2007年の日本プロ野球

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2007年の日本プロ野球(2007ねんのにほんぷろやきゅう)では、2007年日本プロ野球(NPB)における動向をまとめる。

NPB以外の動向については2007年の野球を参照。

できごと

1月

2月

3月

  • 3月6日 - プロ野球実行委員会が都内で開かれ、育成選手の1軍オープン戦出場を認めることになった。これによって中日と育成選手契約を結んだ中村紀洋内野手をはじめとする全育成選手のオープン戦出場が可能になった[1]。また、4月開幕の北信越ベースボールチャレンジリーグ所属選手のプロ野球ドラフト会議における指名については、四国アイランドリーグ所属選手同様に取り扱うこととなった
  • 3月9日 - 西武が、ドラフトでの選手獲得のため、アマチュアの2選手に対して、合計1300万円の金銭を渡していたと公表。球団フロントの異動時にその事実を把握したとして、当該選手の獲得を断念するよう指示したことも明らかにした。また、報道により西武から1000万円余を受け取ったとされている選手がいたことも発覚

4月

  • 4月1日 - 中日の井端弘和が対ヤクルト戦でNPB史上243人目の通算1000安打[8]
  • 4月2日 - プロ野球実行委員会はこの年のドラフト会議から希望入団枠を廃止することを正式決定認[1]
  • 4月3日 - 西武ライオンズ涌井秀章が対福岡ソフトバンクホークス戦(グッドウィルドーム)でNPB史上12人目の1イニング4奪三振[11]
  • 4月4日
    • オリックスのタフィー・ローズが対ロッテ戦でNPB史上28人目の通算1000打点[8]
    • 西武の裏金問題に関して、調査委員会は既に現金供与が判明した東京ガス木村雄太投手と早大・清水勝仁内野手(退部)のほかに、5選手に対して計6160万円の金銭が渡っていたことを公表した。また、5選手のほかにも指導者等関係者約170人にも金銭がわたっていたことを明らかにし、その合計は約10億円を超えていたことも明らかにした
  • 4月6日 - 中日の福留孝介が対横浜戦でNPB史上415人目の通算1000試合出場[8]
  • 4月10日 - 横浜の村田修一が対ヤクルト戦でNPB史上248人目の通算100本塁打[8]
  • 4月11日
  • 4月12日 - 横浜は対ヤクルト戦に2対4で敗れ、開幕戦の敗戦から11試合連続で連勝、敗戦が交互に続く連勝、連敗無し(ヌケヌケ)のNPB新記録[12]
  • 4月14日 - 横浜の佐伯貴弘が対阪神タイガース戦でNPB史上149人目の通算1500試合出場[8]。試合は横浜が勝利し13日の同戦に続いて連勝し、NPB新記録としていた開幕からの12試合連続のヌケヌケをストップ[12]
  • 4月19日 - ヤクルトの古田敦也が対横浜戦(明治神宮野球場)でNPB史上37人目の通算2000試合出場[5]
  • 4月20日 - ソフトバンクは対日本ハム戦(東京ドーム)で10奪三振として、NPBタイ記録の6試合連続2桁奪三振[13]
  • 4月21日 - ヤクルトのアレックス・ラミレスが対中日戦(神宮)の5回に吉見一起からNPB史上244人目の通算1000安打[5]
  • 4月22日 - 巨人の谷佳知が対阪神戦でNPB史上249人目の通算100本塁打[8]
  • 4月24日 - 広島は対中日戦(ナゴヤドーム)にサヨナラ負けし、4月21日の横浜戦からセ・リーグタイ記録の3試合連続サヨナラ敗戦[14]
  • 4月26日
    • 巨人の会田有志が対横浜戦(東京ドーム)に1点ビハインドの8回から4番手で登板し、1イニングを無失点に抑えて、チームはその裏に逆転しプロ入り初勝利しNPB史上初の親子で公式戦勝利投手となった(父は元ヤクルトの会田照夫[15]
    • 中日が、2年目の金本明博投手をウェーバー公示した。球団は育成選手として契約し、今季の年俸は保障するとしている。中村紀洋内野手の支配下登録により、支配下選手が70人と上限に達したことから、空きを作るための措置と見られる。故障や家族の事情等がない選手が4月中にウェーバー公示されるのは異例。これに対して日本プロ野球選手会は「育成選手制度の意義を根底から覆すものである」として抗議
  • 4月29日 - ソフトバンクの大村直之が対オリックス戦でNPB史上150人目の通算1500試合出場[8]
  • 4月29日 - 西武のアレックス・カブレラが対ロッテ戦でNPB史上50人目の通算250本塁打[8]

