Bビーダマン爆外伝V

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Bビーダマン爆外伝V
ジャンル バトルアクションロボットアニメ
アニメ
監督 川瀬敏文
シリーズ構成 浦畑達彦
キャラクターデザイン 梅原隆弘
メカニックデザイン やまだたかひろ、安彦英二
音楽 多田彰文
アニメーション制作 マッドハウス
製作 名古屋テレビ、未来計画
パオハウス、タカラ
放送局 テレビ朝日系列
放送期間 1999年2月7日 - 2000年1月30日
話数 全50話
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

Bビーダマン爆外伝V』(ボンバーマンビーダマンばくがいでんビクトリー)は、1999年2月7日から2000年1月30日まで名古屋テレビテレビ朝日系列にて毎週日曜7時00分から7時30分(JST)に放送されたテレビアニメである。全50話。

解説

味方側(ビーダコップ側)のメインキャラクターの性格は『Bビーダマン爆外伝』とほぼ同じ(ただしキャラによっては多少性格が異なる者もおり、また味方側にも新キャラが存在する)だが、登場人物の役割や舞台設定が前作と全く異なっており、同一キャラを用いているスターシステムを採用した別作品である(ただし、ゲーム版と漫画版にて前作のストーリーの事を語っており、前作よりもさらに未来の世界が舞台となった続編といえる)。前作よりもややシリアス寄りのストーリーで、ロボットアニメ色が強くなっている。また、合体方法が『ヘッドオン』という『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』および『トランスフォーマー 超神マスターフォース』と同じく、パイロットが頭部に変形してロボットのボディに合体するシステムとなっている(デビルベーダー側も同様)。

本作は前作以上にサンライズ作品に関わったスタッフ(川瀬敏文やまだたかひろなど)が多く参加しており、ロボットのバトルシーンが前作よりも増え、設定がやや複雑になり、ストーリーがより奥深くなった。そのため前作に比べるとやや重い話が増えたといえる。しかし、キャラクターの性格が前作とほぼ同じであることと、デビル三銃士の存在によって、コミカルさは前作と同様である。

5年に渡って展開し、良い成績を残した『爆外伝』だったが、本作をもってアニメも玩具展開も終了することとなった(終了した経緯は発表されておらず不明)。それをきっかけにビーダマン自体は新展開に入ることになり、よりホビー色の強い方向へとシフトしていくことになる。そして後番組から再びサンライズ製作のアニメが復活することになる。

番組後期のOPを『パイレーツ』が、EDを『キャイ〜ン』が歌っており、タレントとのタイアップも見られた。特にキャイ〜ンはアニメバージョンで顔出ししているほどである。また、同作のオフィシャルTCGにおいてこの2人がプロデュースした構築済みデッキも発売された(天野デッキが自身のお気に入りのくろボン&両シリーズの悪役2人(ダークプリンス&アクマント)、ウドデッキが自身のお気に入りであるきいろボン2体(爆外伝バージョン&爆外伝Vバージョン)としろボンで構成されている)。

鎧伝サムライトルーパー』以来続いた、名古屋テレビアニメ枠としては、最後の旧タカラ(現:タカラトミー)のスポンサー枠としては、最後のスポンサー枠。

あらすじ

宇宙警察「ビーダコップ」として宇宙各地をパトロールしていたしろボンとあおボンは、ボーダー星が宇宙海賊団「デビルベーダー」に襲われている所に遭遇し、応援に向かう。デビルベーダーはボーダー星にある秘宝「ビーダキャリバー」を狙っていたのだが、ボーダー王は侵略される直前にビーダキャリバーを12個の「クリスモンド」という石に分割し、さまざまな惑星のさまざまな時代にばら撒くことで、ビーダキャリバーを守った。ボーダー王本人もその時に生じた時空の歪みに飲み込まれて行方不明になった。

しかし、デビルベーダーは12個のクリスモンドを全て集めてビーダキャリバーを復活させることを目的とし、クリスモンドを狙い始めた。しろボンたちビーダコップはボーダー星に基地を構えて時空転送装置により様々な時空へ向かい、ボーダー王の捜索とデビルベーダーより早くクリスモンドを回収することを目指す。

登場人物

ビーダコップ

しろボン
声 - 桑島法子
時空を飛び周り事件を解決するビーダコップの一員。元気がよくてお調子者。ビーダシティ編と比べると割と真面目な面が目立っている。ビーダマスターには元気があり勇気がある珍しい良い子と言われており、それがくろボンの一匹狼な気質を変えてゆくこととなる。
あかボン
声 - 佐久間レイ
元はボーダー王国の姫だったが、しろボンたちと出会ったことがきっかけで一時ビーダコップとして戦線で活動した。ビーダシティ編と比べると少し子供っぽくわがままな一面を持つ。ただしビーダシティ編同様にしろボンたちを叱ったり、時には全力で応援したり、料理が得意な一面などを見せることもある。アニメ版・漫画版ともに最終決戦の直前でデビルベーダーに拉致されてしまうが、しろボンたちの活躍で無事救出されている。ボーダー王救出後はしろボンたちを心配し、みどりボンの反対を押し切ってビーダコップに残ることを決意。前作ではショートパンツ姿だったが、今作ではスカートに変更されている。
あおボン
声 - 小桜エツ子
グレイボン博士の孫であり、しろボンの相棒。ビーダシティ編とは異なり、グレイボンを「博士」と呼ぶ。博士の手伝いをし、各マシンのメンテナンスもする。気弱な性格だが、いざというときは頼りになる。この気弱で臆病な性格から、ビーダマスターから「勇気が足りない」と言われた。
きいろボン
声 - 真殿光昭
関西弁を喋る青年。本職は運送屋だが、金とアーマー及び女性にもてるための目的でビーダコップになりたがっている。たまに彼が戦いなどで活躍することもある。他のシリーズ同様に金に目が無く、ビーダシティ編同様に小話と称して寒いダジャレを連発する癖がある。スピード違反や信号無視、停止無視などの違反行為も多く、ボーダー王救出後は正式にビーダコップになろうとベストボンたちに取り入るが、その際の手柄によってこれまでの違反行為を帳消しにして貰ったものの認められなかった。
漫画版では他のメンバーに比べると出番が少なかった。
くろボン / なぞのアーマー
声 - 関俊彦
ビーダコップの一員だが、一匹狼で単独行動を好む。実はビーダコップが誇るエリート捜査官であり、ベストボンと同じくエリートである。ビーダコップ訓練学校を首席で卒業し、本部においてもその活躍を有望視されながらも、自ら一匹狼の道を選んだ。数々の勲章にも輝いており、無冠の帝王とも言われている。
ビーダシティ編同様にしろボンたちのピンチに駆けつけたり、しろボンたちの行動にどのような問題点があるかを明確に説明して促すこともあるが、その度に「お前(たち)はダメだ」と罵倒しており、ビーダシティ編に比べてしろボンたちを極端に過小評価する一面が目立つ。その一匹狼な性格は、ビーダマスターから「仲間と協力する心」が欠けていると言われるほどであるが、本人はエリートとしてのプライドから、それを認めようとしなかった。だが、ビーダキャリバーの件で初めて「仲間と協力することも悪くない」と仲間との協調を認めた。その後は再びしろボンたちと別行動を取り、ビーダコップ本部から時空の歪みを消滅させるトップシークレットの任務を受け、なぞのアーマーに搭乗して行動する。最終回でしろボンたちに自身の正体と目的を明かすも、ボーダー王救出を目指す彼らをこの件から引き離そうとしつつ任務を遂行しようとするが、ボーダー王救出を誓ったしろボンたちに説得され、最終的には目的を果たした彼らと共に巨大ブラックホールと化した時空の歪みを消滅させた。
みどりボン
声 - 宮崎一成
元はボーダー王国の兵士で、ボーダーランド騎士団の団長を務めていた。クリスモンドが四散した際に乗っていた戦車共々時空の裂け目に巻き込まれ、クリスモンドと共にロビンソン時代のクルー島に流れ着く。当初はしろボンたちをデビルベーダーと勘違いするがすぐに誤解が解け和解。そして、自身の戦車がVビーダアーマーとなったため現代に帰還し、ビーダコップに協力するようになる。自称「ビーダマ強化の鬼と呼ばれた男」で積極的に他人を特訓させようとしたり、師範のアイヤーボンと共に稽古をつけさせようとする。アイヤーボンをはじめ、トヤーボンやキエーボン(いずれも名前のみでの登場)など複数の人物に弟子入りしているようである。生真面目で勇敢な熱血漢だが、ハンターボン(声:筈見純)の少し考えればわかるようなハッタリに引っかかったり、難破船の中に残された食料を食べて腹を壊すなどやや間が抜けた一面を見せる。その上極度の方向音痴であり、レーダーが利かないビーダサルガッソー内の濃霧地帯ではしろボンたちに見当外れの方向へ行くよう指示し、しばらく彷徨う羽目となった。また、危機に陥るとすぐに玉砕モードへ突入し、王国のためという大儀の元に死のうとする困った性格。特に王国の姫にして幼馴染であるあかボンになついており、王国やあかボンのこととなると上記のような状態に陥る。そのため、しろボンたちからは度々うっとうしがられ、ビーダマスターからは「冷静さに欠けている」と言われた。最終回ではデビル三銃士を更生と社会復帰のためにボーダーランド騎士団に入隊させる。
漫画版では一度しか登場していない。
グレイボン博士
声 - 津久井教生
メカニックに長けており、さまざまな機体を開発している。しかし、Vビーダアーマーおよびビーダユニット・クリスモンド発見機・見つけて君などの本編のストーリーに深く関わるものを除いた発明品はビーダシティ編同様に下らないものばかりである。その一方、最高の科学者に贈られると言われているビーダサイエンス賞を受賞するなど、優秀な一面も見せている。出動時の時空移動で毎回「ポチっとな」などの軽いギャグを言うのが定番。自称「グレイボン柔術5段」の腕前を誇る。なお、第33話ではグレイボン自身が乗れるように改造したレーザーホワイターのパイロットとなるが、わずか1回のみである。
ミミタン
声 - 川上とも子
グレイボンのペットで、「ミーミー」と鳴く青い体色のビーダロン。耳の下から伸びた長い手が特徴で、これを使って器用に道具を扱ったり、羽のように羽ばたかせて空を飛ぶことができる。33話ではしろボンが足に掴まった状態でも飛べたことから見た目に反してなかなかの力持ち。時空移動の時にグレイボンに相槌を打つのが定番。しろボンたちと共にクリスモンドの捜索にグレイボンと同行した際、しろボンたちのピンチを救ったこともある(28話、38話など)。
漫画版では登場しない。

