BOMBER GIRL (漫画)

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BOMBER GIRL
ジャンル ディストピアアクション
クライム・サスペンス
漫画
作者 にわのまこと
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
巻数 全1巻
漫画:BOMBER GIRL CRUSH!
作者 にわのまこと
出版社 少年画報社
掲載誌 ヤングコミック
ヤングキング
巻数 全3巻
漫画:BOMBER GIRL完全版
作者 にわのまこと
出版社 少年画報社
掲載誌 ヤングコミック
巻数 全2巻
漫画:BOMBER GIRL XXX
作者 にわのまこと
出版社 少年画報社
掲載誌 ヤングキング
巻数 全3巻
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BOMBER GIRL』(ボンバーガール)はにわのまことによる日本漫画作品。

1993年に発表された読切から始まり、多数の「BOMBER GIRL」を冠する作品が発表されている。

シリーズ[編集]

BOMBER GIRL(読切版)
1993年に『週刊少年ジャンプ (WJ) 』増刊 Spring Specialに掲載。
内容は約500年後の荒廃した世界で、涅槃送りこと用心棒エミーと王国兵士カオル・ガイ師弟が誘拐された姫君を救いにゆくアクションものであり、作者初の“脱ギャグ”作品。短編集『闘神スサノオー』に収録。
BOMBER GIRL(連載版)
1994年に『WJ』で連載開始。コミックス全1巻(集英社)。
BOMBER GIRL CRUSH!
2000年より『ヤングコミック』で不定期連載された続編。青年誌とあってヌードなどのエロスシーン、バイオレンスシーンが増大してある。
『ヤングコミック』連載開始後、途中『ヤングキング』で2話掲載し、『ヤングコミック』に戻り連載を終える。コミックス全3巻(少年画報社)。
BOMBER GIRL完全版
2002年に初期作の最終話以降と「CRUSH」を繋げる番外編を加えた『BOMBER GIRL完全版』全2巻が発売(少年画報社)。
ちなみに番外編は「CRUSH」連載版でCRASH版コミックス未収録になっている回であり、エロスシーンが幾分多めになっている。
BOMBER GIRL XXX
2004年に『ヤングキング』にて続編『BOMBER GIRL XXX』が連載。前作と比べエロスシーンは減る。コミックス全3巻(少年画報社)。

あらすじ[編集]

凶悪犯罪都市となった20XX年の大都市・東京では凶悪な犯罪者は生死を問わず、捕らえた者には国から賞金がでる賞金首制度が制定されていた。賞金稼ぎの中でも異彩を放つ特殊装備自警団「STAD」は、賞金首犯罪には武装が許されるプロ集団で、警視庁でも手に負えない凶悪犯罪に対処する。 そんなある日、STADメンバー・黒崎ガイが仲間と共に凶悪犯に応戦していると、謎の美女・羅生門エミーが颯爽と現れ賞金首をアッという間に片付けていた。

登場人物[編集]

