攻撃を無傷で受け止め、頭突きで倒して見せている。また「獣王の笛」で呼んだモンスターは倒して改心させないと部下にならないうえ、対象の数は指定できない欠点があり、劇中でも最初に使用した際「バピラス」を複数呼んでしまうが、一対多という状況で苦労しつつもそのうちの一匹を改心させている(『ドラゴンクエストII』では、「バピラス」は「おおねずみ」よりかなり上位のモンスターである)。最終的には魔界の強力なモンスターたちを相手に後述のズタズタヌンチャクを手に立ち回り、何とか凌ぎ切るほどの腕前になっている。
空手ねずみの称号どおり普段は素手で戦うが、バダックに作ってもらった「ズタズタヌンチャク」という棘付きのヌンチャクを使ったこともある。しかし、構造上敵だけでなく自分もダメージを負いかねない危険な物で、使用機会は一度きりだった(本人ももらった際に「逆に自分の手がズタズタになりそう」と心の中で評している)。
最終決戦後はヒムやクロコダインとともにデルムリン島で作業を手伝う様子が描かれている。 
キャラクターの造形は『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』で栗本和博が創作した「怪傑大ねずみ」というキャラクターが元になっている。
〔技〕 窮鼠文文拳、窮鼠包包(くるくる)拳
ロン・ベルク
魔王軍 (ダイの大冒険)参照。
マザードラゴン(聖母竜)
天界からの使者で、代々の竜の騎士を産んできた存在。騎士の命が尽きる時に現れ、竜の紋章を次に産む騎士に継承させる役割を担ってきた。バランの死を察知して出現し、竜の騎士の力では大魔王バーンに及ばないとダイに告げる。これ以上辛い戦いをさせまいと天界にダイを連れて行こうとするも、バランの魂にダイの可能性を諭され、自らの命をダイに与えた。
マザードラゴンは自らの命が「ある邪悪なる存在」のため尽きようとしていることを口にしているが、これは後のコンビニコミックでのインタビューによると続編の伏線であり、ダイ達の新たなる敵となる存在らしい。

魔王軍[編集]

魔王軍 (ダイの大冒険)を参照。但し、ハドラーバーンバランミストバーンキルバーンに関してはその項を参照。

脚注[編集]

  1. ^ その性格は、仲良しのダイをして「レオナは可愛いけどおしとやかって感じじゃないぞ。言いたいことはズケズケ言うし、マァムより性格キツいんじゃないかなあ」と言わしめるほどである。
  2. ^ 原作ゲームで後に出た作品では、この肩書きは高位の魔法使いの称号とされている。
  3. ^ ドラゴンキラーは超竜軍団との戦いの最中に鋼の剣を失ったダイが、彼が逃げる時に投げだしていったドラゴンキラーを使用してヒドラを撃破。その直後、ダイがキルバーンに向けてドラゴンキラーを放つが、キルバーンの体内を流れる「魔界のマグマと同じ成分の血」により溶けてしまった。