宇宙海賊デビルベーダー

アクマント
声 - 園部啓一
毎回ビーダコップたちに戦闘を仕掛けてくるデビル三銃士の戦闘要員。語尾に「〜(で)マント」を付ける口調と「フーハッハー(フッハッハー)」という独特の笑い方が特徴。チャームポイントはと短パン。一人称は「俺」(たまに「ワシ」になることも)。
ドクダンディとゲストラーから名前または「アクちゃん」という渾名で呼ばれるが、自身は他の二人を名前で呼んでおり、後述の渾名で呼ぶことは無い。
騎士道精神の持ち主で、しろボンのライバル的存在。戦闘要員のため、三銃士の中で一番戦闘回数が多い。変装フェンシングを特技としている(8話など)。特に変装の腕は高く、外見だけでは彼だと判断できないほどである。
基本的にはやられ役だがアーマー戦では複数人(2-4人以上)で攻めてくるしろボンたちを相手に応戦したり、ビーダロイド弾を駆使した攻撃で苦戦させることが多く、それなりの実力はある。なお、デビルホーネット・デビルポセイドン登場後はドクダンディが出撃中の時はゲストラー、ゲストラーが出撃中の時はドクダンディと共に実況・解説を行うこともあった。
ブラックブライスターおよび新型母艦に乗って登場し、ドクダンディやゲストラーが出撃の催促をすると準備を終えた彼が母艦からデビルアーマーを切り離して出撃、というパターンが定番。
最終回でボーダーランド騎士団に強制的に加入させられた後は、一応は自身の境遇を受け入れていた。
漫画版では彼がデビル三銃士のリーダー格となっており、メイルスーツを装着した状態で腕から衝撃波を出すことができる(この攻撃で片手一本でしろボンを圧倒した)。最終決戦の直前であかボンを人質にするためにくろボンに変装したが、こちらはアニメ版に比べて雑なものであった。
ドクダンディ
声 - 子安武人
デビル三銃士のリーダー。くろボンに恋する細身で長身のオカマ。一日十時間の睡眠を取るなど自身の美容に気を配るナルシストであり、くねくねと動くことが多いのが特徴。頭脳派の一面を持ち、「ヤッパッパッパッパァ〜」が口癖。一人称は「あたし」で女口調で話すが、キレると荒っぽい男口調になる。夢は宇宙征服の証に美少年ハーレムを作ること。
アクマントには名前で呼ばれるが、ゲストラーからは「ドクちゃん」という渾名で呼ばれることが多い。
前述の通り、くろボンに恋心を抱いており、たびたび彼と結ばれる妄想に浸ったり、直接再会した際には仕事を忘れて歓喜するなどしてリーダーであるにも関わらず一人脱線することが多く、その都度アクマントとゲストラーにツッコミを入れられたり、制裁されている。
アクマントが出撃中の時はゲストラー、ゲストラーが出撃中の時はアクマントと共に実況・解説を行う。
最終回でボーダーランド騎士団に強制的に加入させられた際にはその境遇を嘆いていた。
漫画版では空間を切り裂く巨大なハサミを持ち、それによって生じた次元の裂け目に相手を吸い込む技を使う。なお、アニメ版に比べて小柄な体型をしている。
ゲストラー
声 - 長島雄一
デビル三銃士の参謀。語尾に「〜でゲス」と付ける口調が特徴的。ちょっと太り気味。悪党だがクリスモンドを手に入れるために小遣いをはたくなど、意外とお人好しな一面も見せる。初期では連敗続きの負い目からデビルベーダーをクビにされ、レギュラーからも降ろされるのではないかと怯えることもあった(10話)。一人称は「ワシ」。
アクマントには名前で呼ばれるが、ドクダンディからは「ゲスちゃん」という渾名で呼ばれることが多い。
ドクダンディ同様に頭脳派の一面を持ち、様々な作戦を考案するが自身の間抜けな性格や想定外の事態によって毎回失敗に終わっている。また、三銃士のデビルアーマーをはじめとするメカの発明にも携わっており、数々の発明品を駆使してビーダコップたちに挑むこともある。
アクマントが出撃中の時はドクダンディ、ドクダンディが出撃中の時はアクマントと共に実況・解説を行う(解説者を担当することが多い)。
デビルベーダー壊滅後は最終回でボーダーランド騎士団に強制的に加入させられるが、「食いっぱぐれなくて済む」と割と肯定的な様子を見せていた。
漫画版ではデビル三銃士一の怪力を誇る巨漢の馬鹿力キャラとなっているが、後半ではアニメ版同様に自ら作戦を考案。キングベーダーの助けもあり、ビーダコップ基地に保管されていた6つのクリスモンドの奪取に成功する。
デビルスリンガー
声 - 安井邦彦
薄紫色の服装をしており、白いギターを持ったクールで冷酷非情かつ強い男。中盤から登場した傭兵。強者に敬意を払う一面があり、デビルスリンガー十ヶ条なる独自のルールを持つ。その反面、弱い相手とは話そうともしない。持っている白いギターはビーシャーク合体時のメイルになる。元々はビーダ連邦から指名手配を受けている一匹狼の宇宙海賊で、くろボンもその存在を知っていた。しかし、さらなる強さを求めてデビルベーダーに加担し、キングベーダーの命で失敗続きのデビル三銃士をサポートしたり、作戦を立案するようになった。くろボンをライバル視する。生身での戦闘能力も高く、クリスモンドを持った状態でアーマーに乗ったデビル三銃士を圧倒したことも。クリスモンドを手にしてからはその魔力により性格が豹変し、一度はキングベーダーを裏切り倒すが、実際には倒されておらず生きていた。自身の乗る親衛隊戦艦内にキングベーダーが現れたことでその生存を知り、キングベーダーの襲撃によって正気を取り戻す。そしてくろボンとの最後の戦いの後、これまでの贖罪のためにキングベーダーの操る自身の戦艦を相手に単独で決戦を挑んで撃墜するも姿を消し、それ以降は登場していない。その実力は非常に高く、くろボンに終生のライバルと言わしめたほどである。
漫画版では登場しない。
キングベーダー
声 - 大友龍三郎
デビルベーダーの首領。普段は三銃士に指示を出す悪魔のシルエットのような姿をしている。対象に触れるとリング状に変化して捕らえる光球を発射したり、バリアーによる防御や瞬間移動も可能。本人いわく「住んでいる(存在している)次元が違う」らしく、いかなる物理攻撃も通用しない。しかし、ビーダキャリバーのみが彼を滅ぼすことができる。最終決戦では三銃士の乗っていたデビルトライデントを乗っ取るが、ビーダキャリバーによって破壊される。それでも倒れずに黒いビーダマ状の形態となって逃亡しようとするが、最期は宝剣ビーダキャリバーを巨大剣として具現化したビーダキャリバー・パーフェクトモードに真っ二つにされた。
ちなみに本人いわくターザンボン(声 - 古谷徹)のファンらしい(3話)。
漫画版では爆外伝IIIのダークマザーやビーダシティ編のダーク皇帝と同一の存在であり、本性を現した際には口の中に彼らの特徴である目玉が浮かび上がっていた。