5月

  • 5月1日 - セ・リーグの会長の豊蔵一は4月26日にウエイバー公示された中日の金本明博について、シーズン中に支配下選手から育成選手へ移行する手続きは適切でないとして、公示を撤回[16]
  • 5月2日 - 巨人は対中日戦(ナゴヤドーム)で勝利し、1936年の球団創立以来、NPB史上初の球団通算5000勝を達成[17]
  • 5月2日 - ウエスタン・リーグのサーパス対広島戦で、サーパスの先発投手の近藤一樹が9回2死まで完全試合としたものの、27人目の打者の會澤翼に頭部へ死球で危険球退場。試合はこの後登板の加藤大輔中東直己を抑えて近藤と加藤による継投での無安打無得点試合となった[18]
  • 5月3日 - ロッテの藤田宗一が対日本ハム戦でNPB史上79人目の通算500試合登板[8]
  • 5月6日 - 中日の中村紀洋が対横浜戦でNPB史上151人目の通算1500試合出場[8]
  • 5月7日
    • 大阪地裁は元オリックス投手の前川勝彦被告の業務上過失傷害・道路交通法違反事件について、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を下した。無免許の上、ひき逃げを行った点につき悪質と断罪したが、球団から解雇されていること等から社会的制裁を受けているとして執行猶予付きの有罪判決となった
    • 中日金本明博投手のウェーバー公示手続きを再度行うも、セ・リーグは会長の職権としてこれを却下した。中日はこれを不服としてコミッショナーに提訴する意向を示した(11日、中日球団は「球界に混乱を巻き起こすのは賢明でない」としてコミッショナー提訴を断念した)。セリーグはこの件について8日、中日球団に説明文を送付した
  • 5月13日 - 横浜の石井琢朗が対広島戦でNPB史上15人目の通算350盗塁[8]
  • 5月16日 - 西武は対ロッテ戦(千葉マリン)で全員からの12奪三振。全員奪三振はパ・リーグ史上9度目[19]
  • 5月17日 - オリックスの日高剛が対ソフトバンク戦でNPB史上416人目の通算1000試合出場[8]
  • 5月17日 - ヤクルトの石井一久が対中日戦(神宮)の3回裏に小笠原孝からNPB史上48人目の通算1500奪三振[5]
  • 5月17日 - 日本ハムの田中幸雄が対東北楽天ゴールデンイーグルス戦でNPB史上35人目の通算2000安打[8]
  • 5月18日 - 巨人の二岡智宏が対中日戦でNPB史上417人目の通算1000試合出場[8]
  • 5月18日 - 初登板以来NPB史上タイ記録の11連敗中の楽天の松崎伸吾が対ロッテ戦で4回から2番手で登板で、プロ入り初勝利し連敗ストップ[20]
  • 5月22日
  • 5月23日 - 横浜の工藤公康が対西武戦(グッドウィル)で6回4安打無失点の内容で1年ぶりに勝利投手となり、自身のもつセ・リーグ最年長勝利投手記録を更新、44歳での勝利投手はセ・リーグ史上初[21]
  • 5月27日 - 巨人の小笠原道大が対オリックス戦でNPB史上51人目の通算250本塁打[8]
  • 5月27日 - 中日の山本昌が対日本ハム戦でNPB史上80人目の通算500試合登板[8]
  • 5月29日 - 根來泰周コミッショナー代行は、一連の西武球団の不当な金銭供与問題に関し、今秋に行われる高校生ドラフト会議で上位2人の指名権を剥奪し、3000万円の制裁金を科す処分を発表した。1965年に始まった同会議で、コミッショナーの処分として指名権が剥奪されるのは初めて。また、横浜那須野巧投手を獲得するにあたり5億円余を供与していた問題については、いわゆるスカウト倫理宣言以前の問題であるが、きわめて膨大な額であるとして厳重注意処分とした

