新三郷駅

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新三郷駅
西口(2019年9月)
しんみさと
Shim-Misato
JM 19 吉川美南 (1.5 km)
(2.1 km) 三郷 JM 17
地図
所在地 埼玉県三郷市新三郷ららシティ二丁目[1]4-1
北緯35度51分31.2秒 東経139度52分9.63秒 / 北緯35.858667度 東経139.8693417度 / 35.858667; 139.8693417座標: 北緯35度51分31.2秒 東経139度52分9.63秒 / 北緯35.858667度 東経139.8693417度 / 35.858667; 139.8693417
駅番号 JM18
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 武蔵野線
キロ程 80.1 km(鶴見起点)
府中本町から51.3 km
電報略号 シミ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線[2]
乗車人員
-統計年度-
13,197人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1985年昭和60年)3月14日[1]
備考 業務委託駅
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東口(2019年9月)

新三郷駅(しんみさとえき)は、埼玉県三郷市新三郷ららシティ二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線である[1]駅番号JM 18

歴史[編集]

1989年頃の新三郷駅。間に武蔵野操車場があるため、上下のホームが極端に離れていた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
開発中の駅前(西口)
(2008年3月)

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線[2]を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。前記のように、上下線の位置が違う不便さを解消するため、どちらにホームを寄せるかで、みさと団地・さつき団地の住民(団地に近い上り線に統合を主張)と、操車場跡地の開発をしたい三郷市(有効活用する下り線に統合を主張)とで論争となっていたが、1999年平成11年)3月20日に上り線(府中本町方面)が下り線側(西船橋方面)に移設され、現在の形態となった。

駅業務はJR東日本ステーションサービスに委託し、吉川美南駅が管理している。早朝・深夜の一部時間帯は無人となる(その場合はインターホンで対応する)。

ららぽーと新三郷の開業による利用者増を見込んで、精算窓口のブース化並びに自動改札機・自動精算機の増設を行い改札口を改良、さらに府中本町方面ホーム側エレベーター横にららぽーと混雑時の臨時出口を設置すると共に、簡易Suica改札機が2台新設された。

トイレは改札内に男女とも1箇所、多機能トイレ併設。自動改札機指定席券売機[1]エスカレーター(両番線とも上りのみ)、エレベーターが設置されている。

駅構内には、コインロッカー自動販売機(Suica対応)、「NEW DAYS」、「STATION BOOTH」が設置されている。駅カラーはエメラルド。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 JM 武蔵野線 下り 新松戸西船橋東京方面
2 上り 南浦和西国分寺府中本町方面

(出典:JR東日本:駅構内図

利用状況[編集]

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員13,197人[利用客数 1]。武蔵野線内26駅中東所沢駅に次いで19位である。

1日平均乗車人員は長らく11,000人台が続いていたが、イケア新三郷がオープンした2008年度に12,000人を超え、ららぽーと新三郷コストコホールセールがオープンした2009年度には16,337人と大幅に増加し、武蔵野線内25駅中14位となった。しかし、吉川美南駅の開業により、2011年度以降は微減している。

