(カミング・トゥゲザー・イン)カトマンズ

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(カミング・トゥゲザー・イン・)カトマンズ』(英語表記:Coming together in Kathmandu)は、1980年9月1日に発売されたゴダイゴの15枚目のシングル、および同年10月1日に発売されたゴダイゴの5枚目のオリジナル・アルバムである。但し、アルバムの正式名称は『KATHMANDU』であり、Coming together in がつくのはシングル盤のみである。

シングル[編集]

(カミング・トゥゲザー・イン・)カトマンズ
ゴダイゴシングル
B面 COMING TOGETHER IN KATHMANDU
リリース
規格 7インチレコード
AK-709-AX
ジャンル ロック
時間
レーベル 日本コロムビア
プロデュース ジョニー野村柏木省三ゴダイゴ
ゴダイゴ シングル 年表
ポートピア
(1980年)
(カミング・トゥゲザー・イン・)カトマンズ
(1980年)
アフター・ザ・レイン
(1980年)
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概要[編集]

  • シングルは武田薬品の「ベンザ・エースCMソングとして使用された。
  • ジャケット・デザイン(デザイン:森島紘)はシングル「ホーリー&ブライト」と同様の構図で、上部に「カトマンズ」の文字と、ヒマラヤ山脈の写真背景が大きくあり、下部にこれまたヒマラヤ山脈を背景にしたメンバー個別の写真が並べられている。
  • ジャケット表面には、デーヴァナーガリー文字で、上下左右に「GODIEGO」の文字が記載されている。
  • ジャケットにベース担当のスティーヴ・フォックスの姿はなく、新たに加入した吉沢洋治の姿がある。但し、表題曲のベースはスティーヴが担当している。詳細はアルバム項目で解説する。
  • ビッグイベントとして、代々木オリンピックプールで。初のゴダイゴ&東京フィルハーモニーオーケストラジョイントのコンサートを、1980年10月10日(金)開催する旨の告知がジャケットに記載されている。
  • ブルーレコードで愛蔵家ナンバー付きであるが、枚数は非常に少ないが通常の黒いレコードも存在し、こちらの方がレアであるという。

収録曲[編集]

※ 作詞は奈良橋陽子(英語詞)と松本隆(日本語詞)、作曲はタケカワユキヒデ、編曲はミッキー吉野

  1. (カミング・トゥゲザー・イン・)カトマンズ - 3:54
  2. COMING TOGETHER IN KATHMANDU - 3:54
    • 「(カミング・トゥゲザー・イン・)カトマンズ」の英語版。

アルバム[編集]

KATHMANDU
ゴダイゴスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
レーベル 日本コロムビア
ゴダイゴ アルバム 年表
MAGIC CAPSULE
(1979年)
KATHMANDU
(1980年)
M.O.R.
(1981年)
『KATHMANDU』収録のシングル
  1. 「(カミング・トゥゲザー・イン)カトマンズ」
    リリース: 1980年9月1日
  2. ナマステ
    リリース: 1981年1月1日
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概要[編集]

  • タイトルは『KATHMANDU(カトマンドゥー)』。
  • サブ・タイトルは『シルクロードへ…。』。
  • オリジナル・アルバムとしては、初の日本語版歌詞が収録されている。それまでは基本的にシングルには日本語版、アルバムには英語版を収録するというスタイルをとっていた。
  • 表題曲に関しては、英語版・日本語版、ともにシングルとほぼ同じだが、微妙にミックスが異なる。特に英語版のシングルバージョンは、2021年現在もまだデジタル化されていない。
  • このアルバムから、宣教師になるためゴダイゴを脱退したベーススティーヴ・フォックスに代わり、吉沢洋治が加入。表題曲以外のベース演奏は吉沢が担当。
  • タイトル曲となった「COMING TOGETHER IN KATHMANDU((カミング・トゥゲザー・イン・)カトマンズ)」のサウンドエンジニアリングはスティーヴ・フォックスが担当したが2曲目の「When I Get There」以降はスティーヴが手掛けていないため、音作りが異なっている。
  • 「NAMASTE(ナマステ)」は、後に日本語版としてシングル・カットされたが、B面の英語版は当アルバム音源ではなく、「中国 后醍醐」からのライヴ音源。
  • 「COMING TOGETHER IN KATHMANDU((カミング・トゥゲザー・イン・)カトマンズ)」は武田薬品の『ベンザ・エース』CMソングであり、本アルバムのミックスのバージョンが『CMソング・グラフィティ VOL.2』にも収録されている。また「CARAVANSERAI(キャラバンサライ)」の別歌詞ヴァージョン(歌詞は『森永チョコレート』のフレーズ以外英語)が「CHESTNUT TREE(チェスナット・トゥリー)」という曲名で同じく『CMソング・グラフィティ VOL.2』に収録されている。
  • 「(カミング・トゥゲザー・イン)カトマンズ」の日本語バージョンは、コンピレーション盤やボックスセット『15TH ANNIVERSARY GODIEGO BOX』(1991)などシングルバージョンで収録されることが多いが、『GODIEGO ORIGINAL HITS DISC』(ゴダイゴ・オリジナル・ヒット・ディスク)(1984)では本アルバムのバージョンで収録された。
  • ブルーレコードで愛蔵家ナンバー付き

収録曲[編集]

  1. COMING TOGETHER IN KATHMANDU((カミング・トゥゲザー・イン・)カトマンズ)
    • 作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
  2. WHEN I GET THERE(ホェン・アイ・ゲット・ゼア)
    • 作詞:奈良橋陽子 作曲・編曲:ミッキー吉野
  3. THE ROAD OF SILK AND SPICE(シルク・アンド・スパイス)
    • 作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
  4. CARAVANSERAI(キャラバンサライ)
    • 作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
  5. NAMASTE(ナマステ)
    • 作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
  6. LEIDI LAIDI(レイディ・ライディ)
    • 作詞:奈良橋陽子 作曲・編曲:ミッキー吉野
  7. STONE DRY(ストーン・ドライ)
    • 作詞:奈良橋陽子 作曲・編曲:ミッキー吉野
  8. IMAGES OF MYSTERY(イメージズ・オヴ・ミステリー)
    • 作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
    • この曲では、吉澤はアコースティックベースを使用している。
  9. WAVE GOOD-BYE(ウェイヴ・グッド・バイ)
    • 作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
  10. (カミング・トゥゲザー・イン・)カトマンズ(COMING TOGETHER IN KATHMANDU)
    • 作詞:奈良橋陽子、松本隆 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野