Androidのバージョン履歴

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この記事ではGoogleが開発した、スマートフォンタブレットコンピュータに代表されるモバイル機器向けのオペレーティングシステムであるAndroidのバージョン履歴について扱う。

歴代のコードネームのうち、1.5 Cupcakeからは頭文字がバージョンの発表順にCからのアルファベット順で始まる菓子の名前が付けられており[1]、それぞれにマスコットのロボット(正式名称なし)がコードネームの菓子に扮している。

正式リリース前のバージョン(2007年から2008年)[編集]

Android ベータ版[編集]

Androidのベータ版は、2007年11月5日よりリリースした[2]。また同年11月12日より、ソフトウェア開発キット(SDK)をリリースした[3]。11月5日はAndroidの誕生日として祝われた[4]

Android 1.0[編集]

Android 1.0を搭載したHTC Dream

Androidの最初のバージョンは2008年9月23日に公開された。2008年10月22日には最初のAndroid端末として、台湾の端末メーカーであるHTCが開発したHTC DreamT-モバイルから発売された。

バージョン SDKリリース日 おもな新機能と変更点
1.0 2008年9月23日[11]
  • 多数の不具合の修正
  • 多数のAPIの追加・変更
  • Wi-Fi接続のサポート
  • SQLiteをSDK内にパッケージング
  • カメラのインターフェース変更
  • マップ・AudioManagerの追加
  • テキスト入力関連のクラス・メソッドの追加
  • Linuxカーネル 2.6.25

Android 1.1[編集]

バージョン SDKリリース日 おもな新機能と変更点
1.1 2009年2月9日[12]
  • 多数の不具合の修正
  • framework APIの変更
  • API Levelの追加
  • Google Mapsへのアクセス関連のAPI追加
  • UIのローカライズ
  • 通話機能:スピーカーを利用している場合のタイムアウトデフォルト値が長くなった
  • 通話機能:DTMFダイアルパッドを簡単に発見できるようにするために、通話画面にダイアルパッドの表示・非表示項目を追加
  • MMSの添付ファイルを保存できるようになった
  • マーキーレイアウトのサポート
  • Maps: Adds details and reviews when a user does a search on Maps and clicks on a business to view its details.

Android 1.5 Cupcake[編集]

このバージョンからコードネームに菓子の名前が使われるようになり[1]カップケーキからきている。

バージョン SDKリリース日 おもな新機能と変更点
1.5 2009年4月30日
  • camcorderモードで動画の録画と撮影が出来るようになった
  • 動画をYouTubeに、画像をPicasaに端末から直接アップロードできるようになった
  • オートコンプリート機能を搭載した新しいソフトウェアキーボード
  • Bluetooth A2DP サポート
  • 一定の距離内のBluetoothヘッドセットに自動的に接続するようになった
  • デスクトップ上のウィジェットフォルダが新しくなった
  • スクリーン移動間のアニメーション
  • Webページのコピーアンドペーストも出来るように拡張[13]
  • Linuxカーネル 2.6.27

Android 1.6 Donut[編集]

コードネームはドーナツからきている。

Android 1.6のスクリーンショット
バージョン SDKリリース日 おもな新機能と変更点
1.6 2009年9月15日
  • 改善されたアンドロイドマーケット
  • 統合されたカメラ・カムコーダ・ギャラリーのインターフェース
  • ギャラリーで、複数の写真を選択して削除できるようになった
  • ダイヤル発信を含むネイティブアプリケーションとの密な統合および、レスポンスが高速となった新しいボイスサーチ
  • ホーム画面からブックマーク、履歴、連絡先およびウェブが検索できるようになった、新しい検索機能(→クイック検索ボックス)
  • 音声検索機能が搭載された。
  • 電池使用量画面
  • ユーザー補助機能(バイブレーション・音による操作のフィードバック等)
  • ユーザーデータのパスワード保護
  • Google Latitudeに対応(位置情報共有)[14]
  • CDMA/EVDO, IEEE802.1x, VPN, ジェスチャー機能、更にテキストの音声読み上げエンジンをサポート
  • WVGAの解像度をサポート
  • カメラの検索スピードを改善[15]
  • Linuxカーネル 2.6.29