近年の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。年度全体の乗車人員を365(閏日が入る年度は366)で除して一日平均乗車人員を求めており、計算で生じた小数点以下の値は切り捨てているため、定期外と定期の和は必ずしも合計と一致しない。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均乗車人員 出典
定期外 定期 合計
1990年(平成02年) 9,510
1991年(平成03年) 10,329
1992年(平成04年) 10,675
1993年(平成05年) 10,786
1994年(平成06年) 10,795
1995年(平成07年) 10,816
1996年(平成08年) 10,904
1997年(平成09年) 10,716
1998年(平成10年) 10,833
1999年(平成11年) 11,307 [埼玉県統計 1]
2000年(平成12年) [JR 1]11,523 [埼玉県統計 2]
2001年(平成13年) [JR 2]11,642 [埼玉県統計 3]
2002年(平成14年) [JR 3]11,652 [埼玉県統計 4]
2003年(平成15年) [JR 4]11,837 [埼玉県統計 5]
2004年(平成16年) [JR 5]11,930 [埼玉県統計 6]
2005年(平成17年) [JR 6]11,992 [埼玉県統計 7]
2006年(平成18年) [JR 7]11,644 [埼玉県統計 8]
2007年(平成19年) [JR 8]11,570 [埼玉県統計 9]
2008年(平成20年) [JR 9]12,199 [埼玉県統計 10]
2009年(平成21年) [JR 10]16,337 [埼玉県統計 11]
2010年(平成22年) [JR 11]16,504 [埼玉県統計 12]
2011年(平成23年) [JR 12]16,498 [埼玉県統計 13]
2012年(平成24年) [JR 13]6,777 [JR 13]9,515 [JR 13]16,293 [埼玉県統計 14]
2013年(平成25年) [JR 14]6,846 [JR 14]9,442 [JR 14]16,289 [埼玉県統計 15]
2014年(平成26年) [JR 15]6,851 [JR 15]9,094 [JR 15]15,945 [埼玉県統計 16]
2015年(平成27年) [JR 16]6,829 [JR 16]9,142 [JR 16]15,971 [埼玉県統計 17]
2016年(平成28年) [JR 17]6,644 [JR 17]9,057 [JR 17]15,702 [埼玉県統計 18]
2017年(平成29年) [JR 18]6,843 [JR 18]9,222 [JR 18]16,066 [埼玉県統計 19]
2018年(平成30年) [JR 19]6,932 [JR 19]9,147 [JR 19]16,080 [埼玉県統計 20]
2019年(令和元年) [JR 20]6,578 [JR 20]8,923 [JR 20]15,502 [埼玉県統計 21]
2020年(令和02年) [JR 21]4,730 [JR 21]7,222 [JR 21]11,952
2021年(令和03年) [JR 22]5,434 [JR 22]7,282 [JR 22]12,716
2022年(令和04年) [JR 23]5,790 [JR 23]7,406 [JR 23]13,197

駅周辺[編集]

駅前ロータリー(西口)オブジェ(2008年3月)

みさと団地さつき平団地(三郷ニュータウン)の最寄り駅である。

以前、駅前周辺に広がっていた武蔵野操車場の跡地では、三井不動産によって住宅や大規模商業施設で構成される「新三郷ららシティ」の開発が2007年11月から開始されている。これに伴い、周辺道路の拡幅や西口駅前広場の改修も進められ、2008年10月23日より新駅前広場が、同年11月5日よりペデストリアンデッキの運用が開始されている。

なお、駅前ロータリーにはこの地で生産が盛んであった事、また旧操車場の敷地の形に似ている事から「そら豆」をモチーフとしたオブジェが建てられ、3月29日に除幕式が執り行われた。

10月1日から地区内循環の新道路開通に伴い、西口駅前ロータリーより左側(IKEA側)一般車用交通広場からは左折のみとなり、IKEA外周より市道采女線に出るようになっている。

公共施設[編集]

IKEA新三郷
ららぽーと新三郷

新三郷ららシティ[編集]

その他[編集]

バス路線[編集]

当駅には以下の路線バスが乗り入れている。東武バスセントラルメートー観光埼玉観光マイスカイ交通によって運行され、特に西口バスターミナルには多くのバス路線が発着している。

のりば 運行事業者 系統・行先 備考
西口バスターミナル
1 東武バスセントラル
 
2 金52金54金町駅  
3 三08:新三郷南循環  
4 メートー観光
 
5 埼玉観光 彦03三郷駅南口 土休日のみ運行
6 マイスカイ交通 M08M10三郷中央駅  
東口
マイスカイ交通
  • M02:三郷駅北口・三郷中央駅
  • M31:三郷駅北口
 

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JM 武蔵野線
三郷駅 (JM 17) - 新三郷駅 (JM 18) - 吉川美南駅 (JM 19)

脚注[編集]

記事本文[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ダウトをさがせR」や「NNNニュースプラス1」、「出没!アド街ック天国」で取り上げられていたこともある。
  2. ^ 邦訳版では1988年版(1988年3月講談社刊。p298)より世界記録として掲載。

出典[編集]

広報資料・プレスリリースなど一次資料[編集]
  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月28日閲覧。

利用状況[編集]

JRの1日平均利用客数
  1. ^ 各駅の乗車人員 - JR東日本
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
JRの統計データ
  1. ^ 埼玉県統計年鑑 - 埼玉県
  2. ^ みさと統計書 - 三郷市
埼玉県統計年鑑

参考文献[編集]

関連項目[編集]

過去に似た構造を持っていた駅

外部リンク[編集]