2-シクロプロペンカルボン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 2-シクロプロペンカルボン酸 | |
|---|---|
|
Cycloprop-2-ene carboxylic acid |
|
| PubChem | 25241629 |
| 特性 | |
| 化学式 | C4H4O2 |
| モル質量 | 84.07 g mol−1 |
| 特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。 | |
2-シクロプロペンカルボン酸(Cycloprop-2-ene carboxylic acid)は、分子式C4H4O2を持つシクロプロペン誘導体である。
橋本貴美子京都薬科大学准教授、中田雅也慶應義塾大学教授らにより、ニセクロハツの毒成分であることが判明した[1]。 この物質は有機性の生物毒の中では分子構造が最小の物質だという。
シクロアルケンという歪んだ構造を持つため濃縮された状態では不安定で、爆発的に重合する。このため、薄い溶液として取り扱う必要がある[2]。
[編集] 毒性
横紋筋融解症を引き起こし、その溶解物が臓器に障害を与えるが、細胞毒性や抗菌活性は全く示さない。このため筋細胞には直接作用せずに別の生化学反応を起こした結果、筋溶解を引き起こすと考えられている[2]。
マウスに対するLD100 は2.5mg/kg(経口及び腹腔内投与)[2]。
[編集] 脚注
[編集] 外部リンク
- 身近な"なぜだろう"の正体を解き明かすーキノコの毒性を分子で説明する - 発見に携わった犀川陽子(現在、慶応大学天然物有機化学研究室専任講師)へのインタビュー
- ニセクロハツの強毒原因物質を解明 "謎の毒キノコ" 京薬大准教授ら - Chem-station
|
|||||