その他の登場人物

以下の人物はアニメ版のみ登場している。

ジニアスボン
声 - 石井康嗣
グレイボンのライバルで、語尾に「~のだ(じゃ)」を付ける。宇宙一の天才科学者になろうと考えており、自身の才能が認められるためならばデビル三銃士に付くことも辞さない。デビルベーダー壊滅後は自身の発明したメカを搭載した宇宙艇を使って時空の歪みのエネルギーを利用しようと目論み、デビル三銃士を成功した際に手に入るであろう財産で釣って協力させるが失敗。デビル三銃士と共に時空の歪みに飲み込まれそうになった所をしろボンたちに救出される。
ウィッチー
声 - 松本梨香
マジョッコ時代のサバト国に住む落ちこぼれの魔法使い。魔法学校の生徒であったがクリスモンドを利用して試験でズルをしたため、学校を追い出されて反省の森に閉じ込められていた。偶然その場を彷徨っていたみどりボンと出くわし薬の材料にしようと捕まえるが、逆に事情を知った彼に特訓される羽目になる。最初は特訓を嫌がっており、みどりボンの説得にも応じなかったがデビル三銃士との一戦を通じて改心し、無事に再試験に合格した。その後みどりボンに感化されたようで、学校には戻らず彼に無理矢理弟子入りするが当初は疎ましくされていた。以降はみどりボンを『師匠』と呼んで慕い続けている。
魔法の実力は故障したグラングリーバーを動かそうとして逆に暴走させてしまったり、かけた魔法を解除する呪文を知らなかったりとまだまだ半人前。しかし、最終決戦ではキングベーダーに捕らえられたあかボンを自身の魔法で救出する活躍を見せた。
リュウセイ
ウィッチーの相棒である魔法の箒。意志を持っており、ウィッチーとは仲良し。V2のスリンガー襲撃時にはウィッチー・みどりボン・しろボン・あかボン・あおボン・きいろボンが捕まった状態でウィッチー以外の5人が悲鳴を上げるほどの高速飛行を披露した。
キャリアボン
声 - 大林隆之介
ビーダコップ本部の関係者。一人称は「ミー」で、英語混じりの口調で喋る。眼鏡と角ばった体形が特徴。自身の地位を鼻にかけており、嫌味っぽく卑屈な性格。しかし、くろボンやベストボンなど自分の上司にあたる人物には頭が上がらない。しろボンたちを落ちこぼれコップと呼んで見下しているが、自身も抜けており、「頼りない」「情けない」などと過小評価されている。42話ではV2の総司令官となりくろボンにすら傲慢な態度をとるが、くろボンとスリンガーの一騎打ちに割り込んだことでスリンガーの怒りを買い、ビーダコップ戦闘機部隊を全滅させられた途端自身は敵前逃亡し、クリスモンドを奪われた挙句V2を破壊されてしまう(スリンガーがクリスモンドの魔力に取り憑かれた原因にもなっている)。
アイヤーボン
声 - うすいたかやす
みどりボンの師範。4000年の歴史を誇るビーダジークンドーの達人。神出鬼没でどこからともなく突然現れる謎の人物。初登場時はしろボンがレーザーホワイターを乗りこなせるようにビーダマ強化の特訓相手としてみどりボンと共にしろボンに稽古をつけるが、デビル三銃士に捕まったあかボンたちの救出に向かおうと抜け出そうとしたしろボンを引き留めるも、逆に彼のパンチを喰らってみどりボン共々ノックアウトされた。その後、31話で今度はウィッチーの特訓相手として再登場を果たすも、襲撃したデビル三銃士の攻撃で一人空の彼方へと吹き飛ばされてしまった。
ベストボン
声 - 速水奨
終盤に登場。くろボンのライバルにしてビーダ連邦の総督で、ビーダコップのエリート中のエリートとされる。
ビーダマスター
声 - 大塚周夫
マーシャル星に住む老人。グレイボンの昔からの知り合いで、くろボンをはじめとするビーダ連邦のエリートを多数輩出した宇宙一の修行場・アーツ修行場を開いている。頑固な人物と噂されているが、実際は飄々としながらも優れた観察眼の持ち主。
ボーダー王
声 - 島香裕
ボーダーランドの国王であかボンの父。デビルベーダーの襲撃及びその際に生じた時空の歪みに飲み込まれたことによって行方不明となる。しかし、19話でモノワスレ時代のワスレタ国に流れ着き、記憶喪失となりながらも山賊の首領・さんぞくボンとして生きていたことが判明。あかボンとの再会によって一旦は記憶が戻るが、ビーダコップ来訪後にクリスモンドが共鳴したことで生じた時空の歪みに飲み込まれてしまう。その後も様々な時代で記憶喪失となってその姿を見せ、終盤においてようやく記憶を取り戻すものの、またもや時空の歪みに飲み込まれた。しかし、しろボンたちの活躍もあって最終回で無事救出された。

登場メカ

「V」の世界では、これまでのシリーズでのボンバーファイターおよびボンバーボンバー、ビーダアーマーやダークアーマーにあたる戦闘ロボット・Vビーダアーマーデビルアーマーが存在する。いずれの機体も、"メイルスーツ"を装備したパイロットがロボットの頭部に変身し、ロボットのボディに合体するというプロセスをとる。これをヘッドオンと呼ぶ。

ビーダコップ(登場メカ)