Android 2.0/2.1 Eclair[編集]

コードネームはエクレアからきている

バージョン SDKリリース日 おもな新機能と変更点
2.0/2.1 2009年10月26日(2.0)

2009年12月3日(2.0.1)

2010年1月12日(2.1)
  • ハードウェア速度の最適化
  • より多くの画面サイズと解像度のサポート
  • ユーザーインターフェースの改良
  • 新しいブラウザのユーザーインターフェースと、さらなるHTML5のサポート
  • 新しい連絡帳
  • 背景の黒白比の改善
  • 改善された Google Maps 3.1.2
  • Microsoft Exchange サポート
  • カメラのフラッシュのサポート
  • デジタルズーム
  • MotionEvent class がマルチタッチイベントを追いかけられるように機能追加
  • バーチャルキーボードの改善
  • Bluetooth 2.1
  • ライブ壁紙[16]
  • Linuxカーネル 2.6.29

Android 2.2 Froyo[編集]

Android 2.2のスクリーンショット

コードネームであるFroyoの名称はフローズンヨーグルトからきている[17]

バージョン SDKリリース日 おもな新機能と変更点
2.2 2010年5月21日(SDK 2.2)

2010年6月23日(ソースコード)[18]

2010年6月29日(Nexus One)[19]

2010年9月10日(SDK 2.2.1)

2011年1月22日(2.2.2 Nexus Oneに搭載)
  • Dalvik VM にJITコンパイラを搭載し、2〜5倍高速化
  • JavaScript実行エンジンがV8になり、2〜3倍高速化
  • エンタープライズ関係の機能強化
  • クラウドとデバイスの連携API
  • テザリング対応(日本で発売される機種は無効にしているものが多い)
  • 傾き情報・方位磁石・カメラ入力・マイク入力がブラウザで受け取れるようになった
  • Adobe Flash対応
  • インストール済アプリの自動更新
  • クラッシュ時のバグレポートの送信
  • パソコン上のコンテンツを端末へストリーミング[20]
  • Linuxカーネル 2.6.32

Android 2.3 Gingerbread[編集]

Android 2.3を最初に搭載したNexus Sのスクリーンショット。

コードネームはジンジャーブレッドからきている

バージョン SDKリリース日 おもな新機能と変更点
2.3 2010年12月6日(SDK 2.3)[21]

2010年12月16日(Nexus S)

2010年12月17日(ソースコード)[22]

2011年1月26日(SDK 2.3.1)

2011年2月9日(SDK 2.3.3)[23]

2011年4月28日(2.3.4)

2011年7月25日(2.3.5)

2011年9月2日(2.3.6)

2011年9月20日(2.3.7)
  • ゲームのための改良
    • 並列GC(目標3ms以下の停止)
    • イベントの反応性の改善
  • NFC(近距離無線通信)対応
  • 複数のカメラを扱えるAPIの追加
  • ウインドウ管理APIの追加
  • (2.3.3)双方向通信などのNFC APIの拡張
  • 回転加速度・単方向加速度の検出、重力・気圧センサー、ジャイロスコープに対応
  • WebM、VP8など対応するメディアフォーマットの追加
  • SIPの標準サポート
  • UIの刷新・高速化
  • アプリ管理機能の強化
  • ソフトキーボードの改良、マルチタッチ入力機能の追加
  • ワンタッチ単語選択機能(コピー&ペーストがより容易に)
  • バッテリー管理機能の向上
  • (2.3.4) USBホスト (USB On-The-Go) の 3.1 からのバックポート
  • Apache Harmony 6.0 ベースになる
  • Linuxカーネル 2.6.35

Android 3.x Honeycomb[編集]

Android 3.0を搭載した Motorola Xoom のスクリーンショット

Android 3.xは、タブレット向けに設計されたバージョンとなった。コードネームはシリアル食品のブランド名・ハニカム英語版[24]。タブレットに特化したバージョンであることから、タブレット以外のデバイスに搭載された場合の混乱を避ける為、Android 4.0のリリースまでソースコードが公開されなかった[25]

バージョン SDKリリース日 おもな新機能と変更点
3.0 2011年2月22日(SDK)[26]

