(15810) 1994 JR1

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(15810) 1994 JR1
分類 太陽系外縁天体[1]
軌道の種類 冥王星準衛星[2][3]
冥王星族[4][5]
天文学上の意義
意義 従来とは異なるタイプの
準衛星の発見
発見
発見日 1994年5月12日[1]
発見者 M. J. Irwin,
A. Zytkow[1]
軌道要素と性質
元期:TDB 2456200.5 (2012年9月30.0日)[1]
軌道長半径 (a) 39.2373714 AU[1]
近日点距離 (q) 34.7531441 AU[1]
遠日点距離 (Q) 43.7215987 AU[1]
離心率 (e) 0.1142846[1]
公転周期 (P) 89773.5462296 日[1]
(245.79 年[1])
平均軌道速度 0.00401009 度/日[1]
軌道傾斜角 (i) 003.80316 度[1]
近日点引数 (ω) 102.06937 度[1]
昇交点黄経 (Ω) 144.75330 度[1]
平均近点角 (M) 024.42204 度[1]
前回近日点通過 JED 2450110.3523973[1]
(1996年1月27日[1])
次回近日点通過 JED 2539883.8986269
(2241年11月12日)
物理的性質
直径 127 km[4]
絶対等級 (H) 7.7[1]
色指数 (B-R) 1.61[4]
別名称
別名称
15810,
1994 JR1
1994 JR1[1].
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(15810) 1994 JR1とは、冥王星族に属する小惑星の1つである[4][5]。2013年現在、発見されている唯一の冥王星準衛星である[2][3]

軌道の性質[編集]

概要[編集]

1994 JR1は、海王星と2:3の軌道共鳴をしている冥王星族に属する天体である。太陽から平均58億7000万km (39.24AU) 離れた位置を246年かけて公転している。離心率0.11、軌道傾斜角3.8度と、冥王星よりも正常な軌道で公転している。1996年1月27日近日点を通過しており、次回近日点に戻ってくるのは2241年頃である[1][4]。また、冥王星族としての発見は古いほうである[6][7]

冥王星の準衛星[編集]

1994 JR1は、発見から18年経った2012年になって、冥王星の準衛星であることが分かった[2][3]。すなわち見かけ上は、冥王星から見れば1994 JR1衛星に見える。しかし他の惑星で発見されている準衛星が、その天体に接近し、天体の重力による1:1の軌道共鳴によって準衛星となっているのに対し、1994 JR1の場合は冥王星ではない他の天体、すなわち海王星の重力による軌道共鳴によって、冥王星と1:1の軌道共鳴をしている[3]。これは2013年現在、1994 JR1のみで見られている性質である。1994 JR1は、約10万年前からこの軌道にあり、あと約25万年間はこの軌道を維持していると考えられている[2][3]

1994 JR1は普段、冥王星から数億km離れているが、カルロス・デ・ラ・フエンテマルコスの計算によれば、今から約1万3000年後には、冥王星から約1040万kmまで接近すると考えられている。これは冥王星とカロンの公転半径の約530倍である。

1994 JR1の軌道は非常に安定しているため、冥王星と同じくらい古い時代に形成された天体であると考えられている。それは、この軌道に、比較的最近生じた小惑星同士の衝突で生じた破片が入り込む可能性はかなり低いと考えられているためである。

物理的性質[編集]

1994 JR1の絶対等級は7.7[1]であり、推定される直径は約127kmである[4]。これは準衛星としては、海王星の準衛星である(309239) 2007 RW10の約247kmに次いで大きい[4][8]

観測[編集]

1994 JR1は、冥王星に最も近い位置にある天体の1つである。2017年4月10日には、1994 JR1は、冥王星から約4億km (2.7AU) 離れた位置にある[9]。これは、2015年に冥王星にフライバイするニュー・ホライズンズの、その後の新たな観測対象となりうる距離ではあるが、かなり遠い距離である[3]。ただし、冥王星軌道付近の探査は現在でも行われているため、もっと条件の良い観測対象が発見される可能性は十分にある[10]。なお、数億km単位で離れているのは、地球の準衛星が数千万kmであることを考えると極めて遠いと感じるかもしれないが、冥王星は軌道の大きさが地球よりもはるかに大きいため、むしろ近いほうである[3]

発見[編集]

1994 JR1は、1994年5月12日マイケル・アーウィンアンナ・ジツコフによってパロマー天文台で発見された。小惑星番号2000年7月26日に付与された[1]

関連項目[編集]

出典[編集]

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