Vビーダアーマー

ジークホワイター
しろボンの初代Vビーダアーマー。ランドホバータイプのライドモードから変形。最初は通常のノーマルビーダユニットを使用していたが、3話から連射用の「スーパービーダユニット」を使用している。19話でピンチに陥った時に「赤いビーダシュート(劇中ではエネルギー弾と呼称)」を撃てるようになるが、発射時の反動に機体が耐え切れず、20話で大破している。
スタイルは爆外伝IIの風の魔神にインスパイアされている。
ソニックブルード
あおボンの初代Vビーダアーマーで、空中戦を得意とする。戦闘機タイプのライドモードから変形。小型のビーダマ(BB弾)を連射できる「ガトリングユニット」を装備している。20話でデビルホーネットに破壊されてしまい、クリスブルードが登場するまであおボンはビードルフィンに乗っていた。
ダイブレッダー
あかボンのVビーダアーマーで、サブマリンタイプのライドモードから変形。その名の通り、水中戦でその能力を発揮する。最初はノーマルビーダユニットを装備していたが、13話で一度に3つのビーダマを発射する「トリプルバーストユニット」をカーゴイエーガーから譲り受け、以降はそれを装備している。20話でデビルポセイドンに破壊されてしまい、以後あかボンはビードルフィンに乗ることとなった。
玩具では初めからトリプルバーストユニットが付属していた。
カーゴイエーガー
きいろボンのVビーダアーマーであり、商売道具。元は単体での時空移動が可能な荷台部分にアームを備えた宅配宇宙船であり、クリスモンドの力によりアーマーに変形できるようになった。初期は「トリプルバーストユニット」を使用していたが13話でダイブレッダーに譲り渡し、14話以降はノーマルビーダユニットを使用している。ライドモードでの戦闘時には正面にある砲台(アーマーモードでの胸部)から発射される小型ミサイルも使用。
1度ジニアスボンが開発した巨大ビーダマシュートが撃てる「ジャイアントビーダユニット」を装備したこともあったが、巨大にした分エネルギーが薄まってしまう欠陥品であった。グレイボン曰く「格好悪いユニット」。
漫画版では当初からアーマーに変形できるようになっていたが、戦闘には不向きな作業用メカであり、デビルブライスターのビーダシュートを1発受けただけで吹き飛ばれている。
玩具ではトリプルバーストユニットではなく、ノーマルユニットとジャイアントビーダユニットが付属。荷台部分のアームにビーダユニットを搭載可能な他、アーマー本体と荷台部分を繋げての「ケンタウルスモード(20話で登場)」という形態も紹介されている。
余談だが、漫画版のジャイアントビーダユニットはきいろボンが偶然見つけた(本人曰く「その辺の道端で拾った」)クリスモンドが変化した形で登場しており、地面をえぐるほどの高い威力を発揮した。ただし、使用したのはきいろボン本人ではなくしろボンである。
ナイトブラッカー
ビーダコップの別の支部に所属しているくろボンの初代Vビーダアーマー。ジークホワイター同様のランドホバータイプから変形し、その機動力はジークホワイターをも上回るほどである。元々は、通常のビーダマを発射するユニットを装備していたが、18話で発見された6個目のクリスモンドの力によって、メタルビーダマを連射する「スーパーメタルユニット」にパワーアップした。34話でしろボンとビーダマスターを庇ってビーシャークの攻撃を受け、大破した。
グラングリーバー
みどりボンが最初に搭乗する近衛騎士団用の戦車型のVビーダアーマー。カーゴイエーガーと同様、通常の戦車だったものがクリスモンドの力により変形可能になった。ライドモードのままでもビーダマ(メタルビーダマ)を打ち出すことが可能で、変形すれば連射をすることも可能となる。装備しているユニットは「ダブルメタルユニット」で、中型のメタルビーダマを二つ同時に発射することができる。他に両腕に3門ずつ装備のスモークディスチャージャーや周りの景色を写し出しカムフラージュする迷彩装甲「ステルスアーマー(カメレオンアーマー)」を備えている。32話でウィッチーのかけた魔法で暴走・制御不能に陥り、くろボンのナイトブラッカーによって破壊された。
レーザーホワイター
しろボンの2代目Vビーダアーマーで、ジークホワイターのプロトタイプを改良・強化したもの。出力・性能はジークホワイターよりもこちらの方が上だが、比較にならないほど制御が難しく、しろボンの感情が昂ぶらないと起動すらしない。ビーダマの代わりに赤いレーザーを発射する「レーザービーダユニット」を装備する。24話でレーザービーダシュートを鏡で押し返されて戦闘不能に陥るが、33話ではグレイボンが自分も乗れるように改造している。
玩具は赤外線レーザーを発射できるユニットを装備した組み立て済み製品で、標的であるブラックブライスターとセットになって発売された。
クリスホワイター
しろボンの3代目Vビーダアーマーで、攻撃重視型のアーマー。他の二機同様ランドホバータイプのライドモードから変形する。薬莢型のカプセルに入っているエネルギーを増幅したビーダマを発射できる「ハイパービーダユニット」を装備している。クリスブルード・クリスグリーバー・カーゴイエーガー・なぞのアーマーと共にクリスモンドの力を得て放つ合体技・「ファイナルビーダシュート」を持つ。
漫画版ではデビルポセイドンとの戦闘で大破したジークホワイターが9個目のクリスモンドのパワーを受けて進化した。
クリスブルード
あおボンの2代目Vビーダアーマーで、空中戦重視型のアーマー。ソニックブルードに比べて速度、旋回能力などがアップしている。ホーミング機能を持った子機を射出してその子機から小型のメタルビーダマを射出する「ホーミングユニット」を装備。子機は偵察などに使用することもできる。
クリスグリーバー
みどりボンの2代目のVビーダーアーマーで、重機動型のアーマー。グラングリーバーの機能を受け継いでいながらすべての機能がアップし、さらに重厚さがアップした。中型メタルビーダマを4発ずつ(左右2門発射口があるため合計8発)同時発射できる「スーパーダブルメタルユニット」を装備する。また、手足のキャタピラで攻撃することもできる。当初はきいろボンが欲しがっていたが、くろボンによって破壊されたグラングリーバーの代わりに搭乗することになった(というより研究所から奪い取った)みどりボンに強奪された。しかしもともと誰かのアーマーが破損した際の代理であり、みどりボンの活躍で入手したクリスモンドで動いているので、グレイボンは所有権をみどりボンに譲った。
クリスブラッカー
くろボンの2代目Vビーダアーマーで、本作に出てくるビーダアーマー単体では最も巨大な機体である。そのため、以前のナイトブラッカーとは全く異なる機能を持つ機体となっている。ライドモードは戦艦を思わせる形態に変形する。ハイパービーダユニットと同様の薬莢型カプセル入りビーダマを連射できる「ブローバックユニット」を装備している。
ビーダキャリバー
元々ビーダキャリバーという名前はクリスモンドが収められていた伝説の剣の名前だった。しかしデビルトライデントの襲来によってしろボンたちが危機に陥ったとき、すべてのクリスモンドが光を放ち、クリスホワイター・クリスブルード・クリスグリーバー・クリスブラッカーを合体させた。その巨大なビーダアーマーは伝説の剣にちなんでビーダキャリバーと名付けられた。
ビーダキャリバーは強大な力を秘めているが、しろボンたち4人の意思が一つにならないと発現することはできない。そのため当初はしろボンが勝手にキャリバーコアを起動させた際に内蔵されたクリスモンドが各時代に四散するなどしており、なかなかその力を発揮することはできなかった。最終決戦時には全てのビーダユニットを装着して「パーフェクトモード」となり、キングベーダーを葬った。そしてクリスモンドと共に宇宙の彼方に消えたビーダキャリバーは、終盤で意外な場所に存在していることが判明する。
スーパービーダ・ガトリング・トリプルバースト・スーパーメタル・ダブルメタル・ハイパービーダ・ホーミング・スーパーダブルメタル・ブローバック・ファイヤースキャン・サンダースキャン・ブリザードスキャンの12のビーダユニット(これらは12個のクリスモンドが変化したもの)を装備した姿が“パーフェクトモード”である。これは玩具でも再現可能であった。
シロミドク
ひょんなことからクリスホワイター・グラングリーバー・デビルホーネットがベタベタ玉という宝玉の影響を受けて合体してしまった姿。クリスホワイターの下半身にライドモード形態のグラングリーバー、右腕にデビルホーネットのサンダースキャンユニット、左腕に(合体とは無関係な)デビルブライスターのファイヤースキャンユニットが付いた外見をしている。命名者はきいろボン。最後は救援に駆けつけたくろボンのナイトブラッカーがクリスホワイターのビーダマ発射口にビーダマを打ち込んだことで、合体が解除されて元に戻った。
玩具でもクリスホワイターのキットに付属している専用の接続パーツを使うことで再現可能。
なぞのアーマー
ボーダー王を探すしろボンたちの前に現れた、灰色のカラーリングが特徴の謎多きビーダアーマー。当初はしろボンたちに正体を明かさなかったが、最終話直前にパイロットがくろボンであることが判明する。時空の歪みをも消し去る威力のビーダシュートを放つことが可能。ヘッドオンが採用されていない、頭部のツインカメラに瞳が描写される、ライドモードに変形しないなど、ほかのVビーダアーマーとの相違点が多い機体であったが、最終回間際に登場したこともあり玩具化されておらず、詳細な機体スペックや正式な機体名も不明なまま最終回を迎えた。