2011年2月24日(実機)[27]
  • 新しいユーザーインターフェース。タブレットなどの大型ディスプレイに最適化。3.xはタブレット専用となった。
  • 2D,3Dの描画の高速化。2Dのハードウェアレンダリング。
  • マルチコアプロセッサのサポート
  • テキスト選択の改善
  • 動画のサポートの改善
  • JavaScriptでマルチタッチが扱えるようになる
  • SVG対応
  • ブラウザがHTML Media Capture対応
  • DRMフレームワーク
  • Linuxカーネル 2.6.36
3.1 2011年5月10日(SDK)[28]

3.2 2011年7月15日(SDK)[29]

2011年9月20日(3.2.1)

2011年8月30日(3.2.2 Motorola Xoom 4Gに搭載)
  • より広範なタブレット向けの最適化
  • 固定解像度アプリに対しての互換性のあるズーム
  • SDカードに対してのメディア同期
  • スクリーンサポートの拡張

Android 4.0 Ice Cream Sandwich[編集]

Googleとサムスン電子が共同開発したGalaxy Nexusは、Android 4.0 Ice Cream Sandwichを搭載した最初の端末となった

コードネームは氷菓のひとつであるアイスクリームサンドイッチからとられた。

スマートフォン向けのAndroid 2.3 と、タブレット向けのAndroid 3.xで二分化されたものを、一つに統合したバージョンとしてAndroid 4.0が登場した。[30]

メモリ512MBでも動作するが、メモリ1GB以上ないと快適(≒高速)に動作しないため、日本のキャリア(NTTドコモ, au, ソフトバンク)では、DRAMが1GB以上の端末のみ、Android 4.0 へのアップデートを行う。

スクリーンショット機能はAndroid 4.0以降では以前のバージョンからバージョンアップした機種も含め全て電源ボタンとボリューム下の同時押しにより出来る。

バージョン SDKリリース日 おもな新機能と変更点
4.0 2011年10月18日
(SDK)[31]

2011年11月14日
(4.0.1 ソースコード)[32]

2011年11月29日
(4.0.2)[33]

2011年12月16日
(4.0.3)[34]

2012年3月28日
(4.0.4)[35]

  • スマートフォンとタブレットのUIの統合
  • リッチコミュニケーションと共有
    • 新しいソーシャルとカレンダーAPI
    • NFCを利用したAndroid Beam
    • WiFi Direct
    • Bluetooth Health Device Profile
  • 操作性とカスタマイゼーション
    • 通知の改善
    • フェイスアンロック
    • ロック画面で、カメラと音楽の操作
    • ランチャーのアプリ管理の改善
  • 画像や動画のエフェクト
  • 正確なカメラの測光、顔認識
  • メディアコーデック対応の追加
  • GPUによる2D描画
  • 新しいグリッドベースレイアウト
  • ソフトウェアキーボードの改善
  • スペルチェッカーAPI
  • スタイラスによる入力サポート
  • マウスサポートの改善
  • 新しいアクセスビリティと音声合成のAPI
  • エンタープライズ向け
    • キーチェインとVPNのAPI
    • カメラを無効にする管理ポリシー
  • Linux カーネル 3.0
  • 4.0.1 からオープンソースに戻る。その際、3.xのソースコードも開示し、gitの履歴には存在するが、gitのタグは振られていない。

Android 4.1/4.2/4.3 Jelly Bean[編集]

Android 4.1 Jelly Beanのスクリーンショット

コードネームはゼリービーンズからとられた。フルHDディスプレイを搭載したスマートフォン端末において、400を超えるPPI(Pixel Per Inch)をサポートするバージョンである。操作性についてもProject Butter(プロジェクトバター)の成果が活かされており、4.0からのマイナーバージョンアップらしからぬ面を持ち合わせている。

バージョン SDKリリース日 おもな新機能と変更点
4.1 2012年6月27日
(SDK)[36]

2012年7月10日
(4.1.1 ソースコード)[37]

2012年10月9日
(4.1.2)[38]

