38(t)対空戦車

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38(t)対空戦車
基礎データ
全長 4.95 m
全幅 2.15 m
全高 2.25 m
重量 9.8 t
乗員数 4 名
装甲・武装
装甲 10~20 mm
主武装 2 cm Flak 38
機動力
速度 48 km/h
エンジン Praga AC 6気筒ガソリン
147 hp(110 kW)
懸架・駆動 リーフスプリング式
行動距離 200 km
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撃破された38(t)対空戦車(後方)、1944年ノルマンディーにて撮影

38(t)対空戦車 (38(t)たいくうせんしゃ、ドイツ語: Flakpanzer 38(t))は、第二次世界大戦中のドイツ軍の対空戦車。正式名称は「38(t)自走砲車台L型使用38(t)対空戦車」(Flakpanzer 38(t) auf Selbstfahrlafette 38(t) Ausf L)で制式番号はSd.Kfz.140。

愛称は特に無いが、アラン・サイバーホビー(ドラゴンモデル)・イタレリ各社の1/35のプラモデルでは、なぜか「ゲパルト」(チーター)と命名されている。

概要[編集]

1943年10月、公開実験された2cm Flakvierling38を搭載したメーベルワーゲンの試作型はすぐに量産可能であったが、これはヒトラーにより3.7cm Flak43への変更を命じられた。その間のピンチヒッターとして単装型の2 cm Flak 38を搭載した本車が開発され、装甲連隊の対空砲小隊で運用された。何らの準備作業をすることなく全周対空射撃が可能で、さらに戦闘室装甲板の上半分を倒すことで対地水平射撃が可能となる。車体は38(t)軽戦車のコンポーネントを流用した自走砲専用の物で、マーダーIIIM型やグリレK型と共通となっており、実際に本車用に作られた車台の最後の10輌分はグリレK型として完成している。

生産数は1943年11月から1944年2月までの140輌で、SS第12装甲師団「ヒトラーユーゲント」など西部戦線の部隊に配備され、激戦の中消耗していった。やはり暫定的な車輌ゆえに火力は不足しており、予定通りメーベルワーゲンヴィルベルヴィントオストヴィントに更新された。

関連項目[編集]