CRuby

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Enternatto (会話 | 投稿記録) による 2021年12月30日 (木) 00:09個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ロゴをSVGファイルに変更)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

CRuby
作者 まつもとゆきひろ
開発元 Ruby コミュニティ
初版 1995年12月 (28年前) (1995-12)
最新版 3.3.0 - 2023年12月25日 (4か月前) (2023-12-25)[1][2] [±]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語
対応OS クロスプラットフォーム
種別 Rubyインタプリタ及びコンパイル
ライセンス GNU GPL v2 (バージョン1.9.2まで)、2条項BSDライセンス (バージョン1.9.3以降)、Rubyライセンス
公式サイト www.ruby-lang.org ウィキデータを編集
テンプレートを表示
Rubyの開発者のまつもとゆきひろ

CRubyまたはMRI (Matz' Ruby Implementation[3]、Matz Ruby Interpreter[4]) は、まつもとゆきひろによって開発されたRubyリファレンス実装である。2011年に「JIS X 3017」として標準規格が制定されるまでは、MRIがRubyの言語仕様に準ずるものとして扱われていた。これは言語仕様を明文化しようとした試みである「RubySpec」が失敗した影響もある。Ruby 1.9以降ではYARV (Yet Another Ruby VM) が公式の実装に組み込まれている。

ライセンス

Rubyのインタプリタライブラリは、バージョン1.9.2まではGNU GPL v2Rubyライセンスデュアルライセンスとなっていた。バージョン1.9.3以降は2条項BSDライセンスとRubyライセンスのデュアルライセンスに変更された[5]。この理由として、GNU GPLバージョン3でライセンスされたプログラムと組み合わせて利用できるようになるメリットが挙げられている[6]

動作環境

MRIは以下のオペレーティングシステムで動作する。

脚注

  1. ^ naruse (2023年3月30日). “Ruby 3.2.2 リリース”. ruby-lang.org. 2023年5月24日閲覧。
  2. ^ Ruby 3.3.0 リリース”. Ruby : A PROGRAMMER'S BEST FRIEND. Ruby コミュニティ (2023年12月25日). 2023年12月26日閲覧。
  3. ^ Ruby処理系の概要”. Ruby Association. 2019年7月11日閲覧。
  4. ^ Rubyとは”. ruby-lang.org. 2019年7月11日閲覧。
  5. ^ Ruby 1.9.3 p0 リリース”. ruby-lang.org (2011年10月31日). 2019年7月11日閲覧。
  6. ^ 成瀬ゆい (2010年9月1日). “[ruby-dev:42166] Ruby'sライセンスの、BSDLとのデュアルライセンスへの変更”. 2020年3月7日閲覧。

関連項目

外部リンク