BE・LOVE

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BE・LOVE
ジャンル 漫画雑誌
読者対象 40代・50代女性[1]
刊行頻度 月刊(1日発売)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 460円(通常号)
出版社 講談社
編集長 笠井俊純[2]
雑誌名コード 27661
刊行期間 1980年10月4日(1980年11月号) -
発行部数 33,667部(2023年10月 - 2023年12月日本雑誌協会調べ)
レーベル BE LOVE KC
ウェブサイト BE・LOVE
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BE・LOVE』(ビー・ラブ)は、講談社発行の女性向け漫画雑誌。毎月1日に発売。

1979年9月に発行された『週刊ヤングレディ増刊 漫画特集BE・LOVE』が前身。1980年10月、月刊漫画雑誌として創刊。1982年5月、月2回刊となるが、2019年現在は月刊に戻っている。一時、誌名も『BE in LOVE』(ビー・ラブ)だったが、後に現在の『BE・LOVE』へ。大人の女性を対象とする作品を掲載しており、講談社は2006年時点で30代・40代女性の読者が多いと謳っており[3]、2020年現在の読者は40代・50代女性が中心となっている[1]

変遷[編集]

  • 1979年 - 『週刊ヤングレディ増刊 漫画特集BE・LOVE』(9月18日発行)創刊。
  • 1980年 - 10月、創刊号(11月号)が発売。月刊。
  • 1982年 - 5月、月2回刊に変更(6月1日号から)。発売日は毎月第1・3火曜日。
  • 1987年 - 12月発売の1988年1号から、発売日を毎月1日・15日に変更。
  • 2018年 - 2019年2月号(2018年12月28日発売)より月刊化。発売日は毎月1日のみになる[4]
  • 2021年 - 12月、累計部数が2億部を突破[5]

歴代編集長[編集]

掲載作品[編集]

連載中の作品[編集]

※ 2023年12月1日(2024年1月号)現在。作品名五十音順。

  • エネ夫デスゲーム 〜奈落の底の夫婦たち〜(原作:六反りょう、作画:最上蛍):2023年6月号 -
  • おこしやす、ちとせちゃん(夏目靫子):2016年10号 -
  • 海自とおかん(上田美和):2022年5月号 -
  • かまくらBAKE猫倶楽部(五十嵐大介):2022年7月号 -
  • きみが誰でも愛してる(萩原ケイク):2023年7月号 -
  • キリングライン(モリエサトシ):2023年7月号 -
  • この恋、茶番につき!?(山中梅鉢):2020年11月号 -
  • 西園寺さんは家事をしない(ひうらさとる):2021年10月号 -
  • スーと鯛ちゃん(こなみかなた):2017年3号 -
  • 清少納言と申します(PEACH-PIT):2019年9月号 -
  • 生徒諸君! Kids庄司陽子):2019年8月号 -
  • ちはやふる plus きみがため末次由紀):2024年1月号 -
  • 月読くんの禁断お夜食アサダニッキ):2022年2月号 -
  • 天使の警醒ー16年後に目覚めた私ー(斉藤倫):2022年12月号 -
  • ナマケものがナマケない(岡田卓也):2019年1号 - ※不定期掲載
  • ハコニワノイエ(小森江莉):2023年2月号 -
  • 僕の騎士の内藤さん(目野真琴):2023年9月号 - ※読み切りから不定期連載[8][9]
  • 星降る王国のニナ(リカチ)2019年11月号 -
  • またのお越しを(おざわゆき):2022年2月号 -
  • みっしょん!!(入江喜和):2022年6月号 -
  • 吉原ボーイズとモラルガール! 〜フラれまくったアラサーが逆転吉原で女子の幸せお手伝いします。〜(鶴ゆみか):2023年3月号 -

連載終了作品[編集]

あ行[編集]

か行[編集]

