ACU (戦闘服)
ACU(エーシーユー、Army Combat Uniform)は、アメリカ陸軍が2005年4月から配備を開始した新しいタイプの迷彩服である。1980年頃から使用されている緑を基調としたBDU(Battle Dress Uniform)や、砂漠地域での戦闘に使用されるDCU (Desert Camouflage Uniform) などの迷彩服の後継として採用された。
迷彩パターンとして、さまざまな地形で効果があるUCP(Universal Camouflage Pattern)とアフガニスタンに展開する部隊用のOCP(Operation Enduring Freedom Camouflage Pattern)の2つを採用しているが、UCPは近く廃止される予定になっている[1]。
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[編集] 特徴
BDUなどでボタンを使用していた箇所にベルクロやファスナーを採用、胸ポケットを斜めに配置、ボディーアーマー等を着用した際に首周りが邪魔にならないようベルクロで留めるスタンドカラーを採用、肘と膝にウレタンパッドを挿入するポケットを配するなど、快適さにも気を配っている。また、ネームタグや階級章はベルクロで取付・取外しが可能となっている他、両肩に部隊章を取付ける大型のベルクロがある。両肩には夜間の敵味方識別に使用されるIRチップが取り付けられており、夜間戦闘を考慮した設計になっている。
ACUで採用されているUCP(ACUPAT(Army Combat Uniform PATtern)とも呼ばれる)は、トライアルでマルチカムに勝利して採用された迷彩である。都市型迷彩のような灰色を基調とした配色であるが、森林・砂漠・雪上・都市・夜間などのあらゆる環境に対応可能な迷彩であり、静止状態では目立たないが移動した際に目立つ黒系統の色を一切使用しないことや、背景に溶け込むというより目の印象に残らないように計算された配色であることが大きな特徴になっている。
しかし、アフガニスタンなどに展開している兵士からは迷彩効果について不評であったため、UCPの改良型であるUCP-Dや、マルチカムを使って2009年から現地でトライアルを実施した結果、UCPに変わってマルチカムがOperation Enduring Freedom Camouflage Pattern(OCP)として採用されることが決定した。OCPを使用した新型のACUは2010年からアフガニスタンに配備が行われる。
[編集] 海兵隊・空軍・海軍
アメリカ海兵隊は、MCCUU(Marine Corps Combat Utility Uniform)またはMARPAT(MARine PATtern,マーパット)と呼ばれるデジタルパターンの迷彩服を採用している。色は緑を基調としたものと砂漠地帯用の2種類がある。
アメリカ海軍はNWU(Navy Working Uniform)と呼ばれる迷彩服を採用している。青系を基調とした色合いとデジタルパターンを採用している。
アメリカ空軍は、ABU(Airman Battle Uniform)と呼ばれる迷彩服を採用している。色はUCPと似た灰色系だが、迷彩パターンはベトナム戦争時に採用されていたタイガーストライプとよく似たものを採用している。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
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