リオデジャネイロオリンピック

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リオデジャネイロオリンピック
第31回オリンピック競技大会
Games of the XXXI Olympiad
Maracana.jpg
開催都市 ブラジルの旗 ブラジル リオデジャネイロ
開会式 2016年8月5日
閉会式 2016年8月21日
主競技場 エスタジオ・ド・マラカナン
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リオデジャネイロオリンピックは、2016年8月5日から8月21日までブラジルリオデジャネイロで開催される第31回夏季オリンピックである。

南アメリカで夏季オリンピックが開催されるのは初めてである。また南半球での開催は共にオーストラリア の都市で1956年開催のメルボルンオリンピック2000年開催で20世紀最後のオリンピックとして有名となったシドニーオリンピックに続き16年ぶり3度目の開催となる。

現地時間で、2009年10月2日に、デンマークコペンハーゲンで開かれた第121次国際オリンピック委員会総会(IOC総会)で、開催地が決まった。

目次

[編集] 開催都市決定までの経緯

  1. 2007年9月13日までに、各国内のオリンピック委員会を通じて、国際オリンピック委員会(IOC)に立候補が申請された。
  2. 2008年1月14日までにIOCに対して、候補地が質問事項に回答する形式で、開催計画の概要を示した申請ファイルが提出された。
  3. 申請ファイルをIOC内の作業部会が精査した。
  4. 2008年6月のIOC理事会で、候補地が4都市に絞り込まれた。
  5. 第一次選考を通過した都市に対して、国際的な誘致活動が解禁となった。
  6. 候補地がオブザーバーとして北京オリンピックを視察した。
  7. 2009年2月12日までにIOCに対して、詳細な開催計画を示した立候補ファイルが提出された。
  8. 2009年3月中に、各招致都市の支持率の最終調査を終えたと発表した。この結果はすぐには公表されず、9月にIOCの評価委員会が作成する評価報告書に掲載すると発表した。
  9. 2009年3月に、アメリカデンバーで開かれた、各競技関係者やIOC委員の会合で、各招致都市が招致ブースの出展やプレゼンテーションを行った。数日後には、ニュージーランドでオセアニアのオリンピック関係者らが集まる会合などでもプレゼンテーションを行い、南米初の五輪を訴えたリオデジャネイロと財政保証の大切さや、ユーモアのあるスピーチで会場を沸かせた東京が高い評価を得た。
  10. 2009年4月から5月に、IOC評価委員会による立候補都市の現地視察が行われた。1984年ロサンゼルスオリンピック金メダリストのナワル・エル・ムータワキルが委員長を務めた。視察はシカゴ・東京・リオデジャネイロ・マドリードの順に行われ、どの都市も大きな問題が起きず、無事に全日程を終えた。
  11. 2009年6月17日から6月18日に、スイスローザンヌにあるオリンピック博物館で、立候補都市によるプレゼンテーションが行われた。ほとんどのIOC委員に当たる92名が出席し関心の高さをうかがわせた。その中でも、最初にプレゼンテーションを行ったシカゴと2番目に行った東京への関心が高かった。18日はローザンヌ市内のホテルの一室に設けられた招致PRブースにIOC委員の70名ほどが訪問し、各招致都市の開催計画に見入った。最後に、IOCのジャック・ロゲ会長が会見を開き、「4都市とも素晴らしい大会を開催できる力を持っており、難しい投票になる」と拮抗している様子を語った。
  12. 2009年9月2日に、4月から5月にIOC評価委員会が行った現地視察の結果として作成された、投票の際に参考となる評価報告書が一般に公開された。
  13. 2009年10月2日に、デンマークのコペンハーゲンで開かれる第121次IOC総会で、立候補都市のある国のIOC委員と会長であるジャック・ロゲを除く、90人超のIOC委員の投票によって開催地が決定される。立候補都市のある国のIOC委員は、その立候補都市が落選した後の投票から参加出来る。

[編集] 開催地決定投票

2009年10月2日コペンハーゲンデンマークの旗 デンマーク)での国際オリンピック委員会総会にて候補都市のプレゼンテーション演説が行われ、その後、国際オリンピック委員会委員による投票が行われた。

日本からは東京が立候補するも、2回目の投票で最下位となり落選した[1]

