buzzG

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buzzG
生誕 1月11日
出身地 日本の旗 日本 新潟県
職業 作詞家
作曲家
ギタリスト
担当楽器 ギター
公式サイト http://buzzg.blog84.fc2.com/
著名使用楽器
初音ミクMegpoid

buzzG(バズジー)は日本の男性ミュージシャン。主に動画投稿サイトニコニコ動画等で初音ミクMegpoidといった音声合成ソフトをボーカルに用いた曲を発表している。

概要

音楽を始めたのは高校3年のとき、友人の影響でギターを始める[1]。ニコニコ動画で楽曲を発表する以前にはバンドに所属しながらギターボーカルとして活動していたこともある[2]DTM暦はVOCALOIDの導入からで、2009年8月よりVOCALOIDを用いた曲の発表を始める[1]。ニコニコ動画で2作目に発表した作品「赤い雨」はMegpoidの製作元、株式会社インターネットの主宰したコンテスト「Megpoid歌わせてみた祭」にて特別賞を受賞している[3]

楽曲はロックが主体のバンドサウンドで、音楽の根底にあるのは「古き良きJ-POP」であり、その上で高校時代や以降に聴いたバンドの影響を受けているという[2]。楽曲の制作はデスクトップミュージック(DTM)にて行い、ギター等は本人が演奏したものを収録し使用している[4]。ギターはギブソン・レスポール・カスタムや1969年製のフェンダー・ムスタング、リトルマーチンを使用している[3]

2011年3月9日アルバム『Symphony』にてビクターエンタテインメントからメジャーデビューした。

商業作品

CD

メジャー
発売日 タイトル 規格品番 最高位 備考
1st 2011年3月9日 Symphony VICL-63709 38位 人間歌唱曲は後のメジャー作品でボーカロイド曲として再収録される。
2nd 2011年6月29日 祭囃子 VICL-63755 47位 全曲生演奏にこだわった作品。
3rd 2012年9月19日 Ghost Trail Reveries VIZL-490 132位 「アイセンサー」「しわ」は次のアルバムでボーカロイド曲として再収録される。
4th 2013年12月4日 Drama QWCE-00314[5] 78位
同人
発売日 タイトル 備考
1st 2010年5月9日 Rebellion on the Sunday 後に全曲がメジャー作品に再収録された。
2nd 2010年11月14日 251 Anthem 後に全曲がメジャー作品に再収録された。
2011年3月30日 Cylinder セルフカバーアルバム。ボーパラ5で頒布予定だったが、震災の影響により間に合わず。3月30日に通販で販売される。
3rd 2011年9月4日 Time machine films 収録曲のうち動画投稿された曲がメジャー作品に再収録された。ボーマス17にて初頒布。
4th 2012年4月28日 AMPLOID 収録曲のうち動画投稿された曲がメジャー作品に再収録された。超ボーマス20にて初頒布。
5th 2013年8月12日 オートマタ・オーヴァドライブ 収録曲のうち動画投稿された曲がメジャー作品に再収録された。C84にて初頒布。[6]
1st EP 2014年4月26日 Gemini E.P. 初期曲のアレンジ含む4曲入りEP。超ボーマス28にて初頒布。[7]
2014年8月17日 Landmarks 夏代孝明とのコラボアルバム。C86にて初頒布。[8]
2015年4月25日 Horoscope 夏代孝明とのコラボアルバム。超ボーマス31にて初頒布。
2016年8月14日 Password 夏代孝明とのコラボアルバム。C90にて初頒布。[9]
6th 2017年4月29日 The World Rewritten by Daydream 超ボーマス37にて初頒布。[10]
2017年12月29日 Tasogare Archive 歌い手を迎えたセルフカバーアルバム。C93にて初頒布。[11]
7th 2018年8月10日 Future 過去作のリメイクと新曲を同時に収録したアルバム。C94にて初頒布。[12]
2nd EP 2019年4月27日 BOXER EP 超ボーマス42にて初頒布。
8th 2019年8月10日 Stigma 過去作のリメイクと新曲を同時に収録したアルバム。マジカルミライ大阪にて初頒布。[13]
2019年8月12日 Comeback My Hero 夏代孝明とのコラボアルバム。Akisame名義。C96にて初頒布。[14]
3rd EP 2020年8月27日 ever after EP 配信限定。


