世界最速のインディアン

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世界最速のインディアン
The World's Fastest Indian
バート・マンローが速度記録達成に使用した1920年インディアン・スカウトのレプリカ (2005年12月15日テ・パパにて)
監督 ロジャー・ドナルドソン
脚本 ロジャー・ドナルドソン
製作 ロジャー・ドナルドソン
ゲイリー・ハナム英語版
製作総指揮 稲葉正治
チャールズ・ハナー
深沢恵
井関惺
バリー・M・オズボーン
出演者 アンソニー・ホプキンス
ダイアン・ラッド
アーロン・マーフィ英語版
音楽 J・ピーター・ロビンソン英語版
撮影 デイヴィッド・グリブル
編集 ジョン・ギルバート
製作会社 2929エンターテインメント英語版
Tanlay
配給 アメリカ合衆国の旗 マグノリア・ピクチャーズ
日本の旗 ソニー・ピクチャーズ
公開 ニュージーランドの旗 2005年10月13日
アメリカ合衆国の旗 2005年12月7日
日本の旗 2007年2月3日
上映時間 127分
製作国 ニュージーランドの旗 ニュージーランド
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $25,000,000[1]
興行収入 世界の旗 $18,297,690[1]
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世界最速のインディアン』(せかいさいそくのインディアン、The World's Fastest Indian)は、2005年ニュージーランドアメリカ合衆国伝記映画。監督はロジャー・ドナルドソン、出演はアンソニー・ホプキンスダイアン・ラッドなど。1000cc以下のオートバイの地上最速記録保持者バート・マンローの実話をもとにしているが、様々な脚色が加えられておりノンフィクションではない。

ストーリー[編集]

1960年代、ニュージーランドの南端に位置する田舎町インバーカーギル。小屋で一人暮らしの67歳の男バート・マンローは、21歳の時に買ったオートバイ1920年インディアン・スカウトの改造に40年以上も日々勤しんでいる。彼の夢は、ユタ州ボンネビル・ソルトフラッツに渡り、その愛車で世界最速記録に挑むことだった。近所の子どもに「忘れるな。夢を追わない人間は野菜と同じだ」と諭す。子どもは「どんな野菜?」「さあな、キャベツだ。そう、キャベツだ」という。困難を乗り越えてアメリカに渡るが、コックニーに似たニュージーランドの発音で苦労する。それでもマンローは決してめげない。

キャスト[編集]

※括弧内は日本語吹替

スタッフ[編集]

  • 脚本・監督:ロジャー・ドナルドソン
  • 製作:ロジャー・ドナルドソン、ゲイリー・ハナム英語版
  • 製作総指揮:稲葉正治、チャールズ・ハナー、深沢恵、井関惺、バリー・M・オズボーン
  • 撮影監督:デイヴィッド・グリブル
  • 編集:ジョン・ギルバート
  • 音楽:J・ピーター・ロビンソン英語版
  • 視覚効果スーパーバイザー:ケント・ヒューストン
  • 美術監督(アメリカ):J・デニス・ワシントン
  • 美術監督(ニュージーランド):ロブ・ギリーズ
  • キャスティング(アメリカ):ダイアン・クリテンドン
  • キャスティング(ニュージーランド):ダイアナ・ローワン
  • 衣装(アメリカ):ナンシー・キャヴァレロ
  • 衣装(ニュージーランド):ジェイン・ホランド
  • 共同製作:ジョン・J・ケリー
  • ラインプロデューサー:ドン・シェイン、マレー・フランシス

作品の評価[編集]

Rotten Tomatoesによれば、143件の評論のうち高評価は82%にあたる117件で、平均点は10点満点中6.9点、批評家の一致した見解は「アンソニー・ホプキンスが年齢を感じさせないスリルを求める男を温かく親しみやすく演じているおかげで、型通りのストーリー展開を乗り越えている。」となっている[2]Metacriticによれば、32件の評論のうち、高評価は28件、賛否混在は4件、低評価はなく、平均点は100点満点中68点となっている[3]

出典[編集]

  1. ^ a b The World's Fastest Indian” (英語). Box Office Mojo. 2012年11月7日閲覧。
  2. ^ "The World's Fastest Indian". Rotten Tomatoes (英語). 2022年4月19日閲覧
  3. ^ "The World's Fastest Indian" (英語). Metacritic. 2022年4月19日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]