AKM-63

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
AKM-63
AKM-63
種類 軍用小銃
製造国 ハンガリーの旗 ハンガリー
設計・製造 Fegyver- és Gázkészülékgyár(FÉG)
年代 冷戦中
仕様
種別 アサルトライフル
口径 7.62mm
銃身長 16.5インチ
使用弾薬 7.62x39mm弾
装弾数 30+1発
作動方式 ロングストロークピストン式
回転ボルト閉鎖
セミ/フルオート切替射撃
全長 878mm
重量 3.08kg
発射速度 620発/分
銃口初速 720m/s
有効射程 500m
歴史
製造期間 1963年~1977年(AKM-63)
1977年~現在(AK-63F/D)
配備先 ハンガリー軍
バリエーション #派生型を参照
テンプレートを表示

AKM-63とは、共産主義政権下のハンガリーにおいて生産された、AK系のアサルトライフルである。

概要[編集]

第二次世界大戦後にソビエト連邦によって共産主義政権が樹立されたハンガリーは政治的にも軍事的にも東側陣営に組み込まれ、軍の兵器もソ連の兵器体系に合わせる形で整備がすすめられた。その一環としてソ連はハンガリーに対してAK-47の製造ライセンスを与え、AK-55として国産化された。

そののち、改良型のAKMをAKM-63としてライセンス生産する際、ハンガリーはただ単にコピーするだけでなく、ガスシリンダーを覆う上部ハンドガードを廃止したうえで下部ハンドガード部分をプレス加工鋼板で制作し、フルオート連射時の制御性を確保するためにハンドガード下部に垂直前部グリップを取り付ける改良を行った。また、銃口部分にはAKMに特徴的な竹槍状のマズルブレーキも装着されていない。

AKM-63はハンガリー軍に配備されたが、垂直前部グリップは標準型のAKMに比べて製造コストがかさむ上に伏射時に破損しやすく、弾倉交換時に干渉しやすいなどの欠点が判明した。このため、前部ハンドガードを標準型のAKMと同一形状に再設計し竹槍型マズルブレーキを装着したAK-63が1977年から生産され、AKM-63を更新した。

AK-63は現在でもハンガリー軍で使用されているほか、多くの国に輸出されている。

派生型[編集]

AK-55
ハンガリー製のAK-47。
AK-63F
木製固定銃床を装着したAKM。ハンガリー軍ではAMMと呼称。
AK-63D
金属製下部折畳式銃床を装着したAKMS。ハンガリー軍ではAMMSzと呼称。
AMD-65
AKM-63の銃身を短縮化し、右側面折り畳み式銃床を備えたアサルトカービン。
AMP-69
AMD-65にライフルグレネード発射機能を追加した改良型。
NGM(NGM-81)
AK-63をベースに使用弾薬を5.56x45mm NATO弾5.45x39mm弾仕様も存在するという資料もあり)に変更した、AK-74相当の改良型。金属製折り畳み式銃床を装備した型はNGVと呼ばれる。ハンガリー軍では使用されておらず、もっぱら輸出用に製造されている。
SA-85M
AK-63の、民間向けのセミオート専用型。

なお、AKM-63以降のハンガリー製AK派生型は、ピストルグリップ下部が膨らんでいる点で他国製AKと区別できる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]