C-130 (航空機)
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C-130 ハーキュリーズ
ロッキード C-130 ハーキュリーズ(Lockheed C-130 Hercules / ろっきーど・しーひゃくさんじゅう・はーきゅりーず)はロッキード社が製造している輸送機。ハーキュリーズとは、ギリシア神話に登場する英雄、ヘラクレスの英語読み。1954年に初飛行し、初期生産型のC-130Aは、1956年にアメリカ空軍に配備が開始された。
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[編集] 概要
C-130 ハーキュリーズは戦術輸送機のベストセラーであり、アメリカ軍はもとより、西側諸国を中心に60ヶ国以上で使用され、改良型は現在でも生産されている。2006年現在の最新型はC-130J スーパーハーキュリーズ (Super Hercules) である(ハーキュリーズ IIと表記されることもある)。
高い短距離離着陸性能を持つが、補助ロケットを装備する事でより短い滑走距離での離陸も可能。その輸送力と運行性能の高さから「世界最高の輸送機」との呼び声も高い。
滑走路のない場所での離着陸を念頭に置いた設計思想であり、砂漠での離着陸や車輪にソリをつけて南極への物資輸送など極めて幅広く用いられている。また、1963年には航空母艦「フォレスタル」において発着艦実験に用いられたことがある。着艦、発艦ともに成功しているが、大型すぎて実際に使用するのは困難とされ、実験のみで終わっている。
[編集] 各型
- C-130A - 初期型。三翅プロペラ使用。
- C-130B - 1959年開発。補助翼を追加し、プロペラブレードを四翅化。
- C-130D - C-130Aを元に、ソリと短距離離陸用の補助ジェットエンジンを装備。
- C-130E - 1962年に配備開始。航続距離を増し、エンジンをアリソン T-56-A-7Aに換装。構造や電子機器も改善された。
- C-130F - アメリカ海兵隊向け。出し入れ可能な燃料タンクを貨物室に設置できる。
- C-130G - アメリカ海軍向け。機体の構造を強化し、積載量を向上。
- C-130H - 翼の設計を改め、電子機器を一新した。エンジンをアリソン T56-A-15に換装。1964年頃からアメリカ以外の国でも採用され、1974年に後期型の配備が始まった。C-130Hは1996年まで生産が続けられた。
- C-130H AMP - C-130Hのアビオニクス近代化型。
- C-130H-30 - C-130Hの胴体延長型。
- C-130K - イギリス空軍向け。ハーキュリーズ C.1として運用されている。
- C-130J - 1999年に配備開始。現在も生産を行っている最新モデルで、エンジンをロールス・ロイス/アリソン AE2100 エンジンに換装し、ブレードが三日月形状の六翅プロペラに変更、グラスコックピット化。電子機器をデジタル化して航法士搭乗の必要をなくすことで、運用経費を軽減。
- C-130J-30 - C-130Jの胴体延長型。
- CC-130 - カナダ空軍でのC-130Jの呼称。
- C-130R
- C-130T - アメリカ海軍のアクロバット飛行隊ブルーエンジェルス専用機。愛称は、ファットアルバート。
[編集] 派生型
- AC-130 ガンシップ - 対地攻撃機。
- AC-130H スペクター (Specter/Spectre)
- AC-130U スプーキー (Spooky)
- DC-130 - 無人標的管制機。
- EC-130 コマンドソロ (Command Solo) - 電子戦機。
- EC-130E ABCCCIII
- EC-130E
- EC-130E(RR) リベットライダー (Rivet Rider)
- EC-130H コンパスコール (Compass Call)
- EC-130Q
- EC-130V
- この他に供与国のいくつかにオリジナルに改造したEC-130が存在する。
- GC-130
- MC-130P コンバットシャドウ - 救出作戦支援。
- JC-130
- KC-130F - 空中給油機。
- LC-130 - 南極観測支援機。
- MC-130 コンバットタロン I/II - 特殊部隊支援。
- NC-130 Earth Survey 2
- PC-130 - 洋上哨戒機。マレーシアとインドネシアに少数機が輸出される。
- RC-130 - 偵察機。
- SC-130 - 捜索救難機。
- VC-130 - VIP輸送機。
- WC-130 ハリケーンハンター (Hurricane Hunter) - 気象観測機。
- WC-130J ハリケーンハンター - C-130Jの気象観測機型。
- L-100 - 民間型。
- L-100-30 - L-100の胴体延長型。
- L-100J - C-130J-30の民間型として計画。
- L-382 - 民間型。
[編集] 運用国
[編集] アメリカ合衆国
[編集] イギリス
[編集] 日本
日本の航空自衛隊も1984年(昭和59年)から1998年(平成10年)までに、C-130H型を16機購入し、戦術輸送機として運用している。
自衛隊の海外派遣でも運用されており、2004年3月3日から2008年2月現在まで実施されている航空自衛隊のイラク派遣においては、水色に塗装されたC-130Hがクウェートの飛行場とイラクの飛行場との間で輸送活動を行っている。
また、2006年以降に空中給油ポッドの増設や空中給油受油能力の付与が行われる予定である。その他、機体に搭載する事で機内での医療行為を可能とするコンテナユニット、機動衛生ユニットも開発されている。
[編集] 諸元 (C-130H)
- 乗員:6名
- 全長:29.79m
- 全幅:40.41m
- 全高:11.66m
- 主翼面積:162.1㎡
- 空虚重量:--
- 全備重量:--
- 最大離陸重量:70.305t
- 燃料容量:36,416L(機内+主翼下増槽)
- 動力:アリソン エンジン社製T56-A-15ターボプロップエンジン ×4
- 出力:4,910ehp(3,423kW)×4
- 最大積載量:20t
- 貨物室:1,200x313x281cm
- 最大速度:335knots(約620km/h)
- 巡航速度:550km/h
- 航続距離:搭載量20tの場合 約4,000km (9tの場合 8,200km)
- 実用上昇限度:8,000m
- 武装:なし