ビーダロイド

動物の姿形を模した、サポートメカ群の総称。ビーダユニットの代わりに装着し、それぞれの地形に応じての機能を発揮する。

ウイングレット
型のビーダロイド。合体することで空中を自在に飛び廻ることができる。このビーダロイドのみビーダユニットとの交換ではなく、直接ジークホワイター(レーザーホワイター・クリスホワイター)に合体する。当初は製作が難航していたが、ガリバ時代のスィフト国にあるフライングチップを内蔵することで完成した。最終決戦ではキャリバーコアの輸送にも用いられた。
オーガビット
オオカミ型のビーダロイド。両前足に付いているオーガドリルが武器。攻撃だけでなく地中を移動することが可能。
本編中ではクリスホワイターと合体したが、玩具の紹介用写真などにはジークホワイターと合体した写真が使用された。そのため、企画段階ではしろボンがクリスホワイターに乗り換える前に登場する予定だったらしい。
ウェイブレット
型のビーダロイド。前面にシールドを備える。ダイブレッダー以外のVビーダアーマーも、換装することで水中での活動が可能。

その他

ビードルフィン
しろボンたちの乗るビーダコップ専用パトロール宇宙艇。単体で時空移動が可能。装備は2連装のカノン砲。
ビーダビーグル号
ビーダ連邦の大型宇宙船。周辺に複数のビームカノン砲を装備。
V2(ブイツー)
ビーダ連邦の極秘機密となっている移動要塞で、ボーダー方面第17分署でもある。四角睡を二つ合わせたような形状をしており、強力なエネルギーバリアーと並みのビーダカノンでは破壊できない強固な装甲を持つ。周囲には攻撃用レーザー衛星を多数配備しており、内部にも両足がキャタピラになった警備ロボットが配備され、多数のビーダコップ戦闘機も格納されている。クリスモンドを狙うデビルベーダー対策のためにしろボンたちの持つクリスモンドの保管先に選ばれる。しかし、スリンガーの計略によってその侵入を許してしまい、クリスモンド争奪戦の末にクリスモンドを手に入れて変貌したスリンガーの攻撃によって破壊された。
ビーダコップ戦艦
ビーダ連邦の量産型戦艦。艦首左右に二連カノン砲を装備。
ビーダコップ宇宙艇
ビーダコップの量産型パトロール宇宙艇で、上部にパトランプを備えている。
ビーダコップ戦闘機
V2に配備されたビーダ連邦の量産型戦闘機。機体左右にカノン砲を装備。

宇宙海賊デビルベーダー(登場メカ)

デビルアーマー

デビルブライスター
アクマントのデビルアーマー。サソリ型のライドモードから変形する。空陸両用。装備ユニットは物質をスキャンして、それに似せた形状をした炎属性のビーダロイド弾を造り出す「ファイヤースキャンユニット」で、ボーダー王国襲撃時に手に入れた最初のクリスモンドのエネルギーを使用している。回によっては小型のバルカン砲のような武器を使用することもあった。当初のライドモード時は後部にブラックブライスターが連結された状態だったが、デビルホーネット・デビルポセイドン登場後はホーネットが新型母艦に連結されたため、新型母艦の格納庫に収納されることとなった。ホーネット・ポセイドンと同様毎回ビーダコップとの戦闘で敗北しているが、いずれも最終決戦でデビルトライデントとなって破壊されるまで破壊されることはなかった。ただし、修理のために一度オーバーホールに出している(26話)。
1話から登場しており、本作において最初にヘッドオンを披露したアーマーでもある。
漫画版および玩具では、ヒットすると大顎が閉じるギミックを持つビーダロイド弾(ライドモードでの頭部に相当するパーツ)を発射する。
デビルホーネット
ドクダンディのデビルアーマー。スズメバチ型のライドモードから変形する。背中のビーウイングによって高い飛行能力を有する。物質をスキャンして、雷属性のビーダロイド弾を造り出す「サンダースキャンユニット」が武器。ドリルの部分を飛ばしての攻撃も可能。初登場時はブライスター・ポセイドンと共同で戦ったが、各々スキャンした物が仲違いしてしまい(それぞれヘビ・カエル・ナメクジという『三すくみ』の関係)、以後は単独で戦うようになった。戦闘回数は三機の中では最少(2番目に多いポセイドンとの差は僅か1回)。
漫画版および玩具ではヒットすると爪が伸びるギミックを持つビーダロイド弾(ライドモードでの腹部の針に相当するパーツ)を発射する。
漫画版では氷のクリスモンドの力を有しており、巨大な雪崩で攻撃してしろボンたちを苦しめた。
デビルポセイドン
ゲストラーのデビルアーマー。オウムガイ型のライドモードから変形する。水中戦用機だが地上戦・空中戦でも活動可能なため、あらゆる地形で戦える。両肩の大型シールドであらゆる攻撃を跳ね返す。武器は物質をスキャンして、氷属性のビーダロイド弾を造り出す「ブリザードスキャンユニット」とシールドで覆われた上半身を飛ばす「グランドローラー(アニメ未登場)」。
ビーダユニットは後述のデビルトライデントの武器にもなる。
漫画版ではグランドローラーでジークホワイターを大破させ、その後の古生代での再戦時もクリスホワイターを得意の水中戦と電撃攻撃(ノーチラスショック)で追い詰めるが、救援に駆けつけたくろボンに海水を吹き飛ばされ、水が無くなった一瞬の隙を突かれハイパービーダシュートに敗れる。
デビルトライデント
ブライスター・ホーネット・ポセイドンの三体のデビルアーマーが合体した姿。「ウルティマデビルシュート」と、デビルポセイドンのビーダユニットを流用した「ブリザードトンファー」が主な武器で、瞬間移動も可能。最終決戦ではデビルカノンを装備したり、戦う相手をスキャンしてその弱点となるものを造り出す新型ビーダロイド弾「ビーダロイド光線」を使用した。最終決戦でキングベーダーと強制的に融合されるがビーダキャリバーによって破壊された。
ビーシャーク
デビルスリンガー専用のデビルアーマー。サメ型のライドモードから変形。武装は胸部に装備した主砲のメタルビーダマ「シャークカノン」と、頭頂部と腹部、両腕に装備された計4門の小型メタルビーダカノン。デビル三銃士の機体を凌駕する性能を持つとされる。高い頭身と長い手足というVビーダアーマーとしては異色のスリムなデザインである。玩具化されていないため、詳細な機体スペックや変形機構などは不明である(アニメでは非常に複雑な変形をしているため、玩具化は初めから予定されていなかったと思われる)。

ゲストラーの発明品

デビル三銃士の参謀・ゲストラーが主にビーダコップたちを倒す、クリスモンドを手に入れるなどの目的に応じて開発した自作のメカの数々。本項ではゲストラーが開発したという明確な言及がなされていないものについても同様の扱いで詳述する。

