1988年のテレビ (日本)

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1988年のテレビ(1988ねんのテレビ)では、1988年昭和63年)の日本におけるテレビジョン放送全般の動向についてまとめる。

番組に関するできごと[編集]

1月[編集]

2月[編集]

東京プリンスホテル
『夜のヒットスタジオ』司会・芳村真理が勇退(2月10日。写真は生放送会場となった東京プリンスホテル

3月[編集]

東京ドーム
東京ドーム開場(3月18日)
渋谷公会堂
『歌のトップテン』の生放送会場だった旧渋谷公会堂(写真は解体直前の2015年撮影)

4月[編集]

5月[編集]

  • 5日 - 日本テレビ系『木曜スペシャル』にて、開局35年特別記念番組『スーパー・ドキュメント・スペシャル チョモランマがそこにある!世界最高峰からの初の衛星生中継』を放送(8月19日にも放送[3])。

6月[編集]

  • 22日 - フジテレビ系『夜のヒットスタジオDELUXE』に、ロック歌手の尾崎豊が出演。自身初のテレビ生出演となる尾崎は「太陽の破片」を歌唱。なお、尾崎は4年後の1992年4月25日に26歳の若さで死去したため、これが最初で最後のテレビ出演となった。

7月[編集]

8月[編集]

  • 6日 - TBS系『クイズダービー』、篠沢秀夫の後任となる1枠解答者に、ビートたけしの兄で工学博士北野大が登板。

9月[編集]

ソウルオリンピック(写真は開会式聖火、9月17日。NHK総合などで中継)
昭和天皇の病状悪化で特別報道体制に。フィラーの中継映像などで皇居が映し出された

10月[編集]

川崎球場
ロッテ対近鉄のダブルヘッダーが行われた川崎球場(写真は1989年撮影)

11月[編集]

  • 6日 - テレビ朝日系『第20回全日本大学駅伝対校選手権大会』(名古屋テレビと共同制作)の模様をスタートからゴールまで完全生中継(以後、毎年の恒例となる)。
  • 21日
    • 議員証言法の改正で、証人喚問中のテレビ撮影が冒頭部分を除き禁止となったことで、NHKが放送したリクルート前会長の証人喚問の中継においては冒頭部分の内容の静止画で対応した[9]
    • フジテレビで明石家さんまが先生役で出演、子役を相手にトークを繰り広げたバラエティ番組『あっぱれさんま大先生』がこの日から放送開始(関東ローカル)。以後番組タイトルを変えながら2009年9月まで放送される長寿シリーズとなった。

12月[編集]

その他のテレビに関するできごと[編集]

読売テレビ本社移転(写真は大阪ビジネスパーク社屋、2006年撮影)

音声多重放送開始[編集]

周年[編集]

開局・放送開始[編集]

福島テレビ 開局25周年
奈良テレビ放送 開局20周年
西日本放送 テレビジョン放送開始30周年
静岡けんみんテレビ 開局10周年
日本テレビ放送網 開局35周年
讀賣テレビ放送テレビ西日本 開局30周年
静岡放送 テレビジョン放送開始30周年
テレビ静岡 開局20周年

番組[編集]

記念回[編集]

視聴率[編集]

(※関東地区、ビデオリサーチ調べ)

スポーツ[編集]

  1. ソウルオリンピック男子マラソン」他(NHK総合、10月2日)43.4%
  2. ソウルオリンピック「閉会式」(NHK総合、10月2日)40.8%
  3. ソウルオリンピック「第9日」(NHK総合、9月25日 19:48-19:59)38.0%
  4. 第43回びわ湖毎日マラソン(NHK総合、3月13日)34.9%
  5. ソウルオリンピック「開会式」(NHK総合、9月17日 9:15-11:55)32.7%
  6. プロ野球中継ロッテ×近鉄」(テレビ朝日、10月19日)30.9%
  7. '88プロ野球オールスターゲーム・第1戦(フジテレビ、7月24日)30.5%

ドラマ[編集]

  1. 連続テレビ小説 ノンちゃんの夢(NHK総合、9月24日)50.6%
  2. 大河ドラマ 武田信玄(NHK総合、2月14日)49.2%
  3. 連続テレビ小説 はっさい先生(NHK総合、2月27日)44.5%
  4. 連続テレビ小説 純ちゃんの応援歌(NHK総合、12月24日)42.5%
  5. もっとあぶない刑事 (日本テレビ、11月11日) 26.4%

