C.J.ウィルソン (野球)

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C.J.ウィルソン
C. J. Wilson
ロサンゼルス・エンゼルス #33
C. J. Wilson on June 26, 2012.jpg
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ニューポートビーチ
生年月日 1980年11月18日(34歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2001年 ドラフト5巡目(全体141位)でテキサス・レンジャーズから指名
初出場 2005年6月10日 フロリダ・マーリンズ
年俸 $11,500,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

クリストファー・ジョン・ウィルソンChristopher John Wilson, 1980年11月18日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ニューポートビーチ出身のプロ野球選手投手)。MLBロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム所属。ストレイト・エッジでもある。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

オレンジ郡ファウンテンヴァレー市のファウンテンヴァレー高校を1998年に卒業しサンタアナ短期大学に進学、2000年にはカリフォルニア州短大リーグのMVPを受賞した。2001年はロヨラ・メリーマウント大学へ進学した。

レンジャーズ時代[編集]

2001年MLBドラフト5巡目(全体141位)でテキサス・レンジャーズから指名を受け、6月12日に契約した。ルーキー級プラスキ・レンジャーズとA級サバンナ・サンドナッツでプレー。A級では5試合に登板し、1勝2敗、防御率3.18だった。

2002年はA+級ポート・シャーロット・レンジャーズとAA級タルサ・ドリラーズでプレー。A+級では26試合に登板し、10勝2敗1セーブ、防御率3.06だった。

2003年はAAA級フリスコ・ラフライダーズで22試合に登板し、6勝9敗、防御率5.05だった。8月12日にトミー・ジョン手術を受けた。

2004年は前年の手術の影響でシーズンを全休した。

2005年はA+級ベイカーズフィールド・ブレイズで開幕を迎え、5月にAA級フリスコへ昇格。6月10日にレンジャーズとメジャー契約を結び[2]、同日のフロリダ・マーリンズ戦でメジャーデビュー。8回2死から登板し、0.1回を1安打無失点に抑えた[3]。6月19日のワシントン・ナショナルズ戦から先発に転向。しかし3.2回を投げ9安打3失点でメジャー初黒星を喫した[4]。計6試合に登板したが、0勝2敗、防御率8.78と結果を残せず、7月7日にAAA級へ降格した[5]。7月31日に再昇格し、8月26日のミネソタ・ツインズ戦では、6点リードの6回表からロングリリーフを任され、4回を1安打3失点に抑えメジャー初セーブを記録[6]。8月30日のシカゴ・ホワイトソックスとのダブルヘッダー第1試合目では、同点の4回表から登板し、5回を2安打1失点に抑え、メジャー初勝利を挙げた[7]。試合後にAAA級へ降格[8]。9月5日に再昇格した[9]。この年は24試合に登板し、1勝7敗1セーブ、防御率6.94だった。

2006年2月16日にレンジャーズと1年契約に合意[10]。3月31日に右肩の故障で15日間の故障者リスト入りし、4月14日に復帰した[11]。復帰後は16試合に登板していたが、防御率5.12と苦戦し、6月1日にAAA級オクラホマ・レッドホークスへ降格した[12]。7月18日に再昇格し[13]、その後はリリーフに定着した。この年は44試合に登板し、2勝4敗1セーブ、防御率4.06だった。

2007年3月1日にレンジャーズと1年契約に合意[14]。7月31日にクローザーのエリック・ガニエボストン・レッドソックスへ移籍したため、8月からクローザーに起用された。この年は66試合に登板し、2勝1敗12セーブ、防御率3.03だった。

2008年2月25日にレンジャーズと1年契約に合意[15]。この年もクローザーとして登板していたが、8月6日に左肘の故障で15日間の故障者リスト入りし[16]、そのままシーズンを終えた。この年は50試合に登板し、2勝2敗24セーブ、防御率6.02だった。オフの10月2日に故障者リストから外れた。

2009年1月20日にレンジャーズと185万ドルの1年契約に合意[17][18]。この年は自己最多の74試合に登板し、5勝6敗14セーブ、防御率2.81だった。

2010年1月18日にレンジャーズと310万ドルの1年契約に合意[19][20]。この年から先発に転向。33試合に登板し、チーム最多の204イニングを投げ、チーム最多の15勝(8敗)、防御率は3.35だった。リーグ最多の93四球を与えたが、被本塁打をわずか10本、左打者に対しては被打率.144、被OPS.400、被本塁打0本だった[21]