  • 『Symphony』(ビクターエンタテインメント、2011年3月9日発売)
    • 動画サイトで発表してきた代表曲と、書き下ろしの新曲を収録している。ボーカルに初音ミクの他、声優の相沢舞、歌い手の花たん東方Project関連楽曲のアレンジなどで有名な同人音楽サークルSOUND HOLICに所属するnana takahashi、ピアプロで行われたボーカリストオーディションから選ばれたYOMEが起用されている[15]。初回生産分は3Dジャケット仕様[16]。2011年3月21日の付オリコン週間アルバムランキングにて38位にランクインした。
      1. Symphony (feat. 初音ミク)
      2. かくれんぼ (feat. 相沢舞)
      3. アルビノ (feat. 初音ミク)
      4. Tru La La (feat. 初音ミク)
      5. Flashback (feat. YOME)
      6. GALLOWS BELL (feat. 初音ミク)
      7. Fantastic Cyborg (feat. 初音ミク)
      8. 御名前 (feat. 初音ミク)
      9. 赤い雨 (feat. nana takahashi)
      10. Marygold (feat. 花たん)
      11. それじゃあね (feat. 初音ミク)
  • 『祭囃子』(ビクターエンタテインメント 2011年6月29日発売)
    • 全曲ライヴレコーディングで収録した2ndアルバム。Megpoidが歌う13曲と人間のヴォーカリスト(岸尾だいすけ、Gero、nano)が歌う3曲の計16曲を収録。封入されるブックレットには1stアルバムのジャケットも担当したイラストレーター「かる」によるイラストが収録。レコーディングにはLUNA SEA真矢がドラム、[TEST]がギター、Kei Nakamuraがベースとして参加。初回生産版のみリアル3Dジャケット。2011年7月11日の付オリコン週間アルバムランキングにて47位にランクインした。
      1. AGAINST
      2. Sirius
      3. 祭囃子
      4. LAST YEAR
      5. 西へ行く
      6. name of memory
      7. SNOW NOISE MONSTER
      8. 月の羅針盤
      9. D.P.C.W
      10. COIN
      11. 赤い雨
      12. Marygold
      13. 星の唄
      14. name of memory (feat. Gero)
      15. D.P.C.W (feat. 岸尾だいすけ)
      16. 西へ行く (feat. nano)
  • 『Ghost Trail Reveries』(ビクターエンタテインメント 2012年9月19日発売)
    • VOCALOIDが歌う曲と、人間のヴォーカリストが歌う4曲の計15曲を収録した3rdアルバム。ブックレットには漫画家のHEROによる「Fairytale,」をモチーフにした漫画を封入している。[17]
      1. g.t.r
      2. かくれんぼ
      3. A
      4. Fairytale,
      5. DANCE FLOOR
      6. Ghost "Ira"
      7. She
      8. 天井
      9. Flashback
      10. Notebook
      11. アイセンサー (feat. Gero)
      12. タイム・カプセル (feat. 相沢舞)
      13. しわ (feat. F9)
      14. Carry on (feat. F9)
      15. イントロダクション

配信

初音ミクの発売元のクリプトン・フューチャー・メディア直営のレーベル「KarenT」より発売。ネット配信のみ。

  • 「Marygold」(KarenT、2010年6月26日発売)