6月

7月

  • 7月1日 - 巨人の李承ヨプが対広島戦でNPB史上250人目の通算100本塁打[8]
  • 7月1日 - 巨人の谷佳知が対広島戦でNPB史上92人目の通算1500安打[8]
  • 7月3日 - オリックスの川越英隆が対ロッテ戦でNPB史上308人目の通算1000投球回[8]
  • 7月5日 - 中日の中村紀洋が対広島戦でNPB史上29人目の通算1000打点[8]
  • 7月7日 - オリックスの村松有人が対楽天戦でNPB史上153人目の通算1500試合出場[8]
  • 7月7日 - 中日の岩瀬仁紀が対阪神戦でNPB史上81人目の通算500試合登板[8]
  • 7月10日 - ヤクルトの青木宣親が対広島戦(神宮)の8回裏に青木勇人からNPB史上最速の出場373試合での通算500安打[5]
  • 7月11日 - ヤクルトは対広島戦(神宮)で11回裏にアレックス・ラミレスがサヨナラ本塁打で勝利。ヤクルトは球団新記録の1試合8本塁打[5]
  • 7月12日 - 横浜の石井琢朗が対中日戦でNPB史上11人目の通算250犠打[8]
  • 7月16日 - 中日の井端弘和が対ヤクルト戦でNPB史上419人目の通算1000試合出場[8]
  • 7月17日 - ソフトバンクの新垣渚が対日本ハム戦(札幌ドーム)で4回2死ニ、三塁で小谷野栄一を三振としたものの、ワンバウンドして振り逃げ暴投となり、NPB新記録のシーズン21暴投。なお7回にも小谷野の打席でこの日2個目の暴投で22暴投とした[26]
  • 7月18日 - ソフトバンクの小久保裕紀が対日本ハム戦でNPB史上30人目の通算1000打点[8]
  • 7月24日 - ヤクルトの宮本慎也が対広島戦でNPB史上5人目の通算300犠打[8]
  • 7月24日 - 阪神の鳥谷敬がNPB新記録の遊撃手として340試合連続フルイニング出場[25]
  • 7月24日 - 横浜の工藤公康が対巨人戦(東京ドーム)に勝利し、史上6人目の全球団から勝利。2004年に消滅の大阪近鉄バファローズを含めて13球団から勝利は史上初[19]
  • 7月25日 - 阪神の赤星憲広が対中日戦でNPB史上26人目の通算300盗塁[8]
  • 7月26日 - 巨人対横浜戦(東京ドーム)の1回裏、巨人の先頭打者の高橋由伸がマットホワイトからNPB新記録の9本目の先頭打者本塁打[9]。打たれたマットホワイトはこの試合が初登板で、初登板初打者に本塁打を打たれたのはセ・リーグ史上24人目[19]
  • 7月27日 - ヤフードームでのソフトバンク対西武戦は西武が航空機の故障で到着が遅れたため中止。航空機の故障による試合中止は史上初認[1]
  • 7月28日 - 横浜の金城龍彦が対阪神戦でNPB史上420人目の通算1000試合出場[8]

