CrossFire (ATI)
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CrossFire(クロスファイア)は、ATI Technologiesが開発したマルチGPU技術である。 ビデオカードを、同一のマザーボード上に複数枚挿入し、それらを電気的に接続する。 複数個のGPUによる並列処理により、処理能力の大幅な向上が期待できる。 同社製チップセットを搭載したマザーボードに限らずインテル製チップセットを搭載したマザーボードでも構築できる点が大きな特徴といえる。 派生した規格にATI Hybrid Graphicsがある。内蔵グラフィックとほぼ同性能なGPUを搭載するビデオカードをマザーボードに挿し、AMD 780GXなどの内蔵グラフィックスと同期させてCrossFire環境を構築するHybrid Crossfire、上位規格として2枚以上のビデオカードと内蔵グラフィックスを同期させるCrossFireXがある。
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[編集] 接続方法
CrossFireによるマルチGPU環境の構成にあたっては、まず複数枚のビデオカードと、それらを挿入できるだけの拡張スロットを有するマザーボード、そして最新のデバイスドライバを必要とし、いずれもCrossFireに対応するものでなければならない。
[編集] 手順
- CrossFire対応チップセットを搭載するマザーボードと、CrossFireに対応する同一モデルのビデオボードを2つ、または2つ以上用意すればよい。主に、Radeon 2000、HD 3000、HD 4000シリーズは同一モデルで構築が可能だが、それ以前に発売されたRadeon 1000シリーズなどは「CrossFire Edition」のもの(これのことを「マスター」とか「マスターボード」と呼ぶことがある)と、それと同じモデル(例: 「RadeonX1900 CrossFire Edition」なら「RadeonX1900XTX/XT/PRO」)を用意する必要がある。なお、2007年以降「CrossFire Edition」というラインナップは存在せず、ATI CrossFire、またはATI CrossFireX対応というラインナップで統一された。
- マニュアルに従い、ビデオボードをPCI Expressコネクターに接続し、各ボードをブリッジケーブルで接続する(Native CrossFire)。1950XTX以前にリリースされたモデルの場合、両方をマニュアルに従いPCI Expressコネクターに接続(たいていCPUに近いほうに「CrossFire Edition」)、そして専用出力コードをつける。
- PCを起動させ、ユーティリティーソフト「Catalyst」でCrossFire設定を有効にする。
[編集] 特徴
- Crossfire規格はオープン化されているのでATI製、AMD製チップセット搭載マザーボードだけでなく、インテル等の他社製チップセットでも構築できる。インテルであれば、intel P965 Express以降、PCI Express×16スロットを2つ以上搭載したマザーボードであれば構築できる(975X、P35、P45、X38、X48、X58など)。ライバルであるインテルなど、サードパーティにもCrossFireアーキテクチャを解放している理由としては、NVIDIAとの競争上で優位に立つためと言われている。また、NVIDIAは自社製チップセット(ないしはNVIDIA製のPCI Expressスイッチのようなチップ)を搭載しないマザーボードでのSLI対応を拒否している。ただし、intel X58 ExpressはSLIに対応している。
- 両方ノースブリッジからのPCI Express接続なのでボトルネックが発生しにくい。
- PCI Expressレーン数を増やすのが難しく、レーン数8を2つで動かすものが多い。レーン数16が2つのもの(ATI CrossFire Xpress 3200、AMD 790FX、intel X38、X48、X58など)もあるが比較的高価である。
- 普通、マルチGPU環境では「交互フレームのレンダリング」と「上下または左右分割のレンダリング」が普通であるがCrossFireでは全体を32ピクセル四方のブロックに分けて1つ飛ばしのブロックをレンダリングする方法(分かりやすく言うとチェスのフィールドの白同士、色つき同士の部分をレンダリング、ということ)もサポート。

