dNaNo

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ディスプレイモデルと走行シャーシ

dNaNo』(ディーナノ)とは、京商が2008年4月18日から販売している、1/43スケールの小型R/Cカーモデルである[1]

概要[編集]

一見するとミニカーにしか見えないが、比例制御が可能なRCシステムを搭載しており、小スケールながら本格的な仕様となっている。

送信機と充電器、電池がセットになったスターターパックと ボディとシャシーがセットになったムービングシャシーセットを買う事で楽しむことができる。名前は DNA+NANOtechnologyからの造語からきている。 ボディにあわせてオフセットトレッドを調整するため、ボディごとにフィッティングキットが存在する。

一般的にR/Cカーはシャシーを共通化してそれに合わせて各車種のボディを作るため、ボディのデザインがデフォルメされる事が多いが、dNaNoではホイールベースや車幅などが実車同様の比率となっている[1]

ラインナップ[編集]

dNaNo FX-101 シリーズ
シャーシ携帯電話のバイブレーターに使われるマイクロ・コアレスモーターを、ステアリングサーボと後輪の駆動に利用している。送信機はASF2.4GHzで同時走行は最大40台。走行用バッテリーは専用の3.7Vリチウムポリマー。駆動方式はダイレクトドライブ後輪駆動のみとなり、モーターのマウント位置の違いで MM、RM、HMの3種類がある。小さいながらもフロントにキングピンコイル式、リヤにユニットスイング式のサスペンションを備える(ミニッツレーサーでもよく見られた方式)。ギヤデフやICタグを標準装備し、オプションでフルベアリング化やジャイロユニット、ボールデフの追加も可能。I.C.Sにも対応しており、別売の接続用ケーブルとソフトウェアを用いて、パソコンからステアリングやスロットルに関する設定変更も可能。
dNaNoオートスケールコレクション シリーズ
塗装・マーキング済みのディスプレイ用モデル。ムービングシャシーにフィッティングさせるには別売のフィッティングパーツが必要。
dNaNo未塗装ボディ組立キット シリーズ
オリジナルのカラーリングが行える、組み立て式の未塗装ボディ。

送信機[編集]

送信機
KT-18
KT-18
EX-1 ASF
EX-1 ASF

ASF2.4GHz方式の下記が使用できる。

  • 京商
    • Syncro EX-6[2]
    • パーフェックス EX-5UR ASF[3]
    • パーフェックス KT-18[4]
  • KOPROPO
    • EX-1 ASF(KIY)[5]
    • EX-10 eurus + RF-902SM モジュール[6]
    • RF-901SM モジュール + 対応送信機[7][8]
    • ESPRIT4 ASF[9]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 京商『dNaNo』RCカー…43分の1スケール、デフォルメなし”. Response. (2008年3月6日). 2016年12月28日閲覧。
  2. ^ 製品情報 Syncro EX-6”. 京商株式会社. 2016年5月3日閲覧。
  3. ^ 製品情報 パーフェックス EX-5UR ASF”. 京商株式会社. 2016年5月3日閲覧。
  4. ^ 製品情報 パーフェックス KT-18”. 京商株式会社. 2016年5月3日閲覧。
  5. ^ EX-1 ASF Ver.3 2.4GHzミニッツ用(KIY)”. 近藤科学株式会社. 2016年5月3日閲覧。
  6. ^ RF-902SM 取扱説明書” (PDF). 近藤科学株式会社. 2016年10月28日閲覧。
  7. ^ RF-901SM 取扱説明書” (PDF). 近藤科学株式会社. 2017年1月18日閲覧。
  8. ^ MINI-Z 地元CUP 2011”. 京商株式会社. 2017年1月18日閲覧。
  9. ^ ESPRIT4 ASF”. 近藤科学株式会社. 2017年1月20日閲覧。

外部リンク[編集]