1,1-ジクロロエチレン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 1,1-ジクロロエチレン | |
|---|---|
| IUPAC名 | 1,1-ジクロロエテン |
| 別名 | 二塩化ビニリデン、1,1-DCE、塩化ビニリデン、塩化ビニリデンモノマー |
| 分子式 | C2H2Cl2 |
| 分子量 | 96.95 |
| CAS登録番号 | [75-35-4] |
| 形状 | 無色液体 |
| 密度と相 | 1.213 g/cm3, |
| 融点 | -122 °C |
| 沸点 | 32 °C |
| SMILES | ClC(Cl)=C |
1,1-ジクロロエチレン(1,1-Dichloroethene、1,1-DCE)は、C2H2Cl2という分子式を持つ有機ハロゲン化合物である。可燃性の極めて高い、無色で不快臭の液体である。水には溶けないが、エタノール、ジエチルエーテル、アセトン、ベンゼン、クロロホルムには溶解する。
1,1-DCEはポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリルなどのポリマーを作るときにコモノマーとして加えられる。 また、直接重合させるとポリ塩化ビニリデンを生成する。
1,1-DCEは半導体工学で、純粋な二酸化ケイ素フィルムを製造するのに使われる。
1,1-DCEを吸入した場合の最も大きな影響は中枢神経系に表れ、高濃度では鎮静、酩酊、けいれん、昏睡などの症状が出ることがある[1]。