  • 高速化・反応性の向上
    • 16msの垂直同期に合わせる
    • トリプルバッファリング
    • タッチを垂直同期に合わせ、タッチ位置を予測するようにし、CPUブーストを行う
    • systrace
  • アクセシビリティの改善
  • 国際化
    • 双方向テキスト対応
    • Unicode 6.0 の絵文字対応
    • ユーザーがインストール可能なキーマップ
    • 日本語キーボードの半角/全角キーなど対応
  • UIの改善
    • 拡張可能な通知
    • サイズ変更可能なアプリウィジェット
    • タスクナビゲーションを簡単にした
    • アクティブティの起動アニメーションを簡単に作れるようにした
    • ライトアウト・フルスクリーンモードへの遷移API
    • Remoteable View の追加
    • ライブ壁紙のプレビュー
    • Contact Photo の 720x720 対応
    • フェイスアンロックに生体検知オプション追加
  • 入力デバイス
    • アプリは新しい入力デバイス(USB, Bluetooth など)の接続を受け取れるようになった
    • 入力デバイスの機能の問い合わせ
    • 入力デバイスのバイブレーターの制御
  • アニメーションとグラフィックス
    • アプリから垂直同期の利用
    • 新しいアニメーションアクション
  • ネットワーク関係
    • Android Beam の改善
    • Wi-fi ネットワーク・サービス・ディスカバリー
    • Wifi-Direct サービス・ディスカバリー
    • ネットワーク帯域管理
  • メディア関係
    • 低レベルのメディア codec へのアクセス
    • USBオーディオ
    • 音声録音をトリガーに出来る
    • マルチチャンネルオーディオ
    • 音声の前処理エフェクト
    • 複数の音声をつなげて再生
    • メディアルーター
  • Renderscript
    • サンプルテクスチャ
    • NEON命令を実行可能
    • x86 デバイスでのデバッガ
  • Android ブラウザ
    • HTML5ビデオの改善
    • スクロールおよびズームの速度の改善
    • HTML5/CSS3/Canvas アニメーションの速度の改善
    • テキスト入力の改善
    • JavaScript (V8) の速度の向上
    • HTML5 Media Capture 対応
    • Adobe Flashの廃止
  • Google API
    • Google Cloud Messaging
    • アプリの暗号化
    • スマートアプリ更新
    • Google Play サービス
  • Linux カーネル 3.1.10
4.2 2012年11月13日
(SDK, 実機)

2012年11月28日
(4.2.1)[39]

2013年3月2日
(4.2.2)[40]

  • マルチアカウント
  • フォトギャラリーのアップデート。全方向パノラマ撮影機能の追加(Photo Sphere)。
  • ジェスチャ文字入力
  • Google Play 以外からインストールするアプリにもマルウェアスキャン
  • 描画の高速化
    • 2D グラフィックスのハードウェアアクセラレーション。スクロールなどの高速化。
    • WebViewの高速化。スクロールの高速化。
  • UI の改善
    • タブレットでは、全ての画面サイズで、ステータスバーを上に、通知はプルダウンに、システムバーは下にもってきた。アプリケーショントレイも全ての画面サイズで利用可能。
    • クイック設定
  • インタラクティブなロックスクリーンウィジェット
  • 外部ディスプレイでのミラーリング以外のサポート
    • DisplayManager
    • Presentation ウィンドウ
    • 著作権保護対応
    • Miracast によるワイヤレスディスプレイのサポート
  • ネイティブ RTL サポート
  • フォントと文字の最適化
    • 日本語 - WebView での縦書きのサポート
    • 韓国語 - Nanum Gothic
  • 入れ子Fragment
  • アクセシビリティの改善
  • RenderScript
    • FilterScript
    • 組み込みスクリプト - ブレンド、blur など
    • スクリプトグループ
    • 高速化
    • GPUでの実行
  • 開発者向けオプション
    • デフォルトは非表示になり、Settings > About phone > Build number を7回タッチする必要がある
    • 8項目新規に追加
  • セキュリティの強化
  • 新しいBluetoothスタック
  • 低遅延オーディオ
  • 新しいカメラハードウェアインターフェイス
    • HDR カメラシーンモード
  • 新しいNFCハードウェアインターフェイス
  • Dalvik
    • x86, MIPS での JIT のサポート
    • 512MB よりも大きなメモリ環境でのGCの高速化
4.3 2013年7月24日
(SDK, 実機)[41]