8月

  • 8月1日 - 阪神対ヤクルト戦で阪神の下柳剛がNPB史上158人目の通算1500投球回[8]。阪神の関本健太郎がNPB新記録の二塁手守備機会714機会連続無失策[25]。ヤクルトのアーロン・ガイエルが5回表に1イニング2死球[27]
  • 8月2日 - 巨人の二岡智宏が対横浜戦でNPB史上145人目の通算150本塁打[8]
  • 8月3日 - ロッテの福浦和也が対日本ハム戦でNPB史上46人目の通算300二塁打[8]
  • 8月7日
    • オリックスのタフィー・ローズが対ロッテ戦でNPB史上41人目の通算3000塁打[8]
    • 日本プロ野球のドラフト制度検討委員会が都内で開かれ、新人獲得時の契約金の上限を契約金1億円、出来高払い5千万円の合計1億5千万円とし、違反時には罰則を科すことで合意した。現在も同額が「最高標準額」とされていたが、罰則がなかった。
  • 8月8日 - 中日の谷繁元信が対広島戦でNPB史上47人目の通算300二塁打[8]
  • 8月10日 - 阪神の金本知憲が対横浜戦でNPB史上21人目の通算3500塁打[8]
  • 8月10日 - NPBはソフトバンクのリック・ガトームソンから禁止薬物のフィナステリドが検出されたとして、同選手に20日間の試合出場停止処分と球団に750万円の制裁金を科すことを発表[1]
  • 8月12日 - 広島の前田智徳が対ヤクルト戦でNPB史上31人目の通算1000打点[8]
  • 8月14日 - 日本ハムの金子誠が対ソフトバンク戦でNPB史上27人目の通算200犠打[8]
  • 8月15日 - ロッテのサブローが対西武戦でNPB史上421人目の通算1000試合出場[8]
  • 8月16日 - 中日対阪神戦で中日のタイロン・ウッズがNPB史上88人目の通算200本塁打[8]。阪神の岡田彰布が6月8日に続いて、セ・リーグの日本人監督としては初の同一シーズン2度目の退場処分[25]
  • 8月17日 - 西武の西口文也が対オリックス戦でNPB史上46人目の通算600試合登板[8]
  • 8月17日 - 中日はフランクリン・グラセスキをウエーバー公示にかけたことを発表[28]
  • 8月19日 - 巨人対ヤクルト戦(東京ドーム)でヤクルトのアレックス・ラミレスが金刃憲人からNPB史上89人目の通算200本塁打[5].。試合は3対3で迎えた10回裏1死満塁の場面で、巨人の阿部慎之助館山昌平からサヨナラ満塁本塁打で巨人が勝利[14]
  • 8月21日 - 巨人対中日戦で、巨人は中日打線を3安打に抑えるものの、いずれもソロ本塁打となり、1対3で敗戦。被安打3で被本塁打3の失点3はセ・リーグ史上初[27]
  • 8月24日 - 中日の立浪和義が対阪神戦でNPB史上32人目の通算1000打点[8]
  • 8月26日 - ロッテの小林雅英が自身の記録を更新する7年連続20セーブ[7]
  • 8月28日 - オリックスのグレッグ・ラロッカが対ソフトバンク戦でNPB史上251人目の通算100本塁打[8]
  • 8月29日 - ロッテの小宮山悟が対西武戦でNPB史上49人目の通算1500奪三振[8]

