AML装甲車
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イスラエルの博物館に展示されているAML 90
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| 基礎データ | |
|---|---|
| 全長 | 4.15m |
| 全幅 | 1.97m |
| 全高 | 2.07m |
| 重量 | 5.5t |
| 乗員数 | 3名 |
| 装甲・武装 | |
| 主武装 | 60mm後装式迫撃砲(AML 60) GIAT F1 90mmカノン砲(AML 90) |
| 副武装 | NF-1 7.62mm機関銃 M2 12.7mm重機関銃 |
| 機動力 | |
| 速度 | 90km/h |
| エンジン | パナールModel 4 HD 4気筒空冷ガソリン 90hp |
| 懸架・駆動 | 4x4 |
| 行動距離 | 600km |
| 出力重量比 | hp/t |
AML装甲車(フランス語:l’AutoMitrailleuse Légère)は、フランスのパナール(Panhard)社で設計された4輪の装輪装甲車・偵察戦闘車である(パナールにおける社内コードはAML 245)。
機動性が高いためにAML 60/90共に迅速な偵察行動と火力支援が可能であり、高性能な無線機を装備し、夜間作戦時には暗視装置の装備も可能であった。
目次 |
開発と概要 [編集]
1950年代、フランス軍は偵察任務にイギリス製のフェレット装甲車を装備していたが、機関銃1挺のみという貧弱な武装ゆえに威力偵察を行うのに難点が多かったため独自に偵察用装甲車の開発を行うことを決定し、パナール社は1960年にAML装甲車の開発を開始した。
AML装甲車はフランス軍に制式採用された上に、輸出においても30カ国以上で4,000両以上が導入されるという大成功を収めた。さらに、南アフリカでEland 60/90として1,300両がライセンス生産された。
フランス軍ではEBR装甲車よりも小型軽量である点を買われて空挺部隊や山岳部隊、海外駐屯部隊などに配備されていたが、1970年代末から新型のERC 90 Sagaieに更新されて退役した。
派生型 [編集]
AML装甲車の派生型は、基本的に武装の違いだけであり、車体の構成(前部に運転手、砲塔に車長と砲手が乗り込み、左右に昇降用ドア、後部にエンジン)は共通である。
- AML 60
- AML 60 HE60-7
- 60mm迫撃砲と2挺の12.7mm重機関銃を装備。
- AML 60 HE60-12
- 60mm迫撃砲と1挺の12,7mm重機関銃を装備。
- AML 60 HE60-20
- 60mm迫撃砲と1門の20mm機関砲を装備
- AML 60 S530
- 2門の20mm機関砲を装備した自走式対空砲。ベネズエラで運用された。
- AML 90
- 主武装に90mmカノン砲を装備。
- AML 90 Lynx
- GIAT F1 90mmカノン砲を搭載したイスパノ・スイザ社製の砲塔を装備した派生型で、暗視装置とレーザー測距儀を装備している。
- AML 20
- 比較的最近開発された派生形。AML 60の砲塔を搭載しており、60mm迫撃砲を20mm機関砲に換装している。アイルランド国防軍のみで運用されている。
- Eland 60
- AML 60 HE60-7相当の、南アフリカ製派生型。
- Eland 90
- AML 90 Lynx相当の、南アフリカ製派生型。
- パナールM3
- AML装甲車の車体を流用した装甲兵員輸送車。部品の95%が共通であるため、調達維持費用の削減と共通の予備部品による整備性と稼働率の向上のためにAML装甲車とセットで購入する国が多かった。
運用国 [編集]
- アジア地域
実戦投入 [編集]
AML 60/90は、以下の戦争や地域紛争で実戦投入された。
- ポルトガル植民地(ギニアビサウ、アンゴラ、モザンビーク)の独立戦争…ポルトガル軍が使用。
- ローデシア紛争…白人主体のローデシア政府軍が使用。
- アンゴラ内戦…同内戦に介入した南アフリカが使用。
- 西サハラ問題…モロッコ軍とモーリタニア軍が主に装備していたが、ポリサリオ戦線も鹵獲した車両を運用。
- レバノン内戦
- フォークランド紛争…アルゼンチン軍が使用。
さらに、フランス軍もレバノン内戦やチャドの内戦への介入などで使用した。