  • 描画
    • 描画命令の変形・融合による、描画の高速化
    • 図形や文字の描画の改善
    • ウィンドウバッファの割り当ての改善
    • OpenGL ES 3.0 対応
  • Bluetooth
    • Bluetooth Smart Ready 対応
    • Bluetooth AVRCP 1.3 対応
  • マルチユーザーで制限プロファイル対応
  • 位置情報
    • ハードウェア併用によるバッテリー節約
    • Wi-Fiに接続することなく、Wi-Fi による位置情報取得
    • 磁気干渉に妨げられることのない、デバイス角度の取得
    • キャリブレーションのしてない、ジャイロスコープと磁力計
  • マルチメディア
    • Modular DRMフレームワーク
    • VP8エンコーダ
    • ビデオエンコーダの入力として OpenGL ES Surface を利用可能
    • メディアミキサー。MPEG-4のビデオのみと音声のみを1つにまとめることが出来る。
    • ロックスクリーンや通知領域などのメディアプレーヤーのリモートコントールクライアントで、再生位置の調整を行えるようにした
  • ユーザーインターフェイス
    • 通知領域の内容取得
    • View への透明なオーバーレイ
    • optical bound によるレイアウト
    • 回転アニメーションの種類の指定
    • 画面回転のロック
    • クイックレスポンスを扱うインテント
  • 国際化
    • RTL の改善
    • ローカライゼーション ユーティリティー
  • アクセシビリティとUI自動操作
    • キーイベントの監視とフィルタリング
    • アクセシビリティの利用可能機能情報
    • 新しいUI自動操作フレームワーク
  • 企業向け機能とセキュリティ
    • WPA2 エンタープライズアクセスポイントの Wi-Fi 証明書を設定可能
    • SELinux の使用
    • キーチェインAPIの追加
    • アプリ固有のキーストアプロバイダー
    • /system パーティションを nosuid でマウント
  • パフォーマンス解析
    • 改良された systrace によるロギング
    • オンスクリーンでの GPU プロファイリング
    • StrictMode での file:// URI の警告

Android 4.4 KitKat[編集]

Android 4.4.4 KitKatのスクリーンショット

キットカットからとられており、製造元のネスレにはブランド名の使用許可を得て[42]おり、キットカットとAndroidがコラボレーションした商品の発売もされた。なお、このコードネームが決定するまでは「Key Lime Pie(キーライムパイ)」がコードネームとしてGoogleの社内で使用されていた時期もあった[43]が、そもそもキーライムパイの味を知っている者が少ないといった理由でKitKatに変更された[43]

バージョン SDKリリース日 おもな新機能と変更点
4.4 2013年10月31日
(SDK、ソースコード)[44]

2013年12月5日
(4.4.1)[45]

2013年12月9日
(4.4.2)[46]

2014年6月2日
(4.4.3)[47]

2014年6月19日
(4.4.4)[48]

  • 512MB DRAM対応
  • NFC が Host Card Emulation 対応
  • 印刷フレームワーク
  • ストレージアクセスフレームワーク
  • ハードウェアセンサーのバッチ処理
  • 徒歩検出と歩数カウンタ
  • SMSプロバイダ
  • フルスクリーン没入モード(全てのシステムUIを非表示にできる)
  • アニメーションシーンでの遷移フレームワーク
  • 半透明システムUI
  • 通知領域の改良
  • Chromium WebView - WebView が Chrome 30 ベースとなるが、WebGL, WebRTC, WebAudio, Fullscreen API, Form validation などは非対応
  • 動画
    • 画面録画
    • 動画再生中のシームレスな解像度切り替え
    • MPEG-DASH の CENC (Common Encryption) 対応
    • HTTP Live Streaming 対応
  • 音声
    • DSPへの音声トンネリング - バッテリの持ち時間が良くなる
    • 音声モニタリング - 再生中のピークや RMS などを監視
    • ラウドネスエンハンサ
    • オーディオタイムスタンプ対応
  • Miracast の Wi-Fi 認証
  • RenderScript
    • 高速化
    • C++ API
  • OpenGL
    • SurfaceFlinger の OpenGL ES 2.0 化
    • 仮想ディスプレイでの GPU 対応
  • 接続
    • Bluetooth HID over GATT, Bluetooth MAP
    • IR blasters
    • Wi-Fi TDLS
  • アクセシビリティ
    • 字幕のシステム全体の設定
    • 画面上の要素のより構造的で意味的な記述
  • 国際化
    • RTL ロケールでの Drawable の左右反転
    • RTL 疑似ロケール
  • セキュリティ
    • SELinux を permissive から enforcing に切り替え
    • Elliptic Curve Digital Signature Algorithm (ECDSA) と Scrypt key derivation function 対応
    • マルチユーザーデバイスで VPN の設定がユーザーごとになった
    • FORTIFY_SOURCE level 2 対応
  • メモリ使用量解析
    • Procstats - メモリの使用量を追跡するツール
    • デバイス上でのメモリ使用量解析