  • カーテン・コール(三原陽子):1993年7号 - 1999年19号
  • ガール・ミーツ・オールドボーイ(如月園):2014年6号 - 2014年8号
  • ガイアの娘(庄司陽子):1995年17号 - 1996年17号
  • かぞくを編む(慎結):2018年22号 - 2019年11月号
  • 家庭の2乗(河あきら):1991年3号 -
  • かみのすまうところ。(有永イネ):2012年15号 - 2013年23号
  • 亀のジョンソン(大島安希子):2015年3号 - 2016年12号
  • ガラスの椅子(中村真理子):2004年18号 - 2006年23号
  • 岸辺のアルバム(原作:山田太一、漫画:吉田まゆみ
  • 君がくれた太陽(松尾しより)
  • ギャルボーイ!中村真理子):1988年24号 - 1998年12号
    • 新ギャルボーイ!(中村真理子):1998年16号 - 2001年16号
  • 宮廷女官 チャングムの誓い(三原陽子):2006年3号 - 22号
  • クーベルチュール末次由紀):2009年2号 - 2014年21号
  • くるみ(深見じゅん):2005年12号 - 2009年17号
  • 紅匂ふ大和和紀
  • ケモノみち(山浦サク):2013年10号 - 2014年13号
  • 恋じゃないなら名前をつけて(篠丸のどか):2020年9月号 - 2022年5月号
  • 子育てたんたん 愛と妄想のヲタ育児日記(南国ばなな)
  • このご縁、迷惑です(なつみ理奈):2022年6月号 - 2022年8月号
  • コルティジャーナ・オネスタ(庄司陽子
  • これ…事件だと思います 〜漫画家探偵・万里村〜(万里村奈加
  • 壊れた脳 生存する知(原案:山田規畝子、漫画:成瀬涼子)
  • コンシェルジュ楠木あると):2002年11号 - 2002年19号

さ行[編集]

た行[編集]

な行[編集]

  • なないろ探訪記(日生マユ):2021年6月号 - 2023年7月号
  • ナビガトリア(アサダニッキ):2012年15号 - 2014年19号
  • 何度もあなたに恋をする(真柴ひろみ):2008年24号 - 2009年5号
  • ニコ色のキャンバス(式田奈央):2018年19月号 - 2019年11月号
  • ねこしつじ(桑田乃梨子):2008年10号 - 2013年8号
  • ネコろび八起き(丘上あい):2016年18号 - 2017年8号
  • ネットショップへようこそ(赤羽みちえ):2008年1号 - 10号
  • 能面女子の花子さん(織田涼):2018年16号 - 2023年10月号 ※『ITAN』より移籍

は行[編集]

ま行[編集]

や・ら・わ行[編集]

WEB[編集]

  • 妊娠17ヵ月(坂井恵理):2013年11月 - 2014年7月

姉妹誌連載作品[編集]

BE・LOVEパフェ[編集]

  • アザミノーゼトライアングル(庄司陽子):2002年3月号 - 2003年2月号
  • お姑さまといわれても(西尚美):1999年9月号 - 2003年6月号
  • 女主人のランチタイム(森谷幸子):1999年4月号 - 2002年10月号
  • ふつつかすぎる嫁ですが(若林美樹):1996年11月号 - 1998年10月号

姉妹誌・増刊誌[編集]

  • BE・LOVEペア
1983年、『BE・LOVE』の増刊『び〜らぶペア』として創刊。読切作品を中心に掲載。後に月刊(前月8日発売)となる。1993年11月8日発売の12月号を最後に休刊。
  • BE・LOVEパフェ
月刊。毎月26日発売。1987年創刊[16]2003年4月26日発売の6月号を最後に休刊。その後、増刊号として刊行された。
  • BE・LOVEナイトメア
『BE・LOVEペア』の特別増刊として1990年に創刊[17]。1991年に休刊。
  • BE・LOVEブライダル
  • BE・LOVE ミステリー
1989年創刊、1992年休刊[18]
  • BE・LOVEパイン
1990年創刊、1992年休刊[19]

コミックスレーベル[編集]

創刊当初は母体誌のレーベルであるヤングレディKC(YLKC)に収録され、独立創刊後1990年代初頭までは独自レーベルであるBE・LOVE KC(BLKC)を発行。いずれもB6判であった。

現在は新書判コミックスを発行。KC BLと表記。正式な表記は講談社コミックス BE LOVEであるものの、妹雑誌であるKCなかよしKCフレンドと似たデザインを採用されていた。単行本によって、特徴的な二段組みKとCが上下に間に掲載誌の名前で入っているものの、文字のみの作品も存在する。

関連人物[編集]

発行部数[編集]

