BIG HORNS BEE
BIG HORNS BEE(ビッグ・ホーンズ・ビー)は、日本のブラスバンド。リーダー・主宰者は金子隆博。略称BHB。
米米CLUBのホーンセクションとしても活躍し、米米解散後も多様なスタイルで幅広く音楽活動を展開している。
数度のメンバーチェンジや活動休止期間を経て、現在も活動している。
メンバー
- 金子隆博(フラッシュ金子) - テナーサックス、フルート、キーボード。1964年3月22日生まれ。千葉県出身。
- 織田浩司(オリタ・ノボッタ/オリタノボッタ[1]) - アルトサックス。1962年5月17日生まれ。山口県出身。
- 石川周之介(石川県金沢) - テナーサックス、フルート。
- 河合伸哉(河合わかば) - トロンボーン、サックス。1960年8月6日生まれ。山口県出身。
- 佐々木史郎(シロー・ブラッキー) - トランペット。1962年3月28日生まれ。東京都出身。
- 小林太(フッシー小林) - トランペット。1966年3月29日生まれ。東京都出身。
脱退
- 下神竜哉(ヒマラヤン下神) - トランペット。1964年7月15日生まれ。東京都出身。
- 多田暁(ロッキー多田、G·I·GYO) - トランペット。1960年11月23日生まれ。東京都出身。
- 村田陽一(アンデス村田) - トロンボーン。1963年7月25日生まれ。静岡県出身。
- 近藤和彦(ビューティー近藤) - サックス。1964年5月27日生まれ。山梨県出身。
括弧書きはアーティストネーム。これは基本的にBHBと米米CLUBでのみ使用されるが、河合はすべての音楽活動を「河合わかば」名義で行っている。また織田もシエナ・ウインド・オーケストラなどで演奏活動を行う場合に「オリタノボッタ」名義を使用している[1]。一方で2004年からBHBに参加した佐々木はそうしたネームを用いていない[注 1]。
概要
1980年代初期、金子の呼びかけで前身となる「ストリートファイターズ」を結成。当時アマチュアバンドとして活動していた米米CLUBとのセッションにより活動を開始し、1985年、米米のメジャーデビュー以後は同バンドのホーンセクションとして勇名を馳せる。
初期には数回のメンバーチェンジがあったが、1990年には米米の正規メンバーとなった金子と、織田、河合、下神、小林によるスタジオ・ミュージシャンとしても豊富な実績を持つ5人編成のスタイルが固まる。また同年にはブルースギタリストB.B.キングの来日公演に参加、ライブアルバムとしても収録されるなど独自の評価を確立する。
1997年の米米CLUB解散以後は個々の活動と並行して、バンドとしても他アーティストのレコーディング、ライブサポートに専念していたが、1999年にライブ活動を再開。「FUZZ JAZZ QUARTET feat. BIG HORNS BEE」名義でのリリースも展開する。2001年にはディープ・パープル来日公演に参加。2002年に下神が脱退し再び個々の活動に専念していたが、2004年に新たに佐々木を迎え、本格的に活動を再開した。
2006年には再結成した米米CLUBにも参加している。
金子が職業性ジストニアを発症しサックスを休業して以降もテナーサックスの新メンバーは迎えずに活動を続けていたが、2019年から新たに石川が加入し「新生BHB」として再び5管編成に戻った。
セッション
作編曲、プロデュース、レコーディング、ツアー等で共演した主なアーティスト。BHB全体での参加を中心に著名なアーティストを列記する。
- aiko(金子、織田、河合、佐々木、小林)
- 石井竜也(金子、織田、河合、佐々木、小林)
- 大塚愛(金子、河合、佐々木、小林)
- 甲斐よしひろ(金子、織田、河合、佐々木、小林)
- 角松敏生(金子、佐々木、河合)※アルバムFankacousticsのみ
- CASIOPEA 3rd(金子、河合、佐々木、小林、石川。但し、金子はホーンアレンジのみ、アルト&バリトンサックスは吉田治が担当。)※「CASIOPEA 3rd Debut 40th Anniversary Year FINAL」ゲスト
- 栗林誠一郎(佐々木、河合、小林。但し、サックスはDIMENSIONの勝田一樹が担当)
- ゴスペラーズ(金子、織田、河合、佐々木、小林)
- 近藤房之助(金子、織田、河合、佐々木、小林)
- スターダストレビュー(金子、織田、河合、小林)
- Char(金子、織田、河合、小林)
- ディープ・パープル(金子、織田、河合、小林)
- ともさかりえ(さかともえり名義含む)(金子、織田、河合、小林)
- 中島美嘉 (金子、織田、河合、佐々木、小林)
- B.B.キング(金子、織田、河合、小林)
- 平井堅(金子、織田、河合、小林)
- MINAKO(金子、織田、河合、佐々木、小林)
- 村上“ポンタ”秀一(金子、織田、河合、佐々木、小林)
- モーニング娘。(河合、小林。但し、サックス及びホーンアレンジは竹上良成が担当)
- 米倉利紀(金子、織田、河合、小林)
- 渡辺美里(金子、織田、河合、小林)
ディスコグラフィ
BIG HORNS BEE単独作品。米米CLUB作品は除く。
シングル
- COREGA(1988年1月21日・自主制作)
- DEAD OR ALIVE (1996年7月1日・さんまのSUPERからくりTVテーマソング)
アルバム
- COREGA(1987年12月21日・自主制作)
- BHB1(1991年10月10日)
- BHB2(1993年9月10日)
- BHB3(1994年9月7日)
- for you(1996年9月1日)
- Why can't we be friends?(2004年11月21日)
- BIG HORNS BEE BEST(2006年10月11日)
- 「BHB1」~「for you」まではソニー・ミュージックエンタテインメント(現ソニー・ミュージックレコーズ)、「Why can't~」はビクターエンタテインメントより発売、「BIG HORNS BEE BEST」はソニー・ミュージックレコーズより発売。
映像作品
番組音楽
関連項目
脚注
注釈
- ^ 佐々木は米米再結成時に「シロー・ブラッキー」と呼ばれるようになったが、この名称を今後のBHBでの活動でも用いるかは不明である。
出典
- ^ a b “New Sounds in BRASS 2016”. シエナ・ウインド・オーケストラ公式サイト. 2017年10月20日閲覧。