Automotrice à Grande Vitesse

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AGV
試験走行中のAGV

AGV(アジェヴェ、フランス語: Automotrice à Grande Vitesse 『高速自走車両→高速鉄道車両』の略)はアルストム社によるフランスの次世代高速鉄道車両プロジェクトである。現行のTGVの後継車両という位置づけだが、その特徴である動力集中方式(1編成10両につき動力車は前後の2両のみ)を廃し、動力分散方式を採用した。2009-2010年の商業運転開始を目指して現在開発が進行中である。なお、AGVはアルストム社の登録商標である。

目次

[編集] 開発目標

この車両編成の開発における重点項目は次の3点である。

  • TGVの後継車両である点に留意して同水準の安全基準を維持。
  • 動力分散方式による車両重量・エネルギー消費・メンテナンス費用の削減。
  • 動力分散方式により車両編成のモジュール化が可能。

[編集] 技術上の主眼点

すでに述べたように、TGVでは列車編成の先頭と最後尾に動力車を一両ずつ配置する動力集中方式を導入したが、AGVではすべての車軸が駆動軸である動力分散方式を採用した。この原理は日本の新幹線がその登場時から採用してきた方式である。(参考:ドイツICE3は動力車と付随車の構成比が1:1。)

この動力配置の変更で車両空間の有効利用が可能になった。

IGBTインバータ制御と永久磁石同期電動機の採用と大幅な軽量化を図った。

建造済(2007年9月現在)の試作車の一部は、かつて事故で損傷したTGV Réseau No. 502編成を流用・改造したものである。  

[編集] 速度記録

2007年に鉄路走行車両の速度記録を更新したPOS No. 4402編成は、TGV Duplexの付随車3両にTGV POSの機関車を改造して前後に1両ずつ連結した5両編成の特別仕様であった。この編成ではDuplexのボギー式付随台車2台をAGV用に開発中のボギー式動力台車と交換した。またDuplex車両のうち1両の1階部分を機器室に改造した。

[編集] 導入計画など

2008年1月には、イタリアの高速鉄道運営事業者であるNTV社(ヌオーヴォ・トラスポルト・ヴィアッジャトーリ)が、AGV25両とオプション10両の購入契約を、車両を製造するアルストム社と締結したことが報道された。契約額は約7億ユーロ(約1120億円)と推定されている[1][2]

試作編成は2008年に落成し、2008年夏よりチェコヴェリム(Velim)の試験線において、試運転が行われている。

2011年9月に開業予定であることが2010年5月25日に発表された。AGVを営業運転に供するのは、NTV社が初めてである。[3]

[編集] 関連項目

[編集] 参照・脚注

[編集] 外部リンク

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