羅生門エミー(初登場時19歳? 過去編では16歳)
賞金首ハンター。ナイスバディな肉体と美貌にセクシーコスチュームをまとい、銃や短刀などにも変形するカスタムトンファー・夜叉丸を武器に賞金首を狩りまくる最強女王様。
性格は自ら悪事を行ったりすることの無い無邪気かつ能天気な性格であるが、かなりのサディスト。悪党は完膚無きまでに叩きのめし、命乞いされてもぶち殺すことには何の抵抗も無い。そればかりか、いつも気持ち良さそうに楽しんでさえいる。また金にはがめつく、押しかけ用心棒として被害者からも高額報酬を巻き上げたりもしているが、子供には優しいという一面も持つ。
悪党共を合法的にしばきつつ、高額賞金で遊興費まで稼げる賞金稼ぎは彼女にとって趣味と実益を兼ねたまさに天職。
悪魔さえ誘うと言われるその魔性の美貌は戦闘中のテロファイターすら魅了し、作品初期にはロクな戦闘行動すら取れないまま彼女の餌食となる者も多かった。しかし本来なら屈強な男たちですら死と隣合わせの「賞金稼ぎ」という危険な仕事を、組織にも属さずバイトというか、ほとんど遊び感覚で行う彼女の身体能力は明らかに超人的であり、色仕掛けに頼らずとも(本当は武器すら用いず)正面からテロファイターを殲滅するのに十分な戦闘力を持っている。(マグナムから発射された弾丸に記された文字を静止画のように読み取る動体視力、鉄扉を飴のように捻じ曲げる怪力など、どれもこれも人間離れしている。)
しかしそのためか相手との圧倒的な戦力差によく調子に乗り、油断して思わぬピンチを招くこともある(油断してるうちに敵の攻撃を喰らい怪我をすることもしばしば)。
住所はマンション「百獣の王」の403号室でガイとはお隣同士。
レズ寄りのバイセクシャル
通常は普段着だが戦闘モードになると光に包まれ武装する(キューティーハニー風)。キャッチコピーは「天使のハートと悪魔のボディを持つ女」。
黒崎ガイ(17歳)
凶悪事件により警官であった兄が殺されたのをきっかけに「STAD」に加入。まだ新米だが、真面目で正義感にも溢れ将来を有望視されている。普段はハンドガンを使用するが、生前の兄から教わったという格闘術にも長け、一般レベルとしてはかなりの戦闘力である。ある事件で現場に出現したエミーに一目惚れ。おまけにマンションではお隣同士であり、彼女にいつもいいように使われているがお互いにまんざらでもなさそうである。
空中ミナコ(17歳)
エミーと同じような武装ができる女子高生テロファイター。背中から金属製の翼を開き自由に空を飛ぶことができるフライングガール。他にもシャーペンなどの文房具、学生カバンにぬいぐるみなど女子高生らしい持ち物を武器化して戦う。普段は都立にじます高等学校に通う高2の少女で貧乳がコンプレックス。
初登場時(第四話)はエミーの刺客として送られたが、危ないところをエミーに助けられてから「お姉さま」と慕うようになる。やがてエミーの良き相棒(成年誌ではレズ奴隷)となる。
由美カオル
「STAD」リーダー。一見、女らしい名前だがドレッドヘアーのゴツゴツのおっさんである。
部下全員の部屋を普通に盗聴していたり、ノリでいきなりマシンガンをぶっ放して、「どぇい、隊長だからなにやったっていいんだいっ」と開き直って見せたりと結構お茶目な面を持つ。
登場以来、エミーのことをSTADの商売敵として忌み嫌っている。女子高生の空中ミナコに惚れているが本人は果たしていくつぐらいなのかは不明。


犯罪組織 ”メガリス”

圧倒的なカリスマ性を持つ総統ザインを頂点とし、201X年の東京を恐怖のどん底にたたきこむ巨大テロ集団。 メガリステロファイターと呼ばれる構成員は一人一人が恐るべき戦闘能力を持ち、おまけに神出鬼没。警察単独での制圧はほぼ不可能なため、政府はこれらのメンバーの首に高額の賞金を懸けている。

モヒカン男&ヘルメット男(第一話)
物語冒頭に登場する記念すべきエミーの犠牲者第1号(&2号)。
夜の路地裏で大手下着メーカーの社長さん(百田ロベルト)を気持ち良くボコっていた名も無き2人組。
2人ともまるで世紀末の荒野で盗賊を働くしかない風貌で、武器も先端に鉄球の付いた棍棒や青竜刀という普段どおやって都内を持ち歩いているのか気になる仕様。
いきなり登場したエミーに誘惑されると、一切の迷いも疑いもなく武器を放り出しエミーに駆け寄り、改造トンファー夜叉丸の一撃でスイカ割りのスイカよろしく目玉や脳ミソまで路上にぶちまけ、登場からたった6ページで哀れな最期を遂げた。

