81式自動歩槍

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81式
Type-81rifle.JPG
81式自動歩槍
概要
種類 軍用ライフル
製造国 中華人民共和国の旗 中国
設計・製造 中国北方工業公司
性能
口径 7.62mm
銃身長 456mm
ライフリング 4条右回り
使用弾薬 7.62mm×39
装弾数

30連ノーマルマガジン
40連ロングマガジン

75連ドラムマガジン
作動方式 ガス圧利用(ショートストロークピストン式)、ターンロックボルト
全長

954mm(81式)

730mm(81-1式ストック折り畳み時)
重量 3500g
発射速度 650発/分
銃口初速 750m/s
有効射程 600m

81式自動歩槍簡体字81式自动步枪)は、中華人民共和国アサルトライフル1981年中国人民解放軍に採用された。使用弾薬は7.62x39mm弾56式自動歩槍簡体字56式自动步枪)の後継として開発されたが、全ての交換が終わるより先に旧式化し、2008年現在、既に03式自動歩槍への置き換えが進んでいる。

概要[編集]

その外観の類似から、一部の軍事関連の文献で「ソ連AK-47デッドコピー」、「中ソ対立のさ中であったにも関わらずソ連との正式な契約でライセンス生産された」等という説明がなされる場合があるが、[要出典]その実態は全く異なる(一見での外観は類似しているように見えるが、弾倉と引金との位置関係、ボルトハンドル周辺の形状等を観察すれば、AK系ではなくSKSカービンおよび63式自動歩槍の系列に属することが見て取れる)。

81式自動歩槍の開発の母体となっているのは、63式自動歩槍簡体字63式自动步枪)である。63式自動歩槍は、SKSカービンを国産化した56式半自動歩槍簡体字56式半自动步枪)を元に、そのショートストロークピストン方式のガス圧利用方式を継承しつつ、ボルト閉鎖方式をティルティング・ボルト方式から56式自動歩槍(こちらはまさにAK-47のコピー)を参考にしたターンロックボルト方式に変更し、ガスバイパス部分に規制子を追加、弾倉を固定式から着脱可能な箱型弾倉に変更し、連射機構を追加する等の改良を行ったものである。

しかし63式自動歩槍は、曲銃床を持つ旧来の小銃スタイルであったためリコイル(反動)の制御が難しく連射時の命中精度が良くない(集弾性に劣る)こと、銃身が長いため重く嵩張ること、技術不足に由来する設計上の欠陥や不備、劣悪な工作精度が露呈したこと、等の欠点があった。

その63式自動歩槍を元に、技術的欠点・不備の解消を進めると共に、直銃床や独立した拳銃型握把を有する等の特徴をもつ、既に各国で運用の中心を占めていた近代的なアサルトライフルの形態に改変したものが本銃である。

バレル先端にあるのはライフルグレネード用のアダプターだが、M203に酷似したアンダーマウント方式のグレネードランチャーも存在する。

バリエーション[編集]

81-1式自動歩槍(81-1式自动步枪)
56-2式自動歩槍と同じサイドスイングストックを備えたもの。
81式班用軽機槍(81式班用轻机枪)
銃身を延長して折りたたみ式二脚を追加し、銃床を大型のものに変更した、75連ドラムマガジン等を使用する分隊支援火器。AK-47に於けるRPKの存在に相当する。
87式自動歩槍(87式自动步枪)
使用弾薬を7.62×39mm弾から、新型の5.8×42mm弾へ変更したもの。87A式自動歩槍(簡体字87A式自动步枪)の開発を経て、後の95式自動歩槍簡体字95式自动步枪)開発の母体となった。

運用国[編集]

エピソード[編集]

博訊新聞 2004年12月13日に掲載された“殺人犯 陸金鳳の公開処刑写真”として知られる画像には、公安局員が81式自動歩槍を銃殺に用いている様子が写されている。至近距離から発射されたその威力は、陸金鳳の下顎部から上の頭蓋骨を四散させるほどのものだった[1]

脚注[編集]

  1. ^ 博訊新聞 2004年12月13日(2012年3月5日閲覧)

外部リンク[編集]