2001年のJリーグカップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jリーグ > Jリーグカップ > 2001年のJリーグカップ
2001 Jリーグカップ
Jリーグヤマザキナビスコカップ
開催国 日本の旗 日本
開催期間 2001年4月4日-10月27日
参加チーム数 28
優勝 横浜F・マリノス
準優勝 ジュビロ磐田
試合総数 53
ゴール数 130 (1試合平均 2.45点)
観客動員数 310,277 (1試合平均 5,854人)
得点王 トゥット(浦和)
城彰二(横浜FM)
中山雅史(磐田)
松波正信(G大阪)
久保竜彦(広島)
呂比須ワグナー(福岡)
(4得点)
最優秀選手 榎本達也 (横浜FM)
2000
2002
テンプレートを表示

2001年Jリーグカップ4月4日に開幕し、10月27日迄の日程で行われた大会である。

優勝は横浜F・マリノス(初優勝)。

大会名称[編集]

ヤマザキナビスコを冠スポンサーとしてJリーグヤマザキナビスコカップの名称で開催された。

レギュレーション[編集]

2001年のJリーグカップのレギュレーションは以下の通りである。

  • 参加クラブはJリーグJ1・J2の全28クラブ。
  • 全てノックアウト戦。
  • 1回戦から準決勝まではホーム&アウェーで試合を行い、2試合の合計点数で勝敗を決める。
    • 第1戦は90分で終了。第2戦の90分終了時に勝敗が決まらない場合、Vゴール方式の延長戦→PK方式で勝者を決める。
  • 決勝戦は90分の1試合を行う。90分で勝敗が決まらない場合、Vゴール方式の延長戦→PK方式で勝者を決める。

試合結果[編集]

下表の「チーム #1」が第1戦のホームチーム。

トーナメント表[編集]

1回戦 2回戦 準々決勝 準決勝 決勝
                       
鹿島アントラーズ 1 4 5
柏レイソル 3 0 3
柏レイソル 1 0 1
湘南ベルマーレ 0 0 0
鹿島アントラーズ 0 2 2
浦和レッズ 1 0 1
浦和レッズ 0 3 3
モンテディオ山形 2 0 2
浦和レッズ 3 3 6
ガンバ大阪 1 2 3
ガンバ大阪 2 2 4
京都パープルサンガ 0 0 0
鹿島アントラーズ 0 0 0
ジュビロ磐田 1 0 1
清水エスパルス 0 2 2(PK4)
ジェフユナイテッド市原 1 1 2(PK5)
ジェフユナイテッド市原 1 1 2
大宮アルディージャ 1 0 1
ジェフユナイテッド市原 2 0 2
ジュビロ磐田 2 2 4
コンサドーレ札幌 0 2 2
大分トリニータ 2 1 3
大分トリニータ 0 1 1
ジュビロ磐田 1 1 2
セレッソ大阪 2 1 3
ジュビロ磐田 2 2 4
ジュビロ磐田 0 (PK1)
横浜F・マリノス 2 (PK3)
川崎フロンターレ 1 2 3
横浜FC 0 1 1
東京ヴェルディ1969 1 0 1
横浜FC 1 2 3
川崎フロンターレ 0 0 0
横浜F・マリノス 3 2 5
横浜F・マリノス 1 3 4
水戸ホーリーホック 0 1 1
横浜F・マリノス 3 2 5
アビスパ福岡 0 0 0
アビスパ福岡 2 2 4
ベガルタ仙台 1 2 3
横浜F・マリノス 1 0 1
名古屋グランパスエイト 0 0 0
名古屋グランパスエイト 2 1 3
ヴィッセル神戸 2 2 4
ヴィッセル神戸 3 4 7
サガン鳥栖 1 0 1
名古屋グランパスエイト 3 1 4
サンフレッチェ広島 2 0 2
ヴァンフォーレ甲府 0 0 0
FC東京 5 1 6
FC東京 1 3 4
サンフレッチェ広島 2 3 5
サンフレッチェ広島 2 2 4
アルビレックス新潟 0 0 0

1回戦[編集]

第1戦が4月4日に、第2戦が4月18日に行われた。 詳細は、公式記録 を参照。

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
ベガルタ仙台 2 - 3 アビスパ福岡 1 - 2 2 - 2
モンテディオ山形 2 - 3 浦和レッドダイヤモンズ 2 - 0 0 - 3
水戸ホーリーホック 1 - 4 横浜F・マリノス 0 - 1 1 - 3
大宮アルディージャ 1 - 2 ジェフユナイテッド市原 1 - 1 0 - 1
FC東京 6 - 0 ヴァンフォーレ甲府 5 - 0 1 - 0
横浜FC 3 - 1 東京ヴェルディ1969 1 - 1 2 - 0
湘南ベルマーレ 0 - 1 柏レイソル 0 - 1 0 - 0
アルビレックス新潟 0 - 4 サンフレッチェ広島 0 - 2 0 - 2
ジュビロ磐田 4 - 3 セレッソ大阪 2 - 2 2 - 1
京都パープルサンガ 0 - 4 ガンバ大阪 0 - 2 0 - 2
サガン鳥栖 1 - 7 ヴィッセル神戸 1 - 3 0 - 4
大分トリニータ 3 - 2 コンサドーレ札幌 2 - 0 1 - 2