2011年1月18日にレンジャーズと700万ドルの1年契約に合意[22][23]クリフ・リーの移籍に伴い開幕投手を任された。開幕戦は6回途中4失点で降板したものの、それ以降は調子を1年間維持し、オールスターゲームにも選出された[24]。最終的には前年を上回る34試合に登板し223.1イニングを投げ、防御率は2.94にまで良化させた[24]。また、前年リーグ最多だった四球を74個に減らしレンジャーズの投手としては1991年のノーラン・ライアン以来の200奪三振となる206奪三振を奪った[24][25]。 投球内容も大幅に改善させ、最終的に自己最多かつチーム最多タイの16勝を挙げ前年よりも充実したレギュラーシーズンを送り、エースとしての重責を果たした。オフの10月30日にFAとなった。

テキサス・レンジャーズ時代

エンゼルス時代[編集]

2011年12月8日にロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムと総額7750万ドルの5年契約(2年目まで全球団対象のトレード拒否権、3年目から5年目まで8球団を対象としたトレード拒否権付き)に合意[26][27]。12月9日に、ワールドシリーズで対戦したアルバート・プホルスと共に、エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムで入団会見を行った。

2012年、前半戦は18試合に登板して9勝5敗、防御率2.43で折り返し、オールスターゲームにも2年連続選出されたが、指先の怪我で出場を辞退[28]。後半は打ち込まれる試合が増え、最終的に13勝10敗、防御率3.83でシーズンを終えた。最終登板となった10月1日の試合後、後半戦は肘に違和感を抱えながらの投球だったことを話し、オフに骨棘除去手術を行うことを発表した[29]

ウィルソンの投球フォーム

2013年は33試合に登板し、自己最多の17勝(7敗)、防御率3.39だった。QS率は71%を記録した。

2014年は開幕後19試合に登板していたが、7月10日に右足首の捻挫で15日間の故障者リスト入りし[30]、8月2日に復帰した。

投球スタイル[編集]

リリーフ時には最速97マイル(156.1km/h)平均93.4マイル(150.2km/h)を掲示し、先発転向後は平均90マイル(144.8km/h)前後を記録する速球(フォーシーム・ツーシーム・カッター)と70マイル代の緩いカーブ、縦に切れるスライダーチェンジアップといった多彩な球種をスリークォーターから織り交ぜる投球が持ち味。リリーフ時代の奪三振率は毎年9前後を推移していた。先発転向後は奪三振率を多少落としているがゴロ率が上がり打たせて取る投球を心掛けている。(球種ではなくオモチャの)ジャイロボールに熱心に取り組んでいることでも知られている。[31] [32]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2005 TEX 24 6 0 0 0 1 7 1 4 .125 220 48.0 63 5 18 1 2 30 4 1 39 37 6.94 1.69
2006 44 0 0 0 0 2 4 1 7 .333 191 44.1 39 7 18 1 5 43 0 0 23 20 4.06 1.29
2007 66 0 0 0 0 2 1 12 15 .667 285 68.1 50 4 33 1 6 63 5 0 25 23 3.03 1.21
2008 50 0 0 0 0 2 2 24 1 .500 214 46.1 49 8 27 2 2 41 3 0 35 31 6.02 1.64
2009 74 0 0 0 0 5 6 14 19 .455 323 73.2 66 3 32 3 6 84 3 0 29 23 2.81 1.33
2010 33 33 3 0 0 15 8 0 0 .652 850 204.0 161 10 93 0 10 170 7 1 83 76 3.35 1.25
2011 34 34 3 1 0 16 7 0 0 .694 915 223.1 191 16 74 0 10 206 6 0 89 73 2.94 1.19
2012 LAA 34 34 0 0 0 13 10 0 0 .565 865 202.1 181 19 91 2 6 173 4 1 102 86 3.83 1.34
2013 33 33 0 0 0 17 7 0 0 .708 913 212.1 200 15 85 3 8 188 14 2 93 80 3.39 1.34
通算:9年 392 140 6 1 0 73 52 52 46 .584 4776 1122.2 1000 87 471 13 55 998 46 5 518 449 3.60 1.31
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル・表彰・記録[編集]

背番号[編集]

  • 36 (2005年 - 2011年)
  • 33 (2012年 - )

脚注[編集]

