ボツワナ

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ボツワナ共和国
Lefatshe la Botswana (ツワナ語)
Republic of Botswana (英語)
ボツワナの国旗
国旗 国章
国の標語 : Pula
(ツワナ語: 水、雨)
国歌 : 我らの大地
ボツワナの位置
公用語 英語ツワナ語
首都 ハボローネ
最大の都市 ハボローネ
政府
大統領 イアン・カーマ
副大統領 モンパティ・セボホディ・メラフェ
面積
総計 600,370km²44位
水面積率 2.5%
人口
総計(2008年 1,950,000人(144位
人口密度 3人/km²
GDP(自国通貨表示)
合計(2008年 912億[1]プラ
GDPMER
合計(2008年 134億[1]ドル(111位
GDPPPP
合計(2008年 265億[1]ドル(106位
1人当り 14,882[1]ドル
独立
 - 日付
イギリスより
1966年9月30日
通貨 プラBWP
時間帯 UTC +2(DST: なし)
ccTLD BW
国際電話番号 267

ボツワナ共和国(ボツワナきょうわこく)、通称ボツワナは、南部アフリカの内陸に位置する共和制国家。南を南アフリカ共和国、西と北をナミビア、東をジンバブエに囲まれた内陸国である[2]。 首都はハボローネ。ツワナ系の人々が多く住む。

目次

[編集] 国名

正式名称は英語で、Republic of Botswana(リパブリック・オブ・ボツワーナ)。通称、Botswana。日本語の表記は、ボツワナ共和国。通称、ボツワナ

国名は「ツワナ族の国」を意味している。

[編集] 歴史

詳細は「ボツワナの歴史」を参照

イギリスによる保護領時代についてはベチュアナランドを参照

[編集] 政治

詳細は「ボツワナの政治」を参照

ボツワナは共和制大統領制を採る立憲国家である。現行憲法1966年9月30日に公布されたもの。

国家元首である大統領は、同時に行政府の長も兼ねる。大統領は国会により選出され、任期は5年。3選は禁止されている。副大統領および閣僚は大統領により任命される。首相職は無い。

立法府両院制の国会である。上院に相当する首長会議は15議席で、任期の定められていないツワナ族の伝統的な首長たち8名のほか、副首長などが5年任期で7名任命される。下院に相当する国民議会は63議席で、57議席が国民の直接選挙、4議席が与党、2議席は大統領と司法長官により任命される。国民議会議員の任期は5年である。首長会議には諮問機関としての権限しかなく、立法権は国民議会に存在する。

ボツワナの独立以来、アフリカでは数少ない複数政党制に基づく民主主義が機能している国として知られ、政局はきわめて安定している。最大政党ボツワナ民主党(BDP)が政権を1966年の独立以来保っているが、ボツワナ国民戦線(BNF)やボツワナ会議党(BCP)といった政党が国民議会に議席を持ち、実質的な野党として活動している。

[編集] 国際関係

近隣諸国のみならず、旧宗主国イギリスを含むヨーロッパ諸国、日本を含むアジア各国やアメリカ合衆国など、諸国と友好な関係を保っている。また、かつてはアパルトヘイト政策を取っていた隣国の南アフリカとは対立関係にあったが、南アフリカの方向転換に伴い、近年は友好的な関係を保っている。

南部アフリカ開発共同体(SADC)の議長国を1980年代から1990年代にかけて長年つとめた他、国連安全保障理事会の非常任理事国となったこともある。なお、1999年に駐日大使館東京都港区に設置された他、駐ボツワナ日本国大使館と総領事館も設置されている。

[編集] 地方行政区分

詳細は「ボツワナの地方行政区分」を参照

ボツワナのディストリクト

ボツワナは9つのディストリクトに区分され、さらに28のサブ・ディストリクトに分けられる。

  1. セントラル地区
  2. ハンツィ地区
  3. カラハリ地区
  4. カトレング地区
  5. クウェネン地区
  6. ノースイースタン地区
  7. ノースウェスタン地区
  8. サウスイースタン地区
  9. サザン地区

[編集] 地理

ボツワナの地図

ボツワナの西部はカラハリ砂漠におおわれており、北には沼地地帯が広がる。中央部にはサバンナ気候のためサバンナが覆うが、サバンナにもまばらに低木と草が茂って生えてるところがある。南部はほぼ砂漠になっており、リンポポ川モロベ川が南アフリカとの国境になっている。なお、国土の17%が政府により指定保護区とされ、手付かずで残されている。

首都ハボローネの大半は住宅地によって構成されている。住宅地は中、上流階層が住む高級住宅地と、貧困住宅地にわかれる。経済規模の割には高層ビルは少ない。 

[編集] 経済

詳細は「ボツワナの経済」を参照

[編集] 中所得国

ボツワナは、1966年の独立以後、手堅い経済政策に基づき、世界最高水準の経済成長率を1980年代末まで維持し続け、他の多くのアフリカ諸国とは異なり世界最貧国グループには入らず、GNPが「中所得国」に分類されるなど、堅実な経済状況を保ち続けている。また、基本インフラストラクチャーやITインフラも比較的整えられている。

