BAD AGAIN 〜美しき反逆〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
聖飢魔II > 聖飢魔IIの教典一覧 > BAD AGAIN 〜美しき反逆〜
BAD AGAIN 〜美しき反逆〜
聖飢魔IIシングル
初出アルバム『愛と虐殺の日々
B面 JOKER 〜非力河童人間〜
リリース
ジャンル ヘヴィメタル
レーベル FITZBEAT
作詞 デーモン小暮
作曲 Sgt. ルーク篁III世
プロデュース 聖飢魔II
チャート最高順位
聖飢魔II シングル 年表
白い奇蹟
1989年
BAD AGAIN 〜美しき反逆〜
(1990年)
有害ロック
1990年
テンプレートを表示

BAD AGAIN 〜美しき反逆〜」(バッド・アゲイン うつくしきはんぎゃく)は、日本のヘヴィメタルバンド・聖飢魔IIの9枚目の小教典シングル)。B.D.9年(1990年2月1日に発布された。

解説[編集]

前作『白い奇蹟』に続き、イントロ部ハープが使われ、メジャーキーで制作されている。メジャーキーで制作された聖飢魔IIの小教典曲としては『WINNER!』から3作連続である。

歌に入ってからはハープに加えピアノ弦楽器などオーケストラ楽器が加わり、前半部分ではエレキ・ギタードラムなどは目立たない。後奏では再びハープなどの弦楽器が演奏される。

歌詞については作詞したデーモン自ら「青春時代にありがちな野心と周囲の嘲弄、挫折、それらへの反発、憤りを題材とした」「主題は自分自身でもあり、聴衆でもある」と語っており、世を忍ぶ仮の姿を含む自身のみならず、信者をも題材にした楽曲であることが分かる。

デーモン小暮のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、1990年5月14日の最終回放送のみ、エンディングテーマとして本曲が流れた[2]

オリコンチャートでは最高5位を記録。これは歴代小教典曲中の最高位である[3]RXのファーストアルバム『CHEMICAL REACTION』にも同曲の英詞版(ヴォーカルはジョー・リノイエ)が収録されている。

魔暦7年(西暦2005年)の再集結の際は、大黒ミサ「恐怖の復活祭 THE LIVE BLACK MASS D.C.7」初日(11月17日 戸田市文化会館)のオープニングを飾った。このミサツアー中、「BAD AGAIN」がセットリスト1曲目に設定されたのは戸田のみであり、当曲のギターソロを担当するSgt. ルーク篁III世は「自分としては、ほぼギターソロで始まる。(復活の1曲目を)難易度の高いソロでスタートすると決まり悩みの種だったが、いざ始まったら楽しくなった。信者(ファン)に救われたのだと思う」と語っている[4]

収録曲[編集]

作詞:デーモン小暮、編曲:聖飢魔II・松崎雄一

  1. BAD AGAIN ~美しき反逆~
    全員出席!笑うんだってば」(日本テレビ)エンディング・テーマ。
    オーケストラとのコラボレーションで演奏されることが多い[5]
  2. JOKER~非力河童人間~

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 聖飢魔IIのシングル売上TOP20作品”. ORICON NEWS. 2023年12月15日閲覧。
  2. ^ 月刊ラジオパラダイス三才ブックス)1990年7月号「デーモン小暮閣下のオールナイトニッポン さよなら特集」(p.10)
  3. ^ 1968 - 1997 オリコン チャート・ブック(1997年12月11日第1刷)p.181
  4. ^ 聖飢魔II ウラビデオII(ソニー・ミュージックマーケティング)収録内容より。
  5. ^ このほか、『白い奇蹟』、『正義のために』などの楽曲もオーケストラとのコラボが見られる。後者はアニメ「HUMANE SOCIETY 〜人類愛に満ちた社会〜」のエンディングにおいて、児童合唱団ともコラボレーションしている。

関連項目[編集]