2005年の音楽

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2005年の音楽(2005ねんのおんがく)では、2005年平成17年)の音楽分野に関する出来事について記述する。

2004年の音楽-2005年の音楽-2006年の音楽

日本で活躍したアーティスト

年間売上金額TOP10

日本のシングル

  • ミリオンセラーは前年に引き続き、2年連続で皆無であった。この年発売された「青春アミーゴ」は、2005年12月までの累計は94万枚、最終的には約160万枚の大ヒット。
  • ミリオンセラーは出なかったものの、上位3作は全て90万枚台であり、前年の年間1位の売り上げを上回っている。
  • 前年から引き続き、ORANGE RANGEの人気が続く。この年発売したシングルすべてがTOP20入りし、前年発売の「」も2年連続でTOP30入りした。
  • 映画NANA』の主題歌となった中島美嘉(NANA starring〜名義)、同じく劇中歌となった伊藤由奈(REIRA starring〜名義)のデビュー曲が揃ってTOP20入り。
  • 松平健の「マツケンサンバII」が大ブームに。DVD付きのCDシングルとして発売され、自身初の年間TOP50入り。週間チャートでも3位まで上昇した。
  • ケツメイシの「さくら」が90万枚越えの大ヒット。年間チャートでも1位を維持し続けたが、最後の2週間で「青春アミーゴ」が約3000枚の僅差で上回った。

年間TOP50

※集計期間 2004年12月6日付 - 2005年11月28日

集計会社 オリコン

日本のアルバム

  • アルバムのミリオンセラーは10作、前年の6作を上回り、2001年(22作)以来4年ぶりに2ケタ登場した。
  • 倖田來未ベスト・アルバムが大ヒット。収録曲に週間チャート1位獲得作品はなく、最大のヒットである『real Emotion/1000の言葉』の売り上げは約28万枚であったが、約120万枚の大ヒットとなった。
  • サザンオールスターズの7年ぶりとなるオリジナルアルバムがミリオンセラーに。
  • インターネット上のMacromedia Flash(現・Adobe Flash)で取り上げられたO-Zoneの『恋のマイアヒ』がヒット(表題曲は、着うたにおいて400万DLの大台を達成、現在までこの記録は破られていない)。と同時に、のまネコ問題と呼ばれる騒動も発生した。
  • Def Techの同名デビューアルバムが、インディーズメーカーからのリリースにもかかわらず、ミリオンセラーを達成するヒット。最終的な売り上げは約192万枚まで伸びた。
  • 東芝EMI(現・EMIミュージック・ジャパン)から発売された、『ベスト・クラシック100』がロングヒットに。CD6枚組・全100曲収録で3000円という低価格が売りとなり、ヒットに繋がった。

年間TOP50

※集計期間 2004年12月6日付 - 2005年11月28日

集計会社 オリコン

洋楽

※集計期間 2004年12月6日付~2005年11月28日

日本のDVD

イベント

ライブ

第56回NHK紅白歌合戦

第47回日本レコード大賞

12月31日授賞式・新国立劇場

第38回日本有線大賞

12月17日・TBS

  • 日本有線大賞 - 氷川きよし
  • 最多リクエスト歌手賞 - 氷川きよし
  • 最多リクエスト曲賞 - 冠二郎『ほろよい酔虎伝』
  • 最優秀新人賞 - 伊藤由奈

3年連続で氷川きよしが大賞を受賞。1984 - 86年のテレサ・テン以来、2人目の快挙を成し遂げた。

第19回日本ゴールドディスク大賞

3月10日授賞式、対象:2004年2月1日 - 2005年1月31日までの作品

アーティスト・オブ・ザ・イヤー

  • 邦楽 - ORANGE RANGE
  • 洋楽 - QUEEN

動向

iTunes Music Store(現・iTunes Store)が日本でのサービスを開始したのがこの年であった。発売より続いていたiPod人気は更に高まり、わずかに残っていたCCCDはこの年以降店頭ではほぼ見受けられなくなった。着うたの人気は当年から翌年頃までが最高潮と見られ、当年発売分で20件の100万DL(内4件は200万DL[1])作品が生まれたが、翌年以降は徐々に着うたフルやPC配信に市場シェアを明け渡すようになった。

愛・地球博が開催されたことにより、多くのミュージシャン同士のコラボレーションや万博にちなんだイベントなどが会場付近を中心に多く行われた。全体的にグループの解散やメンバー脱退が多く見受けられた年であった。

デビュー

死去

脚注