Android L[編集]

Android Lを搭載したNexus 5のスクリーンショット

2014年7月現在、コードネームやバージョンの数値は未発表ながら、Android 4.4 以降のメジャーバージョンとなる 。Android Lという名称で、SDKとデベロッパー向けのシステムイメージが公開された。Android初となる64bitプロセッサに対応したが、32bit向けのイメージも公開されている。マテリアルデザインの導入によって、インターフェースのデザインに大きな変更が加えられたことが特徴[49]
マテリアルデザインは、「紙とインクの古典的なデザイン」に基いて設計されており、全体的にシンプルな見た目となっている[50]。ひとつはマテリアル(物質)という印刷ベースのデザインでルール化されており、直感的かつ統一的なデザイン設計となっている。
もうひとつは、見た目の3次元性が強化されており、各UIプロパティにZ軸の要素が割り当てられている。これによって階層構造や影、奥行きなどが視覚的に表示され、各要素の移動や変化をユーザーが直感で理解できるようになっている[51]

Android L向けの最初の64bit対応プロセッサは、ARMアーキテクスチャのNVIDIA Tegra K1[52]Qualcomm Snapdragon 410/610/810がある[53]。Android Lは64bit ABIsをサポートしているため、Javaで作成されたアプリは特別な変更をしなくても、64ビットアーキテクスチャで動作するように設計されている。

新たにマルチネットワークをサポートし、複数のネットワークを途切れさせずにシームレスに切り替えられるようになった[54]。Bluetoothは4.1に対応しており、Android Lが初の対応OSとなる[55]

バージョン SDKリリース日 おもな新機能と変更点
L 2014年6月26日
(LPV79)
※開発者プレビュー版[56]

2014年8月7日
(LPV81C)
※開発者プレビュー版[57]

  • ユーザーインターフェース
    • Material designへ変更
    • RecyclerViewの導入
    • Zプロパティの追加
    • アニメーション中のZプロパティ値の変更。
    • シャドウサイズをカスタマイズするオプションを追加
    • テーマ変更オプションを追加
    • アニメーションとスタイリング効果のオプション追加
    • IMEの言語をシームレスに切り替え
    • 通知機能の改良
    • ロックスクリーンで通知表示
  • パフォーマンス改善
    • 標準ランタイムがARTへ変更
    • 64bitプロセッサにネイティブ対応
    • Project Voltaによるバッテリー管理機能の改善。
    • Battery Saverによる省電力モード
    • OpenGL ES 3.1 対応
  • カメラのAPI
    • バーストモード追加
    • DNGイメージへのアクセス
    • HDR+パラメーターへのアクセス
    • シャッタースピードへのアクセス
    • ISO感度へのアクセス
    • 焦点距離へのアクセス
  • 通信
    • マルチネットワークのサポート
    • Bluetooth 4.1に対応
    • NFCの強化
  • セキュリティ
    • ロックスクリーンでの通知表示において、(Public),(private),(secret)のモードコントロールを追加
    • Android Workの追加
    • Universal Data Controlsの追加
  • アクセシビリティ
    • アプリケーション毎に通知の優先順位をコントロールするオプション
    • アプリドロワーの表示順を変更
  • API
    • Android Extension Packより、さらに高度なグラフィック提供

