Cat Shit One
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『Cat Shit One』(キャットシットワン)は小林源文の漫画作品(フィクション)。ソフトバンククリエイティブ社にて1998年から現在4巻まで発行されている(0,1,2,3巻)。日本の他、アメリカ (ADV Manga) 、スペイン (Glénat) 、ポーランド (Waneko) からも翻訳版が発売されている。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] ストーリー
ベトナム戦争での、アメリカ軍の偵察チームに所属するパッキー、ラッツ、ボタスキー、チコの戦いを描く。彼らのコードネームは「キャット・シット・ワン」(猫の糞1号)。続編の『Cat Shit One'80』では戦いの舞台を80年代の東西冷戦下へと移す。
[編集] 登場人物
- パッキー(パーキンス)
- アメリカ陸軍特殊部隊群(グリーンベレー)隊員。特殊作戦グループベトナム軍事顧問団第5特殊部隊(MACV/SOG 5th Special Forces Gr.)所属。偵察チーム・キャットシットワンの隊長。階級は自称軍曹。実際には士官であり、物語中で初めて明らかになった時点では大尉。ヴェトナム戦後は少佐になる。性格はラッツ曰く楽天家。彼の存在については合衆国大統領も関与できない最高レベルの国防機密となっている。
- '80ではイギリスとの交換将校としてSASに所属、駐英イラン大使館占拠事件におけるニムロッド作戦に参加し、アフガニスタンでの任務にもついている。
- ラッツ(ホワイト)
- アメリカ陸軍特殊部隊隊員。MACV/SOG 5thSFG所属。キャットシットワンのメンバーでは最古参。階級は自称伍長、実際には軍曹。ヴェトナム語に精通し、通訳を担当する。理知的な性格で、パッキーの右腕的存在。ブロンクス出身。プアホワイトの家庭に育つ。
- 帰還後は荒んだ生活を送っていたようで、Vol.0でのパッキーとの再会は留置場の中で果たされている。'80では経験を買われて(人員削減中の)CIAの現場要員になっている。一時期は日本で活動していたがすぐに中東支部に移動、北部同盟のムジャヒディーンを訓練している。
- ボタスキー
- アメリカ陸軍特殊部隊隊員。MACV/SOG 5thSFG所属。キャットシットワンの通信担当。アジア人嫌いの黒人。臆病な性格。
- 志願してSOGに配属されており、チームの米軍メンバーで唯一、特殊部隊員としての訓練を受けていない。
- '80ではアジア人嫌いは無くなり、商売に成功して日本で活動している(ラッツに「お前変わったな」と言われた)。ファーストフード店の経営が主な様だが、ラッツに頼まれて中国人を通じて北部同盟に武器弾薬を供給したりもしている。
- チコ
- ヴェトナム山岳民族モンテニャードの出身。アメリカによって教育を受けた、頼りになる傭兵。
- '80では亡命ノラ族(モンテニャード?) の互助会をしているらしいが、ボタスキーと共にアフガニスタンへも行っている。
- ベックウィズ
- アメリカ陸軍将校。階級は少佐。戦後は大佐になる。ヴェトナムで米軍特殊部隊隊員とヴェトナム人レインジャーとで偵察チームを組織し、指揮官を務める。
- '80でも変わらずパッキーの上官で、彼をSASに派遣した。デルタフォースを設立しているが「官僚主義に呑み込まれた」らしく、苦労している様子。最終的にはイーグルクロー作戦失敗の責任を取って退職した。
- モデルは実在の人物である、チャールズ・アルヴィン・ベックウィズ米陸軍大佐だと思われる。
- ミーシャ・クリンコフ
- '80から登場。ロシア人の若手士官。ソ連・ロシア空挺軍少尉。少尉候補生のうちに補充兵としてアフガニスタンに派遣された。後に空挺学校を首席で卒業して少尉となり、スペツナズに進む。が、前線では相変わらず新人扱いされている。スペツナズの訓練成績も優秀だったようだが、本人の能力よりも、KGB将軍の地位にある彼の父親への配慮の結果である模様。
[編集] キャラクターの表現について
『Cat Shit One』では、登場キャラクターは全て人間以外の動物で表現されている。動物の種類はキャラクターの出身国によって分かれている。
- アメリカ人 - ウサギ (由来は米兵―USA GIから)
- ヴェトナム人 - ネコ
- フランス人 - ブタ (由来はフランス料理のトリュフを取るブタから)
- 中国人 - パンダ
- 日本人 - サルまたはゴリラ
- ロシア人 - クマ
- 韓国人 - イヌ (由来は韓国料理の「ポシンタン(犬鍋)」から)
- イギリス人 - ネズミ (由来は「砂漠のネズミ」から)
- オーストラリア人 - カンガルー もしくは コアラ
- ドイツ人 - キツネ[1](由来はエルヴィン・ロンメル元帥のあだ名「砂漠の狐」からと思われる)
- アフガニスタン人 - ヤギまたはヒツジ[1]
- アラブ人 - ヤギまたはラクダ[1]
- グルカ兵 - ヒツジ
- アルゼンチン人 - ウシ
[編集] トリビア
- アメリカ軍には「ドッグシットワン(犬のクソ野郎)」というウェストポイント(陸軍士官学校)の下級生につけるあだ名があり、それが転じて「キャットシットワン」になった。なお『Cat Shit One』Vol.1に、人間が主人公の『Dog Shit One』という短編が掲載されている。
- 作者曰く、彼らの下半身が裸に見える人は大至急で病院に行く必要があるとのこと。
- 同様に、劇中に登場するストリッパーがパンティを着用していても、疑問を感じてはいけない。
[編集] アニメ版
現在、アニメ版の「CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES-」が、3DCG制作会社のアニマによって制作されており、東京国際アニメフェア2009にブース出展した際にトレーラーが上映された。
[編集] 声の出演
[編集] 書籍情報
- 小林源文 『Cat Shit One』Vol.0 ソフトバンククリエイティブ、2005年: ISBN 4-7973-3298-0
- 小林源文 『Cat Shit One』Vol.1 ソフトバンククリエイティブ、1998年: ISBN 4-7973-0716-1
- 小林源文 『Cat Shit One』Vol.2 ソフトバンククリエイティブ、2000年: ISBN 4-7973-0960-1
- 小林源文 『Cat Shit One』Vol.3 ソフトバンククリエイティブ、2002年: ISBN 4-7973-2163-6
- 小林源文 『Cat Shit One '80』Vol.1 ソフトバンククリエイティブ、2008年: ISBN 978-4-7973-4849-1
- 小林源文 『Cat Shit One '80』Vol.2 ソフトバンククリエイティブ、2009年: ISBN 978-4-7973-5284-9