マインドコント甲羅(マインドコントこうら)
11話で登場。ガラパゴスゴイデス島に生息するマンモスカメロン(声 - 郷里大輔)の甲羅に2本のアンテナが付いたヘルメット型の装置を取り付けたもの。甲羅の中に入ったマンモスカメロンの心をゲストラーが操作するリモコンで遠距離から自由自在に操ることができる。しろボンたちが保護したマンモスカメロンをこの装置で操り、手出しができない彼らを倒そうと目論むが、細工を見破っていたくろボンのナイトブラッカーに装置のみを破壊されてしまう。
クリスモンド発見基地
20話で登場。ゲストラーいわく「一世一代の大発明」で、ボーダー王の持っていたクリスモンドを2つ奪ったことで勢いに乗ったデビル三銃士が残されたクリスモンドをまとめて手に入れるために開発を開始した。基地内部に設置した台座にデビル三銃士が手に入れた3つのクリスモンドをセットすると真上にあるアンテナが作動し、残りの飛び散ったクリスモンドの在処がまとめてわかるようになっている。他にも、三銃士の各デビルアーマーを格納しているコンテナを設けている。「世の中で一番人目につかない場所」とされるヒソヒソ時代のコソコソ国の密林で密かに建設されていたが、偶然にもそこで遭難していたみどりボンによって所在がバレてしまい、みどりボンから話を聞いたしろボンたちにも襲撃されてしまう(アクマントには「なにが世の中で一番人目につかないところでマント、千客万来だマント」とツッコまれていた)。一度はデビルアーマー3機による連携でしろボンたちを退け、その後「リフォーム業者に変装して基地に直接潜入し、爆弾を仕掛けて内部から爆破させる」という破壊工作を目論んだきいろボン・あかボン・あおボンの3人も逆に捕らえてしまう。しかし、最後はレーザーホワイターに倒されたデビル三銃士のデビルアーマーが激突した際の爆発で完全に破壊された。
巨人型アーマー
26話で登場。ウォーズ時代のブンドッタ国国王のしょうぐんボン(声 - 玄田哲章)の持つ「勝利の玉=10個目のクリスモンド」を手に入れるために最新式の兵器と称して提供した巨人型のメカ。胴体中央部に設けたコックピットに直立姿勢で乗り込み、バネの付いたリング型の操縦機を両手首と両足首に填めた状態で操縦する。搭乗者の手足の動きに連動して稼働するフィードバック式の操縦システムを採用。ゲストラーの持つコントローラによって操縦機のバネを伸ばして搭乗者の身動きを封じる、コックピットに(ゲストラーいわく「気絶どころでは済まない」ほどの)高圧電流を流し込む、自動操縦(戦闘モード)への切り替えなどの遠隔操作も可能としている。身動きの取れなくなったしょうぐんボンからクリスモンドを奪った後、駆けつけたビーダコップを足止めしてデビル三銃士が撤退するまでの時間を稼ぐためにしょうぐんボンを乗せたまま自動操縦に切り替えた状態で襲い掛かる。クリスホワイターとカーゴイエーガー二機がかりでも抑えきれないほどのパワーでビーダコップを苦戦させるが、逆に動きを抑えられている隙にしょうぐんボンを救出されてしまい、最後はハイパービーダシュートで破壊される。
エネルギー吸引機
28話で登場。グレイボンに恨みを持つジニアスボンと共同開発した二足歩行の巨大アーマー。タンク型の胴体にライト型の右腕、掃除機型の左腕、両足が装備されていることが特徴。ヘッドオンではなく、頭頂部に設けたコックピットにジニアスボンが乗り込んで操縦する。左腕の掃除機で相手のビーダエネルギーを吸収し、右腕のライトでデビル三銃士を照射することで三銃士にエネルギーを送り込んでパワーアップさせる。デビルブライスターとの連携でクリスホワイターとカーゴイエーガーを相手に善戦するも、グレイボンの発明品を駆使したミミタンの撹乱で操縦が混乱、コックピットも同様にグレイボンの発明品で破壊されて機能停止した。
デビルデスマッチリング
32話で登場。みどりボンとくろボンの決闘を利用して両者を倒すためにボーダー巌流島の砂浜にあらかじめ埋めていた。決闘が開始されると同時にボクシングリングとその周囲を覆う特殊なフェンスシールドが砂の中からせり上がる形で出現。フェンスシールドは内部で放つビーダマの威力を10倍にまで引き上げる他、内部と外部両方からのビーダシュートでは破壊されないように作られている。反面、ビーダシュート以外の攻撃に対しては非常に脆く、クリスホワイターのパンチでフェンスシールドに穴を開けられた挙句(ゲストラーいわく「あんな原始的な攻撃方法は想定していなかったでゲス」とのこと)、くろボンたちにも逃げられてしまう。
デビルバキューマー
39話で登場。新型母艦に搭載された状態で登場。掃除機型の吸い込み口から相手のビーダシュートを吸収し、新型母艦内部でエネルギーに変換させてからコードで繋いだデビルブライスターにエネルギーを送り込むことでブライスターのビーダマの威力を倍増させる。きいろボンのカーゴイエーガーが装備したジャイアントビーダユニットに対してはパワーが薄まっていたことから溜め込まないとエネルギー変換ができないと判断し、ビーダマを次々に吸い込むが、溜め過ぎたせいでエネルギーオーバーに陥り、エネルギーが暴発した勢いでブライスターを切り離すと同時に新型母艦を吹き飛ばしてしまった。

その他

ブラックブライスター
デビル三銃士が初期(1話~21話)で時空移動に用いたサソリ型の宇宙母艦。最前部にデビルブライスターを格納しており、戦闘時にはブライスターが母艦本体と分離する。格納したブライスターにアクマント、母艦本体の前部座席にドクダンディ、後部座席にゲストラーが各々搭乗する。武装は母艦本体に装備した射出式のロケットクローとその上部に1門ずつ装備した計2門のビーダカノン砲(ブライスターからビーダマを発射することもある)。21話でレーザーホワイターに倒されたブライスターの下敷きになり、大破した。
新型母艦(正式名称不明)
22話から登場。ブラックブライスターの後継機にあたるデビル三銃士の新しい母艦。巨大な蜂型の機体で時空移動も可能。母艦本体の中心部にデビルホーネットが格納され、後部左右の格納庫にブライスターとポセイドンが収納されている。格納したホーネットにドクダンディ、母艦本体の左右に設けた爪型のコックピットにアクマントとゲストラーが各々搭乗する。ブラックブライスターと違い、ホーネットから発射されるビーダマ以外に目立った武装はない。
デビルベーダー戦艦
デビルベーダーの量産型戦艦。海賊船とイッカクを足したような形状をしている。装備は艦首左右に付けられた2門の二連ビームカノン砲と左右の甲板に装備された四対の小型二連ビームカノン砲。デビルスリンガーも搭乗していた親衛隊戦艦もあり、こちらはビーシャークと同系色をしている。
デビルベーダー戦闘機
デビルベーダーの量産型戦闘機。シャチのような形状をしている。装備は機体左右に装備されたビームカノン砲。
特殊アーマー
デビル三銃士のデビルアーマーが乗り込んで操作する量産型メカ。中心部にある大砲から威力を増幅させたビーダマを発射する。クリスモンドの力に取り憑かれたスリンガーと共に出撃し、パトロール中のクリスグリーバーを急襲。復活したキングベーダーに強化されるが、正気を取り戻したスリンガーの駆るビーシャークと加勢したVビーダアーマー(ブライスター機はクリスホワイター・クリスブルード・クリスグリーバー・カーゴイエーガー、ホーネット機はクリスブラッカー、ポセイドン機はビーシャーク)に破壊された。
デビルカノン
デビルベーダーの最終兵器。無数のデビルベーダー親衛隊戦艦がキングベーダーの力によって合体して生み出された巨大な大砲。デビルトライデントが装備し、ビーダコップから奪ったキャリバーコアとデビルトライデントに搭載された3つのクリスモンドのパワーで作動。パイロットの意志で自在に操作可能なエネルギー弾を発射する他、あらゆる宇宙と時代のビーダエネルギーを奪い取り、世界をキングベーダーの望む「暗黒の無」に変えてしまう。クリスホワイター・クリスブルード・クリスグリーバーの一斉攻撃を砲門に受けて破損し、キャリバーコアとクリスモンドを落として機能停止した。