 

バルカン留吉(32歳、賞金額800万円)(第一話)
仲間2人と共に、幼稚園児の乗ったバスを乗っ取り、警察に対しメガリスのメンバー12人の釈放を要求したテロファイター。屈強な肉体に加え、股間に装着したバルカン砲を武器に警察はおろかSTADすら全く寄せ付けなかった。しかし、突然乱入したエミーの前にはまさに踏んだり蹴ったり・・・。エミーに仲間2人はあっけなく殺られ、自身も生まれて初めての死の恐怖を植えつけられた。
肝心のバトルでは油断した隙を突き、自慢のバルカン砲を浴びせるもエミーの超人的な反射神経と動体視力の前には彼女のコスチュームをボロボロにしただけで結局傷一つ負わせることが出来なかったが読者サービスとしては成功した。
最期は改造トンファー夜叉丸・DOS(短刀)モードでのエミーの必殺技「羅生門流・阿鼻叫喚二十文字斬り」をまともに受けて自慢のバルカン砲もろとも原型を留めない程バラバラに切り刻まれてしまった挙句にそのアタマはエミーに蹴っ飛ばされた。
留吉の仲間2名(第一話)
バルカン留吉と共にバスジャックに挑んだ名も無き2人のテロファイター。風貌は褐色半裸のスキンヘッドの男としゃくれたロン毛の男。いかにも見た目はそれなりに強そうな典型的ザコキャラ。
突然乱入したエミーに蹴っ飛ばされ、2人して瀕死のダメージを負うも、エミーの誘惑に一瞬で復活。全く懲りずに2人の合体人間戦車で丸腰のままエミーに向かって行き、再三にわたって吹っ飛ばされる憎めないヤツラ。
最期は空中高く飛び上がったエミーのパンティーを見て丸腰のまま大喜びしているところを、それぞれエミーに勢い良く夜叉丸でアタマを割られて死亡した。
クリストファー・クサリガマ(賞金額500万円)(第二話)
対テロリスト用新型化学兵器を開発していた「ブリーフ友の会」の科学者達を次々に暗殺していた神出鬼没のテロファイター。左腕に装着したボウガンのように射出可能なクサリガマを武器に戦う。密室のような研究所での殺害や標的の車の運転手にいつの間にか成りすました上での殺害など暗殺者としては作中でもかなりの実力と思われるが、エミーに目をつけられたのが運の尽き。最後のターゲット暗殺まであと一歩のところでターゲットの乗る車もろともエミーの「チタン合金製のハイヒール・キック」の嵐を受け失敗。(このときエミーはマシンガンのような連続蹴りを高級車に叩き込み、あっという間にこれをスクラップに変えてしまっている。)しかし、ここでも大破寸前の車中から一瞬で脱出し、反撃に転じるなどの離れ業を披露する。
肝心のバトルでも射出式のボウガンを竜巻状に放って相手を切り刻む超ロングレンジの必殺技「トルネードシックル」によってバルカン砲でも傷一つ負わなかったエミーの脚に歩行困難な程の深手を負わせ、かなり優勢に闘いを進める。そのまま自分の距離を保ち、勝利を確信して最後のトルネードシックルを放つが、夜叉丸のもう一つの変形・SMG(サブマシンガン)モードによって形勢は逆転。自慢のカマは木っ端微塵に粉砕され、自身も撃ちまくられて死なない程度にボロボロにされる。
最期は戦意を喪失し、ひざまずいてエミーに命乞いするも、ナメ切っていたテロファイターに傷を負わされ激おこぷんぷん丸状態のエミーに「死んでわびるのよ!!」と容赦なくアタマをカチ割られ例の如く、顔の判別もつかない身元不明の死体と化した。
スライム弥太郎(賞金額2000万円)(第三話)