2回戦[編集]

第1戦が6月13日に、第2戦が6月20日に行われた。 詳細は、公式記録 を参照。

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
ジェフユナイテッド市原 2-2(PK5-4) 清水エスパルス 1 - 0 1 - 2
柏レイソル 3 - 5 鹿島アントラーズ 3 - 1 0 - 4
横浜FC 1 - 3 川崎フロンターレ 0 - 1 1 - 2
ジュビロ磐田 2 - 1 大分トリニータ 1 - 0 1 - 1
ガンバ大阪 3 - 6 浦和レッドダイヤモンズ 1 - 3 2 - 3
ヴィッセル神戸 3 - 4 名古屋グランパスエイト 2 - 2 1 - 2
サンフレッチェ広島 5 - 4 FC東京 3 - 3 2 - 1
アビスパ福岡 0 - 5 横浜F・マリノス 0 - 3 0 - 2

準々決勝[編集]

第1戦が8月8日に、第2戦が8月22日に行われる予定だったが、台風11号の影響で第2戦のうち3試合が延期となった。 詳細は、公式記録 を参照。

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
サンフレッチェ広島 2 - 4 名古屋グランパスエイト 2 - 3 0 - 1
ジュビロ磐田 4 - 2 ジェフユナイテッド市原 2 - 2 2 - 0[* 1]
浦和レッドダイヤモンズ 1 - 2 鹿島アントラーズ 1 - 0 0 - 2[* 2]
横浜F・マリノス 5 - 0 川崎フロンターレ 3 - 0 2 - 0[* 2]
  1. ^ 8月28日に延期して開催
  2. ^ a b 8月29日に延期して開催

準決勝[編集]

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
ジュビロ磐田 1 - 0 鹿島アントラーズ 1 - 0 0 - 0
名古屋グランパスエイト 0 - 1 横浜F・マリノス 0 - 1 0 - 0

準決勝第1戦[編集]


準決勝第2戦[編集]

2戦合計1-0により磐田が決勝進出。


2戦合計1-0により横浜FMが決勝進出。

決勝[編集]

この年のリーグ戦では、残留争いに巻き込まれる程の不振だった横浜F・マリノスが1stステージを制したジュビロ磐田を相手に、退場者を出しながらも120分間を無失点で粘り切り、迎えたPK戦ではGKの榎本達也が磐田の3本のシュートをストップする大活躍を見せ、ナビスコカップ初戴冠を果たした。

ジュビロ磐田
GK 12 日本 大神友明
DF 02 日本 鈴木秀人
DF 05 日本 田中誠
DF 03 日本 大岩剛 92分に警告 92分
MF 11 日本 西紀寛 67分に交代退場 67分
MF 22 日本 河村崇大 90分に交代退場 90分
MF 06 日本 服部年宏 104分に交代退場 104分
MF 20 日本 金沢浄
MF 10 日本 藤田俊哉
FW 18 日本 清水範久
FW 09 日本 中山雅史
控えメンバー:
GK 21 日本 山本浩正
DF 14 日本 山西尊裕
MF 15 セルビア ジヴコヴィッチ 90分に交代出場 90分
MF 13 日本 川口信男 67分に交代出場 67分
FW 24 日本 前田遼一 104分に交代出場 104分
監督:
日本 鈴木政一
横浜F・マリノス
GK 16 日本 榎本達也
DF 05 日本 小村徳男 25分に警告 25分
DF 03 日本 松田直樹 118分に警告 118分
DF 04 日本 波戸康広
MF 15 日本 平間智和 105分に交代退場 105分
MF 08 日本 遠藤彰弘 90分に交代退場 90分
MF 13 日本 永山邦夫 Yellow card 45分 Yellow-red card 86分
MF 32 ブラジル ドゥトラ
MF 10 日本 中村俊輔 61分に警告 61分
FW 09 ブラジル ブリット 114分に交代退場 114分
FW 11 日本 城彰二 96分に警告 96分 114分に交代退場 114分
控えメンバー:
GK 30 日本 下川健一
DF 07 ブラジル ナザ 105分に交代出場 105分
MF 22 日本 金子勇樹 90分に交代出場 90分
FW 17 日本 木島良輔 114分に交代出場 114分
FW 29 日本 坂田大輔 114分に交代出場 114分
監督:
ブラジル ラザロニ
テレビ中継

表彰[編集]

関連項目[編集]