Android Wear[編集]

4.4w[編集]

Googleは、AOSPでAndroid Wearのソースコードを2014年7月21日に公開した。公開されたバージョンはAndroid 4.4ベースのKitkat-wear 4.4w_r1となっている。主にLG G WatchSamsung Gear Liveのカーネルソースである[58]

バージョン SDKリリース日 おもな新機能と変更点
4.4w_r1 2014年7月21日
(ソースコード)[59]

脚注[編集]

  1. ^ a b 非公式ではあるが、1.0はApple Pie (アップルパイ)、1.1はBanana Bread (バナナブレッド)というコードネームがある。Jelly BeanとかHoneycombとか、なんのことですか? - いまさら聞けないAndroidのなぜ - マイナビ、2014年1月29日
  2. ^ Google Launches Android, an Open Mobile PlatformLive: Google's gPhone Open Handset Alliance Conference Call
  3. ^ Google releases Android SDK
  4. ^ Android's 5th Birthday Celebration: European Best-of-Best Hackathon Series
  5. ^ Android: the first week |publisher=Android Developers Blog
  6. ^ Life can be tough; here are a few SDK improvements to make it a little easier |publisher=Android Developers Blog
  7. ^ Android SDK m5-rc14 now available |publisher=Android Developers Blog
  8. ^ Android SDK update: m5-rc15 released |publisher=Android Developers Blog
  9. ^ Announcing a beta release of the Android SDK |publisher=Android Developers Blog
  10. ^ Announcing the Android 1.0 SDK, release 1 |publisher=Android Developers Blog
  11. ^ Android Developers Blog: Announcing the Android 1.0 SDK, release 1
  12. ^ Android Developers Blog: Android 1.1 SDK, release 1 Now Available
  13. ^ Android 1.5 Platform Highlights”. Android Developers (2009年4月). 2009年9月3日閲覧。
  14. ^ グーグルが『Android 1.6』発表、位置情報共有する『Google Latitude』もマイコミジャーナル 2009年10月23日
  15. ^ Android 1.6 Platform Highlights”. Android Developers (2009年9月). 2009年10月1日閲覧。
  16. ^ Android 2.0 Platform Highlights | Android Developers
    Android 2.0 API Changes Summary”. 2010年3月6日閲覧。
  17. ^ Next Android version will be called Froyo, says Erick Tseng Engadget 2010-1-16
  18. ^ Android Developers Blog: The Froyo Code Drop
  19. ^ Nexus Oneの「Android 2.2」アップデートがスタート - ITmedia エンタープライズ
  20. ^ Android 2.2 Platform Highlights | Android Developers
  21. ^ Android Developers Blog: Android 2.3 Platform and Updated SDK Tools
  22. ^ The Gingerbread push to AOSP is starting right now - Android Building | Google グループ
  23. ^ Android 2.3.3 Platform, New NFC Capabilities
  24. ^ New Android OS Honeycomb May Be for Tablets Only Mashable 2010-08-19
  25. ^ Google、Android 3.0 Honeycombのソースは当面公開せず - 2013年9月10日閲覧
  26. ^ Final Android 3.0 Platform and Updated SDK Tools
  27. ^ Google、タブレット向けOS「Android 3.0」の最終版SDKを公開 製品アプリ開発が可能に - ITmedia プロフェッショナル モバイル
  28. ^ Android 3.1 Platform, New SDK tools
  29. ^ Android 3.2 Platform and Updated SDK tools
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  49. ^ 次期Android「L」の新UXデザイン「Material Design」はどのような動きでアニメーションするかがよくわかるムービー
  50. ^ 「マテリアルデザイン」がAndroidのUIに革新を起こす!
  51. ^ レビュー:Android史上最高の" L"、初めてiOSの"触感"を超えた
  52. ^ NVIDIA、Anroid向け初64ビットARM「Tegra K1」を「Android L」向けに開発中
  53. ^ HTC、Andoid初の64bitスマートフォン「Desire 510」を発表
  54. ^ 次期Android L、複数ネットワークの同時接続を維持したり、シームレスな切替に対応
  55. ^ 「今後最も成長するのはスマートホーム向け」Bluetooth SIG説明会
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