9月

  • 9月1日 - 広島の前田智徳が対中日戦(広島)の8回裏久本祐一からNPB史上36人目の通算2000安打。ドラフト4位入団選手では史上初の達成[8][29]
  • 9月1日 - 中日の立浪和義が対広島戦でNPB史上22人目の通算3500塁打[8]
  • 9月1日 - 楽天のドミンゴ・グスマンが対西武戦(フルキャスト宮城)の4回に3ボークでNPB新記録の1試合4ボーク。ドミンゴは降板し、ベンチに戻る際にボークを宣告した三塁塁審の秋村謙宏に暴言を吐いたとして退場処分。試合は楽天が7対3で勝利[30]
  • 9月2日 - オリックスのタフィー・ローズが対ロッテ戦でNPB史上14人目の通算400本塁打[8]
  • 9月5日 - ヤクルトの石井一久が対広島戦(神宮)でNPB史上159人目の通算1500投球回[5]
  • 9月5日 - 阪神対横浜戦で阪神の桧山進次郎がNPB史上154人目の通算1500試合出場[8]。阪神の岡田彰布がNPB史上6人目の監督通算300勝[25]
  • 9月6日 - 中日の川上憲伸が対巨人戦でNPB史上160人目の通算1500投球回[8]
  • 9月8日
  • 9月9日 - 巨人の高橋尚成が対阪神戦でNPB史上309人目の通算1000投球回[8]
  • 9月9日 - 中日の岩瀬仁紀が対ヤクルト戦でNPB史上6人目の通算150セーブ[8]
  • 9月11日 - 楽天の吉岡雄二が対オリックス戦でNPB史上422人目の通算1000試合出場[8]
  • 9月12日 - 楽天の河本育之が対オリックス戦でNPB史上82人目の通算500試合登板[8]
  • 9月14日 - 阪神の赤星憲広が対中日戦でNPB史上248人目の通算1000安打[8]
  • 9月14日 - ヤクルトのアレックス・ラミレスが対横浜戦(横浜)でNPB史上5人目、外国人選手としては初の5年連続100打点。ヤクルトのセス・グライシンガーが勝利投手となり15勝目を挙げるが、来日1年目の外国人選手としては史上4人目[5]
  • 9月15日 - ソフトバンクの小久保裕紀が対日本ハム戦でNPB史上94人目の通算1500安打[8]
  • 9月15日 - 巨人の小笠原道大が対広島戦でNPB史上93人目の通算1500安打[8]
  • 9月15日 - ヤクルトの真中満が対横浜戦(横浜)の8回表に代打で出場し、寺原隼人から内野安打を放ち、NPB新記録のシーズン代打27安打[5]
  • 9月16日 - 阪神の矢野輝弘が対中日戦でNPB史上155人目の通算1500試合出場[8]
  • 9月16日 -ソフトバンクの馬原孝浩が球団新記録のシーズン36セーブ[23]
  • 9月17日 - ヤクルトのアーロン・ガイエルが対中日戦(神宮)で1回裏に山井大介から本塁打を放ち、球団タイ記録の5試合連続本塁打[5]
  • 9月17日 - オリックスのグレッグ・ラロッカが対ロッテ戦(京セラドーム)の4回裏1死で、清水直行からNPB新記録のシーズン25死球[31]
  • 9月18日 - 西武の西口文也が対オリックス戦でNPB史上84人目の通算2000投球回[8]
  • 9月19日 - 広島佐々岡真司投手が現役引退を表明
  • 9月20日 - 東京ヤクルト古田敦也選手兼監督が辞任表明。現役も引退
  • 9月23日 - プロ野球コミッショナー事務局は10月3日に行われる高校生ドラフト会議の入札球団を公示した。裏金問題でコミッショナーから上位2人の指名権を剥奪された西武以外の11球団が1巡目の入札に参加する。大学生・社会人ほかドラフトで1巡目の指名を回避すると与えられる高校生ドラフトでの2巡目指名を行う球団はなく、高校生ドラフトでは1巡目のみ入札・抽選、3巡目はウェーバー順、4巡目は逆ウェーバー順となる。西武は4巡目から指名権を行使できる。
  • 9月24日 - 中日の荒木雅博が対巨人戦でNPB史上423人目の通算1000試合出場[8]
  • 9月26日 - 中日の中村紀洋が対巨人戦でNPB史上95人目の通算1500安打[8]
  • 9月26日 - ヤクルトのアレックス・ラミレスが対広島戦(広島)でセ・リーグタイ記録のシーズン23度目の猛打賞[5]
  • 9月26日 - ロッテのクライマックスシリーズ進出が決定[7]
  • 9月27日 - ヤクルトのアレックス・ラミレスが対広島戦(広島)で1回表に黒田博樹からシーズン193安打目を放ち、NPB新記録の右打者と外国人選手のシーズン最多安打。この試合でセ・リーグ新記録のシーズン24度めの猛打賞[5]
  • 9月27日 - 楽天は対オリックス戦(スカイマーク)に7対4で勝利し、対オリックス戦のシーズン勝ち越しを決め、過去2年パ・リーグ全球団に負け越しの楽天が球団史上初のカード別シーズン勝ち越しとなった[32]
  • 9月29日 - 西武の江藤智が対オリックス戦でNPB史上33人目の通算1000打点[8]
  • 9月29日 - 日本ハムが対ロッテ戦(千葉マリン)に5対4で勝利し、2年ぶりにパ・リーグ優勝達成[33]

10月

11月

  • 11月1日 - 日本シリーズ第5戦(ナゴヤドーム)が行われ、中日が日本ハムに1対0で勝利し4勝1敗で日本シリーズ優勝達成。53年ぶりの日本一になる。この試合で中日の山井大介と岩瀬仁紀による継投での完全試合を達成。日本ハムの先発のダルビッシュ有はこの試合を11奪三振で、史上初の同一シリーズ2度の2桁奪三振。2桁奪三振の敗戦投手は史上2度目[36]

