DD-WRT

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DD-Wrt
DDwrt.logo.png
Ddwrtv24rc7.png
開発元 The DD-WRT Project
最新版 v24 SP1 (Build10020) / 2008年07月27日(6年前) (2008-07-27
最新評価版 v24 preSP2 / 2012年10月12日(21か月前) (2012-10-12
対応OS Linux
種別 ルーターOS
ライセンス GPL
公式サイト The DD-WRT Project
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DD-Wrt は、ゲートウェイ無線LANアクセスポイントなどの組み込みシステムファームウェアとして開発されているLinuxディストリビューションの一種である。OpenWRTを元にして作られている。組み込みシステムパソコンとは違い、規格が統一されていないため、各製品毎に対応が図られている。各製品毎の対応状況は、公式サイトの"Router Database"で型番から検索して確認することが出来る。家庭用ルーターの非公式ファームウェアの中では最も有名である。

機能[編集]

オープンソースで開発が進められているため、種々の法規制やメーカーの意向に縛られず、最新の技術を積極的に盛り込んでおり、ルーターのハードウェアの性能を最大限に発揮させることが可能となる。例えば、VPNプロトコルに対応させたり、電波出力を純正ファームウェアの出力の10倍近くまで引き上げることが出来る。 また、UNIX系OSにおいて一般的な種々のパッケージも提供されており、ルーターの機能の自由な構成が可能となる。 業務用ルーター並みの高度な機能が利用可能になる反面、ルーターの処理負荷・消費電力・発熱が増加したり、動作が不安定になることがある。安価なルーターでは元々CPUの性能に余裕が無いためにスループットの低下が報告されている。ルーターの本来の目的とは違うが、デーモンを常駐させることで低消費電力のサーバーとしての運用も可能となる。

一覧表[編集]

Micro
(2 MB)
Mini Nokaid Standard VOIP VPN* Mega**
(8 MB)
Access restrictions Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
AnchorFree Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Bandwidth monitoring Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
ChilliSpot Yes Yes Yes
Dynamic DNS Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
HTTPS option for web management Yes Yes Yes Yes Yes
IPv6*** Yes Yes Yes Yes Yes
JFFS2* Yes Yes Yes Yes Yes
XLink Kai (kaid) Yes Yes
MMC/SD card support Yes Yes Yes Yes Yes
NoCat Yes Yes Yes Yes Yes
OpenVPN Yes Yes
PPTP/PPTP Client Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Quality of service Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
IPv6 Router Advertisement Daemon (radvd) Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Linking routers/repeater/mBSSID Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
RFlow (traffic information) Yes Yes Yes Yes Yes
Samba/CIFS client Yes Yes Yes Yes Yes
Milkfish SIP router Yes Yes
SNMP Yes Yes Yes Yes Yes
SPI firewall/IPtables Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
SSHd Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Telnetd Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Transmit (Tx) power adjustment **** Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
UPnP Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Wake-on-LAN Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
WPA/WPA2 personal/enterprise Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Wiviz Yes Yes Yes Yes Yes Yes

主な用途[編集]

  • 追加投資無しで機能を追加する
  • ジャンク品の再生
  • ルーターを流用したサーバーの構築

電波法による規制[編集]

日本においては無線機器に対してメーカー側が想定していない非公式ファームウェアへの書き換えを行った時点で技適マークが無効となり電波法に違反する[要出典]ため、絶対に書き換えを実行してはならない。実際に法外な出力でアクセスポイントを運用した場合、意図せず近隣区域の無線LAN接続の妨害となり電波法違反が発覚する可能性がある。

下記はWikipedia「技適マーク」からの引用文である。
「適合表示無線設備と同等の機能であっても技術基準適合証明の技適マークの無い機器、または技適マークがあるが改造された機器の使用は、総務大臣の免許の無いまま無線局を開設したこととなり、第110条第1号により1年以下の懲役又は100万円以下の罰金刑に処される。」

メーカー側による利用[編集]

バッファローが日本の電波法に適合するように仕様を変更して自社製品に組み込んで販売したことがある[要出典]

関連項目[編集]

日本において個人が使用する場合に注意すべき項目

  • 技適マーク - 無線機の電波法への技術的な適合を示すマークである。
  • 電波法 - 無線機の仕様変更は総務省への届出が必要である。
  • 電波障害 - 同じチャネルを使用している他のアクセスポイントの電波を撹乱する可能性がある。

外部リンク[編集]