バラエティ・歌番組[編集]

  1. 第39回NHK紅白歌合戦(NHK総合、12月31日)53.9%
  2. 夜のヒットスタジオDELUXE SPECIAL(フジテレビ、2月10日)36.0%
  3. クイズダービー(TBS、10月22日)33.6%
  4. 火曜ワイドスペシャル 第4回爆笑!スターものまね王座決定戦(フジテレビ、11月29日)33.0%

ニュース・報道[編集]

  1. ニュース(NHK総合、9月24日 21:57-22:02)37.4%
  2. ゆく年くる年(NHK総合、12月31日)36.9%
  3. ニュース・天気予報(NHK総合、2月21日 20:45-21:00)36.7%
  4. ニュース・天気予報(NHK総合、10月2日 19:30-20:00)36.4%
    • ニュース(NHK総合、8月20日 8:30-8:35)33.9%
    • 7時のニュース・天気予報(NHK総合、9月25日)33.9%
  5. ニュース・天気予報(NHK総合、9月25日 8:00-8:05)33.5%

アニメ[編集]

  1. サザエさん(フジテレビ、10月30日)32.7%

テレビドラマ[編集]

NHK[編集]

日本テレビ系[編集]

主なスペシャルドラマ
枠改編

TBS系[編集]

主なスペシャルドラマ
枠改編

フジテレビ系[編集]

主なスペシャルドラマ

テレビ朝日系[編集]

主なスペシャルドラマ
枠改編

テレビ東京系[編集]

主なスペシャルドラマ
枠新設

特撮[編集]

テレビアニメ[編集]

報道・情報番組[編集]

開始番組
終了番組

スポーツ番組[編集]

バラエティ番組[編集]

トーク番組[編集]

クイズ番組[編集]

音楽番組[編集]

教養・ドキュメンタリー番組[編集]

紀行・旅番組[編集]

単発特別番組枠[編集]

特別番組[編集]

2回以上放送のシリーズ番組[編集]

レギュラー番組のスペシャル版[編集]

参考文献[編集]

  • 日本放送協会放送文化調査研究所 放送情報調査部 編『NHK年鑑'88』日本放送出版協会、1988年9月28日。 [23]
  • 日本放送協会放送文化調査研究所 放送情報調査部 編『NHK年鑑'89』日本放送出版協会、1989年10月2日。 [24]
  • 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑'88』コーケン出版、1988年12月。[25]
  • 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑'89』コーケン出版、1989年11月。[26]
  • テレビドラマデータベース、他

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2017年10月 - 2018年9月のみ日曜にレギュラー放送された。
  2. ^ ソウルオリンピックレポーター等に専念する為。山崎は1985年(昭和60年)4月6日放送分より2年11ヶ月間出演。
  3. ^ 里見は2002年放送の第31部より水戸光圀役で復帰。
  4. ^ 中継の関係でこの日に限り、3週間前の3月3日にスタートしたばかりのアニメ『つるピカハゲ丸くん』(18:50-19:20)が110分繰り上げで17:00-17:30の放送となった。
  5. ^ 10月9日に死去(55歳没)。
  6. ^ これは「夏休みプレゼント傑作集」「年末特別総集編」などの特別回を除いた換算。なお、実際に放送通算100回に到達したのは1986年6月10日(テーマ「時」)である。
  7. ^ 篠沢は1977年(昭和52年)10月8日放送分より1枠回答者となり、10年10ヶ月間出演。
  8. ^ 1年半出演した。
  9. ^ 飯星はおよそ2年間出演した。
  10. ^ なお、製作記者発表は8月1日赤坂プリンスホテルで開かれた。
  11. ^ 1989年1月9日から当面は公共広告機構(現:ACジャパン)等のCMを流したほか、各局独自で環境映像等を放送した。
  12. ^ ただし翌1989年1月2日に放送した『爆笑クリニック』正月スペシャルでは、特別にオープニングキャッチを放送した。
  13. ^ 実際はローカルセールス枠。
  14. ^ 関東地区は10月14日金曜日)17:30 - 18:00。
  15. ^ 終了から21年半後の2010年7月4日にNHKと全民放同時ネットによる1分間の地上デジタル放送啓発番組『全国一斉地デジ化テスト』が放送された。
  16. ^ 2019年令和元年)9月に現在の本社屋(旧シアターBRAVA!跡)に移転した。
  17. ^ CBC版はこれよりも早く1962年12月3日に開始したため、1977年で25周年となった。
  18. ^ 1978年開始、この年で通算11回目。
  19. ^ 水曜グランドロマン
  20. ^ 木曜ゴールデンドラマ
  21. ^ 日本テレビ系列で全国放送された鹿児島テレビ(KTS)制作の開局20周年記念番組。当時、同局は日本テレビ系とフジテレビ系のクロスネット且つ木曜プライムタイムがフジ系同時ネット枠のため、当番組は後日時差ネットで放送された(現在はフジテレビ系シングルネット局)。
  22. ^ 火曜サスペンス劇場
  23. ^ テレビ長崎(KTN)(当時日本テレビ系とフジテレビ系のクロスネット、現在はフジテレビ系シングルネット)が舞台の作品。
  24. ^ a b 土曜ドラマスペシャル
  25. ^ 花王名人劇場
  26. ^ a b c d e f g 金曜おもしろバラエティ
  27. ^ a b c d 火曜ワイドスペシャル
  28. ^ NHK特集
  29. ^ a b c d e 木曜スペシャル