用語

Vビーダアーマー
ビーダコップの使用するバトルアーマー。操縦者がヘッドユニットになり頭部に合体する。用途に合わせビーダユニットの交換が可能で、時空移動が可能な移動形態をライドモード、ヘッドオンした人型戦闘形態をアーマーモードと呼ぶ。
デビルアーマー
デビル三銃士とデビルスリンガーが使用するバトルアーマー。操縦者がヘッドユニットになり頭部に合体する。
メイルスーツ
Vビーダアーマーおよびデビルアーマーの搭乗者が装着するスーツ。ヘッドユニットに変形し、Vビーダアーマーとヘッドオンする。
ヘッドオン
メイルスーツを装着したビーダコップがヘッドユニットに変形、Vビーダアーマーに合体するプロセス。
デビル三銃士がデビルアーマーと合体するプロセス、スリンガーがビーシャークと合体するプロセスも、この名称が使われる。
ビーダロイド
Vビーダアーマーをサポートする動物型メカ。
スキャン光線
Vビーダアーマーおよびデビルアーマーのヘッドユニットのツインカメラから発射される黄色い光線。照射した物質のデータを取り込んだり、相手のメカの内部構造を解析することができる。
ビーダロイド弾(ビーダロイドだん)
デビル三銃士のデビルアーマーに装備されている各種スキャンユニットから造り出される召喚型モンスター。スキャン光線で照射した物質のデータを取り込んでおり、それとほぼ同じ形状をしている。スキャンした物質によって攻撃方法が異なり、各種スキャンユニットに合わせて炎・雷・氷による属性攻撃を繰り出すこともある。
ビーダコップ
宇宙の平和を守るビーダ連邦所属の銀河警察。
ビーダコップ基地
しろボンたちのビーダコップ支部の基地。時空移動が可能な移動基地部はベースジャンパーと呼ばれる。
宇宙海賊デビルベーダー
宇宙支配をもくろむ宇宙海賊で、異次元空間に本拠地を持つ。クリスモンドを狙っている。
デビル三銃士
デビルベーダーの幹部にしてキングベーダーの部下の3人組。メンバーはアクマント・ドクダンディ・ゲストラー。基本的に悪役だが、どこか憎めない面が目立つ。通常のビーダマンとの差異は頭部の突起の有無と肌の色、そして目元の模様。また、ビーダシティ編のダークビーダと同様に腹部のビーダマが赤黒く濁っている。キングベーダーの命令でクリスモンドを求めて各時空に襲来し、毎回ビーダコップと対決してはその都度敗れ去り、空の彼方に吹き飛ばされている(戦闘に参加しなかったメンバーは辛うじて退却することも)。しかし、しろボンたちからは厄介な相手と認識されており、その実力は決して低くはない。デビルスリンガーがキングベーダーを倒したかに見えた際にはスリンガーに従うも、キングベーダーの生存を知るや再びその部下となった。デビルベーダー壊滅後も生き残り、最後までビーダコップの邪魔をした。最終回ではジニアスボンと組んで時空の歪みのエネルギーを利用し、莫大な財産を得ようとするも失敗。時空の歪みに飲み込まれそうになった所をビーダコップたちに助けられ、みどりボンに無理矢理ボーダーランド騎士団に入隊させられたようである。
しろボンやきいろボンに「デベソ三銃士」「二流三銃士」、ジニアスボンに「でたとこ猿芝居」と間違われたことがある。初期では「お母さんたちのアイドル」を自称することもあった。
漫画版ではこれまでのシリーズの敵幹部たちとほぼ同等の実力を持ち、ボーダーランド王国を圧倒的な力で壊滅させている。また、アニメ版に比べるとしろボンたち相手にある程度善戦していた。アニメ版とは異なり、最終決戦の末に全員が生死不明となる。
クリスモンド
ビーダキャリバーから分離した、持った者の意思を増幅させ、時には怪現象すら発生させる魔力がある12個の宝玉。デビルベーダーによるボーダーランド襲撃の際にボーダー王によって分割され、時空の彼方に四散する。Vビーダアーマーや各種スキャンユニットの動力源に使ったり、ビーダユニットに変化させてVビーダアーマーに装備することでその性能を高めることが可能。ビーダキャリバーの一部となっている時は薄紫色だが、分離した際は赤・黄・黄緑・水色の4色に分かれる。
エネルギー弾(エネルギーだん)
ジークホワイターおよびレーザーホワイターから発射される赤いビーダシュート。ジークホワイターのスーパービーダユニットに搭載されているクリスモンドと19話でボーダー王から託されたクリスモンドが共鳴したことで生み出されたエネルギーの塊。2つのクリスモンドのパワーによって絶大な威力を誇るが、発射時の反動によって機体に大きなダメージを与えてしまうのが弱点。もともとジークホワイターが2つのクリスモンドのパワーに対応するように設計されていないにも関わらず、しろボンは無暗にエネルギー弾を撃ってしまい、これがジークホワイターを大破させる原因となってしまう(レーザーホワイターはこのエネルギー弾を発射しても反動に耐えられるようになっている)。
クリスモンド発見機
グレイボンが開発した装置。祭壇を模した装飾とその手前に設けた小皿が特徴。クリスモンドの影響を受けた物、あるいはそれに触れたり近づいたりした物をこの機械にかけることにより、どの時代にクリスモンドの反応があるかを調べることができる。しかし、反応があっても必ずしもその時代にクリスモンドがあるとは限らず、大抵は特殊な力を宿した似て非なる物があるだけの時代か、反応のあった時代が時空を漂うクリスモンドの影響を何かしら受けただけである場合が多い。しろボンたちからは「占い機に改名した方が良い」「当たったことよりも外れたことの方が多い」などと酷評されており、15話ではグレイボン自ら改良を加えたと豪語するが外観は特に変わっていない。
直接の関係はないが、デビルベーダー側ではルーレット型のクリスモンド発見機らしき機械を用いてクリスモンドの反応を探知することもあった。
見つけて君(みつけてくん)
グレイボンがボーダー王発見のために作ったボーダー王探索装置。反応のあった時代にボーダー王が流れ着いているが、大抵発見しても時空の歪みに飲み込まれてしまう。
宝剣ビーダキャリバー
ボーダーランドの宝剣。クリスモンド全てを合わせることにより復活する。ちなみに作中でビーダキャリバーと呼ばれるものは、宝剣・合体Vビーダアーマー・そしてアーマーが使う巨大剣がいずれも同じ名称で呼ばれる。
キャリバーコア
別名・合体磁場製造マシーン。5つのクリスモンドのパワーを増幅させる装置で、合体アーマー・ビーダキャリバーに合体するため使用されるコアユニット。
補いの森(おぎないのもり)
ビーダマスターがみどりボンとあおボンに行かせた、入った者の弱い部分につけ込む幻などが待ち構える森。
悟りの森(さとりのもり)
ビーダマスターがくろボンを付き添わせてしろボンに行かせた、自分の足りない部分を悟るための森。ビーダマスターはしろボンに弱点を悟るよう行かせたが、実際はくろボンに自身の弱点を自分で知ってもらうため、しろボンに付き添わせた。
デビルスリンガー十ヶ条
作中でデビルスリンガーが唱える信条。スリンガーはこの信条に忠実に行動しており、これによってデビル三銃士の作戦を邪魔する形になったり、結果的にビーダコップが救われる形になることが多い。
  • その一、名乗りあった相手とはどちらかが倒れるまで戦うべし
  • その二、ハンデを負った相手とは戦わん
  • その三、自分以外は信用するな、敵を欺く前に味方を欺け
  • その四、常に相手の先を読め
  • その五、傲慢が綻びを生む
  • その六、敵を倒すにはまず味方から
  • その七、弱いヤツを殺すのは俺のプライドが許さない
  • その八、ライバルと見込んだ相手とは正々堂々戦うべし
  • その九、ホントにいい獲物は邪魔の入らない所で始末しろ
  • 最後、アウトローはくたばるまで足を洗うことはできん

