7-Zip
| 7-Zip アーカイバ | |
| 作者 | Игорь Павлов (Igor Pavlov) |
|---|---|
| 初版 | 1999年 |
| 最新版 | 9.20 / 2010年11月18日 |
| 最新評価版 | 9.30 alpha / 2012年10月26日 |
| プログラミング言語 | C, C++ |
| 対応OS | クロスプラットフォーム |
| 対応言語 | 74 言語 |
| サポート状況 | 開発中 |
| 種別 | ファイルアーカイバ |
| ライセンス | GNU LGPL、修正 BSD ライセンス、その他 |
| 公式サイト | 7-zip.org |
7-Zip(セブンジップ)は、Windowsを主な対応OSとするオープンソースのファイルアーカイバである。
目次 |
概要 [編集]
7-Zip は、基本的に 7z 書庫形式を操作するファイルアーカイバであるが、他の様々な種類の書庫形式にも対応している(Windows以外のOSには、対応する書庫形式の限られたCUI版が移植されている)。
当初は Microsoft Windows 用に設計され、後にCUI版が他のオペレーティングシステムでも利用可能となった。UNIX®[1]、UNIX 互換システム[2]、および AmigaOS では p7zip の形で移植され、利用可能である。また、7-Zip は、DOS 移植版、または HX DOS Extender で Windows コマンドライン版を走らせることにより、DOS とも互換性がある。
7-Zip の操作は、コマンドライン(全システム)、グラフィカルユーザインタフェース(Windows のみ)、もしくはシームレスな Windows シェル環境の、いずれの方式を用いることができる。
プロプライエタリな競争相手であり市場を先導する WinZip や WinRAR と異なり、7-Zip は GNU LGPL の下で(ただし RAR ライセンスの制限がある)、AES 暗号のコードは修正 BSD ライセンスの下で配布されているフリーソフトウェアである。
歴史 [編集]
7-Zip の開発は2000年に始まり、イーゴリ・パヴロフ (Игорь Павлов)[3] により活発に開発されている。
2007年に SourceForge.net のコミュニティにより「技術デザイン」賞と「ベストプロジェクト」賞に選ばれた[4]。
形式 [編集]
7z 書庫形式 [編集]
詳細は「7z」を参照
既定では、7-Zip は 7z 形式の書庫を作成する。拡張子は “.7z” である。各書庫は複数のディレクトリ(フォルダ)と電子ファイルを含むことができる。コンテナ形式として、積層的に組み合わせられたフィルタを使うことによりセキュリティやサイズの縮小が達成される。これらはプリプロセッサ、圧縮アルゴリズムおよび暗号化フィルタからなる。
7z 圧縮の中心段階では各種のアルゴリズムを使用する。もっともよく使われるのは Bzip2 と LZMA である。イーゴリ・パヴロフによって開発された LZMA は比較的新しいシステムであり、7z 形式の一部として初公開された。LZMA は Range Coder によって符号化された大きな(サイズ 4 GiB までの) LZ ベースのスライド辞書からなる。
LZMA の圧縮比は非常に高くなる傾向がある。圧縮されたサイズは、どちらもプロプライエタリである RAR や ACE を含む、他の高圧縮率の形式に匹敵する。
ネイティブの 7z ファイル形式はオープンでモジュール化されており、すべてのファイル名を Unicode で格納する。
他のサポート形式 [編集]
Windows版の7-Zip は 7z の他にも多数のデータ圧縮形式および圧縮を行わない書庫形式をサポートする。圧縮と展開(解凍)をサポートする形式には tar、xz[5][6]、bzip2、gzip、ZIP、WIM が含まれる。展開のみをサポートする形式には UNIX Compress (.Z)、Cabinet、RAR、LZH、ARJ、cpio、RPM および deb 書庫などが含まれる。また、ISO 9660 形式や UDF(ISO/IEC 13346 形式)の CD/DVD イメージ (.iso) の展開もサポートする。
これらの形式のいくつかを含んでいることは、パッケージを実質的に非フリーにする各種の使用条件に従わせることに注意すべきである(たとえばプロプライエタリな RAR 圧縮を含む)。
