ポッキー

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ポッキー チョコレート
(チョコレート味ポッキー。基本商品)
外装(パッケージデザイン2008年)と個別内包装と中身

ポッキー和製欧字綴りおよび英語名:Pocky)は、日本菓子メーカー・江崎グリコ1966年昭和41年)から発売しているスナック菓子で、同社の登録商標(第3103630号他)である。

日本を始めとする世界各国で販売されているが、言語圏によっては異なる商品名となっている(詳しくは「#世界での商品展開」を参照のこと)。

目次

[編集] 開発史

[編集] 開発時の逸話

1960年代後期、江崎グリコは新製品の開発にあたって既存商品「プリッツ」にチョコレートをコーティングした菓子を思いついたが、その時は全体にコーティングすることしか考えていなかった。そのため、手を汚さずに食べることができるように銀紙で包むことも考えたが、費用や手間の問題が壁となってしまった。その後、コーティングしていない部分を「持つ部分」にするという現在の画期的なスタイルを考えつくまで「持つ部分」は開発者を大いに悩ませることになった。大阪府寝屋川市の数十軒の菓子店で「チョコテック」の名でテスト販売にとりかかる。「てくてく歩きながら食べるチョコスナック」ということで名づけ、テスト販売したところ大好評であった。しかし、「チョコテック」の名は他社によって商標登録されているために使用できなかった。また、コーティングしたものを大量生産する体制が整っていなかったという紆余曲折(うよきょくせつ)があった。

なお、ポッキーの芯部分のプレッツェルは、アメリカの商品「プレッツェル」を参考にしたものである。

[編集] 商品名の由来

開発時の仮称は「チョコテック」であったが、この名を他社が商標登録していることがわかったため、細めの状の物が折れるときの日本語における擬音語の一つ「ポッキン (pokkin)」をもじった「ポッキー (Pokky)」に改め、1966年(昭和41年)、商標とした。

[編集] 世界での商品展開

ゲーム「ミカド」で使われる竹ひご(ヨーロッパにおける本商品の商標の由来となっているもの)

本商品は日本以外の国・地域でも広く販売されている。アメリカ合衆国シンガポールなどでは日本と同様「Pocky」の名で販売されているが、「ポッキー」の和製欧字綴りである「Pocky」は英語では「痘痕(あばた)のある」を意味する語や男性器隠語同綴異義語の関係になってしまうため、ヨーロッパではこれを避け、「Mikado」という名前での販売となっている。「ミカドen)」というヨーロッパのピックアップスティックenゲーム[1](cf. みかど)で使われる竹ひご右の画像を参照)に似ているためにこの名がついた。なお、このゲーム名の「Mikado」は元来、当ゲーム内で最も得点の高い竹ひごの呼称であるが、さらにその語源は天皇の異称である「みかど(御門、。cf. 天皇#中世)」にある。本商品はまた、マレーシアでは「Rocky」の名で販売されているが、これは「Pocky」が当国の国教であるイスラム教タブーとされる豚肉に関連する英単語「pork(意:豚肉)」や「porky(意:豚の、豚のような)」を連想させるためであるとされている。中国語圏では「ポッキー」を元に漢訳された「百奇拼音:bǎi-jī、bǎi-qí、ウェード式:pai3-chi1、po2-chi1)」の名で、韓国では「포키 (po-ki)」の名で販売されている。

タイは気温が高いため、日本より融ける温度が高いチョコレートを使って甘さを抑える、ヨーロッパではカカオ100%のチョコレートにするなど、地域によって製品の内容を変えている。

[編集] 高級品の開発

日本では2000年代以降、「ムースポッキー」や「ポッキーデコレ」といった、贅沢な原材料を使用したり、季節に合った独特の味を出したりした商品を発売しており、高級感を演出している。

[編集] 商品構成

[編集] 日本(現行)

ムースポッキー
(カスタードフォンデュ味)
個別内包装と中身
いちごポッキー
パッケージ(デザイン:2008年)と中身
日本で現在(2011年平成23年]上半期)販売中の商品の一覧。
基本的には、限定販売商品(地域限定商品、期間限定商品、数量限定商品)を除外する。
  • ポッキー チョコレート :チョコレート味のポッキー。
    • ポッキー チョコレート :発売当初からの基本商品。右最上段に画像あり
    • ポッキー ソルティ☆ :チョコレートの表面に食塩砂糖の結晶をトッピングした商品。
    • ポッキー極細 :チョコレートを増量するためにプレッツェルの部分を細くした商品。
  • ムースポッキー :ムース状の食感を活かした商品群。
  • ポッキー黒五・五果
    • ポッキー黒五
    • ポッキー五果
  • クラッシュポッキー :適度に粉砕した食材の香ばしさ歯ざわりを活かした商品群。
  • いちごポッキー :イチゴ味。右列に画像あり
  • はちみつミルクポッキー :蜂蜜牛乳のミックス風味。
  • ぶどうポッキー :ブドウ味。
  • ポッキーのケーキ :全国に17店舗展開している「ぐりこ・や」限定販売。
  • ジャイアントポッキー :通常のものに比べて格段に大きい商品。日本全国で販売されているもの、土産用に地方限定で販売されているもの、および、期間限定で販売されるものがある。

[編集] 日本(過去)

  • アーモンドポッキー:1971年から2003年まで発売。なお2009年2011年に期間限定で再発売された[2]
  • メンズポッキー :大人向けに開発された。
  • ポッキー ミルク :原材料のチョコレートの粉乳の比率をポッキー チョコレートより2.5倍増量した商品。
  • ポッキーG :通常のポッキーよりも更に硬質に焼き上げられたプレッツェルが用いられていた。
  • リトルポッキー:通常のポッキーよりも短いプレッツェルが用いられていた。
  • ソフトポッキー:ムースポッキーのルーツとも言える商品。パーティーサイズのみの発売。

[編集] 海外

中国
  • Pocky百奇<ウーロン茶味> 中国限定
  • Pocky百奇<ライチ味> 中国限定
タイ
  • ミルク タイ限定
  • バナナ タイ限定

[編集] 類似商品

日本のメーカーでは1970年代初頭にカバヤ食品が「カバヤ プレッツェル」という名で「ポッキー」と「プリッツ」を模したプレッツェル菓子を発売し、現在に至っている。他に明治製菓の「ラッキースティック」や「フラン」、ロッテの「トッポ」がある。

韓国ではパッケージの体裁まで「ポッキー」に似ている「ペペロ(Pepero、빼빼로)」が1983年から韓国ロッテから発売されている。韓国では1993年頃から11月11日は「ペペロの日」として国民的な行事になっている。

東南アジアでは「チョッキー(Chocky)」なる類似品が大量に流通している。

[編集] 広告・キャンペーン

日本では数字の「1」が6つ並んだ平成11年1999年11月11日を機に(「1」をポッキーとプリッツに見立て)、それ以降、毎年の11月11日は「ポッキー&プリッツの日」としてキャンペーンを展開している。以下、この節では日本国内についての事象を記す。

[編集] 脚注

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  1. ^ ランダムに積み重なった棒を1本ずつ取り除いてゆき、器用さを競うゲーム。
  2. ^ 2011年の再発売では、1978年(昭和53年)当時の復刻パッケージで発売。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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