なお、ボツワナ銀行の公式発表では失業率が20%を超え、民間の調査結果では40%近いものも報告されていることから、産業の多角化や外資の積極導入、それに伴う為替の自由化を行いこれを克服しようとしている。

[編集] ダイアモンド

特に、ダイヤモンド鉱脈が1967年に発見されたのに続き、1970年代に多数の鉱脈が相次いで発見されたため、ダイヤモンドの採鉱事業は、ボツワナ経済の中心となっている。ダイヤモンドだけで、GDPの3分の1を超え、輸出総額の75%から90%、国の歳入の約半分を占める。その他の鉱物資源としては、ニッケルなどがあり、これらの輸出によって外貨を得ている。

[編集] 工業・農業

農業部門では、自給農業と牛や羊の畜産が中心で、牛肉の輸出の割合が大きい。食品加工などの軽工業は発展しているものの、現在のところ重工業はほとんど未発達であり、諸外国からの誘致を進めている。

[編集] データ

CIA ザ・ワールド・ファクトブック による2000年の輸出入データは以下の通り。

  • 輸出品目 : ダイヤモンド 90%、銅、ニッケル、ソーダ灰(工業用炭酸ナトリウム)、肉、織物
  • 輸出先 : 欧州自由貿易連合 (EFTA) 87%、南部アフリカ関税同盟 (SACU) 7%、ジンバブエ 4%。
  • 輸入品目 : 食料品、機械類、電化製品、輸送設備、織物、石油燃料、石油製品、木製品、紙製品、金属、金属製品
  • 輸入先 : 南部アフリカ関税同盟 (SACU) 74%、欧州自由貿易連合 (EFTA) 17%、ジンバブエ 4%。

[編集] 観光

オカバンゴ湿地帯やチョベ国立公園、カラハリ砂漠やモレミ野生動物保護区など観光資源が豊富な上に、政情が安定していることや政府が観光に力を入れている事から、観光客が堅実に増加しており、政府主導で国内のホテルの整備を進めるなど更なる観光客の誘致を行っている。

[編集] 軍事

詳細は「ボツワナ防衛軍」を参照

ボツワナ防衛軍は陸軍空軍によって構成されており、他に準軍事組織として警察の機動隊が存在する。内陸国の為海軍は保有しておらず、河川、湖沼を哨戒する軍事的組織も保有していない。3つの組織を合わせた総兵力は10,500人。

[編集] 交通

国内には路線バス航空機による路線網が整備されている。なお、鉄道による南アフリカとの国際列車も運行されているものの、国内の鉄道網は余り整備されていない。自家用自動車の普及率は高いものの、高速道路網の整備はなされていない。

また、日本との間には直行便は運航されていないが、ヨーロッパの各都市や南アフリカからエア・ボツワナなどの定期便でハボローネのセレツェカーマ国際空港へ入る事が一般的である。なお、ハボローネとヨハネスブルグの間には頻繁に定期便が運航されている。

[編集] 国民

もともとコイサン語族に属する言語を話す人々が住んでいたが、17世紀半ば南部より移動してきたツワナ人が支配した。コイサン系の言語を用いる人々は人口は少ないが現在も国内各地に住んでいる。

彼らは以前、狩猟放牧での移動生活をしていたが、現在では国による定住政策がかなり進み以前のような生活をしている人は少ない。現在この国の人口の約95%をツワナ族が占め、他には少数部族のカランガ族サン族などが住んでいる。

エイズ(HIV/AIDS)感染率が世界最高(2000年の調査で成人の38.8%)となっている。政府は、国の歳入の多くを失業対策とエイズ対策に注ぎこまざるを得ない状況である。エイズの蔓延の影響で、現在の平均寿命は39歳と非常に短い。

[編集] 言語

公用語英語である。その他にツワナ語が使われている。

[編集] 宗教

現地固有の宗教とキリスト教がそれぞれ半分程度である。

[編集] 教育

詳細は「ボツワナの教育」を参照

安定した政治と経済を背景に、公立学校と国立学校が全国規模で整備されている。2003年の推計によれば、15歳以上の国民の識字率は81.2%である[3]

[編集] 文化

[編集] 世界遺産

ボツワナ国内には、ユネスコ世界遺産リストに登録された文化遺産が1件ある。詳細は、ボツワナの世界遺産を参照。

[編集] 祝祭日

日付 日本語表記 現地語表記 備考
1月1日-2日 元日
移動祝日 聖金曜日 3月 - 4月
移動祝日 復活祭後月曜日 3月 - 4月
5月1日 メーデー
移動祝日 主の昇天 復活祭の40日後
7月1日 サー・セレツェ・カーマの日 初代大統領の誕生日
7月第3月曜日 大統領の日
大統領の日の翌日 国民の休日 大統領の日とその翌日が休日となる
9月30日 独立記念日
10月1日 国民の休日 独立記念日とその翌日が休日となる
12月25日 クリスマス
12月26日 ボクシングデー
祝日が日曜の場合は翌日が振替休日となる

[編集] 著名な出身者

[編集] 脚注

  1. ^ a b c d IMF Data and Statistics 2009年7月18日閲覧([1]
  2. ^ 厳密にはナミビア・ジンバブエ両国と接する地点ではザンビアとも国境点で接している
  3. ^ https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/geos/bc.html 2009年4月2日閲覧

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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