楽曲提供・参加作品

  • VOCAROCK collection feat. 初音ミク』(FARM RECORDS、2010年7月21日発売)
  • 『EXIT TUNES PRESENTS Supernova4』(EXIT TUNES 2010年12月15日発売)
    • ネット上で活躍するクリエイターの楽曲を集めたコンピレーション・アルバム「御名前」を提供。
  • VOCAROCK collection 2 feat. 初音ミク』(FARM RECORDS、2010年12月15日発売)
    • VOCALOIDを用いたロックの楽曲を集めたコンピレーション・アルバム。「GALLOWS BELL」を提供。
  • 『EXIT TUNES PRESENTS GUMism from Megpoid』(EXIT TUNES 2011年3月16日発売)
    • Megpoidを使用した楽曲を集めたコンピレーション・アルバム「AGAINST」を提供。
  • 『「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」キャラクターソング アルバム』(ドワンゴ・ミュージックエンタテインメント 2011年8月10日発売)
  • 『初音ミク DANCE REMIX〜vol.1』(ビクターエンタテインメント 2011年12月7日発売)
  • VOCAROCK collection 3 feat. 初音ミク』(FARM RECORDS、2011年12月7日発売)
    • VOCALOIDを用いたロックの楽曲を集めたコンピレーション・アルバム。「DANCE FLOOR」を提供。
  • 『VOCALO APPEND feat.初音ミク』(FARM RECORDS、2012年1月11日発売)
    • 初音ミク APPENDなどの追加ライブラリを用いた曲を集めたコンピレーション・アルバム。「タイム・カプセル-GUMI Power ver-」を提供。
  • 『JAZZIN’ FOR VOCALOID 〜covers〜』(FARM RECORDS、2012年2月15日発売)
    • VOCALOID関連楽曲をジャズアレンジしたアルバム。Ree-changによる「DANCE FLOOR」を収録。
  • 『Happy Party☆彡- VOCALOID™3 Megpoid(GUMI) -』(VOCALOID RECORDS、2012年3月14日発売)
    • Megpoidを用いた楽曲を集めたコンピレーション・アルバム。「アイセンサー」を提供。
  • VOCAROCK collection 4 feat. 初音ミク』(FARM RECORDS、2012年11月28日発売)
    • VOCALOIDを用いたロックの楽曲を集めたコンピレーション・アルバム。「十六夜草紙」を提供。
  • 日本アニメ(ーター)見本市 「新世紀いんぱくつ。」(2015年9月18日配信、主題歌「センチメンタルな予感」作曲・編曲・ギター)[18]

脚注

  1. ^ a b 『Gekkayoボーカロイドfan』ブティック、2011年、6頁頁。ISBN 978-4834759259 
  2. ^ a b 「SPECIAL TALK buzzG×相沢舞」『B.L.T 2011年 4月号』、東京ニュース通信社、134-135頁。 
  3. ^ a b 『VOCALOIDをたのしもう6』ヤマハミュージックメディア、2011年、38-39頁。ISBN 978-4-636-86584-4 
  4. ^ 「VOCALOID CREATORS 第26回 buzzG」『DTM magazine』第17巻第4号、2010年4月、113頁。 
  5. ^ Drama / buzzG feat. 初音ミク, GUMI”. 2021年9月16日閲覧。
  6. ^ オートマタ・オーヴァドライブ”. 2021年9月16日閲覧。
  7. ^ Gemini E.P”. 2021年9月16日閲覧。
  8. ^ Landmarks / buzzG feat. 夏代孝明 - 7246 Records”. 2021年9月16日閲覧。
  9. ^ Password - 7246 Records”. 2021年9月16日閲覧。
  10. ^ The World Rewritten by Daydream - Retriever Records”. 2021年9月16日閲覧。
  11. ^ Tasogare Archive - Retriever Records”. 2021年9月16日閲覧。
  12. ^ Future / buzzG - Retriever Records”. 2021年9月16日閲覧。
  13. ^ Stigma / buzzG - Retriever Records”. 2021年9月16日閲覧。
  14. ^ Comeback My Hero / Akisame - Retriever Records”. 2021年9月16日閲覧。
  15. ^ “初音ミク・アルバムに“主婦”が参加!”. CDジャーナル (音楽出版). (2011年2月4日). http://www.cdjournal.com/main/news/buzzg/36541 2011年3月4日閲覧。 
  16. ^ ““3月9日(ミクの日)”に初の初音ミク3Dジャケ・アルバムが発売!”. CDジャーナル (音楽出版). (2011年1月14日). http://www.cdjournal.com/main/news/hatsune-miku/36125 2011年3月4日閲覧。 
  17. ^ buzzG”. 2021年9月16日閲覧。
  18. ^ 「新世紀いんぱくつ。」、2015年9月18日閲覧。

関連項目

外部リンク