74式戦車に関連する作品の一覧
74式戦車に関連する作品一覧は、陸上自衛隊の装備する戦車、74式戦車に関連する作品の一覧である。
74式戦車は数の上では陸上自衛隊の主力戦車であり、長らく現役にあるため、1970年代以降、自衛隊もしくは作中での類似組織が登場する作品には数多く登場する。
なお、近年の特撮作品では撮影にタイヨーの「R/Cバトルタンク」シリーズのラジコンが無改造で使用される事があるが、このラジコンは車体などのデザインに独自のアレンジが加えられており、74式の実車とは形状が異なる(車体形状はむしろレオパルト1の物に近い)ため、識別は容易である。
映画・テレビドラマ・オリジナルビデオ
- 『ヴィジュアル・バンディッツ』
- 第1話「時の墓標」に「74式戦車“改”」が登場。薬物によって巨大化したイタチを捕獲すべく出動する。撮影にはタイヨー製のラジコンを改造したものが使用された。
- 『ゴジラシリーズ』
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- 『ゴジラ』(1984年版)
- 日本映画初登場。晴海埠頭に上陸しようとするゴジラを迎え撃つ。実車を撮影したライブフィルム及びミニチュアモデルが製作され、ミニチュアモデルは以降のゴジラシリーズにもたびたび登場している。
- 『ゴジラvsビオランテ』
- サンダービーム作戦支援のために90式戦車や61式戦車などとともに防衛ラインを形成し、若狭湾に多数展開。
- 『ゴジラvsキングギドラ』
- 富士山麓に着陸したUFOを包囲する。
- 『ゴジラvsモスラ』
- バトラ・モスラ・ゴジラの迎撃に出動している。
- 『ゴジラvsデストロイア』
- 臨海副都心でメーサー車や90式戦車とともにデストロイアの迎撃に参加。火器攻撃がデストロイアの成長を促進させてしまう恐れがあり、それを防ぐために爆発することのない徹甲弾による攻撃を行う。
- 『ゴジラ2000 ミレニアム』
- 90式戦車とともに東海村へ出動する。
- 陸上自衛隊所属車以外では、61式戦車のミニチュアの車体に74式のミニチュアの砲塔を搭載した合体モデルが「61式改戦車」との名称で『ゴジラvsメカゴジラ』他に登場している他、無人式に改装されたという設定でGフォース陸軍の無人戦車、「74式(改)戦車」としても登場した。
- 『深海獣雷牙』
- 台東防衛隊・陸上火消し隊の戦車として登場。浅草に上陸した雷牙を迎撃する。
- 『戦国自衛隊・関ヶ原の戦い』
- タイムスリップした陸上自衛隊の部隊が「関ヶ原の合戦」にて使用。しかし、油の池へ誘導されて突っ込んでしまい、そこに火をつけられて炎上する。
- 陸上自衛隊の協力により実車が登場しているが、エキストラなどに混じって戦車を走らせたり空砲を発砲したりするのは危険と判断されたため、戦闘場面のみ別個に撮影した映像が用いられている。
- 『大鉄人17』
- 初期エンディングに登場。実車を撮影したライブフィルムであり、創作作品に登場したものとしては最初のものである。
- 実車の制式配備から程無い時期のため、量産最初期型が登場している。
- 『長髪大怪獣ゲハラ』
- 防衛隊の戦車として登場し、金沢に現れたゲハラを攻撃する。撮影にはタイヨー製のラジコンが使用された。また、映画のポスターやパッケージソフトのジャケットにも登場している。
- 『デスカッパ』
- 自衛隊の戦車として、90式戦車や61式戦車と共に大都市を襲ったハンギョラスを攻撃する。使用されたのはタイヨー製のラジコン。
- 『平成ガメラシリーズ』
- 陸上自衛隊の全面協力により、富士教導団戦車教導隊及び第1戦車大隊、第12戦車大隊の車両が90式戦車と共に登場している。
- 『ガメラ 大怪獣空中決戦』
- 富士山麓でガメラを砲撃する。
- 『ガメラ2 レギオン襲来』
- レギオン迎撃のために90式戦車と共に登場。当作において登場する自衛隊車両は車内のシーンも含めすべて実車であるが、レギオンの攻撃で爆砕されるシーンのみは90式戦車ともに模型が用いられている。
漫画・アニメーション作品
- 『20世紀少年の脇役 ウジコウジオ作品集』
- ROUND.2「守ってあげたい」にて、防衛軍のCM内に登場。
- 『MEMORIES』
- 大友克洋監修のアニメ映画。第2話『最臭兵器』に登場。東京に向かう主人公迎撃のために出動するが、砲撃するシーンはない。
- 『うぽって!!』
- アニメ版第8話に74式戦車(G)が登場。
- 『うる星やつら』
- 第1話に登場。インベーダーを警戒して諸星家の周囲に配備されている。
- 『ウルトラマンUSA』
- アメリカの国家警備隊が装備する戦車として登場。ソーキン・モンスターを攻撃する。
- 『エルフを狩るモノたち』
- ファンタジー異世界に召喚されてしまった主人公たちの移動手段として登場。猫の幽霊が取り付いているため、動力は無限。愛称「ミケ」。猫の声で鳴く。
- 『ガールズ&パンツァー』
