(136108) 2003 EL61
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(136108) 2003 EL61 |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2003 EL61と衛星の想像図 | |||||||
| 仮符号・別名 | 2003 EL61 Santa |
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| 分類 | 太陽系外縁天体 | ||||||
| 軌道の種類 | エッジワース・ カイパーベルト (2003 EL61族? キュビワノ族) |
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| 発見 | |||||||
| 発見日 | 2003年3月7日 | ||||||
| 発見者 | J. L. オルティス P. サントス=サンス F. J. アセイトゥノ |
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| 軌道要素と性質 元期:2008年5月14日 (JD 2,454,600.5) |
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| 軌道長半径 (a) | 43.189 AU | ||||||
| 近日点距離 (q) | 34.830 AU | ||||||
| 遠日点距離 (Q) | 51.548 AU | ||||||
| 離心率 (e) | 0.194 | ||||||
| 公転周期 (P) | 283.84 年 | ||||||
| 平均軌道速度 | 4.484 km/s | ||||||
| 軌道傾斜角 (i) | 28.22 度 | ||||||
| 近日点引数 (Ω) | 239.05 度 | ||||||
| 昇交点黄経 (ω) | 122.09 度 | ||||||
| 平均近点角 (M) | 202.12 度 | ||||||
| 前回近日点通過 | 1849年頃 | ||||||
| 次回近日点通過 | 2132年頃 | ||||||
| 衛星の数 | 2 | ||||||
| 物理的性質 | |||||||
| 三軸径 | 1,960×1,518×996~ 2,500×1,080×860 km |
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| 質量 | (4.2 ± 0.1) ×1021 kg | ||||||
| 平均密度 | 2.60 - 3.34 g/cm3 | ||||||
| 表面重力 | 0.44 m/s2 | ||||||
| 脱出速度 | 0.84 km/s | ||||||
| 自転周期 | 3.9154 時間 | ||||||
| 絶対等級 (H) | 0.17892 | ||||||
| アルベド(反射能) | 0.5 - 0.7 | ||||||
| 表面温度 |
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| 色指数 (B-V) | 0.626 ± 0.025 | ||||||
| 色指数 (V-R) | 0.343 ± 0.020 | ||||||
| 色指数 (V-I) | 0.683 ± 0.020 | ||||||
| ■Project ■Template | |||||||
(136108) 2003 EL61は、将来的に準惑星(冥王星型天体)に分類される可能性がある太陽系外縁天体の一つ。スペインのシエラネバダ天文台でホセ・ルイス・オルティスらのグループが発見し、2005年7月29日に公表した。
目次 |
[編集] 概要
オルティスらのグループが2003年に行った観測を再分析したことによって発見され、1955年の記録までさかのぼって調査された。カリフォルニア工科大学のマイケル・ブラウンらのグループもこの天体を発見し、1年間観測を続けていたが、公表はしていなかった。ブラウンはこの発見の手柄をオルティスらに帰すことを支持している。
この天体はサンタという愛称で呼ばれている。これはカリフォルニア工科大のチームがこの天体の存在に気づいたのがクリスマス頃だったためである。
2003 EL61の発見が公表された日には、他にも大型の外縁天体2003 UB313(後のエリス)と2005 FY9(後のマケマケ)の発見が公表されている。
2006年9月8日、(134340) 冥王星、(136199) エリス、(136472) 2005 FY9と共に小惑星番号が与えられ、136108番となった[1]。
[編集] 性質
[編集] 大きさ
初期の報道では、この天体は冥王星の倍の大きさがあるとされたが、現在では否定的である。
2003 EL61のアルベド(反射率)が知られていないため、正確な大きさを測定することは不可能であるが、おそらく直径1,600 km(冥王星のおよそ7割)であろうと推定されている。衛星を持つため質量を測定することが可能で、およそ4 ×1021 kg(冥王星の3分の1)と計算されている。
これらの見積もりが正しければ、2003 EL61は太陽系外縁天体のなかでも最も大きい部類に入る。セドナ、オルクス、クワオアーよりも大きく、エリス、冥王星に次ぎ3番目に大きいということになる。ただしマケマケのほうがわずかに上回る可能性がある。
なお、2003 EL61は変光周期などから楕円体だと考えられている。自転が速いのはかつて大規模な衝突を経験したからであり、2つの衛星もその時に出来たと思われる。
[編集] 軌道
2003 EL61は海王星と軌道共鳴の関係にないためキュビワノ族に分類されるが、大きな離心率と軌道傾斜角を持つ。発見当時、太陽からおよそ51AUの距離にあった。軌道が楕円形をしているため、近日点ではこの距離が35AUになるだろうと考えられている。公転面は他の惑星に比べると、およそ28度の傾きがあり、また公転速度が遅いことから、これまで発見されなかったと考えられている。
[編集] 表面
ジェミニ天文台で行われた分光分析によると、天体表面には水の氷が存在している。これは冥王星の衛星カロンにも見られる性質である。
[編集] 衛星
2005年の1月から6月にかけてW・M・ケック天文台で行われた観測によって、2003 EL61の衛星が2個発見された。1個目は同年7月29日に母天体と同時に、2個目は11月29日に発表された。質量はそれぞれ2003 EL61の約1%、約0.2%とみられている。
2007年時点では、衛星の正式名は未定である。カリフォルニア工科大学では第1衛星をルドルフ、第2衛星をブリッツェンという愛称で呼んでいる(サンタクロースの橇を引くトナカイの名前に由来する)。
| 名前 | 直径 (km) |
軌道 傾斜角 (度) |
離心率 | 軌道 半長径 (km) |
公転 周期 (日) |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| S/2005 (136108) 2 S/2005 (2003 EL61) 2 |
170? | 39 ± 6(*) | 0.0 | 39,300 | 34.7 ± 0.1 | |
| S/2005 (136108) 1 S/2005 (2003 EL61) 1 |
310~350 | 234.8 ± 0.3 | 0.050 ± 0.003 | 49,500 ± 400 | 49.12 ± 0.03 | |
- (*)…もう一方の衛星の軌道に対する角度
[編集] 2003 EL61族
(136108) 2003 EL61は、外縁天体で最初に発見された族(collisional family: キュビワノ族や冥王星族のように軌道要素が似ているだけではなく、同一の母天体から形成された小天体群)の中で最大の天体である。この族には2003 EL61の2個の衛星、(55636) 2002 TX300、(24835) 1995 SM55、(19308) 1996 TO66、(120178) 2003 OP32、そして(145453) 2005 RR43が含まれる。

