Category:文化 (考古学)

考古学において「文化」の存在を把握する場合、ある特定された時代や地域に特徴的な遺構および遺物が有機的に集合しているあり方が、その時代のその地域の人々の生活、技術、生業、芸能、宗教など物質的、精神的な所産の総体である文化を知る手がかりになると推察できるものについて「文化」としてとらえる。社会の組織や宗教など無形のものや精神的な所産については、把握は困難ではあるものの、遺構・遺物から得られる情報によってある程度は可能である。そのようにして把握された「文化」は、特色となる遺構・遺物名もしくは標式遺跡名や地域の名称をつけて呼称される。このカテゴリではそのように呼称された「文化」についての項目を納める。 <<参考>>大林太良・藤本強「文化」『世界考古学事典』(上),1979年


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