7-Zip は一部の MSI ファイルを開くことができ、ファイル内容に伴うメタファイルにもアクセスできる。一部の Microsoft CAB(LZX 圧縮)と NSIS (LZMA) インストーラ形式を開くこともでき、7-Zip は与えられたバイナリファイルが実際には書庫であるかどうかのチェックツールとして使える。
ZIP や gzip の電子ファイルを圧縮するとき、7-Zip は自家製の Deflate エンコーダを使用する。このエンコーダは圧縮速度と引き替えに、広く使われている zlib の DEFLATE 実装よりも圧縮率の高い書庫を作成できることが多い。7-Zip の Deflate エンコーダ実装は AdvanceCOMP スイートのツールの一部として独立に入手可能である。
派生物 [編集]
Microsoft Windows x64 Edition 用の64ビット CPU(AMD64 や Intel 64、および IA-64)対応版が存在する。これは巨大なメモリのマップをサポートすることにより圧縮を高速化できる。すべてのバージョンがマルチスレッドをサポートする。
CUI 版 [編集]
2つのCUI 版(コマンドライン版)が提供されている。外部ライブラリを使用する 7z.exe と、モジュールが組み込まれているスタンドアローン版の 7za.exe である。しかし、7za の圧縮・展開(解凍)サポートは 7z、ZIP、tar、bzip2、gzip および UNIX Compress (.Z) 形式に限られている。
p7zip [編集]
UNIX®[1]、および UNIX 互換システム[2]で使うために移植された。対応する書庫形式は7zaと同じものに限られている。
7-Zip Portable [編集]
ポータブル版の 7-Zip。PortableApps.com[7] がパッケージ化し、自サイトで配布している[8]。
機能 [編集]
7-Zip は多くの機能をサポートする。いくつかは有名な商用圧縮ソフトウェアにも見あたらないものである。
- 暗号化方式として、7z 書庫は256ビットの Rijndael AES 暗号をサポートする。暗号化は電子ファイルと 7z ディレクトリ構造の両方に対して有効にできる。ディレクトリ構造が暗号化された場合、利用者は書庫内に含まれるファイル名を見るためにパスワードを与える必要がある。WinZip が開発した AES による ZIP 書庫暗号化の規格も利用可能だが、7z 書庫のようなファイル名の暗号化は提供されていない[9]。
- 7-Zip は動的にサイズの変わるボリュームを柔軟にサポートする。これは書き換え可能 CD や DVD などのリムーバブルメディアへのバックアップに有用である。
- 2分割画面モードのとき、7-Zip は基本的な伝統的ファイルマネージャであるとみなせる。
- 7-Zip は壊れたファイル名を含む書庫を展開(解凍)し、必要に応じて改名する機能を持つ。
- 自己解凍書庫を作成すれば、7z 展開ソフトウェアを持たない利用者も圧縮された電子ファイルを展開(解凍)できる。
脚注 [編集]
- ^ a b Mac OS X、Solaris など。
- ^ a b Linux OS、BSD 系 OS、OpenSolaris などの OS や、Cygwin など。
- ^ en:Igor Pavlov (programmer)
- ^ SourceForge.net: 7-Zip
- ^ The .xz file format — The Tukaani Project
- ^ en:xz
- ^ en:PortableApps.com
- ^ 7-Zip Portable | PortableApps.com
- ^ AES Encryption Information: Encryption Specification AE-1 and AE-2
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
- 7-zip.org(公式サイト)
- SourceForge.net
- sevenzip.sourceforge.jp(日本語公式サイト)
- SourceForge.JP
- PortableApps.com
- 7-Zip .NET wrapper
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