- 第5話にて、秋山優花里のアルバムに収められた写真として登場。また、同作の舞台となった大洗町では、同作とタイアップしたイベントの一環として74式戦車の実車が展示されたことがある。
- 『かみちゅ!』
- 第4話にて、国会議事堂前に着陸した火星人のUFOを包囲すべく登場。作中の設定年代は1980年代中頃のため、初期型の車両が描かれている。
- 『ガンパレード・オーケストラ』
- 異世界の日本において、防御力と整備性などを向上させた近代化改装型「74式戦車改」が使用されている。愛称は「清子さん」。なお、整備性向上のために、74式戦車の特徴であった油気圧サスペンションはオミットされている。
- 『岸和田博士の科学的愛情』
- 日本国防衛軍の戦車として登場。主に怪獣や巨大人型兵器などに対抗すべく登場しているが、大抵はやられ役に終わっている。
- 『機動警察パトレイバー 2 the Movie』
- 爆発反応装甲やサイドスカートを付けた「74式戦車改」として登場。第1戦車大隊所属車両が治安出動のため90式戦車などとともに首都圏に展開する。詳細な設定画が描き起こされているが、登場するのは2カットのみである。
- 『クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦』
- 90式戦車と共にYUZAMEの巨大ロボット迎撃に出動。74式戦車(G)も登場。
- 巨大ロボットを迎撃するが砲撃がまったく通用せず、ロボット側の「ゴジラのテーマ」を大音量で流すことによる心理作戦により全車敗走する。
- 『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』
- 日本に上陸した怪気象を攻撃すべく、75式130mm自走多連装ロケット弾発射機と共に登場。
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
- 時間よ止まれ!?の巻に登場。
- 『真剣で私に恋しなさい!』
- 原作:みなとそふとによる同名アダルトゲームを原作としたテレビアニメ。第11話、第12話において国会議事堂の前に展開している。
- 『新世紀エヴァンゲリオン』
- 国連軍(陸軍)の戦車として、120mm砲を搭載した架空の発展型「76式戦車(改)」が登場。第1話にて第3師団第3戦車大隊の所属車両が第三使徒サキエル迎撃のために旧根府川付近に展開する。また、映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』でも同様のシーンに登場している。
- 『西武新宿戦線異状なし DRAGON RETRIEVER』
- 首都圏で武装放棄を起こした叛乱軍の車両として、90式戦車とともに登場。
- 『戦え!軍人くん』
- 主人公が所属する軍隊の装備として登場。自動車教習所で使用されている。
- 『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』
- デストロンのトリプルチェンジャー「ブリッツウィング」が変形する形態として登場。
- 『田辺節雄作品』
- 西村寿行原作の小説、『滅びの笛』『滅びの宴』『蒼茫の大地、滅ぶ』のコミカライズ版に登場。
- 『滅びの笛』『滅びの宴』では砲身から火炎放射を行っているシーンがあるが、74式戦車に火炎放射機能のある型はなく、フィクションとしての演出とされている。六本木次郎原作による『戦略列島』1巻の表紙にも74式戦車が登場している。
- 『超電動ロボ 鉄人28号FX』
- 初代鉄人28号の活躍を描いた回想シーンに登場。74式戦車(G)のようにサイドスカートを装備している。
- 『ドリームハンター麗夢III 夢隠 首なし武者伝説』
- 富士裾野での演習に参加していた車両が、巨大化した首なし武者と遭遇し交戦する。
- 『ハルノクニ』
- 紫海館学園に侵攻した鏑率いる陸上自衛隊が使用している。
- 『プラモ狂四郎』
- 74式戦車を改造した自動操縦戦車が登場し、プラモシミュレーションのデータのつもりでコンピュータに入力した改造が実車に対して行われ、学校を襲撃するというエピソードがある。改造内容はエンジンやトランスミッションの強化、砲塔両脇へのミサイルポッドの追加、M1エイブラムスのような増加傾斜装甲の追加など。
- 『魔法先生ネギま!』
- 原作の単行本第10巻にて、投光器のないタイプが登場。
- 『メタルスキンパニック MADOX-01』
- スレイブ・トルーパー「MADOX-01」の仮想空間内での演習相手として登場。サイドスカートが増設されているほか、仮想敵として外装がソ連戦車風に改造されている。
- 『やわらか戦車』
- 擬人化された「74式戦子」として登場。ピンク色に塗られており、性別は女子という設定である。
- 『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』