スタッフ

  • 企画 - 原口淳、小林信一、落合茂一丸山正雄
  • 原案 - 水野祥司、藤原茂樹、天野幹俊
  • シリーズ原案 - 酒井あきよし
  • 監督 - 川瀬敏文
  • シリーズ構成 - 浦畑達彦
  • キャラクターデザイン - 梅原隆弘
  • メカニックデザイン - やまだたかひろ、安彦英二
  • 美術監督 - 高橋和博
  • 色彩設計 - 黒柳朋子
  • 撮影監督 - 青木孝司、鎌田克明
  • 編集 - 尾形治敏
  • 音響監督 - 鶴岡陽太
  • 音楽 - 多田彰文
  • 録音制作 - 楽音舎
  • 音楽プロデューサー - 熊田和生
  • 協力 - 別冊コロコロコミック 「ボンバーマンビーダマン爆外伝V」作画:三鷹公一
  • プロデューサー - 大池雅光、白井勝也、真辺文子、小原麻美
  • 制作協力 - 名古屋テレビ映像、東急エージェンシー
  • アニメーション制作 - マッドハウス
  • 製作 - 名古屋テレビ、未来計画(現・d-rights)、パオハウス(現在はマッドハウスに吸収合併)

主題歌

オープニングテーマ
「GOGO!爆外伝 ~Ver.Victory~」(1〜20話)
作詞 - 小玉優二 / 作曲・編曲 - 河野陽吾 / 歌 - マキ凛子 with ダイナマイト・ヨウ
  • 前作の後期OPの曲の歌詞を変更したものである。
「ぼくらのVICTORY」(21〜50話)
作詞 - 白峰美津子 / 作曲・編曲 - 渡部チェル / 歌 - パイレーツ
エンディングテーマ
「ともだちがたからもの ~ファンタジー・バーション~」(1〜21話)
作詞 - 吉元由美 / 作曲・編曲 - 岩崎元是 / 歌 - マキ凛子
「勝ちに行こうぜ、アマノくん!」(22〜50話)
作詞・作曲 - サンプラザ中野 / 編曲 - 西脇辰弥 / 歌 - キャイ〜ン
  • 後期EDはアニメキャラとなったキャイ〜ンがカードゲームの絵柄をバックに歌う。

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 放送日
1 出動!ビーダコップ 酒井あきよし 川瀬敏文 山本恵 初見浩一 1999年
2月7日
2 発進!ジークホワイター 太田博光 上野史博 鈴木伸一 2月14日
3 爆走!宅配便野郎 静谷伊佐夫 山本恵 平池芳正 工藤柾輝 2月21日
4 憧れのビーダコップ 山崎茂 李豪善 2月28日
5 謎のくろボン登場! 酒井あきよし 粟井重紀 増谷三郎 3月7日
6 撃て!ガトリングシュート 静谷伊佐夫 真野玲 山本恵 工藤柾輝 3月14日
7 キャビレット城の秘宝 酒井あきよし
三浦正剛
太田博光 上野史博 鈴木伸一 3月21日
8 ボーダー王を探せ! 静谷伊佐夫 川瀬敏文
平池芳正
平池芳正
鎌仲史陽
工藤柾輝 3月28日
9 発見!第4のクリスモンド 山崎茂 李豪善 4月4日
10 きっと明日は晴れるから 4月11日
11 影の戦士くろボン 4月18日
12 荒野の少年シェリフ 柳川茂 太田博光 上野史博 鈴木伸一 4月25日
13 たたかえ!ダイブレッダー 大久保智康 三家本泰美 徳田悦郎
山本勝也
5月2日
14 名探偵あおボン 静谷伊佐夫 山崎茂 李豪善 5月9日
15 登場!みどりの疾風 水上清資 熊谷雅晃 粟井重紀 増谷三郎 5月16日
16 暴走!みどりの騎士 大久保智康 石崎すすむ 山本恵 初見浩一 5月23日
17 飛べ!ジークホワイター 静谷伊佐夫 大関雅幸 鎌仲史陽 工藤柾輝 5月30日
18 くろボンの正体!? 水上清資 三家本泰美 徳田悦郎
山本勝也
6月6日
19 とりもどせ!ボーダー王の記憶 大久保智康 上野史博 鈴木伸一 6月13日
20 射て!レーザーホワイター 水上清資 山崎茂 石井和彦 6月20日
21 古代エジプタンの秘宝 高屋敷英夫 熊谷雅晃 粟井重紀 増谷三郎 6月27日
22 怪盗ねずみボン現る 静谷伊佐夫 山本恵 初見浩一 7月4日
23 きいろボンVSビーダコップ 大久保智康 鎌仲史陽 工藤柾輝 7月11日
24 参上!クリスホワイター 上野史博 鈴木伸一 7月18日
25 完成!?謎の三体合体 水上清資 奥田誠治 三家本泰美 徳田悦郎
山本勝也
慇剛
7月25日
26 潜入!くろボンを追え 静谷伊佐夫 山崎茂 李豪善 8月1日
27 翔べ!クリスブルード 水上清資 熊谷雅晃 粟井重紀 増谷三郎 8月8日
28 グレイボン博士のライバル 静谷伊佐夫 鎌仲史陽 工藤柾輝 8月15日
29 新たな敵デビルスリンガー 大久保智康 青木康直 山本恵 初見浩一 8月22日
30 荒野のスリンガー 奥田誠治 三家本泰美 徳田悦郎
山本勝也
慇剛
8月29日
31 魔女の特訓便 水上清資 山本恵 熨斗谷充孝 鈴木伸一 9月5日
32 みどりボンVSくろボン 山崎茂 李豪善 9月12日
33 ヒロインボンを救え! 9月19日
34 くろボンVSスリンガー 大久保智康 津田義三 粟井重紀 増谷三郎
粟井重紀[1]
9月26日
35 クリスブラッカー誕生! 大関雅幸 佐土原武之 工藤柾輝 10月3日
36 飛び散ったクリスモンド 水上清資 奥田誠治 三家本泰美 徳田悦郎
山本勝也
慇剛
10月10日
37 幽霊船を追え! 静谷伊佐夫 川瀬敏文 熨斗谷充孝 鈴木伸一 10月17日
38 地と海のビーダロイド 大久保智康 山本恵 初見浩一 10月24日
39 スーパービーダコップきいろボン 水上清資 奥田誠治 三家本泰美 徳田悦郎
山本勝也
慇剛
10月31日
40 小さくなったビーダコップ 静谷伊佐夫 大関雅幸 鎌仲史陽 工藤柾輝 11月14日
41 奪われたクリスモンド 水上清資 山崎茂 李豪善 11月21日
42 裏切りのスリンガー 11月28日
43 スリンガーの最後 大久保智康 奥田誠治 三家本泰美 徳田悦郎
山本勝也
慇剛
12月5日
44 襲来!キングベーダー 水上清資 川瀬敏文
山本恵
熨斗谷充孝 鈴木伸一 12月12日
45 めざせ!ビーダキャリバー 鎌仲史陽 工藤柾輝 12月19日
46 発現!ビーダキャリバー 大久保智康 奥田誠治 三家本泰美 徳田悦郎
山本勝也
慇剛
12月26日
47 ボーダー王を救出せよ! 山崎茂 李豪善 2000年
1月9日
48 きいろボンギャグ100連発 水上清資 熊谷雅晃 粟井重紀 増谷三郎
粟井重紀[1]
1月16日
49 暴走!歪んだ時空 奥田誠治 三家本泰美 徳田悦郎
山本勝也
慇剛
1月23日
50 輝け!ビーダキャリバー 大久保智康 山本恵 鎌仲史陽 工藤柾輝
梅原隆弘
1月30日

放送局

ゲーム

Bビーダマン爆外伝V ファイナルメガチューン(2000年2月4日発売、ゲームボーイカラーメディアファクトリー
本作放映終了後に発売。TV本編をベースにしているが、本編に登場しなかったビーダアーマー・ビーダロイドや前作『Bビーダマン爆外伝』に登場したビーダアーマー・ボンバーファイターが登場する。リモコンを使用した赤外線通信によりアイテムやアーマーの収集が可能。また、前作『ビクトリーへのみち』との通信ができる。

関連項目

脚注

  1. ^ a b メカ作画監督

外部リンク

名古屋テレビ制作・テレビ朝日系列 日曜7時台前半枠
前番組 番組名 次番組
Bビーダマン爆外伝
(1998年4月5日 ‐ 1999年1月31日)
Bビーダマン爆外伝V
(1999年2月7日 ‐ 2000年1月30日)
ニャニがニャンだー ニャンダーかめん
(2000年2月6日 ‐ 2001年9月30日)