愛しのロクサーヌ

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愛しのロクサーヌ
Roxanne
監督 フレッド・スケピシ
脚本 スティーヴ・マーティン
原作 エドモン・ロスタン
製作 マイケル・ラックミル
ダニエル・メルニック
製作総指揮 スティーヴ・マーティン
音楽 ブルース・スミートン
撮影 イアン・ベイカー
編集 ジョン・スコット
配給 コロンビア ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 1987年6月19日
日本の旗 1987年12月19日
上映時間 107分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $40,050,884[1]
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愛しのロクサーヌ』(いとしのロクサーヌ、Roxanne)は、1987年アメリカ合衆国ロマンティック・コメディ映画

概要[編集]

エドモン・ロスタンの『シラノ・ド・ベルジュラック』を元にしたロマンティック・コメディ。鼻が異常に大きいことで、意中の女性になかなか告白のできない純情男を、スティーヴ・マーティンが演じる。

あらすじ[編集]

ワシントン州郊外の緑豊かな町ネルソンに住むチャーリーは、明るい性格と機転のきく頭脳で人々に愛される人気者だった。しかし、誰もが振り向く長すぎる鼻の持ち主で、鼻を笑う男は叩きのめし、女性との恋愛にはひどく消極的な男だった。

休暇で町にやって来る女性天文学者のロクサーヌ。短期間だけ彗星観察をする予定だが、慣れない借家の鍵がかかって締め出され、町の消防団に助けを求めた。消防団長として救助活動を行い、美しいロクサーヌに一目惚れするチャーリー。ロクサーヌもチャーリーの話術を楽しみ友人になったが、ロクサーヌの好みは知的で“見栄えの良い”男性だった。

ダイナーで見かけたハンサムなクリスに一目惚れするロクサーヌ。クリスもロクサーヌの美貌に夢中になった。クリスが新人の消防団員だと知ったロクサーヌから、目をかけてやって欲しいと頼まれるチャーリー。

チャーリーには麻酔薬ヘのアレルギーがあり、鼻の整形手術は受けられない身体だった。せめてロクサーヌの希望だけは叶えようと、クリスにラブレターを書かせるチャーリー。たが、クリスには全く文才がなく、話す内容も下世話すぎてロクサーヌには聞かせられなかった。

クリスの代わりにラブレターを書き、デートさせるために無線機を買うチャーリー。イヤホン越しに語るべきセリフを教える作戦だったが、緊張して下品な本性を出してしまい、ロクサーヌを怒らせるクリス。

クリスの代わりにラブレターを書き続け、自分の恋心を密かに伝えるチャーリー。チャーリーを親しい友人と考えているロクサーヌは、美しい言葉に満ちたラブレターを彼の前で褒めちぎった。複雑な心境に陥るチャーリー。

ロクサーヌのような大人の女性ではなく、身の丈に合ったサンディと恋に落ちるクリス。ロクサーヌも、ラブレターの主がチャーリーだと気がついた。覚悟を決めて本心を伝えるチャーリー。ロクサーヌもそんなチャーリーを笑顔で迎え入れた。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
TBS 機内上映版
C・D・ベイルズ スティーヴ・マーティン 石田太郎 樋浦勉
ロクサーヌ ダリル・ハンナ 駒塚由衣 小宮和枝
クリス リック・ロソヴィッチ 安原義人 田中秀幸
ディキシー シェリー・デュヴァル 沢田敏子 宗形智子
チャック ジョン・カペロス 池田勝
ディーブス町長 フレッド・ウィラード 幹本雄之 屋良有作
ディーン マックス・アレクサンダー 広瀬正志 野田圭一
アンディ マイケル・J・ポラード 中博史 神山卓三
ロールストン スティーブ・ミットルマン 喜多川拓郎 吉村よう
ジェリー デイモン・ウェイアンズ 星野充昭 小室正幸
トレント マット・ラッタンジー 荒川太郎
サンディ シャンドラ・ベリ 小宮和枝 幸田直子
デイブ ブライアン・ジョージ 秋元羊介 天地麦人
ジム トム・カーリー 福田信昭 嶋俊介
シンディ モーリーン・マーフィー 信沢三恵子
ニーナ ジーン・シンクレア 巴菁子 牧章子
ソフィー ブランチ・ルビン 沼波輝枝
ピーター メイク・グラヴァス 坂本千夏
その他吹き替え -叶木翔子磯辺万沙子
  • 機内上映版 - 1987年制作。スターチャンネルにて2023年12月7日放送[2]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]