- 第155話(最終話)「さらば愛しきルパンよ」に国防軍の「74式(改)戦車」が登場。偽物のルパンが操るロボット「ラムダ」を攻撃すべく首都圏に展開している。実車と異なり投光器が砲身の右側に装備されている他、サイドスカートの増設が行われている。
- 『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』
- ズフ国の輸入品として登場。クライシスは銭形に詰問された際に、「日本は武器禁輸国であり、似てるだけ」と主張する。
小説
- 『ARIEL』
- 笹本祐一のSF小説。主に東部方面隊普通科連隊第一戦車群[1]の所属車両が登場。ゲドー社の降下兵や宇宙怪獣マインアギラ、国立科学研究所(SCEBAI)攻撃などに投入されているが、多少なりとも活躍の場があったのはSCEBAI攻撃の際のみで、撃破シーンすら描かれずに壊滅することがほとんどとなっている。
- また、OVA版『DELUXE ARIEL 接触編 THE BEGINNING』にも一カットのみ登場している。
- 『機動要塞「大和」』
- 砧大蔵による架空戦記小説。日本列島が第二次世界大戦にタイムスリップした世界で、北海道に上陸したT-34の集団を迎撃・撃破する。
- 『吉里吉里人』
- 井上ひさしによる長編小説。日本から独立を宣言した「吉里吉里国」への対処に出動した、自衛隊の車両として登場。本車の特徴の1つである姿勢変更機能を作動させるシーンが描写されている。
- 『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』
- 柳内たくみによるファンタジー小説。「門」の向こう側の異世界である、「特別地域」(特地)に派遣された陸上自衛隊の主力戦車としてたびたび登場し、帝国軍や連合諸王国軍、ゾルザル派軍と交戦する。最新式の10式戦車や90式戦車ではなく旧式である本車が派遣された理由は、衛星などの近代的な技術が使えないことや、万一装備をすべて放棄して撤退する事態が発生した際に投棄してきても惜しくないためとされている。
- テレビアニメ版では8両が先行部隊の先頭として特地に突入して、アルヌスの丘にて帝国軍や連合諸王国軍を攻撃する。
- 漫画版ではアメリカから供与されたTUSKとサイドスカートに加え、シュルツェンを装着している他、車体側面に丸太を装着するなど、自衛隊が登場する各種SF作品を研究して得られた成果を元にして、防御力向上のための改修が行われている。
- 『紺碧の艦隊』
- 荒巻義雄による架空戦記小説。物語終盤に日本陸軍の「九式戦車 蒙虎」として登場。
- 現実(作中の用語では、「前世世界」)での74式戦車の開発に関わった者により設計されたという設定だが、実際の74式戦車と同じ外観で登場するのはコミカライズ版とOVA版のみで、続編の『新・旭日の艦隊』では名称こそ「九式戦車 蒙虎」であるものの全く別の車両が登場している。
- 『時間砲計画』
- 豊田有恒によるSF小説。終盤の電子工学研究所攻撃の際に登場するが、電子工学研究所を覆うオメガ粒子の遮断幕によって、発射した砲弾を過去に送られてしまう。
- 『妖精作戦』
- 笹本祐一によるSF小説。第3巻に登場。SCFが発動した「カーニバル・ナイト」作戦に基づく陽動として、75式自走155mmりゅう弾砲とともに国立市街に展開。主人公らが通う星南学園の敷地内に突入する。
- 『要塞シリーズ』
- 荒巻義雄による架空戦記小説。第1作『ニセコ要塞1986』及び第2作『十和田要塞1991』にて、IBM陸軍(日本列島防衛軍)の戦車として登場。
ゲーム
- 『World of Tanks』
- 2013年にアップデートされたバージョン8.10より、74式戦車の試作車である「STB-1」が登場。作中では中戦車に分類されている。
- 『凱歌の号砲 エアランドフォース』
- 日本を占拠した自衛隊の車両として登場。プレイヤーも購入して使用できる。
- 『ゴジラ 列島震撼』
- 使用可能なユニットとしてGフォース所属車両が登場。
- 『スマガ』
- 自衛軍の戦車として登場するほか、作中に登場する架空兵器、対ゾディアック用リネア増幅兵器「オヅマ砲」のベース車両にもなっている。また、自衛軍のものは投光器を装備している。
- コミック版にも同様に自衛軍の戦車として登場する。
- 『戦闘国家シリーズ』
- 日本の基本装備として組み込まれている。
- 『大戦略シリーズ』
- 日本の基本装備として組み込まれている。
- 『メタルサーガニューフロンティア』
- 「TYPE-74EX」という名称で登場。このゲームでは、無限軌道のまま初めて山岳移動可能になった戦車でもある。
- 『Wargame Red Dragon』
- 日本の戦車として初期型、C型、E型、G型が登場。
- 『コンバットチョロQ』
- プレイヤータンクとして登場。
ミュージックビデオ
脚注