  • 2003年9月1日 - 2004年8月31日、206,875部[20]
  • 2004年9月 - 2005年8月、203,750部[20]
  • 2005年9月1日 - 2006年8月31日、199,292部[20]
  • 2006年9月1日 - 2007年8月31日、194,333部[20]
  • 2007年10月1日 - 2008年9月30日、185,667部[20]
  • 2008年10月1日 - 2009年9月30日、173,125部[20]
  • 2009年10月1日 - 2010年9月30日、153,792部[20]
  • 2010年10月1日 - 2011年9月30日、137,044部[20]
  • 2011年10月1日 - 2012年9月30日、125,632部[20]
  • 2012年10月1日 - 2013年9月30日、120,405部[20]
  • 2013年10月1日 - 2014年9月30日、115,850部[20]
  • 2014年10月1日 - 2015年9月30日、108,566部[20]
  • 2015年10月1日 - 2016年9月30日、102,646部[20]
  • 2016年10月1日 - 2017年9月30日、92,872部[20]
  • 2017年10月1日 - 2018年9月30日、84,007部[20]
  • 2018年10月1日 - 2019年9月30日、70,931部[20]
  • 2019年10月1日 - 2020年9月30日、55,858部[20]
  • 2020年10月1日 - 2021年9月30日、48,750部[20]
  • 2021年10月1日 - 2022年9月30日、41,023部[20]
  • 2022年10月1日 - 2023年9月30日、37,367部[20]

脚注[編集]

  1. ^ a b BE・LOVE|講談社AD STATION 講談社
  2. ^ a b “ラブコメ、部活、吸血鬼…28人の編集者がバラエティ豊富な作品をピック!”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年1月28日). https://natalie.mu/comic/column/508501/page/2 2023年1月28日閲覧。 
  3. ^ 女性コミックの紹介 (2006年時点のキャッシュ) 講談社
  4. ^ BE・LOVE月刊化スタート!記念号は「ちはやふる」一挙2話掲載!!”. BE・LOVE (2018年12月25日). 2019年3月26日閲覧。
  5. ^ BE・LOVE 2022年2月号”. BE・LOVE. 講談社. 2021年12月28日閲覧。
  6. ^ 宇都宮滋一『「ダメ!」と言われてメガヒット―名作マンガの知られざる制作現場』東邦出版、2003年、264頁。ISBN 4-8094-0346-7 
  7. ^ “マンガ誌編集長が選ぶ、2020年のイチオシ作品”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年3月5日). https://natalie.mu/comic/column/416418 2021年5月8日閲覧。 
  8. ^ BELOVE編集部◇講談社 2023年8月7日のポスト2023年12月1日閲覧。
  9. ^ BELOVE編集部◇講談社 2023年9月29日のポスト2023年12月1日閲覧。
  10. ^ “丘上あいの認可外保育園物語「赤ちゃんのホスト」が完結”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年8月1日). https://natalie.mu/comic/news/196450 2016年12月21日閲覧。 
  11. ^ “BE・LOVEで丘上あいが描く猫×ご近所ドラマ開幕、「おんなのいえ」は最終回”. コミックナタリー. (2016年9月1日). https://natalie.mu/comic/news/200269 2016年9月1日閲覧。 
  12. ^ 「転生勇者は女子高生!?〜魔王の溺愛に困ってます〜」『BE・LOVE』2023年3月号、講談社、2023年2月1日、586頁、ASIN B0BSLW12J3 
  13. ^ 「東大くんと元ギャルさん〜格差婚ロワイヤル〜 第19話」『BE・LOVE』2023年5月号、講談社、2023年4月1日、477頁、ASIN B0BYPJNBHD 
  14. ^ BELOVE編集部◇講談社 2022年8月1日のツイート2022年8月1日閲覧。
  15. ^ BELOVE編集部◇講談社 2023年8月1日のツイート2023年8月1日閲覧。
  16. ^ Be・loveパフェ 国立国会図書館
  17. ^ Be・loveナイトメア : ビー・ラブナイトメア 国立国会図書館
  18. ^ Be・loveミステリー : ビー・ラブミステリー 国立国会図書館
  19. ^ Be・loveパイン 国立国会図書館
  20. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 日本雑誌協会マガジンデータによる1号当たり平均部数。

外部リンク[編集]