12月

競技結果

ペナントレース

本年度より両リーグとも、レギュラーシーズンは144試合制(同一リーグと22回総当たり・120試合、交流戦4回総当たり・24試合)に統一し、優勝表彰はレギュラーシーズンの成績のみで決定する方式となった。またこの年から上位3チームずつによるクライマックスシリーズが開始されたが、同大会の優勝はリーグ優勝とは別枠で表彰する。

  セントラル・リーグ3月30日 - 10月9日 パシフィック・リーグ3月24日 - 10月5日
順位 球団 勝利 敗戦 引分 勝率 ゲーム差 球団 勝利 敗戦 引分 勝率 ゲーム差
優勝 巨人 80 63 1 .559 - 日本ハム 79 60 5 .568 -
2位 中日 78 64 2 .549 1.5 ロッテ 76 61 7 .565 2.0
3位 阪神 74 66 4 .529 4.5 ソフトバンク 73 66 5 .525 6.0
4位 横浜 71 72 1 .497 9.0 楽天 67 75 2 .472 13.5
5位 広島 60 82 2 .423 19.5 西武 66 76 2 .465 14.5
6位 ヤクルト 60 84 0 .417 20.5 オリックス 62 77 5 .446 17.0

クライマックスシリーズ

  セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
日程 球場 勝利球団 スコア 敗戦球団 日程 球場 勝利球団 スコア 敗戦球団
第1ステージ
第1戦 10月13日 ナゴヤドーム 中日 7-0 阪神 10月8日 千葉マリン ロッテ 8-4 ソフトバンク
第2戦 10月14日 ナゴヤドーム 中日 5-3 阪神 10月9日 千葉マリン ソフトバンク 8-3 ロッテ
第3戦 10月10日 千葉マリン ロッテ 4-0 ソフトバンク
第2ステージ
第1戦 10月18日 東京ドーム 中日 5-2 巨人 10月13日 札幌ドーム 日本ハム 5-2 ロッテ
第2戦 10月19日 東京ドーム 中日 7-4 巨人 10月14日 札幌ドーム ロッテ 8-1 日本ハム
第3戦 10月20日 東京ドーム 中日 4-2 巨人 10月15日 札幌ドーム 日本ハム 7-0 ロッテ
第4戦 10月16日 札幌ドーム ロッテ 5-1 日本ハム
第5戦 10月18日 札幌ドーム 日本ハム 6-2 ロッテ

日本シリーズ

個人タイトル

  セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
最優秀選手 小笠原 道大 巨人 ダルビッシュ 有 日本ハム
最優秀新人 上園 啓史 阪神 田中 将大 楽天
首位打者 青木 宣親 ヤクルト .346 稲葉 篤紀 日本ハム .334
本塁打王 村田 修一 横浜 36本 山崎 武司 楽天 43本
打点王 アレックス・ラミレス ヤクルト 122点 山崎 武司 楽天 108点
最多安打 アレックス・ラミレス ヤクルト 204本 稲葉 篤紀 日本ハム 176本
盗塁王 荒木 雅博 中日 31個 片岡 易之 西武 38個
最高出塁率 青木 宣親 ヤクルト .434 タフィ・ローズ オリックス .403
最優秀防御率 高橋 尚成 巨人 2.75 成瀬 善久 ロッテ 1.81
最多勝利 セス・グライシンガー ヤクルト 16勝 涌井 秀章 西武 17勝
最多奪三振 内海 哲也 巨人 180個 ダルビッシュ 有 日本ハム 210個
最高勝率 高橋 尚成 巨人 .778 成瀬 善久 ロッテ .941
最多セーブ 藤川 球児 阪神 46S 馬原 孝浩 ソフトバンク 38S
最優秀中継ぎ 久保田 智之 阪神 55HP 薮田 安彦 ロッテ 34HP

表彰選手

ベストナイン

  セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
投手 高橋 尚成 巨人 ダルビッシュ 有 日本ハム
捕手 阿部 慎之助 巨人 里崎 智也 ロッテ
一塁手 タイロン・ウッズ 中日 アレックス・カブレラ 西武
二塁手 田中 浩康 ヤクルト 田中 賢介 日本ハム
三塁手 小笠原 道大 巨人 グレッグ・ラロッカ オリックス
遊撃手 井端 弘和 中日 TSUYOSHI ロッテ
外野手 青木 宣親 ヤクルト 稲葉 篤紀 日本ハム
アレックス・ラミレス ヤクルト 森本 稀哲 日本ハム
高橋 由伸 巨人 大村 直之 ソフトバンク
指名打者 山崎 武司 楽天

