DEGIMA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

DEGIMA英語: DEstination for Gpu Intensive MAchine、デジマ)は、日本長崎大学が開発・設置したスーパーコンピュータの名称。

概要[編集]

DEGIMAは、長崎大学工学部先端計算研究センターによる、階層的なN体シミュレーション用のHPCクラスターである。名称の由来は長崎出島から。超並列部門長 准教授 濱田剛が中心となり、GPUクラスター技術を使用して開発し、低予算、高性能、低消費電力を実現した。

DEGIMAは、InfiniBandインターコネクト経由で接続された144台のパーソナルコンピュータによるノードで構成されるクラスターシステムである。各ノードにはインテルCore 7 およびGT200 GPUチップを搭載したグラフィックカードが搭載されている。

2009年にゴードン・ベル賞の価格性能賞を受賞し、2011年6月のTOP500では実効性能42.83TFLOPSで429位[1]に、同月のGreen500では3位となった[2]

備考[編集]

当時の報道では、同時期に事業仕分けで議論となったとの比較で多く語られたがGeforce系はTeslaなどとは違い、倍精度浮動小数点数では極端に性能が落ちるので科学計算用に作られた京とは同列には語れない。また、GPGPUはGPU-CPU間のメモリ転送を必要とし、この転送が頻繁に行われるアプリケーションでは速度が低下する。特に複数のノード間でのデータのやりとりを行う場合は、いったんCPU側のメモリにデータを転送することが必須である。このことは、CPUのみで構成された京やBlueGeneなどとは違い、アプリケーションを選ぶ。

脚注[編集]

  1. ^ DEGIMA - DEGIMA Cluster, Intel i5, ATI Radeon GPU, Infiniband QDR - TOP500
  2. ^ “「省エネ」世界3位に輝く 長崎大のスパコン「DEGIMA」”. 長崎新聞. (2011年7月9日) 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]