2K11

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2K11
2P24 TEL(Transporter erector launcher:輸送起立発射機)に搭載された9M8ミサイル

2K11 クルーグロシア語: 2К11 Круг:「円盤」の意)は、ソビエト連邦高・中高度地対空ミサイル・システムである。

NATOコードネームSA-4 Ganef(ガネフ、もしくは ガーネフ:泥棒、もしくは「悪党」の意)。

概要[編集]

1957年から開発が開始され、1964年5月のモスクワでの軍事パレードで存在が明らかになった。1965年には部隊配備が開始されている。

なお、2K11をもとに長射程の艦対空ミサイルを開発する計画があった。この長射程艦対空ミサイルはM-31と呼ばれ、原子力推進の1126型巡洋艦に搭載される計画であった。しかしながら、技術的に達成不可能な能力を要求されたために、1126型巡洋艦の計画は中止され、これに伴ってM-31の開発も中止された。

ソビエト/ロシアを始め大半の装備国より1990年代に段階的に退役したが、改良された型が2000年代でも一部の国で装備されている他、ロシアではミサイルを実弾標的に改装したものが9M316M Virazhの名称で訓練弾射撃システムとして現在でも用いられている。

構成[編集]

2K11は9M8ミサイル本体と、2P24 起倒式自走発射機(TEL)、1S12 捜索警戒レーダー車、PRV–9 高度測定レーダー(主にKraZ 214 6輪トラックによって運搬される)、1S32 ミサイル追尾レーダー射撃統制車、及び2T6 予備弾運搬/装填車から構成される。

9M8ミサイルは、ラムジェットエンジン搭載の大型ミサイルに四本の固体燃料式の補助ブースターを取り付けた固体ロケット・ラムジェット統合推進を採用している。最大射程55キロメートル、最大射高24,500メートル、飛翔速度1,100メートル毎秒である。

TELはAT-T装軌車を改造したもので2機のミサイルを搭載、発射台は左右は全周、俯仰角は0-70度となっている。

関連項目[編集]