  1. ^ C.J. Wilson Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2012年12月25日閲覧。
  2. ^ Robert Falkoff (2005年6月10日). “Notes: Drese's days in Texas done”. MLB.com. 2014年8月3日閲覧。
  3. ^ Scores for Jun 10, 2005”. ESPN MLB (2005年6月10日). 2014年8月3日閲覧。
  4. ^ Scores for Jun 19, 2005”. ESPN MLB (2005年6月19日). 2014年8月3日閲覧。
  5. ^ Rangers option LHP C.J. Wilson to Frisco; recall INF Marshall McDougall”. MLB.com Rangers Press Release (2005年7月7日). 2014年8月3日閲覧。
  6. ^ Scores for Aug 26, 2005”. ESPN MLB (2005年8月26日). 2014年8月3日閲覧。
  7. ^ Scores for Aug 30, 2005”. ESPN MLB (2005年8月30日). 2014年8月3日閲覧。
  8. ^ Rangers purchase contract of RHP Edison Volquez”. MLB.com Rangers Press Release (2005年8月30日). 2014年8月3日閲覧。
  9. ^ Rangers recall LHP C.J. Wilson and INF Marshall McDougall”. MLB.com Rangers Press Release (2005年9月5日). 2014年8月3日閲覧。
  10. ^ Texas Rangers sign three more players to 2006 contracts”. MLB.com Rangers Press Release (2006年2月16日). 2014年8月3日閲覧。
  11. ^ Texas Rangers activate LHP C.J. Wilson from 15-day disabled list”. MLB.com Rangers Press Release (2006年4月14日). 2014年8月3日閲覧。
  12. ^ Rangers purchase contract of RHP John Wasdin”. MLB.com Rangers Press Release (2006年6月1日). 2014年8月3日閲覧。
  13. ^ Texas Rangers recall LHP C.J. Wilson”. MLB.com Rangers Press Release (2006年7月18日). 2014年8月3日閲覧。
  14. ^ Texas Rangers sign four to 2007 contracts”. MLB.com Rangers Press Release (2007年3月1日). 2014年8月3日閲覧。
  15. ^ Rangers sign seven players to 2008 contracts”. MLB.com Rangers Press Release (2008年2月25日). 2014年8月3日閲覧。
  16. ^ Rangers reinstate RHP Joaquin Benoit from disabled list”. MLB.com Rangers Press Release (2008年8月6日). 2014年8月3日閲覧。
  17. ^ Rangers agree to terms with LHP C.J. Wilson”. MLB.com Rangers Press Release (2009年1月20日). 2014年8月3日閲覧。
  18. ^ T.R. Sullivan (2009年1月20日). “Wilson signs deal with Rangers”. MLB.com. 2014年8月3日閲覧。
  19. ^ Rangers agree to terms with LHP C.J. Wilson”. MLB.com Rangers Press Release (2010年1月18日). 2014年8月3日閲覧。
  20. ^ T.R. Sullivan (2010年1月18日). “Wilson, Rangers agree to one-year deal”. MLB.com. 2014年8月3日閲覧。
  21. ^ 「2010-2011MLB投手白書」 『月刊スラッガー』2011年2月号、日本スポーツ企画出版社、2010年、雑誌15509-2、18頁
  22. ^ Rangers agree to terms with Cruz and Wilson on 2011 contracts”. MLB.com Rangers Press Release (2011年1月18日). 2014年8月3日閲覧。
  23. ^ T.R. Sullivan (2011年1月18日). “Rangers reach deals with Wilson, Cruz”. MLB.com. 2014年8月3日閲覧。
  24. ^ a b c C.J. Wilson Statistics and History”. Baseball-Reference.com. 2011年10月4日閲覧。
  25. ^ Texas Rangers Top 10 Pitching Leaders”. Baseball-Reference.com. 2011年11月2日閲覧。
  26. ^ Angels reach agreement in principle with LHP C.J. Wilson”. MLB.com Angels Press Release (2011年12月8日). 2014年8月3日閲覧。
  27. ^ Alden Gonzalez (2011年12月8日). “Angels land both Pujols and Wilson”. MLB.com. 2014年8月3日閲覧。
  28. ^ Joe McIntyre (2012年7月8日). “Blister forces Wilson to sit out All-Star Game”. MLB.com. 2014年8月3日閲覧。
  29. ^ Alden Gonzalez (2012年10月17日). “Wilson set to undergo elbow surgery”. MLB.com. 2014年8月3日閲覧。
  30. ^ Lyle Spencer (2014年7月10日). “Wilson placed on DL with sprained right ankle”. MLB.com. 2014年8月3日閲覧。
  31. ^ Rangers' Wilson one eccentric individual – MLB – ESPN”. ESPN (2007年3月16日). 2010年6月2日閲覧。
  32. ^ C.J.Wlison phich FX”. fangraphs (2011年12月6日). 2011年12月6日閲覧。

外部リンク[編集]