2016年夏季オリンピック開催地投票
都市 1回目 2回目 3回目
リオデジャネイロ ブラジルの旗 ブラジル 26 46 66
マドリード スペインの旗 スペイン 28 29 32
東京 日本の旗 日本 22 20
シカゴ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 18

投票結果から、リオデジャネイロが2016年夏季オリンピック開催都市に決定した。南米大陸で夏季オリンピックが行われるのは史上初。

[編集] 候補都市

2007年9月14日、下記の7都市が立候補したとIOCから発表された[2]。2008年6月4日、シカゴ東京リオデジャネイロマドリードが、一次選考に選ばれたと発表された。一次選考前に、プラハとバクーは落選を予想されていた。ドーハは微妙とされていたが、3都市とも落選した。残った4都市は、交通・インフラ面で高い評価を受けた東京が最高評価で、順にマドリード、シカゴ、リオデジャネイロが通過した。[3]

[編集] 正式立候補都市

東京の動向については、2016年東京オリンピック構想 を参照

[編集] 立候補都市

[編集] 各招致都市の開催計画

  • リオデジャネイロ 開催期間は8月5日から8月21日で、半数以上の競技会場は既存。4つの会場群に分かれ、選手の約半分は選手村から10分で移動ができる。宿泊施設は市内に約5万室ある。南米初の五輪開催を目指す。
  • シカゴ 開催期間は7月22日から8月7日で、国内選考会でロサンゼルスサンフランシスコを破り、選ばれた。ミシガン湖の周辺に四つの会場群があり、91%は、選手村から15分以内で移動できる。ホテルは市街地に10万室ある。20年ぶりのアメリカでの夏季五輪開催を目指す。
  • 東京 開催期間は7月29日から8月14日で、国内選考会で福岡市を破り、選ばれた。90%の競技会場は、半径8キロ圏内という、五輪史上最もコンパクトな計画である。また、最新の環境技術で、五輪による二酸化炭素排出量以上に削減量を多くする、カーボンマイナス計画など、多彩な計画がある。ホテルは10キロ圏内に8万室ある。政府日本政府、及び東京都)の財政保証も得ているとして[4][5]、52年ぶりの夏季五輪開催を目指す。
  • マドリード 開催期間は8月5日から8月21日で、半径12キロ以内に二つの会場群があり、大半の会場があり、7割の会場は既存会場である。2012年夏季オリンピックにも招致したが、5都市中3番目の票数で敗れた。ホテルは市内に約6万5000室ある。再開発の進む、新しいマドリードでの開催を目指す。

[編集] 各招致都市の長所

[編集] 各招致都市の課題

  • リオデジャネイロ2014年サッカーワールドカップ開催はインフラ整備の点では長所となるが、一方で、僅か2年で国際的スポーツイベントを立て続けに開催することにより、財政負担が増大するという負の面が問題視されている。また、国内や周辺国の治安、一部インフラ面の問題の声が上がっている。
  • シカゴ:経済危機の震源地であることから、経済面での問題の声が少なくない。自分の会社を保有していて経営が危うくなったIOC委員もいる。さらに市内の治安問題も危惧された。また、2001年に起きたアメリカ同時多発テロ2003年イラク戦争以来、アメリカ合衆国内の治安や、平和に対する姿勢から、五輪開催に疑問を持つ人もいる。また、ドーピングなどスポーツ精神に反する行為をする同国の選手も比較的多い。
  • 東京:他都市に比べて住民の支持率が低く、IOCや報道機関の調査では5割から7割弱の支持に留まっている。また、スポーツ界で国際的な知名度を誇る「顔」がないことや、既に一度夏季オリンピックを開催したことがあり、二度目の開催を行うという明確な意義、北京オリンピックから僅か8年の間隔で再びアジアでの開催となるという課題もある。
  • マドリード2012年ロンドンオリンピックに続いて2回連続でヨーロッパ開催となるという問題がある。また、「ETA」など武装組織が存在し、2004年にはスペイン列車爆破事件が発生するなど治安の問題も抱えている。