政治家の私邸を襲うと自らタレ込んでSTADをおびき寄せ、その壊滅を目論んだ。ド○クエのスライムそっくりの顔に農夫っぽいほっかむりをしたテロファイター(ちなみに今までのテロファイターはみんなムキムキのマッチョマンだったのに対して弥太郎の体型は小太りであまり強そうには見えない)。しかし、特製の各種スライムを駆使した戦闘力は非常に高く単独でSTADの壊滅を命じられるだけのことはある。ちなみにジャンプ連載時の次週予告によると「エミーの強力なライバル」となる予定であった・・・らしい。(もっとも当時のジャンプの次週予告はどの連載も全体的に編集がデタラメなコメントを載せることも多かったため、本当に作者の構想でそうだったのかは不明)
肝心のバトルではまず特製スライムでSTAD、エミー両方の武装をまず封印。ガイの格闘術で思わぬ反撃を受けるも、秘伝「自らの体をスライム化する法」によってゲル化した体でエミーとSTADのメンバー達を包み込み窒息死させようとし、結構イイ線までいっていた。しかし、エミーの機転(?)で体を強制的に元の人間体に戻され、武器無しの肉弾戦でも十分悪魔的な強さを誇るエミーの「羅生門バックブリーカー」を喰らい全身の骨をへし折られてライバルどころかキッチリトドメを刺されてしまった。
ブルセラ伝八(第五話)
ゴツイおっさんで髪型はモヒカン、漫画じみたグルグル眼鏡にちょび髭という十分な容姿に加え、上半身はセーラー服、下半身はブルマ(今では過去の遺物)というどこから見ても分かりやすい変態ファッションのテロファイター。プライベートではブルセラショップ「青い珊瑚礁」で普通にオーナーをやっている。
ミナコと共謀し弱点をつくことでエミーを倒そうとした。実際には作戦は不発に終わり、ミナコの寝返りもあって正面からエミーとやり合うことになるも意外に善戦しエミーを追い込む。しかしミナコの機転により技を解かされてしまい、エミーの羅生門流ダブル・トンファー術「羅漢卍固め」を喰らって、全身の骨を砕かれて絶命した。
ピエロ・マルディーニ(第六話)
都内の大型遊園地「アメージングタウン」のピエロだが、その実態はメガリスのテロファイター。ピエロとして堂々と活動しているところを見ると公に指名手配はされていないようである。
エミーにメンバーを次々と殺られたメガリスが満を持して送り込んだ刺客であり「人々を驚かせ、欺き、そして笑わせる。奇想天外に現れ、摩訶不思議に殺す」がモットー。高速移動中のジェットコースター「ドラゴン・スクリュー」の上でもまるで平地と変わらないかの如く振舞うことが出来る忍者も真っ青な身体能力を持ち、そのアドバンテージを活かして自分の有利な空間に相手をおびき寄せることで、反撃はおろか、ろくに身動きすらさせない圧倒的な暗殺スタイルから「空間の支配者」と呼ばれる。
肝心のバトルでも、まんまとエミー達を「ドラゴン・スクリュー」に乗せ、車体に体をレバーで固定された身動きが取れない状態を襲うがやはり相手が悪過ぎた。
レバーを怪力で破壊し、自由になった状態でバトルドレスを転送装着したエミーの前には防戦一方。DOSモードで全身を斬りつけられ、鼻も飛ばされ、あっという間に血まみれにされてしまう・・・「そんな腰の入ってない斬り方じゃー~~」などと強がるも、今度はSMGモードでの至近距離からの容赦無い機銃掃射に敢え無く「ドラゴン・スクリュー」から転落。
これで終わりかと思われたがピアノ線のようなものをとっさに伸ばし、一度は生還。しかし必死にしがみついたままでろくに身動きも取れずにいるところをエミーのスパイク付きハイヒールで手を踏みにじられ、頼みの命綱も切断されてしまったために今度こそ転落。最期の意地でエミーにしがみつき、道連れをはかるもミナコの飛行能力でエミーは救出され、結局は傷一つ負わせることも出来ないまま犬死にした。