出典[編集]

  1. ^ “松岡修造 No.1くいしん坊に!歴代トップの出演回数達成!『くいしん坊!万才』”. とれたてフジテレビ (フジテレビ). (2016年2月8日). https://web.archive.org/web/20160222205315/http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2016/i/160208-i021.html 
  2. ^ a b c d e f g h i j デジタルTVガイド」2016年4月号
  3. ^ a b c d e 1988年8月19日(金) - プレイバック!TVガイド ~あのころのテレビはこうだった!~ - テレコ!
  4. ^ a b 日本民間放送連盟(編)「放送日誌(′88年7月)」『月刊民放』第18巻第10号、日本民間放送連盟、1988年10月1日、52 - 53頁、NDLJP:3471034/27 
  5. ^ 「女性軍に新風!新レギュラー根本りつ子登場」 読売新聞朝日新聞毎日新聞産経新聞日本経済新聞報知新聞(1988年9月18日付のテレビ欄)より。
  6. ^ 日本民間放送連盟(編)「放送日誌(′88年9月)」『月刊民放』第18巻第12号、日本民間放送連盟、1988年12月1日、48 - 49頁、NDLJP:3471036/25 
  7. ^ a b c 参考文献:山田修爾「ザ・ベストテン」(ソニー・マガジンズ、2008年)、「別冊ザテレビジョン ザ・ベストテン」(KADOKAWA、2004年12月)
  8. ^ 「笑顔が魅力の新レギュラー・東ちづる熱烈歓迎!」 読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞、報知新聞(1988年10月9日付のテレビ欄)より。
  9. ^ 日本放送協会放送文化研究所放送情報調査部『NHK年鑑'89』日本放送出版協会、1989年、3,24頁。 
  10. ^ a b 木村政雄の私的ヒストリー 木村政雄の事務所、2019年7月23日閲覧
  11. ^ 「NHKは何を伝えてきたか」1985-1989の項を参照。
  12. ^ 青森放送株式会社『青森放送50年史』2004年、108-109頁。 
  13. ^ 伊予田康弘[ほか]著『テレビ史ハンドブック』自由国民社、1998年、144頁。 
  14. ^ 日本民間放送連盟(編)「放送日誌(′88年8月)」『月刊民放』第18巻第11号、日本民間放送連盟、1988年11月1日、48 - 49頁、NDLJP:3471035/25 
  15. ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)256ページ
  16. ^ みんなの招待席』の1コーナー時代からの換算。
  17. ^ a b 「デジタルTVガイド」2013年9月号
  18. ^ 東芝日曜劇場
  19. ^ 水谷豊主演、石井ふく子プロデュースによる作品。2人はそれから23年後の2011年9月25日放送のスペシャルドラマ『居酒屋もへじ』で再び組むことになる。
  20. ^ a b c d e f g h デジタルTVガイド」2015年5月号
  21. ^ NHK特集 夏服の少女たち ~ヒロシマ・昭和20年8月6日~ - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
  22. ^ 1988年11月25日(金) - プレイバック!TVガイド ~あのころのテレビはこうだった!~ - テレコ!
  23. ^ NHK nenkan - Google Books
  24. ^ NHK nenkan - Google Books
  25. ^ 日本民間放送年鑑 - Google Books
  26. ^ 日本民間放送年鑑 - Google Books