[編集] IOCによる第一次評価

  • 2009年9月2日日本時間の午後9時過ぎ、4都市に対する評価委員会の報告書を発表した[6]。報告書は4都市の間に大きな差をつけず、長所と短所を客観的に表記した。この報告書は、審査員の投票時の資料となる。
都市 招致プレゼンテーションの評価 評価点 懸念点 支持率
(IOC調査)
シカゴ
アメリカ合衆国の旗
詳細で質が高い コンパクトさ
湖畔の選手村の質の高さ
警備面
保証の無い財政面
交通輸送面
67.3%
東京
日本の旗
質が高い コンパクトな会場配置
開催準備金として37億ドル(約3400億円)を確保している財政面
安全面・治安
既存施設と示されたが、建設、または大規模な改修が必要
五輪スタジアム周辺の輸送面
選手村予定地の広さ
支持率の低さ
55.5%
リオデジャネイロ
ブラジルの旗
詳細で非常に質が高い 4都市中、一番の高評価
治安は徐々に改善されている
膨大なインフラ(社会基盤)の整備費
宿泊施設不足
交通輸送面
財政面
84.5%
マドリード
スペインの旗
まずまず 既存施設の多さ
4都市中一番高い支持率
財政面、組織面に大きな課題
反ドーピング(禁止薬物使用)に関する法制化について不透明
84.9%

[編集] その他

  • 2009年8月のIOC理事会で、2016年五輪に新種目、または復活種目として検討されている下記の7種目のうち、2種目が投票により候補として採用された[7]
  • 7人制ラグビーは、IOC委員の半数近くを占めるヨーロッパで人気が高く、スピード感あふれるプレーと試合時間及び開催期間(案では男女とも2~4日間で実施される)が短いこと、またポリネシアなどの小国でもメダル獲得の可能性があることなどが評価され、2回目の投票で全委員の過半数の得票を集め候補として採用された。
    • なお、7人制ラグビーも女子が参加することが出来る。
  • その後、過半数の得票数を獲得する競技が出るまで、各回の得票数最下位の競技を削除する方式で投票を行い、ローラースケート、スカッシュ、野球の順で脱落、残る3競技の選択投票の時点で過半数の得票を得たゴルフが採用された。案では男女各60人による72ホール(4日間)のストロークプレーの個人戦として実施され、タイガー・ウッズや各国の有名選手が多く、スポンサー獲得などの実績がオリンピックにつながると評価された。7人制ラグビー採用決定後、6競技に対する投票が行われた時点では最も多い得票数だった空手は、投票を重ねる毎に得票数を減らし、採用に至らなかった。
  • 7人制ラグビーとゴルフは、2009年10月のIOC総会でのIOC委員の投票により採用が決定した。ゴルフは賛成63票、反対27票、7人制ラグビーは賛成81票、反対8票でいずれも採用に必要な過半数を獲得した。


[編集] 競技会場

Rio de Janeiro bid map for the 2016 Summer Olympics with names.PNG

[編集] 脚注

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  1. ^ 16年五輪、リオで開催 南米初 IOC総会、東京は落選 - 47NEWS 2009年10月3日
  2. ^ 7 Applicant NOCs/Cities for the 2016 Olympic Games - 14 September 2007
  3. ^ FOUR CITIES TO COMPETE TO HOST THE 2016 OLYMPIC GAMES - 4 June 2008
  4. ^ 2009年2月12日、東京五輪招致委員会は政府の財政保証を得たと発表したが、2月24日日本政府質問主意書への答弁書にて、債務を保証する措置を講じたい旨の意志表示であるとして、財政保証の締結を否定している。(「財政」86ページ、2009年2月12日)(「衆議院議員岡本充功君提出平成二十八年夏季五輪招致に関する質問に対する答弁書」2009年2月24日)(「夏季五輪東京招致 財政保証は空手形?」『東京新聞』2009年2月28日付朝刊)
  5. ^ また、3月18日に東京五輪招致を支持する国会決議が可決されるが、日本政府による財政保証については、見送られた(「16年五輪招致:参院も決議案採択 両院、全会一致ならず」『毎日新聞』2009年3月18日付)(「16年五輪招致決議:衆院本会議で採択…共産、社民が反対」『毎日新聞』2009年3月17日付)
  6. ^ 「東京五輪」支持率や用地に懸念 16年五輪の評価報告書 - 47NEWS 2009年9月3日
  7. ^ 五輪、ゴルフとラグビー採用へ 野球、ソフト、空手は落選 - 47NEWS 2009年8月14日

[編集] 外部リンク

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