AMULET

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

AMULETARMアーキテクチャを実装した非同期プロセッサのシリーズである。マンチェスター大学の、計算機科学科(以前はAMULETとPALは同じ学会に拠点を置いていた)の影響下にあるアドバンスド・プロセッサ・テクノロジーズグループによって開発された。AMULETはクロック同期設計ではなく非同期設計の部分を持つということが、大変大きな特徴である。

一覧[編集]

  • AMULET1 - 1990年に設計され、1993年に製造が開始された。20MHzで駆動する同等のサイズの同期設計ARM6プロセッサに比較して、およそ70%の性能を達成した。
  • AMULET2 - AMULET1の再実装であり、1996年に製造が開始された。キャッシュまたはRAM空間として使用できるオンチップメモリを持つことが特徴である。APTグループは、AMULET2がARM8と同等の消費電力/性能比を達成していると評価した。非同期設計であることの注目すべき特徴の一つは、プロセッサが使用されないときの消費電力が3μWまで低下することである(DRAMリフレッシュを扱うオンボートタイマが動作していないことを仮定した場合)。
  • AMULET3 - 以前のAMULETが低消費電力を目的としたのに対して、高性能を目的として再設計されたものである。ARMv4命令セットとThumbモードをサポートし(つまり、ARM9TMと表すことができる)、2000年に製造された。性能と消費電力は同じプロセス・ルールで製造されたARM9とほとんど同じであった。

AMULET3は電波障害を低減できる特長によりDECT(デジタルコードレス電話)の商用試作機で使用されたが、技術的課題以外の理由により、実際に量産されることはなかった。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]