4人の司祭

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Four Chaplains

4人の司祭(Four Chaplains)は、1943年2月3日に魚雷攻撃を受けたアメリカ陸軍の輸送艦ドーチェスター (USAT Dorchester) において、救助活動を行って戦死した4名の従軍司祭。彼らは他の兵士が救助艇に乗り込むのを助け、自らの救命胴衣を他の者に与えた。乗組員904名の内230名が救助された(1名は救助艇上で死亡した)。

4人の司祭[編集]

4人の司祭は、ジョージ・L・フォックスアレクサンダー・D・グードジョン・P・ワシントンクラーク・V・ポリングであった。彼らは輸送艦ドーチェスターに乗り組み、艦は1943年2月3日にドイツ潜水艦U-223の攻撃によって撃沈された。沈みゆく艦上で彼らは動揺する乗組員を鎮め、負傷者救助艇への移乗を支援した。彼らは更に自らの救命胴衣を他の兵士に渡した。艦の生存者、グランディ・クラークは以下のように回想している。

「私は艦から泳いで遠ざかりながら振り返ってみました。炎が全てを明るく照らしていました。船首が高く上がって艦は下に滑り込んでいきました。私が最後に見たものは、4人の司祭が皆の無事を祈っている姿です。彼らはできうる全てのことを成し遂げました。私は彼らを再び見ることはありませんでした。彼らは救命胴衣無しで助かる見込みはありませんでした。」

1944年12月19日に4人の司祭はパープルハート章殊勲十字章が授与された。英雄的行動のための司祭章は1961年に制定され、大統領によって遺族に贈られた。

Four Chaplains

彼らの業績をたたえて1948年に記念切手が発行され、連邦議会は2月3日を「4人の司祭の日 Four Chaplains Day」と制定した。

4人の司祭の内3名はボーイスカウトの隊員またはリーダーであった。

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