帯広の森野球場

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帯広の森野球場
Obihiro no Mori Baseball Stadium
フィールド全景(2006年8月)
施設データ
所在地 北海道帯広市南町南7線56-7
座標 北緯42度53分29秒 東経143度08分46秒 / 北緯42.89139度 東経143.14611度 / 42.89139; 143.14611座標: 北緯42度53分29秒 東経143度08分46秒 / 北緯42.89139度 東経143.14611度 / 42.89139; 143.14611
開場 1990年6月24日[1]
所有者 帯広市
管理・運用者 帯広市文化スポーツ振興財団
スコアボード 磁気反転式(幅29.50 m・高さ7.00 m)[1]
照明 なし
建設費 13億8,723万4,000円(防衛施設庁4億2,198万3,000円補助)[1]
使用チーム • 開催試合
全国高等学校野球選手権北北海道大会十勝支部予選
収容人員
23,008人(内野8,008人、外野15,000人)[1]
グラウンドデータ
球場規模 両翼97.60m(320ft)[1]
センター122.00 m(400 ft)[1]
バックストップ20.00 m(65.6 ft)[1]
フェンス 2.5 mコンクリート壁[1]

帯広の森野球場(おびひろのもりやきゅうじょう)は、北海道帯広市[3]にある野球場

概要[編集]

1990年平成2年)、緑ヶ丘公園野球場に替わる施設として帯広の森運動公園内に開場。十勝地区の野球ソフトボール大会に使用されているほか、日本プロ野球の公式戦も開催される。球場をほぼ二分する形で芽室町との境界があり、バックスクリーンに向かってレフト側が帯広市、ライト側が芽室町にあたる。

施設[編集]

  • 開場期間(5月1日から10月15日)
  • グラウンド(両翼97.6 m、センター122 m、バックストップ20 m)
  • 外野フェンスの高さ2.5 mコンクリート壁(ラバーフェンス1.5 m+ネットフェンス1.0 m)
  • スコアボード(磁気反転式)
  • ダッグアウト(ホームは3塁側、ビジターは1塁側)
  • グラウンドキーパー室
  • 選手控室
  • 医務室
  • 競技役員室
  • 会議室
  • シャワー室
  • 収容人員23,044人(内野8,008人、外野15,000人)[4]
    • 身体障害者用36人(身障者18人、付添人18人)[4]

利用状況[編集]

本球場初となるプロ野球公式戦は、1991年(平成3年)の日本ハムファイターズ(北海道日本ハムファイターズ)対オリックスブルーウェーブ(オリックス・バファローズ)戦[要出典]ナイター設備がないためデーゲーム開催となる。

  • 北海道日本ハムファイターズの主催試合
    • 2004年(平成16年)に本拠地を北海道に移転。札幌以外での道内主催試合として2004年(平成16年)と2006年(平成18年)は千代台公園野球場(オーシャンスタジアム)と花咲スポーツ公園硬式野球場(スタルヒン球場)で、2005年(平成17年)は釧路市民球場と本球場で開催していたが、2007年(平成19年)と2008年(平成20年)は4球場すべてで開催した(2009年の釧路の試合はノーゲーム、本球場での試合(いずれも日本ハム対西武戦)は雨天中止[5])。2010年(平成22年)から2016年(平成28年)までは釧路での開催が取り止めとなり、函館、旭川、帯広での開催となっていた[5]。2017年(平成29年)より釧路での主催試合が復活した。
  • ヤクルトスワローズの主催試合

利用実績(2005年以降)

  • 2005年7月31日、北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズ戦、21,693人
  • 2006年8月27日、東京ヤクルトスワローズ対広島東洋カープ戦、10,674人
  • 2007年7月29日、北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ戦、22,886人
  • 2008年7月6日、北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズ戦、21,063人
  • 2010年7月31日・8月1日、北海道日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズ戦、18,753人、17,164人
  • 2011年7月26日・27日、北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズ戦、20,196人[7]、14,414人[8]
  • 2012年8月7日・8日、北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークス戦、18,165人[9]、16,723人[10]
  • 2013年8月17日・18日、北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークス戦、22,486人[11]、20,483人[12]
  • 2014年8月5日・6日、北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズ戦、16,441人[13]、13,537人[14]
  • 2015年7月14日・15日、北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークス戦、14,118人[15]、14,197人[16]
  • 2016年7月20日、北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルス戦、12,294人[17]
  • 2017年7月26日、北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ戦、12,263人[18]
  • 2018年8月1日、北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ戦、13,051人[19]
  • 2019年8月29日、北海道日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズ戦、12,535人[20]
  • 2021年7月14日、北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズ戦、4,444人[21]
  • 2022年8月24日、北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズ戦、8,553人[22]

アクセス[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)帯広駅からバスで約40分[23]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 帯広の森野球場”. 帯広市文化スポーツ振興財団. 2015年5月14日閲覧。
  2. ^ 帯広特有の珍アーチ…“市町またぎ弾”にファン仰天「となり町まで飛ばすわの実現」”. Full-Count(フルカウント). p. 1 (2022年8月24日). 2022年8月27日閲覧。
  3. ^ 球場は帯広市と芽室町に跨がっている。そのため、芽室町(打席部分)からの打球が帯広市(左翼席)に着弾する「市町またぎホームラン」になるケースも発生している[2]
  4. ^ a b 施設概要-帯広の森運動公園内施設・総合体育館”. 帯広市. 2015年5月14日閲覧。
  5. ^ a b 試合日程・結果”. 北海道日本ハムファイターズ. 2015年5月14日閲覧。
  6. ^ この試合は、横浜先発の野村弘樹が7回6失点と乱調。一方、中日先発の野口茂樹は8回途中3失点とまずまずの内容で、打線も猛攻で9回までに計9点を挙げた。しかし9-3と中日リードで迎えた9回裏、中日の落合英二宣銅烈を横浜が攻略し、一挙6点を挙げて試合を振り出しに戻した。
  7. ^ http://npb.jp/bis/2011/games/s2011072601110.html
  8. ^ http://npb.jp/bis/2011/games/s2011072701121.html
  9. ^ http://npb.jp/bis/2012/games/s2012080701259.html
  10. ^ http://npb.jp/bis/2012/games/s2012080801270.html
  11. ^ http://npb.jp/bis/2013/games/s2013081701347.html
  12. ^ http://npb.jp/bis/2013/games/s2013081801357.html
  13. ^ http://npb.jp/bis/2014/games/s2014080501260.html
  14. ^ http://npb.jp/bis/2014/games/s2014080601271.html
  15. ^ http://npb.jp/bis/2015/games/s2015071401119.html
  16. ^ http://npb.jp/bis/2015/games/s2015071501130.html
  17. ^ http://npb.jp/bis/2016/games/s2016072000791.html
  18. ^ http://npb.jp/bis/2017/games/s2017072601621.html
  19. ^ http://npb.jp/bis/2018/games/s2018080100706.html
  20. ^ http://npb.jp/bis/2019/games/s2019082900409.html
  21. ^ https://sp.fighters.co.jp/gamelive/result/2021071401.html
  22. ^ https://npb.jp/scores/2022/0824/f-b-21/
  23. ^ アクセス”. 帯広市文化スポーツ振興財団. 2015年5月12日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]