ゴールデングラブ賞

  セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
投手 川上 憲伸 中日 ダルビッシュ 有 日本ハム
捕手 谷繁 元信 中日 里崎 智也 ロッテ
一塁手 アンディ・シーツ 阪神 福浦 和也 ロッテ
二塁手 荒木 雅博 中日 田中 賢介 日本ハム
三塁手 中村 紀洋 中日 今江 敏晃 ロッテ
遊撃手 井端 弘和 中日 TSUYOSHI ロッテ
外野手 青木 宣親 ヤクルト 森本 稀哲 日本ハム
高橋 由伸 巨人 稲葉 篤紀 日本ハム
金城 龍彦 横浜 サブロー ロッテ

交流戦

順位 球団 勝利 敗戦 引分 勝率 ゲーム差
1位 日本ハム 18 5 1 .783
2位 巨人 15 9 0 .625 3.5
3位 横浜 14 9 1 .609 4.0
4位 ロッテ 13 10 1 .565 5.0
5位 中日 12 11 1 .522 6.0
6位 オリックス 12 11 1 .522 6.0
7位 楽天 11 12 1 .478 7.0
8位 ヤクルト 11 13 0 .458 7.5
9位 ソフトバンク 11 13 0 .458 7.5
10位 阪神 9 14 1 .391 9.0
11位 西武 9 15 0 .375 9.5
12位 広島 5 18 1 .217 13.0
  • 同率の場合は前年の順位で上位のチームが上位にランクされる
  • 開催期間:5月22日 - 6月26日

オールスターゲーム

ファーム

ファーム日本選手権

9月29日山形県野球場

ペナントレース

  イースタン・リーグ3月24日 - 9月24日 ウエスタン・リーグ3月24日 - 9月26日
順位 球団 勝利 敗戦 引分 勝率 ゲーム差 球団 勝利 敗戦 引分 勝率 ゲーム差
優勝 巨人 53 40 3 .570 - 中日 49 31 8 .613 -
2位 日本ハム 52 41 3 .559 1.0 阪神 45 34 9 .570 3.5
3位 湘南 51 42 3 .548 1.0 サーパス 39 39 10 .500 5.5
4位 ヤクルト 47 45 4 .511 3.5 ソフトバンク 38 44 6 .463 3.0
5位 楽天 46 46 4 .500 1.0 広島 28 51 9 .354 8.5
6位 グッドウィル 44 51 1 .463 3.5
7位 ロッテ 31 59 6 .344 10.5

個人タイトル

  イースタン・リーグ ウエスタン・リーグ
首位打者 武内 晋一 ヤクルト .367 迎 祐一郎 サーパス .342
本塁打王 金子 洋平 日本ハム 14本 迎 祐一郎 サーパス 14本
打点王 呉本 成徳 湘南 54点 迎 祐一郎 サーパス 61点
最多安打 牧谷 宇佐美 ヤクルト 96本 迎 祐一郎 サーパス 94本
盗塁王 早坂 圭介 ロッテ 22個 赤松 真人 阪神 26個
最多勝利 高崎 健太郎 湘南 10勝 近藤 一樹 サーパス 9勝
最優秀防御率 深田 拓也 巨人 2.40 中村 泰広 阪神 1.80
最多奪三振 山口 俊 湘南 97個 中山 慎也 サーパス 84個
最高勝率 深田 拓也 巨人 .818 近藤 一樹 サーパス .750
最多セーブ 坂元 弥太郎 ヤクルト 18S 金剛 弘樹
筒井 和也
中日
阪神
11S

フレッシュオールスターゲーム

7月19日松山

誕生

2007年の野球を参照

死去

2007年の野球を参照

出典

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  38. ^ 来季の契約について中日球団公式サイト2007年10月31日配信
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  41. ^ お知らせ中日球団公式サイト2007年11月13日配信
  42. ^ ベースボール・マガジン社刊「プロ野球ドラフト全史 2012最新版」79ページ
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  44. ^ 2008年度新背番号中日球団公式サイト2007年12月12日配信
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関連項目