暴走

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暴走(ぼうそう)とは物理、心理いずれかのコントロール不能状態を表す。

元来は文字どおり乱暴に走ることを意味する語句だが、転じて機械類が制御不能になることや、人間の逸脱した言動などを指す言葉としても用いられる。

目次

[編集] 車両の暴走

車両の暴走には、無人のまま走り出す現象、運転者による制御が利かずに走る現象、法令や交通道徳を故意に破って自動車等を走らせる行為が挙げられる。

無人の車両の走行の例として、斜面上におけるブレーキの不十分な駐車が挙げられる。傾斜している場所に車両を駐車している時、ブレーキの利きが不十分のため走り出す。重力の路面(鉄道車両においては線路)に平行な成分が車体に加わっているが、ブレーキが十分に利いていないと、その力に抵抗できず、車輪が転がるからである。

自動車は、運転者の勘違いによって暴走することがある。その最たる例は、アクセルペダルブレーキペダルと思い込んで踏み、建造物に衝突する事故である。

暴走は、法令に違反し、または道徳に反して道路を走行する行為をも意味する。 道路交通法違反や反道徳的な走行としての暴走は、共同危険行為と違法競走が挙げられる。暴走族を参照。

[編集] 電気・電子回路における暴走

コンピュータにおいて、プログラムの入力ミスなどにより、プログラムが無限ループなどを起こし、操作ができなくなってしまうことを「暴走する」と表現することがある。この現象を止めるには、キーボードで特定のキーを組み合わせて長押しするか、オペレーションシステムまたはアプリケーション再起動あるいは強制終了する必要がある。

電気回路において、発熱が更なる発熱を招き、温度制御が不能な状態を熱暴走と呼ぶ。一般に、電気回路に電流を流すと、電気抵抗に比例して発熱する(ジュールの法則)。さらに、コンピュータに用いられる導線は細い(断面積が小さい)ため、抵抗が大きい。以上の理由で、電気回路、特にコンピュータの回路は熱暴走に陥ることがある。

また、上記のコンピュータの制御不可能な状態のうち、発熱が原因であるものを、俗に熱暴走と呼ぶことがある(オーバーヒートを参照)。コンピュータには、蓄熱を防ぐため、ファンや水冷装置など、冷却装置が装備されている。

[編集] 化学における暴走

電気回路と同様、発熱が更なる発熱を招き、温度制御が不能な状態を熱暴走と呼ぶ。

[編集] 逸脱行動としての暴走

集団の決まり事や道徳、慣習、あるいは方針に反して、集団の構成員への影響を顧みずに行動することを逸脱と呼ぶが、比喩的に「暴走」と表現することがある。先述した自動車の暴走行為は、道路交通法に違反したり、交通道徳から逸脱したりする点でも暴走と言える。

[編集] 用例

  • 自動車などの車両を乱暴な運転で走行させること(例 : 「バスジャックが暴走する」、暴走族)。
  • 列車や自動車などの車両が、無人もしくは運転者の意思に逆らって勝手に走行すること(例 : 「ブレーキが利かず列車が暴走する」、『暴走機関車』)。
  • コンピュータなどが人間の制御できない状態に陥ること(例 : 熱暴走暴走温室効果)。
  • 軽はずみに無謀な行動をとったり、他者の迷惑を顧みず物事を進めること(例 : 「執行部が暴走する」、『恋の暴走』)。
  • 身体の制御が利かなくて、力を抑えきれなくなること。

[編集] 外部リンク

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