1998 KY26

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1998 KY26
Asteroid 1998 KY26.faces model.jpg
レーダー観測を基に作成された1998 KY26のCGモデル
仮符号・別名 1998 KY26
分類 地球近傍小惑星
軌道の種類 アポロ群
火星横断
発見
発見日 1998年5月28日
発見者 スペースウォッチ
トム・ゲーレルス[1]
軌道要素と性質
元期:2012年9月30日 (JD 2,456,200.5)
軌道長半径 (a) 1.232 AU
近日点距離 (q) 0.984 AU
遠日点距離 (Q) 1.480 AU
離心率 (e) 0.201
公転周期 (P) 1.37
軌道傾斜角 (i) 1.48
近日点引数 (ω) 209.21 度
昇交点黄経 (Ω) 84.45 度
平均近点角 (M) 143.41 度
物理的性質
直径 0.03 km
自転周期 0.1784 時間
(10.704 分)
スペクトル分類 C[2]
絶対等級 (H) 25.551
■Project ■Template

1998 KY26は、地球に接近した小惑星1998年6月2日にスペースウォッチプロジェクトによって発見され、地球までの距離80万キロメートル(50万マイル)となった6月8日まで観測された(これは-地球間の距離のほぼ2倍である)。ほぼ球形で、直径は約30メートル(98フィート)である。流星物質に分類されそうな小ささであるが、最も一般的な流星物質の定義である直径10メートル(以下)を適用すれば、流星物質というよりも小惑星と言える。

10.7分に1回転という、当時知られていた太陽系内の天体で最短の自転周期を持った、ラブルパイルでは存在しえない(ことが判る)最初に発見された天体である。 1998 KY26は、太陽系内でも特に到達しやすい小惑星の一つで、 その軌道は地球-火星間の輸送に最適なコースにきわめて近い [3]。 また、水が豊富にあるという事実があり、さらなる研究、および将来における火星への水の潜在的な供給源として、魅力的な対象である [4]

発見[編集]

発見はジェット推進研究所の天文学者スティーヴン・オストロ (Steven J. Ostro) を中心とした国際研究チームによって行われた。チームは、カリフォルニア州にある電波望遠鏡チェコハワイ州アリゾナ州およびカリフォルニア州の光学望遠鏡を使用した。

物理的項目[編集]

小惑星 1998 KY26は、21世紀初頭までに詳細が研究された、太陽系の中で最も小さい天体である。また自転周期10.7分はそれまでに観測された最も高速回転する天体である(殆どの小惑星の自転周期は時間単位で計測される)。

多くの小惑星のようなラブルパイルではなく、一枚岩のような天体であると考えられる十分な回転速度である。1998 KY26が発見された1998年以来、自転周期が同等かそれ以上速い小さな小惑星がいくつか見つかっている。

光学的観測及びレーダー的観測の結果は、1998 KY26が水を豊富に含んだ天体であることを示している[4]

関連項目[編集]

参考書籍[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Spacewatch discovery of 1998 KY26”. SPACEWATCH Project. 2009年12月10日閲覧。
  2. ^ Lipanović, Željko. “1998 KY26 Images”. 2009年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年12月10日閲覧。
  3. ^ 1998 KY26 JPL Small-Body Database Browser
  4. ^ a b Astronomy Picture of the Day: Asteroid 1998 KY26”. Nasa (2002年9月19日). 2009年12月10日閲覧。

外部リンク[編集]