BRDM-2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
BRDM-2
BRDM 2 TBiU 24 2.jpg
ポーランド軍のBRDM-2
基礎データ
全長 5.75m
全幅 2.35m
全高 2.31m
重量 7t
乗員数 4名
装甲・武装
装甲 最大14mm
主武装 14.5mm KPV 重機関銃
副武装 7.62mm PKT機関銃
機動力
速度 72km/h
エンジン GAZ-41
V型8気筒ガソリン
140hp
懸架・駆動 リーフスプリング式
行動距離 750km
出力重量比 20hp/t
テンプレートを表示

BRDM-2БРДМ-2)は、ソビエト連邦製の偵察戦闘車の一種である。「BRDM」(БРДМ)とは、「装甲偵察哨戒車」(Бронированная разведывательно-дозорная машина)の略である[1]

概要[編集]

BRDM-2は、前任のBRDM-1を更新するために設計された車両であり、タイヤの気圧集中制御システムと車体後部に設置されたガソリンエンジン、船底状の車体と車体後部の1基のウォータージェット推進装置による水上走行能力、より強力な兵装、赤外線暗視装置を有する。さらには、BRDM-1と同様に車体の前後から見て中央寄りに設置された4つの補助輪は動力が伝達されていないものの、軟弱地では地面に接地させて不整地走破能力を向上させることが可能である。

この車両はその他多くのソ連装甲戦闘車両と同様に広く輸出され、ロシア連邦軍やその他45ヶ国で使用されている。

乗組員の内訳は操縦手、ナビゲーター、車長、射撃手の4人であり、14.5mm口径KPV 重機関銃と7.62mm口径PKT機関銃を、BTR-60装甲兵員輸送車と同型の砲塔に装備している。装甲厚は最大でも14mmと薄く、榴弾の破片や小火器銃弾を防げる程度である。

派生型[編集]

BRDM-2RKh
放射能、化学兵器の汚染地域において汚染状況の調査を行うための車両で、NBC防護装備を装備し、KPV 重機関銃が撤去されている。連隊の化学防護小隊もしくは師団偵察大隊に配備されている。ロシア軍では生物兵器汚染への対処検出能力を付与したBRDM-2RKhBへ改修されている。
BRDM-2U
指揮統制車。兵装は全て撤去され、より強力な無線機を装備している。主に砲兵大隊本部もしくは連隊本部に配備されている。
9A31
砲塔にかえて9M31「ストレラ-1」(SA-9ガスキン)近距離防空ミサイル発射装置を装備した対空車両型。
9P122
9M14M「マリュートカM」(AT-3サガー)対戦車ミサイル発射機9K14Mを搭載した車輌。
9P124
3M11「ファラーンガ」(のち9M11;AT-2スワッター)対戦車ミサイル発射機2K8を搭載した車輌。
9P133
9M14P「マリュートカP」対戦車ミサイル発射機9K14Pを搭載した車輌。
9P137
9M17「ファラーンガ」対戦車ミサイル発射機9K8を搭載した車輌。
9P148
9M111「ファゴート」(AT-4スピゴット)対戦車ミサイル発射機9K111または9M113「コンクールス」(AT-5シュパンドレル)対戦車ミサイル発射機9K111-1を搭載した車輌。
BRDM-2M-96
ポーランド陸軍の独自改良型。展開式で非力な予備車輪を撤去し、側面に昇降扉を追加。
BRDM-2M-97
BRDM-2M-96の改良型。オリジナルの砲塔発煙器グレネードランチャーを追加装備した大型の砲塔に換装。

採用国[編集]


かつて使用していた国(現在は退役済み)


登場作品[編集]

非武装地帯のシーンに登場。
司令部機能車も用意されており、操作可能。
戦車格で登場。
北朝鮮反乱軍が使用。 

脚注[編集]

  1. ^ 「戦闘偵察哨戒車」(Боевая Разведывательная Дозорная Машина)の略とする資料もある

関連項目[編集]